お子さんの将来を考え、B型施設を探している保護者の方へ
障害のあるお子さんに合った選択をするために、まず知っておきたい基本ガイド
初めての方は、基礎知識と不安解消をセットで押さえると安心です。
まず読むべき基礎知識5記事
施設選びでつまずきやすいポイント5記事
精神障害のある方の中には、応募書類の配慮事項をどう書けばいいか分からない、企業が納得する書き方を知りたい、参考になる例文がほしいと、こうした切実な悩みを抱えている方は少なくありません。 配慮事項の書き方は採用の成否に大きく影響するため、適切な書き方と具体的な例文で企業の理解を得ながら必要な配慮を伝えることが可能です。 ここでは、配慮事項の書き方の基本、企業が納得するポイント、症状別の例文、応募書類への記載、面接での補足、入社後の対応、利用できる支援について解説していきます。
配慮事項の書き方の基本
配慮事項は、合理的配慮の依頼として応募書類に記載します。
履歴書、職務経歴書、自分のトリセツなどに記載できます。
主な目的は、自分が業務遂行できる環境を、企業に理解してもらうことです。
過度な要求は、不採用の理由となる可能性があります。
必要最小限の配慮を、明確に伝えます。
業務遂行への影響、配慮の理由を、論理的に説明します。
医学的な根拠(主治医の意見書など)を、併用します。
企業の負担にならない範囲で、現実的な配慮を依頼します。
A4用紙の半分から1枚程度に、まとめます。
企業が納得するポイント1 簡潔さ
企業が納得するポイントを、見ていきましょう。
簡潔さが、最も大切です。
長すぎる説明は、読まれません。
要点を絞って、簡潔に書きます。
企業が納得するポイント2 具体性
具体性も、重要です。
抽象的な表現ではなく、具体的な配慮内容を書きます。
体調に配慮してほしいではなく、月1回の通院のための半休が必要、と具体的に書きます。
企業が納得するポイント3 業務との関連
業務との関連を、明確にします。
なぜその配慮が必要かを、業務遂行の観点から説明します。
業務上の制約を避けるための配慮として、論理的に伝えます。
企業が納得するポイント4 ポジティブな表現
ポジティブな表現を、心がけます。
困難、辛い、できないなどの表現を、最小限にします。
配慮があれば業務を確実に遂行できる、長期勤続できるなど、ポジティブに変換します。
企業が納得するポイント5 主治医の意見書
主治医の意見書を、根拠として活用します。
医学的な根拠が、配慮の必要性に説得力を与えます。
意見書を提出することで、企業の理解が進みます。
企業が納得するポイント6 強みも伝える
強みも合わせて伝えます。
配慮の依頼だけでなく、自分の強み、貢献できる内容も同時に伝えます。
配慮が必要ですが、業務でこういう貢献ができますという構造で、書きます。
企業が納得するポイント7 過度な要求を避ける
過度な要求を避けることも、大切です。
業務に必要な配慮に、限定します。
優先順位を、自分の中で明確にします。
症状別の例文1 うつ病
症状別の例文を、見ていきましょう。
うつ病の場合の例文です。
合理的配慮として、以下の依頼をお願いしたいです。
1.月1回の通院のための半休 主治医との定期通院が、症状管理に不可欠です。 通院日は、半休、または時間単位有給での対応を希望します。
2.業務量の適正化 過剰な業務量、頻繁な残業は、症状再発のリスクとなります。 通常の業務量、規則的な勤務時間で働けることを希望します。
3.早期の相談体制 体調に変化を感じた際、上司、または産業医に早期に相談できる体制があると、安心して業務に取り組めます。
これらの配慮があれば、過去の経験を活かして、長期的に貢献できると考えています。
主治医からの意見書も、参考にしていただければ幸いです。
症状別の例文2 双極性障害
双極性障害の場合の例文です。
合理的配慮として、以下の依頼をお願いしたいです。
1.月1回の通院のための半休 主治医との定期通院、服薬調整に不可欠です。
2.規則的な勤務時間 深夜勤務、長時間労働は、症状の波を大きくします。 規則的な勤務時間での就労を希望します。
3.症状の波への理解 気分の波が、定期的に起こる可能性があります。 症状が落ち着いている時は、業務遂行に支障ありません。 波が大きい時は、業務量の調整を相談させていただきたいです。
主治医、産業医との連携で、長期的に貢献できると考えています。
症状別の例文3 ASD(自閉症スペクトラム障害)
ASDの場合の例文です。
合理的配慮として、以下の依頼をお願いしたいです。
1.業務指示の書面化 業務指示を、メール、チャット、書面でいただけると、確実に業務を遂行できます。 口頭の指示よりも、書面の方が理解しやすい特性があります。 簡単な箇条書きでも、十分に助かります。
