Instagram広告で成果を出すための戦略！ 費用予算や種類、効果を徹底解説

「Instagram広告って本当に効果はあるの？」と、多くの人が疑問を抱いているのではないでしょうか。

実はInstagram広告は、企業にとって非常に強力なマーケティングツールとなり得ます。

Instagram広告には、他の広告にはない圧倒的なメリットがあるからです。

さらにInstagramは若者を中心に利用者が非常に多いプラットフォームです。

そのため若い世代向けの商品やサービスを宣伝したい企業にとって、最適な広告ツールと言えるでしょう。

本記事ではInstagram広告で成果を出すためのポイントや、費用・予算、種類、効果などを徹底解説します。

Instagram広告をこれから始めたい方、効果をもっと高めたい方にとって必見の内容です。

Instagram広告の費用相場

Instagram広告にかかる費用の相場は、課金方法や広告の種類、商品やサービスによって単価が異なります。

少しずつ運用してみたいという方は、最低1日2〜3000円程度を予算として組んでおくといいでしょう。

企業の場合月10万円〜、個人の場合月数万円程度〜予算を組んでおくと効果も図りやすくなります。

Instagram広告の課金方式は次の4種類があります。

• クリック課金（CPC）
• インプレッション課金（CPM）
• アプリインストール課金（CPI）
• 再生数課金（CPV）

課金方式ごとの特徴をみていきましょう。

クリック課金（CPC）

クリック課金は広告がクリックされるごとに課金される方式で、1クリックにつき40〜100円が相場です。

広告を表示するだけでは課金されないのが特徴で、商品やサービスの購入、問い合わせや資料請求の増加が目的の場合に有効です。

広告をクリックしてくれるユーザーは、一定の購買意欲を持っていると考えられます。

アクティブユーザーにアプローチできるため、費用対効果が高い課金方式です。

インプレッション課金（CPM）

インプレッション課金は、広告が表示された回数によって課金される方式です。

1,000回表示されるごとに課金され、1,000回につき500〜3000円が相場となっています。

単価が低いため、低予算からはじめられるのがメリットです。

企業のブランディングや認知度の向上を図りたい場合におすすめの方法です。

アプリインストール課金（CPI）

アプリインストール課金では、広告に掲載するアプリが広告経由でインストールされたら課金されます。

1インストール100〜250円が相場ですが、インストールされなければ課金はされません。

有料アプリであれば広告費が課金されるごとに、売り上げも発生するのでコストパフォーマンスがいい広告方法です。

再生数課金（CPV）

再生数課金は、広告が1回再生されると4〜10円課金されます。

広告の動画が10秒以上再生、もしくは最後まで再生されたら課金対象になります。

動画を使って、画像やテキストだけでは伝えきれない魅力を伝えられるのがメリットです。

商品やサービスの魅力を感じ、次のアクションへ進みたくなるような動画を作ることが重要です。

Instagram広告を利用する効果

Instagram広告は、1日数百円からと出稿にかかる最低金額が低く、広告費が低予算な場合でも手軽に始められます。

広告予算が自由に設定できたり、目標値から予算の逆算をしたりすることも可能です。

画像や動画を使って視覚的に訴求が出来、目的に合わせて配信方法を変えられます。

細かくターゲティングができるので、狙ったユーザーへアピールしやすく、アカウント運用と比べ、成果を短期間で出しやすいこともメリットです。

Instagram広告の注意点

手軽に出稿できるInstagram広告ですが、予算をあまりに低く設定し過ぎるとリーチが少なくなってしまったり、広告の効果が計測できなかったりします。

一定レベル以上の予算を組んでおくことをおすすめします。

広告に使うクリエイティブの質が高くなければ、目標達成が難しい場合があり、クリエイティブ作成には一定のスキルが必要です。

また広告ポリシーに違反すると出稿できない場合があるので注意しましょう。

Instagram広告の出稿方法

Instagram広告の出稿方法は数種類ありますが、「Instagramアプリから出稿する方法」と「パソコンから出稿する方法」を紹介します。

次にパソコンを使ってInstagram広告を出稿する方法を紹介します。

Instagram広告の種類

Instagram広告には次の6種類があります。

• 写真広告：シンプルで訴求力のある広告
• 動画広告：動きのある映像で商品の魅力をアピール
• カルーセル広告：商品やサービスを複数枚の画像で紹介
• コレクション広告：関連商品をまとめて紹介
• ストーリーズ広告：臨場感と親近感のある広告
• 発見タブ広告：ターゲット層に確実にリーチ

