はじめに
就労継続支援B型事業所を選ぶ際、「少しでも工賃が高い事業所を利用したい」と考えるのは、自然なことです。B型の平均工賃は月額1万円〜2万円程度と低く、「もっと稼ぎたい」「生活費の足しにしたい」という思いを持つ方は少なくありません。
実際、B型事業所の工賃には大きな差があります。月額5,000円以下の事業所もあれば、月額3万円〜5万円、中には月額10万円近くを支払う事業所も存在します。この差は、事業所の運営方針、作業内容、受注先、地域性など、様々な要因によって生まれます。
しかし、工賃が高い事業所には、それなりの理由と条件があります。専門的なスキルが必要、作業量が多い、生産性が求められる、厳しい雰囲気——工賃が高い分、利用者への要求も高くなる傾向があります。そのため、「工賃だけ」を基準に事業所を選ぶと、後悔することもあります。
本記事では、工賃が高い事業所の特徴、高工賃事業所の見つけ方、工賃が高い理由、高工賃事業所のメリット・デメリット、そして工賃以外に重視すべきポイントまで、詳しく解説していきます。
B型事業所の工賃の実態
全国平均
令和4年度の平均工賃 厚生労働省の調査によると、令和4年度のB型事業所の平均工賃は、月額16,507円です。
時給換算: 時給換算すると、約233円です。
低い水準: 最低賃金(時給1,000円前後)と比べると、非常に低い水準です。
工賃の分布
ばらつきが大きい B型事業所の工賃は、事業所によって大きく異なります。
分布の例:
- 月額5,000円以下:約20%
- 月額5,001円〜10,000円:約30%
- 月額10,001円〜20,000円:約35%
- 月額20,001円〜30,000円:約10%
- 月額30,001円以上:約5%
上位と下位の差: 最も高い事業所と最も低い事業所では、10倍以上の差があります。
地域差
都市部が高い傾向 都市部の事業所の方が、工賃が高い傾向があります。
理由:
- 受注が多い
- 企業との直接契約が多い
- 専門的な作業が多い
地方: 地方の事業所は、工賃が低い傾向があります。
作業内容による差
専門的な作業が高い 専門的なスキルを要する作業の方が、工賃が高い傾向があります。
高工賃の作業:
- パソコン作業(プログラミング、デザイン、データ入力)
- 製パン、製菓
- 印刷
- 清掃(専門的な清掃)
低工賃の作業:
- 単純な軽作業(袋詰め、シール貼りなど)
- 内職系
工賃が高い事業所の特徴
特徴1: 専門的なスキルを要する作業
スキルが必要 高工賃の事業所は、専門的なスキルを要する作業を提供しています。
具体例:
- **プログラミング:**ウェブサイト制作、アプリ開発
- **デザイン:**グラフィックデザイン、動画編集
- **データ入力:**高度なExcel操作、専門的なデータベース入力
- **製パン・製菓:**本格的なパン、ケーキの製造
- **印刷:**専門的な印刷技術
スキルが工賃に反映: スキルがあるほど、高い工賃がもらえます。
特徴2: 独自製品の開発・販売
利益率が高い 下請け作業ではなく、独自製品を開発・販売している事業所は、利益率が高く、工賃も高い傾向があります。
具体例:
- オリジナルブランドのパン、お菓子
- 手工芸品(アクセサリー、雑貨)
- 農産物の直売
- カフェ運営
ブランド化: ブランド化に成功している事業所は、特に工賃が高いです。
特徴3: 企業との直接契約
下請けではない 企業と直接契約している事業所は、中間マージンがなく、単価が高いです。
例:
- 企業のウェブサイト制作を直接受注
- 企業のデータ入力を直接受注
- 企業の清掃業務を直接受注
安定した受注: 大手企業と契約している事業所は、安定した受注があり、工賃も高いです。
特徴4: 生産性を重視
効率を求める 高工賃の事業所は、生産性を重視します。
具体的:
- 作業スピードを求められる
- 品質管理が厳しい
- 無駄な時間を減らす
結果: 生産性が高いほど、工賃も高くなります。
特徴5: 工賃向上計画に積極的
厚生労働省の施策 厚生労働省は「工賃向上計画」を推進しており、これに積極的に取り組んでいる事業所は、工賃が高い傾向があります。
取り組み:
- 新しい仕事の開拓
- 利用者のスキルアップ研修
- 販路拡大
- 設備投資
公表: 工賃向上計画は、事業所のホームページなどで公表されていることがあります。
特徴6: 利用者の能力が高い
選抜 高工賃の事業所は、利用者に一定の能力を求めることがあります。
条件:
- 基本的なパソコンスキル
- コミュニケーション能力
- 一定の体力
- 安定した通所
選抜: 面接や体験利用で、能力を見極めることがあります。
特徴7: 都市部に立地
地域性 都市部(東京、大阪、名古屋など)の事業所は、工賃が高い傾向があります。
理由:
- 企業が多く、受注が多い
- 専門的な仕事が多い
- 競争が激しく、工賃を上げないと利用者が集まらない
特徴8: 規模が大きい
大規模事業所 定員が30名以上の大規模事業所は、スケールメリットがあり、工賃が高いことがあります。
理由:
- 大量受注が可能
- 設備投資ができる
- 専門スタッフを雇える
特徴9: 長い運営歴
実績がある 運営歴が長い事業所は、取引先との信頼関係があり、安定した受注があります。
結果: 工賃が安定して高い傾向があります。
特徴10: 福祉よりビジネス重視
ビジネスとしての運営 「福祉」より「ビジネス」としての側面を重視している事業所は、工賃が高い傾向があります。
特徴:
- 利益を追求する