2.業務範囲の明確化 業務範囲、期限、優先順位を、明確にしていただけると、確実に業務を進められます。 適宜判断などの曖昧な指示が、苦手な傾向があります。
3.急な業務変更の事前共有 業務手順の急な変更は、対応に時間がかかることがあります。 変更の事前共有、理由の説明をいただけると、対応しやすくなります。
緻密性、正確性、ルーティンワークでの集中力など、ASDの特性を強みとして活かせる業務で、貢献できると考えています。
症状別の例文4 ADHD
ADHDの場合の例文です。
合理的配慮として、以下の依頼をお願いしたいです。
1.業務指示の書面化 業務指示を、メール、チャット、書面でいただけると、後から確認でき、ミスを防げます。 口頭で複数の指示を受けると、優先順位が分からなくなることがあります。
2.業務量の調整 過度に多忙な業務量では、優先順位の混乱が起きやすいです。 通常の業務量で、確実に業務を遂行できます。
3.集中できる業務環境 刺激の少ない静かなデスク、ノイズキャンセリングヘッドホンの使用許可などがあれば、集中して業務に取り組めます。
新しいアイデアの提案、柔軟な発想など、ADHDの特性を強みとして活かせる業務で、貢献できると考えています。
症状別の例文5 パニック障害
パニック障害の場合の例文です。
合理的配慮として、以下の依頼をお願いしたいです。
1.月1回の通院のための半休 主治医との定期通院、服薬管理に不可欠です。
2.通勤手段への配慮 電車での通勤は、発作の引き金となる可能性があります。 自動車通勤、または自宅から徒歩・自転車で通勤可能な勤務地、リモートワークなどの選択肢があれば、安心して業務に取り組めます。
3.発作時の対応 万が一、業務中に発作が起きた場合、休憩室で休むことができる体制があると安心です。 発作は通常、数分から数十分で収まります。
これらの配慮があれば、業務遂行に支障ありません。
症状別の例文6 適応障害
適応障害の場合の例文です。
合理的配慮として、以下の依頼をお願いしたいです。
1.月1回の通院のための半休 主治医との定期通院が、症状管理に必要です。
2.職場環境への配慮 過去に、業務量の過多、人間関係のストレスで症状が悪化した経験があります。 適切な業務量、良好な人間関係の職場で、長期的に貢献したいと考えています。
3.早期の相談体制 業務上の悩みを、早期に相談できる体制(産業医、人事面談など)があると、安心して業務に取り組めます。
主治医からの意見書も、参考にしていただければ幸いです。
症状別の例文7 不安障害
不安障害の場合の例文です。
合理的配慮として、以下の依頼をお願いしたいです。
1.月1回の通院のための半休 主治医との定期通院、服薬管理に必要です。
2.業務指示の明確化 業務範囲、期限、優先順位を、明確にしていただけると、不安が軽減されます。 曖昧な指示は、過度な不安につながることがあります。
3.早期のフィードバック 業務の進捗、品質について、定期的なフィードバックがあると、安心して業務に取り組めます。
これらの配慮があれば、業務に集中して貢献できると考えています。
症状別の例文8 統合失調症
統合失調症の場合の例文です。
合理的配慮として、以下の依頼をお願いしたいです。
1.月1回の通院のための半休 主治医との定期通院、服薬管理に不可欠です。 服薬の継続が、症状の安定に必要です。
2.規則的な勤務時間 不規則な勤務、深夜勤務は、症状管理を難しくします。 規則的な日勤勤務を希望します。
3.静かな業務環境 過度な刺激、騒音は、症状の悪化につながることがあります。 落ち着いた業務環境で、業務に取り組めます。
長期的に主治医、産業医と連携して、安定した業務遂行を目指します。
応募書類への記載1 履歴書
応募書類への記載を、見ていきましょう。
履歴書の本人希望欄に、簡潔に記載します。
詳細は、別紙、または面接で説明する旨を、書きます。
例:精神障害(うつ病)があります。月1回の通院のための半休、業務指示の書面化などの配慮を希望します。詳細は別紙、または面接で説明させていただきます。
応募書類への記載2 職務経歴書
職務経歴書の最後に、配慮事項の項目を設けて記載します。
履歴書より、詳しく書けます。
A4用紙の半分から1枚程度に、まとめます。
応募書類への記載3 自分のトリセツ
自分のトリセツに、配慮事項を詳しく記載します。
A4用紙1枚から3枚程度に、まとめます。
別紙として、応募書類に添付します。
応募書類への記載4 主治医の意見書
主治医の意見書も、添付します。