それぞれに異なる特徴とメリットがあるので、目的に合ったものを選ぶことが重要です。

広告の種類に迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

写真広告

写真広告は最もシンプルな広告の種類で、商品やサービスの画像とキャプションを使ってアピールできます。

動画の製作などに慣れていない方は、画像広告から始めるのがおすすめです。

1枚の画像を使って広告でき、タイムライン上に他の投稿と同じように表示されるので広告感が少なく訴求できるのがメリットです。

飲食系、観光系、ファッション系など写真で魅力をアピールできる分野で効果的です。

動画広告

動きがあるとユーザーの目にとまりやすく、画像よりも多くの情報を伝えられます。

画像では伝えきれないニュアンスを伝えられたり、ハウツー動画などでユーザーの満足度を高めたりすることも可能です。

動画の質が悪いと、商品やサービスに対する印象が悪くなる可能性があるので注意が必要です。

カルーセル広告

カルーセル広告では画像や動画を最大10枚、ひとつの投稿として表示できます。

画像や動画それぞれに見出しやランディングページを設定できるため、多くの情報量を一度に伝えることが可能です。

画像や動画の順番を設定したり、自動で最適化したりできます。

コレクション広告

コレクション広告を使えば、複数の商品をカタログのように掲載することが可能です。

商品ごとに個別のリンクを設置できるため、その商品の購入ページへ直接誘導できるのがメリットです。

またブランディングも同時に行えるので、自社ECを展開している場合などに効果が期待できます。

ストーリーズ広告

ターゲットに該当するユーザーのストーリーズに表示される広告です。

ユーザーがフォロワーか非フォローかは関係なく、設定したターゲットの条件に一致している場合に広告が表示されます。

通常のストーリーズと異なり、24時間経過後も消えないことが特徴です。

Instagramユーザーの70％がストーリーズを利用していると発表されています。

フルスクリーンで表示できるうえ、最低100円〜スタートできるので費用対効果が高いといえるでしょう。

発見タブ広告

発見タブは虫眼鏡のマークをタップして、見られるセクションです。

発見タブでは、パーソナライズされた投稿が表示されたり、キーワード検索や現在地を元に周辺地域の店舗などを検索したりできます。

パーソナライズされた投稿として、ユーザーが興味を持っているコンテンツが抽出して表示され、その中に広告を出すことが可能です。

何かを知りたいユーザーが閲覧するので、ニーズと合致したときにエンゲージメントにつながりやすくなります。

効果的にInstagram広告を利用するポイント

Instagram広告で成果を出すためには、ターゲティング・クリエイティブ・分析といった3つのポイントを徹底することが重要です。

そのほか、効果的にInstagram広告の効果を引き出すポイントも合わせて紹介します。

• 適切なターゲット設定
• 高品質なクリエイティブを作成する
• 広告の目的を明確にする
• PDCAサイクルをまわし無駄をなくす
• プロのやり方を取り入れる

適切なターゲット設定

Instagram広告を効果的に利用するには、2つの理由から適切なターゲット設定が重要です。

1. ターゲットにささるクリエイティブを作成する
2. 広告配信のターゲットを絞る

クリエイティブ作成においてターゲット設定が重要なことはもちろん、Instagram広告では広告を配信するターゲットを細かく設定できます。

効果的に広告配信するうえで、ターゲット設定にも力を入れましょう。

高品質なクリエイティブを作成する

多くの企業がInstagram広告を利用している中、商品やサービスを選んでもらうには高品質なクリエイティブを作成することが重要です。

一目で興味を持ってもらえなければ最後まで見てもらえないので、画像であれば1枚目、動画であれば1番最初のカットに特に力を入れましょう。

効果的な文言や目をひく画像を利用する、動きのあるものを1枚目に持ってくると効果的です。

実際にスマホでチェックして見え方を確認する、端的に伝えるなどの工夫を行いましょう。

Meta社のホームページでは効果的な動画の作成方法なども紹介されていますのでチェックしてみてください。
出典：Metaビジネスヘルプセンター「ストーリーズ用クリエイティブのベストプラクティス」

