履歴書で前職のクローズ就労を隠さず伝える判断

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「前職はクローズで働いていた」

「障害があったけれど、職場には伝えていなかった」

「次の職場ではオープンで応募したいが、前職をどう書けばいいか」

「クローズで働いていた事実を、伝えるべきか」

と悩む方は少なくありません。

クローズからオープンへの切り替えは、転職活動の中でよくある状況ですが、履歴書、面接での伝え方に迷う方が多いものです。

事実をどこまで伝えるか、何を伏せるかは、自分の判断で決めることができます。

本記事では、判断の基準、履歴書での書き方、面接での対応について整理します。

基本的な考え方

最初に、基本的な考え方を整理します。

履歴書に、クローズで働いていた事実を明記する義務はありません。

「前職はクローズでした」と書く必要はなく、職歴として勤務先、業務内容、勤続期間を書けば十分です。

ただし、嘘をつくことは避けます。

「前職でも障害をオープンにしていた」と虚偽を伝えるのは、後の発覚でトラブルになります。

事実を、どこまで伝えるかは、本人の判断です。

オープン就労を希望する応募先には、自分の障害特性、必要な配慮、現在の症状などを、率直に伝える必要があります。

ただし、前職での就労形態、いわゆるクローズかオープンかについては、必ずしも伝える必要はありません。

聞かれた場合に、どう答えるかを事前に準備しておきます。

「前職ではクローズで働いていました。

合理的配慮を受けたかったので、次はオープンで挑戦したいです」と、率直に答えることもできます。

または、「前職では、障害について職場と相談する機会がありませんでした。

次の職場では、最初からオープンにしたいです」と、伝えることもできます。

詳細を語る必要はありません。

簡潔に、必要な範囲で伝えます。

履歴書での書き方

履歴書での書き方を整理します。

職歴欄では、勤務先、勤続期間、業務内容を書きます。

「○○年○月から○○年○月、株式会社○○、一般事務として勤務」と、客観的な事実を書きます。

クローズで働いていた事実は、職歴欄には書きません。

「前職はクローズ」「障害を伏せて働いていた」などの記載は、不要です。

退職理由を、簡潔に伝えます。

「自己都合により退職」「健康上の理由により退職」「キャリアアップのため退職」など、シンプルな表現が一般的です。

オープン就労を希望する旨を、自己PR欄、または特記事項欄に書きます。

「障害をオープンにし、合理的配慮を受けながら、長期的に貢献したいです」と、伝えます。

合理的配慮の希望も、明確に書きます。

「業務量の調整」「勤務時間の柔軟性」「通院のための休暇」など、具体的な配慮を伝えます。

職務経歴書では、業務での実績、貢献を具体的に書きます。

「データ入力業務、月平均500件処理」「経理事務、月次決算補助、固定資産管理」など、業務での経験を、具体的に示します。

ブランク期間がある場合は、別途記載します。

「健康上の理由による療養期間」「自己研鑽期間」など、シンプルな表現を選びます。

面接での対応

面接で前職について聞かれた時の対応を整理します。

「前職ではクローズで働いていました」と、率直に答える選択があります。

メリットとして、誠実さが伝わる、現在のオープン就労への切り替えの理由を明確に伝えられる、自己理解の深化を示せるなどがあります。

伝え方の例として、「前職では、障害を職場に伝えずに働いていました。

合理的配慮を受けられず、限界を感じたため、次の職場ではオープンにして挑戦したいです」と、率直に伝えます。

または、「前職では、障害について職場と相談する機会を持てませんでした。

次の職場では、最初から相談しながら働きたいです」と、伝えます。

特に詳細を語る必要はありません。

簡潔に伝えます。

「クローズで働いていた」と明示しない選択もあります。

メリットとして、過去の事情に踏み込まれない、プライバシーが守られるなどがあります。

ただし、嘘をつくことは避けます。

「前職でも障害をオープンにしていた」と答えるのは、後の発覚でトラブルになります。

「前職での障害の扱いについては、お話する必要はありませんでしたが、次の職場ではオープンにしたいと考えています」と、抽象的に伝えることもできます。

詳細を聞かれた場合、簡潔に答えます。

「前職では、合理的配慮を受けられない環境で、限界を感じました」と、現在の選択につながる理由として伝えます。

過度に謝罪しないようにします。

「クローズで働いていたことを申し訳なく思います」など、過剰な謝罪は逆効果です。

誠実に、前向きに伝えます。

伝えるかどうかの判断基準

クローズで働いていた事実を伝えるかどうかの判断基準を整理します。

自分の選択を、誠実に伝えたい場合は、率直に伝えます。

「前職はクローズで、限界を感じた」「次はオープンで挑戦したい」というストーリーは、自己理解の深化、長期就労への意欲を伝える機会となります。

過去のプライバシーを守りたい場合は、伝えない選択もあります。

「前職での障害の扱いについては、特に語る必要はありません」と、抽象的に伝えることができます。

オープン就労を希望する企業の文化、雰囲気を考えて、判断します。

オープンな企業文化の企業では、率直に伝える方が、共感を得やすいことが多いものです。

伝統的な企業文化の企業では、抽象的に伝える方が、無難な場合もあります。

面接官との対話の流れも、判断材料です。

「前職での状況を詳しく教えてください」と質問された場合、ある程度の説明が必要です。

「特に詳細を語る必要はないと考えています」と、丁寧に断ることもできます。

エージェントと相談しながら、自分に合う伝え方を見つけます。

dodaチャレンジ、アットジーピー、サーナ、ランスタッドチャレンジド、LITALICOワークス、Manaby Worksなどの障害者専門エージェントは、こうした判断の相談に乗ってくれます。

