就労継続支援B型リハビリ 病気や障害からの回復と社会復帰の場

はじめに:B型は「働く場」であり「リハビリの場」

就労継続支援B型事業所は、一般的に「障害のある方が働く場所」として認識されていますが、実は「リハビリテーションの場」としての役割も非常に重要です。「病気で休職していたが、復職に向けてリハビリをしたい」「長期入院から退院したばかりで、いきなり働くのは不安」「精神疾患が少し良くなってきたので、社会復帰の練習をしたい」「体力が落ちているので、徐々に回復させたい」など、リハビリ目的でB型の利用を検討している方は少なくありません。

病気や障害からの回復過程において、「働く」ことは単に収入を得る手段ではなく、生活リズムの確立、体力・気力の回復、社会とのつながり、自己肯定感の向上、そして社会復帰への自信を得るという、重要なリハビリテーションの要素を含んでいます。しかし、いきなり一般就労に戻ることは、心身への負担が大きすぎて再発のリスクがあります。

B型事業所は、こうした「回復途上にある方」を受け入れ、無理のないペースで「働く」という活動を通じてリハビリテーションを提供する場として機能しています。週1日から、午前だけから、短時間から、自分の体調に合わせて調整でき、休んでも責められず、失敗しても許される環境で、少しずつ心身の機能を回復させていくことができます。

本記事では、B型がリハビリの場として機能する理由、どのようなリハビリができるのか、リハビリとしてB型を利用する際のポイント、段階的な回復プロセス、リハビリから就労への移行、そしてリハビリ利用時の注意点について、詳しく解説していきます。病気や障害からの回復途上にある方、リハビリ目的でB型を検討している方、ご家族や支援者の方々にとって、実践的な情報となれば幸いです。

B型がリハビリの場として機能する理由

なぜB型事業所が、リハビリテーションの場として適しているのでしょうか。

1. 段階的な負荷調整が可能

自分のペースで B型の最大の特徴は、通所日数・時間を柔軟に調整できることです。

調整の例:

  • 第1段階: 週1日、2時間だけ
  • 第2段階: 週2日、午前のみ(3時間)
  • 第3段階: 週3日、午前+昼食まで(4時間)
  • 第4段階: 週4日、半日(5時間)
  • 第5段階: 週5日、1日(6〜7時間)

このように、徐々に負荷を上げていくことで、無理なく体力・気力を回復できます。

2. 低いプレッシャー

失敗が許される環境 一般就労に比べて、B型はプレッシャーが格段に低いです。

  • 休んでも大丈夫
    • 体調が悪い日は、遠慮なく休める
    • 頻繁に休んでも、解雇されない
  • ノルマがない(基本的に)
    • 作業のノルマが厳しくない
    • 自分のペースで作業できる
  • ミスをしても大丈夫
    • ミスをしても、優しく教えてもらえる
    • 責められない

「失敗しても大丈夫」という安心感は、リハビリにおいて非常に重要です。

3. 多様な作業から選べる

体調に合わせた作業 事業所によって様々な作業があり、自分の体調や能力に合わせて選べます。

例:

  • 体力がない時期: 座り作業(袋詰め、シール貼りなど)
  • 少し体力がついた時期: 立ち作業(清掃など)
  • 体力が回復した時期: 体を動かす作業(農作業、配達など)