広告の目的を明確にする

広告の目的を明確にすることで、広告の種類やクリエイティブ作成の指標になります。

目的と合わせて下記の項目も洗い出し、効果的な広告を作成しましょう。

• 誰に向けた広告か
• その人が知りたい内容になっているか
• その人がアカウントについてもっと知りたいと思えるか

また広告を見たあとの導線づくりも重要です。

CTAボタン（「詳細を見る」「今すぐ購入する」など）をわかりやすく設置する、プロフィールからコンバージョンまでの導線を明確にするなど、ユーザーがアクションを起こしやすいようにしておきましょう。

PDCAをまわし無駄をなくす

一定期間広告の運用を行ったら、どのような成果が出ているか、改善できる点はあるかといった分析を行いましょう。

またInstagram広告をスタートして間もなくは、ひとつの広告を複数の場所に使い回して配置すると、管理もしやすくなりおすすめです。

はじめは少額からスタートし、成果のでている広告をブラッシュアップしていきます。

その広告について配置ごとの効果や、必要であれば改善を行っていきましょう。

プロのやり方を取り入れる

• どのようなクリエイティブを使えば良いのか分からない
• 効果的な導線の作り方が分からない
• 効果測定の方法がわからない
• 少し難しそう

ここまで読んでいただいて、上記のように感じられた方はSNS運用代行などを利用するのもひとつの手段です。

闇雲にすすめて時間を無駄にしてしまうよりも、最初はプロに任せて軌道に乗せる方が効果的な場合もあります。

SNS運用代行については下記記事でも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

SNS運用とはSNSマーケティングのひとつ！はじめ方や成功のためのポイントを紹介

インスタ代行結局いくらぐらいかかるの？最適な価格で依頼するための3つのポイント

Instagram広告で費用を抑える方法

広告というと費用がかかりそう、と心配になる方も多いのではないでしょうか。

Instagram広告は費用が比較的低い傾向です。

また少しの工夫で費用を抑えて効果的に運用することが可能です。

ここからはInstagram広告で費用を抑える方法として次の3つを紹介します。

• 広告費用が決まる仕組み
• キャンペーン予算の最適化を利用する
• 予算に合わせた課金方法を選ぶ

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

広告費用が決まる仕組み

Instagram広告はユーザーにパーソナライズ化されて配信されるため、そのジャンルに興味関心を持っているユーザーに広告を配信するためには競合と競うことになります。

広告費用の「単価」は、機械により自動で行われるオークション方式で決まります。

このオークション方式とは、広告の入札価格、品質、推定されるアクション率などを評価し、各広告を比較し価値の高い広告が配信される仕組みです。

1日の入札価格を設定できるので、広告費用が予算を上回ることはありませんが、予算が低すぎるとすぐに上限に達してしまい広告が表示される機会が少なくなります。

キャンペーン予算の最適化を利用する

Instagram広告では「キャンペーン予算の最適化」という機能があります。

複数の広告キャンペーンをセットしている場合、成果を出している広告に対し自動で多く予算を割り当てられる機能です。

複数の広告をセットする場合に設定すると、効率良く運用できます。

予算に合わせた課金方法を選ぶ

予算の考え方には次のようなものがあります。

計算通りに成果をだすのは難しいため、算出した金額よりも多めに予算を組んでおくといいでしょう。

目的ごとに最適な課金方法は次の通りです。

予算や達成したい目標に合わせて、課金方法を選びましょう。

まとめ

Instagram広告は写真や動画を使って、ターゲット層に効果的にアプローチできる広告プラットフォームです。

Instagram広告を利用することで、短期間でアカウントやブランド認知度の向上がはかれます。

難しく感じられる方は、SNSマーケティングのプロに代行を依頼することも効果的です。

Instagram広告は正しく運用すれば、非常に効果的なマーケティングツールです。

ぜひ本記事で紹介したポイントを参考に、Instagram広告を成功させてみてください。