東京都の就労継続支援B型事業所情報と利用ガイド:都内全域での選択肢と探し方

「東京都内でB型事業所を探している」「東京のどこに事業所があるのか知りたい」「自分に合ったB型事業所を見つけたい」

東京都内で就労継続支援B型事業所を探している方へ向けて、本記事では東京都のB型事業所の全体像、区部・市部別の特徴、効率的な探し方、交通アクセス、利用開始までの流れ、そして東京都の福祉サービス情報について詳しく解説します。東京都には非常に多くの選択肢があります。

東京都の就労継続支援B型事業所の全体像

まず、東京都のB型事業所について全体的に理解しましょう。

東京都の基本情報

日本の首都

  • 人口 約1,400万人(日本最大)
  • 面積 約2,194km²
  • 構成
    • 特別区(23区) 人口約980万人
    • 市部(26市) 人口約420万人
    • 郡部・島しょ部
  • 特徴 日本の政治・経済・文化の中心、人口密度が高い、公共交通機関が発達

東京都のB型事業所の特徴

全国最多の事業所数

東京都は、全国で最も多くのB型事業所があります。

推定事業所数 

  • 東京都全体で約1,000箇所以上のB型事業所(推定)
  • 特別区部に多く集中
  • 多摩地域(市部)にも豊富

メリット 

  • 選択肢が非常に多い
  • 多様な作業内容
  • 様々な規模・特色の事業所
  • 通所しやすい場所を選べる

注意点 

  • 多すぎて選ぶのが大変
  • 人気の事業所は空き待ちの可能性
  • 地域によって特色が異なる

東京都のB型事業所の主な作業内容

多様な作業

東京都のB型事業所では、非常に多様な作業内容があります。

一般的な作業 

  • 軽作業(部品の組み立て、袋詰め、箱詰め、シール貼り、検品など)
  • 清掃(施設清掃、オフィスビル清掃、公園清掃など)
  • パソコン作業(データ入力、ホームページ制作、プログラミング、デザインなど)
  • 食品加工(パン製造、弁当製造、菓子製造、カフェ運営など)
  • リサイクル・分別作業
  • 手工芸・創作活動(アクセサリー、雑貨製作、アート作品など)
  • 印刷・製本
  • 配送・ポスティング
  • 農作業(都市農業、屋上農園など)
  • クリーニング

東京ならではの作業 

  • IT関連 ホームページ制作、アプリ開発、動画編集など
  • クリエイティブ デザイン、イラスト、音楽制作など
  • オフィスサポート 都心のオフィスビル清掃、書類整理など
  • 飲食店運営 カフェ、レストラン、キッチンカーなど
  • eコマース ネットショップ運営、商品発送など

東京都のB型事業所の工賃

全国平均よりやや高め

東京都のB型事業所の平均工賃は、全国平均(約16,000円/月)よりやや高めです。

東京都の平均工賃 

  • 約16,000〜18,000円/月(推定)
  • ただし、事業所によって大きく異なる
  • 高いところは月3〜5万円以上のところも

東京都内での効率的な探し方

東京都内でB型事業所を探す効率的な方法を紹介します。

1. 住んでいる自治体の窓口に問い合わせる

最も確実な方法

お住まいの区市町村の障害福祉担当窓口に問い合わせることが最も確実です。

特別区(23区)の場合 

  • 各区役所の「障害福祉課」「障害者福祉課」など
  • 区によって課の名称が異なる

市部の場合 

  • 各市役所の「障害福祉課」など

問い合わせでわかること 

  • 自治体内のB型事業所リスト
  • 近隣自治体の事業所情報
  • 相談支援事業所の紹介
  • 申請方法

探し方  「○○区役所 障害福祉課」「○○市役所 障害福祉課」で検索

2. 東京都のWebサイトを活用

東京都福祉保健局

東京都福祉保健局のWebサイトに、障害福祉サービス事業所の情報があります。

検索方法 

  • 「東京都 障害福祉サービス 事業所検索」で検索
  • 「WAM NET」を活用(後述)