段階的に、作業の負荷を上げていくことができます。

4. 専門スタッフのサポート

リハビリを理解している B型事業所のスタッフは、障がい福祉の専門家であり、リハビリの重要性を理解しています。

  • 体調の波を理解している
  • 無理をさせない
  • 個別の支援計画を立てる
  • 医療機関と連携する

5. 生活リズムの確立

最も基本的なリハビリ 病気や長期療養で生活リズムが乱れていた方にとって、「決まった時間に起きて、通所する」という行為自体が、重要なリハビリです。

  • 朝起きる習慣
  • 日中に活動する習慣
  • 夜に眠る習慣

生活リズムの確立は、回復の基盤です。

6. 社会とのつながり

孤立からの脱却 病気や療養で社会から孤立していた方にとって、B型は社会とのつながりを取り戻す場です。

  • 人と会う
  • 人と話す
  • 社会の一員であることを実感する

社会的なリハビリとして機能します。

7. 自己肯定感の回復

「自分もできる」 病気で働けなくなり、自己肯定感が低下していた方にとって、B型で「働く」「工賃を得る」という経験は、自己肯定感を回復させます。

  • 「自分もまだ働ける」
  • 「自分も役に立っている」
  • 「自分も社会に貢献できる」

この実感が、心のリハビリになります。

8. 復職・再就職への準備

橋渡し B型は、「療養」と「一般就労」の間の橋渡しとして機能します。

いきなり一般就労に戻ると、再発のリスクが高いですが、B型でリハビリをしてから戻ることで、成功率が高まります。

B型でできるリハビリの種類

B型事業所で、具体的にどのようなリハビリができるのでしょうか。

1. 体力のリハビリ

身体機能の回復 病気や長期療養で低下した体力を、徐々に回復させます。

具体的な方法

  • 軽い作業から始める
    • 座り作業(袋詰め、シール貼り)
    • 短時間(1〜2時間)
  • 徐々に負荷を上げる
    • 立ち作業(清掃)
    • 長時間(4〜6時間)
    • 体を動かす作業(農作業、配達)
  • 休憩を適切に取る
    • 疲れたら休む
    • 無理をしない

期待される効果

  • 筋力の回復
  • 持久力の向上
  • 疲労の軽減

2. 認知機能のリハビリ

頭を使う練習 精神疾患や脳の病気で、認知機能(記憶、注意、判断など)が低下した方のリハビリです。

具体的な方法

  • 簡単な作業から始める
    • 単純作業(袋詰め)
    • 繰り返し作業
  • 徐々に複雑な作業へ
    • 複数の工程がある作業
    • 判断が必要な作業(検品)
    • データ入力(PC作業)
  • 作業手順を覚える
    • メモを取る
    • 手順書を見る

期待される効果

  • 記憶力の向上
  • 注意力の向上
  • 判断力の回復

3. 精神機能のリハビリ

気力・意欲の回復 うつ病などで、気力や意欲が低下していた方のリハビリです。

具体的な方法

  • 小さな目標を設定
    • 「今日は2時間通所する」
    • 「今週は2日通所する」
  • 達成感を味わう
    • 作業を完成させる
    • 工賃を得る
    • スタッフに褒められる
  • 人とのつながりを感じる
    • スタッフと話す
    • 他の利用者と挨拶する

期待される効果

  • 意欲の向上
  • 気分の安定
  • 自己肯定感の回復

4. 対人スキルのリハビリ

社会性の回復 長期療養で人と接する機会が少なかった方のリハビリです。

具体的な方法

  • 挨拶から始める
    • 「おはようございます」「お疲れ様でした」
  • スタッフとの会話
    • 作業の報告
    • 相談
  • 他の利用者との交流
    • 簡単な会話
    • 協力して作業

期待される効果

  • コミュニケーション能力の回復
  • 社会性の向上
  • 孤立感の軽減

5. 生活リズムのリハビリ

規則正しい生活 生活リズムが乱れていた方のリハビリです。

具体的な方法

  • 決まった時間に起きる
    • 通所のために、毎回同じ時間に起床
  • 日中に活動する
    • 事業所で作業
    • 昼夜逆転の解消
  • 食事のリズムを整える
    • 朝食を食べる
    • 昼食を決まった時間に

期待される効果

  • 睡眠の質の向上
  • 食欲の回復
  • 体内時計の調整

6. 作業耐性のリハビリ

働く体力・集中力 一定時間、作業を続ける能力のリハビリです。

具体的な方法

  • 短時間から始める
    • 15分作業、5分休憩
  • 徐々に延ばす
    • 30分作業、10分休憩
    • 1時間作業、15分休憩
  • 集中力を高める
    • 作業に没頭する
    • 雑念を払う

期待される効果

  • 集中力の向上
  • 作業耐性の向上
  • 疲労への対処能力

7. ストレス耐性のリハビリ

ストレスへの対処 ストレスに弱くなっていた方のリハビリです。

具体的な方法

  • 小さなストレスから
    • 慣れない環境
    • 新しい作業
    • 他の利用者との関わり
  • ストレス対処法を学ぶ
    • スタッフに相談する
    • 休憩を取る
    • 深呼吸する
  • 徐々にストレス負荷を上げる
    • より複雑な作業
    • より多くの人との関わり

