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体調管理が必要な障害者の方の中には、勤務中に横になって休める職場で働きたい、慢性疲労や持病で休憩中に体を休める必要がある、こうした条件で職場を選びたいと考えている方は少なくありません。 横になれる休憩室がある職場は、体調の波がある障害者にとって、長く働き続けるための重要な要素です。 ここでは、横になれる休憩室の重要性、ある職場の特徴、確認方法、応募時の伝え方、利用できる支援について解説していきます。
横になれる休憩室の重要性
横になれる休憩室は、体調管理が必要な障害者にとって重要な設備です。
慢性疲労、めまい、頭痛、自律神経の乱れなどがある方は、短時間でも横になることで症状が和らぎます。
精神障害のある方も、過呼吸、パニック発作、強い疲労感などの際に、横になれる場所があると安心です。
身体障害、難病のある方は、体力の温存のために定期的に横になる必要があることもあります。
服薬による眠気、副作用の対処にも、横になれる環境が役立ちます。
短時間の仮眠で、午後の業務に集中できるようになることもあります。
横になれる環境がない職場では、症状が悪化したときの逃げ場がありません。 無理を続けて、再休職や離職につながることもあります。
横になれる休憩室がある職場の特徴
横になれる休憩室がある職場の特徴を、見ていきましょう。
大企業に、設置されていることが多いものです。 従業員数が多い企業では、健康管理室、医務室、休養室などが整備されています。
特例子会社にも、よく設置されています。 障害者社員の体調管理を重視する企業文化があります。
医療、福祉系の企業も、設置率が高い傾向にあります。 業界として、健康への配慮が当たり前の環境です。
健康経営優良法人認定を受けている企業は、社員の健康を重視しています。 休養室の設置などの取り組みが、評価されている企業です。
労働組合がある企業も、福利厚生として設置している場合があります。
最近は、女性活躍推進、ダイバーシティ&インクルージョンの一環として、休養室を設置する企業が増えています。
ただし、すべての企業に設置されているわけではありません。 中小企業、ベンチャー企業では、設置率が低い傾向があります。
業界別の傾向
業界別の傾向を、見ていきましょう。
製造業の大手では、健康管理室、医務室が設置されていることが多いものです。 工場での労災対応の観点からも、医療設備が整っています。
金融、保険業の大手も、健康管理に力を入れています。 本社、支店に、休養スペースがあることが多いものです。
IT業界では、企業によって大きく異なります。 大手IT企業では充実している一方、スタートアップでは設置がないこともあります。
医療、福祉業界では、当然のように設置されています。
教育、研究機関では、保健室、医務室が設置されています。
公務員、自治体関連も、休養設備が整っています。
外食、小売、サービス業では、設置率が低い傾向があります。
業界全体の特徴を踏まえて、応募先を選ぶことが大切です。
確認方法
横になれる休憩室の有無を、どう確認するかを見ていきましょう。
企業のホームページで、福利厚生の項目を確認します。 健康管理室、医務室、休養室、リフレッシュルームなどの記載がないかを見ます。
CSR報告書、サステナビリティレポートにも、職場環境の情報が記載されていることがあります。
口コミサイトで、実際の社員の声を確認します。 転職会議、OpenWork、ライトハウスなどで、職場環境の口コミを見ます。
転職エージェントに、確認を依頼します。 障害者専門のエージェントは、企業の職場環境に詳しいため、率直に質問できます。
面接で、直接質問します。 体調管理のため、業務中に横になれる休憩室があると助かりますが、貴社にはございますかなど、丁寧に聞きます。
職場見学を、依頼します。 実際に施設を見せてもらうことで、確実に確認できます。
入社前に、書面で確認することもおすすめです。 雇用契約書、配慮事項書に、利用できる施設を明記してもらいます。
横になれる代替手段
横になれる休憩室がない場合の代替手段も、知っておきましょう。
会議室、空き部屋を、一時的に利用させてもらう方法があります。 事前に上司、人事と相談して、ルールを決めておきます。