3. WAM NET(ワムネット)を活用

全国の事業所検索サイト

WAM NETは、全国の障害福祉サービス事業所を検索できる公的なサイトです。

使い方 

  1. https://www.wam.go.jp/ にアクセス
  2. 「障害福祉サービス等情報検索」をクリック
  3. 都道府県 「東京都」を選択
  4. 市区町村 お住まいの区市町村を選択(または全域)
  5. サービス種類 「就労継続支援B型」を選択
  6. 検索

メリット 

  • 東京都内の全事業所を検索できる
  • 区市町村別、駅名でも検索可能
  • 事業所の詳細情報(住所、電話番号、定員など)が見られる

4. Googleマップで検索

視覚的に探す

Googleマップで「就労継続支援B型 東京」「B型事業所 ○○区」などと検索すると、地図上に事業所が表示されます。

メリット 

  • 自宅や駅からの距離がわかる
  • 口コミが見られることもある

5. 相談支援事業所を利用する

専門家のサポート

東京都内には非常に多くの相談支援事業所があります。

相談支援専門員ができること 

  • あなたの状況に合った事業所を提案
  • 通所可能な範囲で事業所を探す
  • 事業所との調整
  • サービス等利用計画の作成
  • 利用開始までの全面サポート

探し方  お住まいの区市町村の障害福祉担当窓口で紹介してもらう

6. 障害者就業・生活支援センターに相談

広域の支援機関

東京都内には複数の障害者就業・生活支援センターがあります。

対象エリア  各センターによって担当エリアが異なる

問い合わせ先  お住まいの区市町村の障害福祉担当窓口で紹介してもらう

7. 社会福祉協議会に相談

地域福祉の総合窓口

各区市町村に社会福祉協議会があります。

問い合わせ先  「○○区社会福祉協議会」「○○市社会福祉協議会」で検索

東京都内の地域別特徴

東京都内でも、地域によって特色が異なります。

特別区部(23区)の特徴

都心部

人口が多い区 

  • 世田谷区(約94万人)
  • 練馬区(約75万人)
  • 大田区(約73万人)
  • 足立区(約69万人)
  • 江戸川区(約69万人)

→ 人口が多い区ほど、事業所も多い傾向

都心区 

  • 千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区など
  • ビジネス街が多く、オフィス清掃、IT関連、クリエイティブな作業の事業所も
  • 家賃が高いため、事業所数は少なめ

住宅地が多い区 

  • 世田谷区、練馬区、杉並区、板橋区など
  • 地域密着型の事業所が多い
  • 食品加工、軽作業、清掃などが中心

下町エリア 

  • 台東区、墨田区、江東区、荒川区、葛飾区、足立区など
  • 昔ながらの作業(軽作業、製造など)の事業所も
  • 地域のつながりが強い

多摩地域(市部)の特徴

郊外・ベッドタウン

人口が多い市 

  • 八王子市(約58万人)
  • 町田市(約43万人)
  • 府中市(約26万人)
  • 調布市(約24万人)
  • 西東京市(約21万人)

→ 人口が多い市ほど、事業所も多い

多摩地域の特徴 

  • 23区に比べると、家賃が安く、広い施設を持つ事業所も
  • 農作業を行う事業所もある
  • 自然が豊か
  • 車での送迎サービスが充実している事業所も多い

西多摩・島しょ部

自然豊かな地域

  • 青梅市、あきる野市、奥多摩町、檜原村、島しょ部(伊豆諸島、小笠原諸島)
  • 事業所数は少ない
  • 自然を活かした作業(農業、林業など)の事業所もある

東京都内の主要エリア別のアクセス

東京都内は公共交通機関が非常に発達しています。

1. 鉄道網

JR線 

  • 山手線、中央線、総武線、京浜東北線、埼京線、常磐線など

私鉄 

  • 東京メトロ(9路線)
  • 都営地下鉄(4路線)
  • 東急電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、西武鉄道、東武鉄道、京成電鉄など

メリット 

  • 都内のほぼどこへでも電車で行ける
  • 本数が多い
  • 乗り換えが便利

デメリット 

  • 通勤ラッシュ時の混雑
  • 運賃がかさむ(ただし、障害者割引で半額)