期待される効果

  • ストレス耐性の向上
  • ストレス対処能力の獲得
  • 再発予防

リハビリとしてB型を利用する際のポイント

リハビリ目的でB型を利用する際の、重要なポイントです。

1. 目的を明確にする

何のリハビリか 自分が何のリハビリをしたいのか、明確にしましょう。

例:

  • 体力を回復させたい
  • 生活リズムを整えたい
  • 人と関わる練習をしたい
  • 復職の準備をしたい

目的が明確だと、計画が立てやすくなります。

2. スタッフに「リハビリ目的」と伝える

理解してもらう 事業所のスタッフに、「リハビリ目的で利用したい」と明確に伝えましょう。

伝える内容:

  • 病名、障害名
  • 現在の状態
  • リハビリの目標
  • どのような配慮が必要か

伝えることで、適切なサポートを受けられます。

3. 個別支援計画にリハビリ目標を入れる

計画的に B型では、一人ひとりに「個別支援計画」を作成します。

この計画に、リハビリの目標を明記してもらいましょう。

例:

  • 「3ヶ月後に、週3日、午前中通所できるようになる」
  • 「6ヶ月後に、週5日、半日通所できるようになる」
  • 「1年後に、A型または一般就労に移行する」

4. 医療機関と連携する

主治医との連携 B型の利用と並行して、医療機関での治療も継続しましょう。

  • 定期的に受診する
  • 主治医にB型利用を報告する
  • 主治医から事業所への情報提供(診断書、意見書)

医療と福祉の連携が、効果的なリハビリにつながります。

5. 無理をしない

再発予防が最優先 リハビリで最も大切なのは、「無理をしない」ことです。

  • 体調が悪い日は休む
  • 疲れたら早退する
  • 「少し頑張りすぎたかな」と思ったら、次回は軽めにする

無理をすると、再発のリスクが高まります。

6. 小さな成功を積み重ねる

自信をつける リハビリは、小さな成功の積み重ねです。

  • 「今日、通所できた」→ 成功
  • 「2時間作業できた」→ 成功
  • 「1週間休まずに通えた」→ 大成功

小さな成功を認め、自信をつけましょう。

7. 焦らない

時間をかける リハビリには、時間がかかります。

  • 数ヶ月〜数年かかることもある
  • 焦っても、良いことはない
  • 「ゆっくり、確実に」が大切

8. 後退もあり得る

波がある リハビリの過程では、良い時期と悪い時期があります。

  • 順調に回復していたのに、急に調子を崩す
  • 通所できなくなる

これは、後退ではなく、回復過程の一部です。焦らず、また少しずつ進めましょう。

9. 評価と見直し

定期的にチェック 定期的に、リハビリの進捗を評価し、計画を見直しましょう。

  • 3ヶ月ごとに評価
  • 目標を達成したか
  • 新しい目標を設定

スタッフと一緒に、振り返りましょう。

段階的な回復プロセスの例

リハビリとしてB型を利用する場合の、段階的な回復プロセスの例です。

フェーズ1:導入期(0〜3ヶ月)

目標:通所に慣れる

通所頻度・時間

  • 週1〜2日
  • 1日1〜2時間

作業内容

  • 簡単な座り作業(袋詰め、シール貼りなど)
  • 一人でできる作業

重点項目

  • 生活リズムの確立
  • 通所の習慣化
  • 事業所の雰囲気に慣れる

達成目標

  • 週2日、2時間通所できる
  • 朝起きられる
  • 作業の基本的な流れを理解する

フェーズ2:初期回復期(3〜6ヶ月)

目標:体力・気力をつける

通所頻度・時間

  • 週2〜3日
  • 1日2〜4時間

作業内容

  • 座り作業
  • 少し複雑な作業(複数工程)

重点項目

  • 体力の向上
  • 作業時間の延長
  • 他の利用者との簡単な交流

達成目標

  • 週3日、午前中(4時間)通所できる
  • 疲労が蓄積しない
  • スタッフや他の利用者と挨拶・簡単な会話ができる

フェーズ3:中期回復期(6ヶ月〜1年)