クローズで働いていた理由を伝える

クローズで働いていた理由を、必要に応じて伝える方法を整理します。

最初の就職時には、症状が安定しておらず、開示するか迷っていた。

学生時代に手帳を持っていなかった、または手帳取得が遅かった。

過去の経験から、開示への不安があった。

職場の文化、雰囲気から、開示しにくい状況だった。

家族から、開示しないよう勧められていた。

経済的な事情で、急いで就職する必要があった。

これらは、決して特殊な理由ではありません。

多くの方が、似たような状況で、クローズで働き始めています。

「当時の自分は、その選択をしたが、現在は別の選択をする」というストーリーで、伝えます。

過去を否定するのではなく、過去の自分を尊重しながら、現在の選択を語ります。

退職理由をどう伝えるか

クローズで働いていた職場の退職理由を、どう伝えるかを整理します。

率直に伝える例として、「合理的配慮を受けたかったが、クローズで働いていたため、難しかった」「症状が悪化し、業務継続が困難になった」「より自分に合う環境を求めて、退職を決めました」などがあります。

抽象的に伝える例として、「健康上の理由による退職」「自分のキャリアの再構築のため」「より長期的に貢献できる環境を求めて」などがあります。

ハラスメント、過重労働などがあった場合、適度に触れることもできます。

「業務量が、自分の処理能力を超えていた」「職場の人間関係に難しさを感じた」など、抽象的に伝えます。

具体的な事例、感情的な表現は、避けます。

「上司から、こんな言葉を浴びせられた」「同僚に、こんな扱いを受けた」などは、面接の場では、慎重に判断します。

前職を悪く言うことは、避けます。

「前職が悪い」「上司が酷かった」と語ることは、自分の評価を下げます。

「経験を経て、自分に合う環境を見つけたい」「次の職場では、長期的に貢献したい」と、未来志向で語ります。

現在の状況を、明確に伝える

現在の状況を、明確に伝えることが大切です。

主治医のもとで、症状管理を続けていることを、伝えます。

「定期的に通院し、薬の服用を続けています」「症状は、現在安定しています」と、伝えます。

合理的配慮の希望を、具体的に伝えます。

「業務量の調整があれば、業務遂行できます」「通院のための月1回の休暇を希望します」「リモートワーク、フレックスタイム制があれば、業務効率が高まります」など、具体的に伝えます。