2. バス

都営バス、民間バス 

  • 都営バス、京王バス、西武バス、東急バスなど

メリット 

  • 駅から離れた事業所にもアクセス可能

デメリット 

  • 渋滞の影響

障害者割引 

  • 障害者手帳で半額

3. 自転車

近距離の通所

東京都内は比較的平坦な地域が多く、自転車通所も選択肢です。

ポイント 

  • 電動アシスト自転車が便利
  • 駐輪場の有無を確認

4. 事業所の送迎サービス

多くの事業所が提供

東京都内の多くのB型事業所は、送迎サービスを提供しています。

確認事項 

  • 送迎範囲
  • 自宅近くまで来てくれるか

5. 福祉タクシー・移動支援

各自治体のサービス

各区市町村で、障害者向けの移動支援サービスがあります。

  • 福祉タクシー利用券
  • 移動支援事業(ガイドヘルパー)

詳細は各区市町村の障害福祉担当窓口に確認してください。

東京都でB型利用を開始するまでの流れ

東京都内でB型を利用開始するまでの流れは、基本的に全国共通ですが、東京都ならではのポイントもあります。

ステップ1 相談

お住まいの区市町村の障害福祉担当窓口に相談

各区市町村の窓口に相談します。

探し方  「○○区役所 障害福祉課」「○○市役所 障害福祉課」で検索

ステップ2 相談支援専門員の決定

ステップ3 相談支援専門員との面談

ステップ4 受給者証の申請

お住まいの区市町村に申請

申請窓口  各区市町村の障害福祉担当窓口

必要書類 

  • 障害福祉サービス支給申請書
  • 障害者手帳(身体・療育・精神)のコピー
  • または医師の診断書・意見書
  • サービス等利用計画案
  • マイナンバー確認書類
  • 本人確認書類

ステップ5〜9 支給決定から利用開始まで

申請から交付まで 約1〜2ヶ月

東京都ならではのポイント

他区市町村の事業所も利用可能

受給者証は全国どこでも使えますが、特に東京都内では 

  • 世田谷区在住の方が渋谷区の事業所を利用
  • 八王子市在住の方が立川市の事業所を利用

など、区市町村を越えて利用することが一般的です。

通所可能な範囲で、最も良い事業所を選びましょう。

東京都の障害福祉サービス関連情報

東京都で利用できる障害福祉関連のサービスや支援を紹介します。

東京都の障害者手帳

手帳の種類

  • 身体障害者手帳
  • 愛の手帳(療育手帳)
  • 精神障害者保健福祉手帳

申請窓口 お住まいの区市町村の障害福祉担当窓口

東京都の障害福祉サービス

B型以外にも、以下のサービスがあります。

  • 居宅介護、生活介護、短期入所、共同生活援助、就労移行支援、就労継続支援A型、地域活動支援センター、自立訓練など

東京都の医療費助成

自立支援医療(精神通院医療)

精神疾患で通院している場合、医療費の自己負担が軽減されます。

申請窓口 お住まいの区市町村の障害福祉担当窓口

心身障害者医療費助成制度(マル障)

重度の障害がある方の医療費を助成する制度(自治体によって内容が異なる)。

東京都の交通費助成

都営交通無料乗車券

身体障害者手帳・愛の手帳をお持ちの方は、都営地下鉄、都営バス、都電、日暮里・舎人ライナーが無料で利用できます。

申請窓口 お住まいの区市町村の障害福祉担当窓口

公共交通機関の障害者割引

障害者手帳を持っている方は、JR、私鉄、バスの運賃が半額になります。

東京都心身障害者福祉センター

障害者支援の中核施設

  • 住所 新宿区神楽河岸1-1
  • 電話 03-3235-2946
  • 身体障害者手帳、愛の手帳の判定・交付
  • 相談支援

東京都発達障害者支援センター(TOSCA)

