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生活保護を受給しているのに「国や自治体から給付金が支給されるが生活保護に影響が出るか不安」「どの給付金なら受け取っても保護費に影響しないか正確に知りたい」という方はいらっしゃいませんか。生活保護受給中の給付金の取り扱いは給付金の種類によって異なるため正しく理解しておくことが重要です。本記事では生活保護受給中に各種給付金をもらっても大丈夫かどうかをわかりやすく解説します。
生活保護における収入認定の基本的な考え方
給付金の取り扱いを理解するうえで収入認定の基本的な考え方を正しく把握しておくことが重要です。
生活保護では受給者が金銭を受け取った場合にその金銭が収入として認定されるかどうかによって保護費への影響が決まります。収入として認定された場合はその金額が保護費から差し引かれることになります。
収入として認定されるかどうかは受け取る金銭の性格と目的によって判断されます。生活費の補填に相当するものは収入認定の対象となりやすく特定の目的のための支援として位置づけられているものは収入認定の対象外となることがあります。
給付金の収入認定への影響については給付金の種類ごとに取り扱いが異なるためケースワーカーへの確認が重要です。受け取る前に確認しておくことで思わぬ保護費の減額を防ぐことができます。
収入認定の対象となる主な給付金
収入認定の対象となる主な給付金を理解しておくことが重要です。
特別定額給付金など政府が全国民を対象として支給した現金給付については収入認定の対象として取り扱われたケースがあります。ただし2020年の特別定額給付金については厚生労働省の通知によって収入認定の対象外として取り扱われた経緯があります。
自治体が独自に実施する物価高騰対応給付金については収入認定の対象となるかどうかが給付金の設計によって異なります。
就労収入に相当する給付や生活費の補填を目的とした給付は収入認定の対象となりやすいことを理解しておくことが重要です。
収入認定の対象外となる主な給付金
収入認定の対象外となる主な給付金を理解しておくことが重要です。
生活保護の特例加算は生活保護の制度内で支給される加算であるため収入認定の対象とはなりません。特例加算は保護費そのものであるため別途収入として認定されることはありません。
災害見舞金や弔慰金など特定の被害や損失への補填として支給される給付金は収入認定の対象外となることが一般的です。
子育て支援のための給付金については収入認定の対象外として取り扱われるものが多くあります。児童扶養手当の一部や子どもへの特定の支援給付については収入認定の対象外として位置づけられていることがあります。
障がい者への特定の支援給付についても収入認定の対象外として取り扱われるものがあります。
物価高騰対応給付金の取り扱い
近年支給されている物価高騰対応給付金の生活保護への影響を理解しておくことが重要です。
政府や自治体が実施している物価高騰対策としての給付金については給付金の設計と根拠法令によって収入認定への影響が異なります。
厚生労働省は個別の給付金について収入認定の対象とするかどうかの取り扱いを通知として発出することがあります。各給付金の収入認定への影響についてはケースワーカーに確認するとともに厚生労働省の通知の内容を確認することが重要です。
給付金を受け取った後にケースワーカーに報告することが義務となっています。報告を怠ることは不正受給のリスクにつながるため受け取った場合は速やかに報告することが重要です。
児童手当と児童扶養手当の取り扱い
児童手当と児童扶養手当の生活保護への影響を理解しておくことが重要です。
児童手当は子どものいる生活保護受給世帯も受給することができますが収入として認定される場合があります。児童手当を受給している場合はその金額が収入認定の対象となって保護費の調整が行われることがあります。
児童扶養手当についてもひとり親世帯の生活保護受給者が受給することができますが収入認定の対象となる場合があります。ただし児童扶養手当の収入認定額の計算においては一定の控除が認められています。
これらの手当を受給している場合はケースワーカーへの申告が義務となっています。
フードバンクや現物支援の取り扱い
フードバンクや地域の支援団体からの現物支援の取り扱いを理解しておくことが重要です。
フードバンクからの食料品の提供などの現物支援は原則として収入認定の対象とはなりません。食料品などの現物は換金できないものであるため収入として認定されないことが一般的です。
商品券やギフトカードなどの換金性が高いものの提供については収入認定の対象となることがある場合があるためケースワーカーへの確認が重要です。
給付金を受け取る前に確認すべき事項
給付金を受け取る前に確認すべき重要な事項があります。
給付金を受け取る前に担当のケースワーカーにその給付金が収入認定の対象となるかどうかを確認することが最も重要な対処法のひとつです。受け取った後に保護費が大幅に減額されるという事態を防ぐために事前の確認が重要です。
給付金の通知が届いた場合はその内容をケースワーカーに伝えて取り扱いについての判断を仰ぐことが重要です。
自治体の窓口や給付金の申請窓口に生活保護を受給していることを伝えて受け取った場合の影響について確認しておくことも有効な準備のひとつです。
給付金を受け取った後の申告義務
給付金を受け取った後の申告義務を正確に理解しておくことが重要です。
生活保護受給中は収入として認定されるかどうかに関わらず給付金を受け取った場合はケースワーカーに速やかに報告することが義務となっています。収入認定の対象外と思われる給付金であっても報告を省略することは避けて正直に申告することが重要です。
報告を怠った場合は後から発覚した際に不正受給として認定されるリスクがあります。収入認定の対象外であっても申告することが重要であることを理解しておくことが重要です。
収入認定の対象となる給付金を受け取った月は保護費が減額されることがあります。減額の内容についてはケースワーカーから説明を受けることが重要です。
収入認定の対象外と認められた主な給付金の過去の事例
過去に収入認定の対象外と認められた主な給付金の事例があります。
2020年の特別定額給付金については厚生労働省が収入認定の対象外として取り扱う旨の通知を発出しました。この通知によって全国民に支給された10万円の給付金が生活保護受給者の保護費に影響しない形で支給されました。
東日本大震災の被災者向けに支給された見舞金や弔慰金についても収入認定の対象外として取り扱われた事例があります。
このような過去の事例はそれぞれの給付金の性格と厚生労働省の通知内容によって判断されたものであり全ての給付金が同様に扱われるわけではないことを理解しておくことが重要です。
まとめ
生活保護受給中に各種給付金を受け取る場合の影響は給付金の種類と性格によって大きく異なります。給付金を受け取る前に担当のケースワーカーに収入認定の対象となるかどうかを確認することが最も重要な対処法のひとつです。収入認定の対象外と思われる場合でも受け取った後は速やかにケースワーカーに報告することが不正受給リスクを防ぐうえで最も重要な原則のひとつです。給付金の取り扱いについて不安がある場合は法テラスや生活保護支援団体への相談も活用しながら正確な情報に基づいた対処を進めていきましょう。