自己理解の深化を、強調します。

「前職での経験から、自分に必要な配慮が明確になりました」「自分の特性、強み、苦手が、よく分かるようになりました」と、伝えます。

長期就労への強い意欲を、明確に伝えます。

「腰を据えて長期的に貢献したい」「合理的配慮をいただきながら、業務に専念したい」と、伝えます。

主治医、ジョブコーチ、エージェントなど、専門家のサポートを受けていることも、伝えます。

「主治医と継続的に相談しています」「ジョブコーチの支援を受ける予定です」と、安定した支援体制を示します。

エージェント、支援機関の活用

エージェント、支援機関を活用して、伝え方を相談する方法を整理します。

障害者専門の転職エージェントは、こうした判断のサポートをしてくれます。

dodaチャレンジ、アットジーピー、サーナ、ランスタッドチャレンジド、LITALICOワークス、Manaby Worksなどです。

「前職はクローズだったが、次はオープンで挑戦したい」と、率直に伝えます。

エージェントは、応募先企業の文化、雰囲気を踏まえて、最適な伝え方をアドバイスしてくれます。

履歴書、職務経歴書の添削も、エージェントに依頼できます。

模擬面接も、活用します。

クローズの前職について質問された時の答え方を、練習できます。

ジョブコーチ、就労移行支援事業所のキャリア相談員、ハローワークの障害者専門窓口の担当者などにも、相談できます。

複数の専門家の意見を聞くことで、より客観的な判断ができます。

オープン就労の企業選び

オープン就労の企業選びを整理します。

合理的配慮の体制が整っている企業を、優先的に検討します。

過去の障害者雇用の実績、合理的配慮の具体例、定着率、ジョブコーチの体制、産業医、保健師の体制などを、確認します。

口コミサイト、エージェント、職場見学などで、企業の実態を確認します。

OpenWork、Lighthouse、転職会議などで、社員の声を調べます。

特例子会社は、合理的配慮の体制が整っていることが多いものです。

長期就労を前提とした採用、ジョブコーチの配置、合理的配慮の実績などがあります。

大手企業の障害者雇用枠も、選択肢です。

特に大手金融機関、大手メーカー、大手通信会社などは、合理的配慮の体制が整っています。

中堅企業、スタートアップは、企業によって体制が異なります。

慎重に判断します。

健康経営優良法人、ホワイト企業大賞、女性活躍推進企業などの認定を受けている企業は、健康管理体制が充実していることが多いものです。

面接で、具体的な質問をします。

「合理的配慮の具体例を教えてください」「過去の障害者雇用の方は、どんな配慮を受けていますか」「定着率はどの程度ですか」と、具体的に質問します。

トライアル雇用制度を、活用します。

3か月間の試行雇用で、実際の業務、合理的配慮の実態を体験できます。

書面での合意を求めます。

雇用条件通知書に、業務内容、合理的配慮、勤務時間、給与などを明記してもらいます。

心のケアも大切に

クローズからオープンへの切り替えは、心に大きな負担となります。

主治医、カウンセラーへの相談を続けます。

「過去の選択を後悔している」「クローズで働いてきた自分を責めている」など、率直に話します。

家族、信頼できる人との対話も、心の支えとなります。

当事者会、ピアサポートグループへの参加も、有効です。

同じような経験を持つ仲間との交流が、自分の選択を肯定する材料となります。

自分を責めないことが、最も大切です。

「クローズで働いていた自分」を、否定しないでください。

その時のあなたが、その時の最善を選んだのです。

「次はオープンで挑戦する」という前向きな選択を、自分を成長させた経験として、受け止めます。

完璧な選択を求めないようにします。

人生に完璧な選択はありません。

その時の状況、自分の体調、利用できる情報の中で、最善を選んでいくしかありません。

長期的な視点で、自分の人生を考えていきます。

3年、5年、10年というスパンで、自分の幸せ、自分の生き方を考えます。

注意点

クローズからオープンへの切り替えの注意点を整理します。

嘘は、絶対に避けます。

「前職でもオープンだった」と虚偽を伝えるのは、後の発覚でトラブルになります。

事実に基づいた範囲で、伝え方を工夫します。

過度な開示は、必ずしも好印象にはなりません。

「症状の詳細」「過去の入院歴」「家族の事情」など、過度な詳細は、面接の場では適切ではない場合があります。

業務との関連で、必要な範囲で伝えます。

応募先企業の文化、雰囲気を、慎重に判断します。

すべての企業が、クローズからオープンへの切り替えに、理解があるとは限りません。

エージェント、口コミ、面接での対話などで、企業の姿勢を確認します。

書面での合意を、必ず求めます。

「合理的配慮を提供する」「業務量を調整する」など、口頭の約束だけでなく、書面で合意します。

入社後に、合意と異なる対応があれば、書面が自分を守ります。

主治医の意見書を、活用します。

「就労可能」「業務遂行に支障はない」「こんな配慮があれば長期就労できる」という意見を、文書で示します。

体調管理を、最優先にします。

転職活動中、入社後、無理を重ねないことが、長期就労の基盤です。

まとめ

履歴書で前職のクローズ就労を伝えるかどうかは、本人の判断です。

履歴書には、職歴として勤務先、業務内容、勤続期間を書き、クローズの事実は明記する必要はありません。

ただし、嘘はつかず、聞かれた場合の答え方を事前に準備します。

面接では、率直に伝える、抽象的に伝える、特に語らないなど、複数の選択肢があります。

率直に伝える場合、「前職はクローズだったが、限界を感じたため、次はオープンで挑戦したい」という、自己理解と長期就労への意欲を示すストーリーで伝えます。

退職理由は、健康上の理由、自己研鑽、キャリアの再構築など、シンプルな表現を選びます。

前職を悪く言わず、未来志向で語ります。

現在の状況として、主治医での症状管理、合理的配慮の希望、自己理解の深化、長期就労への意欲、専門家のサポートなどを、明確に伝えます。

dodaチャレンジ、アットジーピー、サーナ、ランスタッドチャレンジド、LITALICOワークス、Manaby Worksなどの障害者専門エージェント、ジョブコーチ、就労移行支援事業所、ハローワークなどに相談しながら、自分に合う伝え方を見つけます。

オープン就労の企業選びでは、合理的配慮の体制、過去の実績、口コミ、職場見学、トライアル雇用、書面での合意などを、丁寧に確認します。

主治医、カウンセラー、家族、当事者会などのサポートで、心のケアも続けます。

自分を責めず、過去の選択を尊重し、現在の選択を前向きに語ります。

法テラスを利用すれば、収入が一定以下の方は無料法律相談を受けられます。

明るい未来は、必ずあなたの前に開かれています。

いろとりどり編集部

この記事の監修・運営

就労継続支援B型 いろとりどり編集部

当メディアは、障がいを持つライターたちが自ら発信する、障がい者のための転職・就労支援情報メディアです。現役の就労継続支援B型事業所「いろとりどり」が福祉の現場視点から、信頼できる正確な就労ノウハウやリアルな体験談をお届けしています。

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