発達障害の相談

  • 電話 03-3426-2318
  • 発達障害に関する相談、支援

東京都でB型を利用する際のポイント

1. 選択肢が多いことを活かす

東京都最大のメリット

東京都には非常に多くの事業所があります。

  • 作業内容で選ぶ
  • 通所距離で選ぶ
  • 事業所の雰囲気で選ぶ
  • 工賃で選ぶ

じっくり比較検討しましょう。

2. 複数見学する

最低3〜5箇所

選択肢が多いからこそ、複数の事業所を見学・体験してから決めることが重要です。

3. 通所範囲を広く考える

区市町村を越えてOK

自分の住んでいる区市町村だけでなく、電車で通える範囲で広く探しましょう。

4. 交通手段を確認

電車、バス、送迎

  • 事業所までのルート
  • 所要時間
  • 運賃(障害者割引で半額)
  • 送迎サービスの有無

5. 混雑対策

通勤ラッシュを避ける

東京都内の電車は、通勤ラッシュ時の混雑が激しいです。

  • 通所時間を調整できるか事業所に確認
  • ラッシュを避けた時間帯
  • 各駅停車を利用

6. 都営交通無料乗車券を活用

身体・愛の手帳をお持ちの方

都営地下鉄、都営バスなどが無料で利用できます。活用しましょう。

7. 人気の事業所は空き待ち

早めに動く

人気の事業所は、空き待ちの可能性があります。早めに見学・申し込みをしましょう。

8. 地域の特色を活かす

IT、クリエイティブも

東京都ならではのIT関連、クリエイティブな作業がある事業所もあります。自分の興味に合った事業所を探しましょう。

9. 相談支援専門員を活用

専門家の力を借りる

東京都は事業所が多すぎて迷います。相談支援専門員に相談し、自分に合った事業所を紹介してもらいましょう。

10. 焦らない

時間をかけて探す

東京都には多くの選択肢があります。焦らず、時間をかけて、自分に合った事業所を見つけましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1 東京都内に何箇所くらいB型事業所がありますか?

A 推定で1,000箇所以上あります。特別区部に多く集中していますが、多摩地域にも豊富にあります。

Q2 どの区市町村が一番事業所が多いですか?

A 人口が多い世田谷区、大田区、練馬区、足立区、江戸川区などに多い傾向があります。ただし、自分の住んでいる場所からの通所のしやすさも考慮して選びましょう。

Q3 他の区市町村の事業所も利用できますか?

A はい、利用できます。受給者証は全国どこでも使えます。東京都内では、区市町村を越えて利用することが一般的です。

Q4 工賃はどれくらいですか?

A 東京都の平均は月額約16,000〜18,000円程度ですが、事業所によって大きく異なります。高いところは月3〜5万円以上のところもあります。

Q5 IT関連の作業がある事業所はありますか?

A はい、東京都にはIT関連(ホームページ制作、プログラミング、デザインなど)の作業がある事業所もあります。WAM NETなどで検索してみてください。

Q6 通勤ラッシュが心配です

A 事業所によっては、通所時間を調整できるところもあります。見学時に相談してみましょう。また、ラッシュを避けた各駅停車の利用も一つの方法です。

まとめ

東京都は日本最大の都市であり、就労継続支援B型事業所の数も全国最多です。推定で1,000箇所以上の事業所があり、作業内容、規模、特色も非常に多様です。

東京都の特徴 

  • 事業所数が非常に多い(全国最多)
  • 多様な作業内容(IT、クリエイティブ、軽作業、食品加工など)
  • 公共交通機関が発達(電車、バス)
  • 工賃は全国平均よりやや高め

効率的な探し方 

  1. お住まいの区市町村の障害福祉担当窓口に問い合わせ
  2. WAM NETで検索
  3. Googleマップで検索
  4. 相談支援事業所を利用
  5. 複数の区市町村を視野に入れる

利用のポイント 

  • 選択肢が多いので、じっくり比較検討
  • 最低3〜5箇所は見学
  • 区市町村を越えて探してOK
  • 通勤ラッシュ対策を考える
  • 相談支援専門員を活用
  • 焦らず、時間をかけて探す

東京都は、選択肢が非常に多いという大きなメリットがあります。この利点を最大限に活かし、自分に合ったB型事業所を見つけてください。

公共交通機関が発達しているため、通所もしやすいです。都営交通無料乗車券(身体・愛の手帳をお持ちの方)や障害者割引も活用しましょう。

焦らず、自分のペースで、自分に最適な場所を探していきましょう。

あなたが自分らしく働ける場所が見つかりますように。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。