医務室、保健室がない場合、近くの医療機関を確認しておきます。 体調が悪化したときに、すぐに受診できる場所を把握しておきます。
通勤途中、休憩時間に、外出して休む選択もあります。 近くのカフェ、公園、休憩スペースなどです。
リクライニングできる椅子の購入を、相談する選択もあります。 完全に横になれなくても、深くリクライニングして休める椅子があると助かります。
リモートワーク可能な企業では、自宅で休めます。 体調が悪い日は在宅勤務にすることで、横になれる環境を確保できます。
時短勤務、フレックスタイムの活用も、検討します。 体調が良い時間帯に集中して働くことで、休む必要性を減らせます。
応募時の伝え方
応募時の伝え方を、見ていきましょう。
合理的配慮として、横になれる環境を依頼します。 体調管理のため、業務中に短時間横になれる環境があると助かりますなど、率直に伝えます。
理由を、簡潔に説明します。 慢性疲労、めまい、自律神経の乱れなど、医学的な理由を伝えます。
主治医からの意見書を、添えます。 医学的な根拠を示すことで、配慮の必要性が理解されます。
横になる時間の頻度、長さを、具体的に伝えます。 1日1回、15分から30分程度など、具体的に示します。
業務への影響を、最小限にする工夫も、伝えます。 昼休みや休憩時間中に休む、業務への支障を出さないなどです。
横になる場所がない場合の代替案も、相談します。 会議室の利用、リクライニング椅子の活用などです。
入社後の工夫
入社後の工夫も、大切です。
休む場所、時間を、上司や人事と確認します。 入社時に、使える施設、ルールを明確にしておきます。
定期的に休む習慣を、作ります。 体調が悪くなる前に、予防的に休むことが大切です。
同僚への説明は、最小限にします。 詳しい説明をしなくても、体調管理のためという程度で十分です。
産業医、人事担当者との定期面談を、活用します。 休憩のルール、必要な配慮の見直しを、定期的に行います。
体調が悪い日は、無理せず休みます。 有給休暇、半休を活用することも、選択肢です。
利用できる支援機関
横になれる休憩室がある職場を探す方が利用できる支援機関を紹介します。
障害者専門の転職エージェントは、企業の職場環境に詳しい専門家です。 DODAチャレンジ、アットジーピー、エージェントサーナ、ランスタッドチャレンジド、LITALICOキャリアなどに登録できます。
ハローワークの専門援助部門は、無料の就労相談窓口です。
地域障害者職業センターでは、職業評価や職業準備支援を受けられます。
就労移行支援事業所では、就労に向けたスキル習得と就職活動のサポートが受けられます。
主治医、カウンセラーには、職場での体調管理について相談できます。
産業医、産業カウンセラーは、社内の相談窓口として活用できます。
精神保健福祉センターでは、無料で心の相談を受けられます。
自助グループ、当事者団体への参加も、有益です。 休養室を活用している先輩の体験談を、聞けることがあります。
家族や信頼できる人にも、相談します。
社会保険労務士は、雇用契約や労働条件の専門家です。
24時間対応の電話相談窓口も、頼れる存在です。 よりそいホットライン0120-279-338、いのちの電話、いのちSOS 0120-061-338などが、無料で利用できます。
これらの支援機関を活用しながら、自分に合った職場環境を見つけていきましょう。
まとめ
横になれる休憩室は、慢性疲労、めまい、過呼吸、服薬による眠気などの症状に対応できる重要な設備で、大企業、特例子会社、医療福祉系、健康経営優良法人認定企業などに設置されていることが多くあります。 確認方法として、企業のホームページの福利厚生欄、CSR報告書、口コミサイト、転職エージェントへの質問、面接での直接質問、職場見学などを組み合わせて活用します。 ない場合の代替手段として、会議室の一時利用、リクライニング椅子の活用、リモートワーク、時短勤務、フレックスタイムなどがあり、応募時には主治医の意見書を添えて合理的配慮として依頼します。
入社後は使える施設とルールを明確にし、定期的に休む習慣を作り、産業医や人事担当者との定期面談で配慮を見直しながら、ハローワーク、障害者専門エージェント、就労移行支援事業所などを活用して長く働ける環境を整えていきましょう。