目標:安定した通所

通所頻度・時間

  • 週3〜4日
  • 1日4〜6時間

作業内容

  • 立ち作業
  • より複雑な作業
  • 体を動かす作業も検討

重点項目

  • 通所の安定化
  • 作業の多様化
  • 対人スキルの向上

達成目標

  • 週4日、半日(5〜6時間)通所できる
  • 様々な作業ができる
  • 他の利用者と協力して作業できる

フェーズ4:後期回復期(1年〜2年)

目標:次のステップの準備

通所頻度・時間

  • 週4〜5日
  • 1日6〜7時間

作業内容

  • 多様な作業
  • 責任のある作業
  • リーダー的役割

重点項目

  • ほぼ一般就労に近い状態
  • 次のステップ(A型、一般就労)の検討
  • ストレス耐性の向上

達成目標

  • 週5日、1日(6〜7時間)安定して通所できる
  • 体調の波が小さくなる
  • 次のステップへの準備ができる

フェーズ5:移行期(2年〜)

目標:次のステップへ移行

選択肢

  • A型事業所への移行
    • より高い工賃
    • 雇用契約あり
  • 一般就労(障害者雇用枠)への移行
    • 一般企業で働く
    • さらに高い収入
  • 就労移行支援を経由
    • 一般就労のための訓練
  • B型を継続
    • B型で長く働き続けることも、一つの選択肢

リハビリから就労への移行

リハビリが進み、次のステップを考える時期について。

移行のタイミング

いつ移行するか 以下のような状態になったら、移行を検討しましょう。

  • 週5日、1日6〜7時間、安定して通所できる
  • 体調の波が小さくなった
  • 体力・気力が回復した
  • 主治医が「就労可能」と判断している
  • 自分自身が「次に進みたい」と思っている

焦って移行すると、再発のリスクがあります。十分に回復してから移行しましょう。

移行先の選択肢

1. A型事業所

雇用契約あり、最低賃金保証

  • 月額8〜12万円程度の収入
  • B型より要求される能力が高い
  • 体調が安定していることが必要

2. 一般就労(障害者雇用枠)

一般企業で働く

  • 月額10〜20万円程度の収入(フルタイム)
  • さらに高い能力が求められる
  • 体調が十分に安定していることが必須

3. 就労移行支援を経由

訓練期間を挟む

  • 2年間の訓練
  • 一般就労のためのスキルを学ぶ
  • B型→就労移行支援→一般就労という流れ

4. B型を継続

無理に移行しない B型で長く働き続けることも、立派な選択肢です。

  • 無理に次のステップに進む必要はない
  • B型が自分に合っている
  • B型での生活が安定している

移行後のフォロー

定着支援 移行後も、以下のようなサポートを受けられます。

  • 定着支援
    • 就労後、一定期間のフォロー
    • 職場訪問
    • 相談
  • 主治医のフォロー
    • 定期的な受診
    • 服薬管理
    • 体調管理
  • 相談支援専門員のフォロー
    • 困ったことがあれば相談
    • 関係機関との調整

リハビリ利用時の注意点

リハビリ目的でB型を利用する際の注意点です。

1. 「工賃が少ない」ことを理解する

リハビリが主目的 B型の工賃は平均月額1万6千円程度と少額です。

リハビリが主目的であり、収入は二の次と考えましょう。

2. 長期利用を覚悟する

短期間では回復しない リハビリには、通常、数ヶ月〜数年かかります。

「3ヶ月で完全回復」などと考えず、長期的な視点を持ちましょう。

3. 家族の理解を得る

家族のサポート 家族が「いつまでB型にいるんだ」「早く働け」とプレッシャーをかけると、逆効果です。

家族にリハビリの必要性を理解してもらいましょう。

4. 「完全回復」を目指さない

「うまく付き合う」 病気や障害は、完全に治らないこともあります。

「完全回復」ではなく、「病気や障害とうまく付き合いながら、自分らしく生きる」ことを目指しましょう。

5. 再発のサインに注意

早期発見 リハビリ中、再発のサインに注意しましょう。

再発のサイン:

  • 睡眠が乱れる
  • 食欲がなくなる
  • 気分が落ち込む
  • 通所が辛くなる
  • イライラする

サインが出たら、すぐに主治医やスタッフに相談しましょう。

6. 薬の管理

服薬を続ける リハビリ中も、主治医の指示通りに服薬を続けましょう。

「調子が良くなったから」と勝手に薬を止めると、再発のリスクが高まります。

7. B型が「ゴール」ではない

通過点 B型は、「療養」と「就労」の間の通過点です。

B型で終わりではなく、次のステップを目指しましょう(ただし、B型を継続することも一つの選択肢)。

よくある質問

Q1: リハビリ目的でもB型を利用できますか?

A: できます B型は、リハビリ目的での利用も想定しています。

Q2: どれくらいの期間、リハビリできますか?

A: 制限はありません B型の利用期間に制限はありません。数ヶ月でも、数年でも、必要なだけ利用できます。

Q3: リハビリ中でも工賃はもらえますか?

A: もらえます 作業をすれば、工賃はもらえます。ただし、金額は少額です。

Q4: 主治医の許可は必要ですか?

A: 診断書が必要 B型の利用には、主治医の診断書が必要です。主治医に相談しましょう。

Q5: 休職中でもB型を利用できますか?

A: 場合による 会社によって異なります。会社に確認しましょう。また、雇用保険との関係も確認が必要です。

Q6: リハビリが終わったら、元の職場に復職できますか?

A: 会社による 復職の可否は、会社の判断によります。主治医の意見書、産業医の判断などが必要になることが多いです。

Q7: リハビリ中に体調を崩したらどうすればいいですか?

A: 無理せず休む 体調を崩したら、無理せず休みましょう。主治医とスタッフに相談してください。

Q8: B型でのリハビリは、医療リハビリとは違いますか?

A: 違います B型は福祉サービスであり、医療リハビリ(理学療法、作業療法など)とは異なります。ただし、「働く」という活動を通じたリハビリとして機能します。

Q9: リハビリ目的と伝えると、他の利用者に知られますか?

A: 知られません スタッフには守秘義務があります。あなたが自分から言わない限り、他の利用者に知られることはありません。

Q10: リハビリが順調に進まない場合、どうすればいいですか?

A: 計画を見直す スタッフ、相談支援専門員、主治医と相談して、計画を見直しましょう。焦らず、自分のペースで進めることが大切です。

まとめ:B型はリハビリの場、焦らず回復しよう

B型がリハビリの場として機能する理由は、段階的な負荷調整が可能で、低いプレッシャーで、多様な作業から選べ、専門スタッフのサポートがあり、生活リズムが確立され、社会とのつながりが得られ、自己肯定感が回復し、復職・再就職への準備ができるからです。

B型でできるリハビリには、体力のリハビリ、認知機能のリハビリ、精神機能のリハビリ、対人スキルのリハビリ、生活リズムのリハビリ、作業耐性のリハビリ、ストレス耐性のリハビリがあります。

リハビリとしてB型を利用する際は、目的を明確にし、スタッフに「リハビリ目的」と伝え、個別支援計画にリハビリ目標を入れ、医療機関と連携し、無理をせず、小さな成功を積み重ね、焦らず、後退もあり得ると理解し、定期的に評価と見直しを行うことが重要です。

段階的な回復プロセスは、導入期(0〜3ヶ月、週1〜2日、1〜2時間)→初期回復期(3〜6ヶ月、週2〜3日、2〜4時間)→中期回復期(6ヶ月〜1年、週3〜4日、4〜6時間)→後期回復期(1年〜2年、週4〜5日、6〜7時間)→移行期(2年〜、A型・一般就労・B型継続)という流れです。

リハビリ利用時の注意点は、工賃が少ないことを理解し、長期利用を覚悟し、家族の理解を得て、完全回復を目指さず、再発のサインに注意し、薬の管理を続け、B型が「ゴール」ではないと理解することです。

B型事業所は、病気や障害からの回復を支える重要な場です。焦らず、無理せず、自分のペースでリハビリを進めてください。小さな一歩の積み重ねが、やがて大きな回復につながります。あなたの回復を、心から応援しています。

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