医学的な根拠として、説得力が増します。
応募書類への記載5 エージェント経由
エージェント経由の応募の場合、推薦文にも配慮事項が記載されます。
担当者と相談しながら、適切な内容を伝えます。
面接での補足1 簡潔な説明
面接での補足を、整理しておきましょう。
簡潔な説明が、最も重要です。
応募書類に書いた内容を、口頭で簡潔に説明します。
1分から2分以内に、まとめます。
面接での補足2 業務との関連
業務との関連を、明確に伝えます。
なぜその配慮が必要かを、業務遂行の観点から説明します。
面接での補足3 主治医の意見書
主治医の意見書を、面接時に提示します。
医学的な根拠を、第三者の視点で示せます。
面接での補足4 強みの強調
強みも合わせて伝えます。
配慮の話だけでなく、自分の強み、貢献できる内容も同時に伝えます。
面接での補足5 質問への対応
質問への対応も、準備します。
配慮事項について、面接官から質問される可能性があります。
業務上の制約、過去の経験、緊急時の対応など、率直に答えます。
入社後の対応1 共有
入社後の対応を、考えていきましょう。
配慮事項の共有が、最初のステップです。
直属の上司、人事、産業医に、改めて伝えます。
書面、メールで、配慮事項を残します。
入社後の対応2 定期的な見直し
定期的な見直しも、大切です。
状況の変化に応じて、必要な配慮も変わります。
定期面談で、配慮内容を見直します。
入社後の対応3 主治医との連携
主治医との連携を、続けます。
体調の変化、業務との両立を、主治医と共有します。
最新の意見書を、必要に応じて取得します。
入社後の対応4 早期の相談
早期の相談を、習慣にします。
配慮の見直し、追加の必要性を、率直に上司、人事、産業医に相談します。
入社後の対応5 サポート機関の活用
サポート機関の活用を、続けます。
主治医、ナカポツ、地域障害者職業センター、ジョブコーチなどです。
外部のサポートが、長期勤続の基盤です。
利用できる支援機関
主治医、カウンセラーは、最も重要な相談相手です。 配慮事項の医学的根拠について、相談できます。
精神保健福祉センターでは、無料で心の相談を受けられます。
地域障害者職業センターでは、職業評価や職業準備支援、ジョブコーチ支援を受けられます。
就労移行支援事業所(LITALICOワークス、ココルポート、ウェルビー、atGPジョブトレなど)では、配慮事項の書き方の指導が受けられます。
障害者就業生活支援センター(ナカポツ)は、就労と生活の両面で長期的な支援を提供します。
複数の障害者専門エージェントへの登録が、効果的です。 DODAチャレンジ、アットジーピー、エージェントサーナ、ランスタッドチャレンジド、LITALICOキャリアなどです。 書類添削、面接対策で、配慮事項の書き方を指導してもらえます。
ハローワークの専門援助部門は、無料の就労相談窓口です。
産業医、産業カウンセラーは、入社後の社内サポートです。
社会保険労務士は、雇用契約や合理的配慮の専門家です。
法テラスは、無料の法律相談ができる公的機関です。
労働局は、合理的配慮に関する相談窓口です。
オンラインの自助グループ、当事者コミュニティへの参加も、心の支えになります。 配慮事項の書き方の経験を持つ仲間からの情報も、貴重です。
家族や信頼できる人にも、相談します。
24時間対応の電話相談窓口も、頼れる存在です。 よりそいホットライン0120-279-338、いのちの電話、いのちSOS 0120-061-338などが、無料で利用できます。
これらの支援機関を活用しながら、企業が納得する配慮事項を書いて転職を成功させていきましょう。
まとめ
配慮事項は合理的配慮の依頼として応募書類に記載するもので、過度な要求は不採用の理由となるため、必要最小限の配慮を業務遂行への影響と理由とともに論理的に説明することが大切です。
企業が納得するポイントは、簡潔さ、具体性、業務との関連、ポジティブな表現、主治医の意見書の活用、強みも伝える、過度な要求を避けるの7つです。症状別の例文(うつ病、双極性障害、ASD、ADHD、パニック障害、適応障害、不安障害、統合失調症)を参考に自分の状況に合わせてアレンジし、応募書類への記載(履歴書、職務経歴書、自分のトリセツ、主治医の意見書、エージェント経由の推薦文)、面接での補足(簡潔な説明、業務との関連、主治医の意見書、強みの強調、質問への対応)、入社後の対応(共有、定期的な見直し、主治医との連携、早期の相談、サポート機関の活用)を意識しながら、主治医、就労移行支援事業所、ナカポツ、エージェント、産業医、自助グループなどを活用して企業が納得する配慮事項を書いて転職を成功させていきましょう。