- 効率を重視する
- 利用者を「労働力」として見る
注意: この傾向が強すぎると、利用者への配慮が薄くなることもあります。
高工賃事業所の見つけ方
方法1: WAM NETで検索
平均工賃を確認 WAM NET(ワムネット)で、各事業所の平均工賃を確認できます。
手順:
- WAM NETにアクセス(https://www.wam.go.jp/)
- 「障害福祉サービス等情報検索」を選択
- 「就労継続支援B型」を選択
- 地域を選択
- 検索結果から、各事業所の詳細ページを開く
- 「平均工賃」の欄を確認
比較: 複数の事業所の平均工賃を比較しましょう。
注意: WAM NETの情報は、更新が遅れていることがあります。必ず事業所に直接確認しましょう。
方法2: 相談支援専門員に聞く
専門家に相談 相談支援専門員に「工賃が高い事業所を紹介してください」と依頼しましょう。
情報: 相談支援専門員は、地域の事業所の工賃情報を把握していることが多いです。
効率的: 最も効率的な方法です。
方法3: 市区町村の窓口で聞く
障害福祉課で確認 市区町村の障害福祉課で、「工賃が高い事業所はどこですか?」と聞いてみましょう。
情報: 職員が把握している範囲で、教えてくれます。
方法4: 事業所のホームページを確認
公表している事業所 一部の事業所は、ホームページに平均工賃を公表しています。
確認箇所:
- 「利用案内」のページ
- 「工賃について」のページ
- 「事業報告」のページ
工賃向上計画: 工賃向上計画を公表している事業所は、工賃向上に力を入れている証拠です。
方法5: 見学時に質問する
直接確認 見学時に、平均工賃を質問しましょう。
質問例:
- 「平均工賃はいくらですか?」
- 「最も高い人で、いくらもらっていますか?」
- 「最も低い人で、いくらもらっていますか?」
- 「時給換算でいくらですか?」
詳しく聞く: 遠慮せず、詳しく聞きましょう。
方法6: 口コミを確認
Googleマップのレビュー Googleマップのレビューで、工賃について書かれていることがあります。
注意: 口コミは、個人の主観です。参考程度にしましょう。
方法7: 作業内容から推測
専門的な作業 パソコン作業、製パン、印刷など、専門的な作業を提供している事業所は、工賃が高い可能性があります。
推測: ホームページで作業内容を確認し、推測してみましょう。
確認: ただし、必ず実際の工賃を確認しましょう。
方法8: 都市部で探す
地域を絞る 都市部の事業所の方が、工賃が高い傾向があります。
都市部: 東京、大阪、名古屋、福岡、札幌など。
探す: 都市部で事業所を探しましょう。
方法9: 新聞・ニュースで話題の事業所
メディア掲載 高工賃で話題になっている事業所が、メディアで取り上げられることがあります。
検索: 「B型 高工賃」「B型 成功事例」などで検索してみましょう。
方法10: 複数見学して比較
比較が大切 複数の事業所を見学し、工賃を比較しましょう。
最低3ヶ所: 最低3ヶ所は見学することをお勧めします。
比較表: 工賃を比較表にまとめると、分かりやすいです。
工賃が高い理由
理由1: 受注単価が高い
高単価の仕事 企業との直接契約、専門的な作業など、受注単価が高い仕事を受けています。
例:
- ウェブサイト制作:1件数万円〜数十万円
- データ入力:1件数千円
- 製パン:1個数百円
対比: 単純な軽作業:1個1円以下
理由2: 利益率が高い
独自製品の販売 独自製品を開発・販売している事業所は、利益率が高いです。
例:
- オリジナルブランドのパン:1個300円で販売、原価100円 → 利益200円
- 手工芸品:1個1,000円で販売、原価300円 → 利益700円
利益が工賃に: 利益の多くが、利用者の工賃に回ります。
理由3: 生産性が高い
効率的な作業 利用者の作業スピードが速い、無駄が少ないなど、生産性が高いです。
結果: 同じ時間で、より多くの仕事をこなせるため、工賃が高くなります。
理由4: スキルが高い
利用者のスキル 利用者が専門的なスキルを持っています。
例:
- プログラミングができる
- デザインができる
- 調理師免許を持っている
スキルが価値: スキルが高いほど、高単価の仕事ができ、工賃も高くなります。
理由5: 安定した受注
安定収入 大手企業との長期契約など、安定した受注があります。
安定: 安定した受注があることで、工賃も安定して高く保てます。
理由6: 設備投資
良い設備 高性能なパソコン、専門的な機械など、設備投資をしています。
効率化: 良い設備があることで、作業効率が上がり、工賃も上がります。
理由7: 事業所の方針
工賃向上を重視 事業所が「工賃向上」を最優先の方針としています。
努力: 新しい仕事の開拓、販路拡大、利用者のスキルアップなど、様々な努力をしています。
理由8: 利用者の通所率が高い
出席率 利用者の出席率が高いと、安定した生産ができ、受注も安定します。
結果: 工賃が高くなります。
理由9: 少人数精鋭
選抜された利用者 能力の高い利用者を選抜し、少人数で高品質・高生産性を実現しています。
結果: 一人当たりの工賃が高くなります。
理由10: 地域の経済状況
都市部 都市部は、全体的に賃金水準が高く、B型の工賃も高い傾向があります。
高工賃事業所のメリット
メリット1: 収入が増える
最大のメリット 工賃が高いことで、収入が増えます。
例:
- 平均的な事業所:月1.5万円
- 高工賃の事業所:月3万円〜5万円
差: 月2万円〜3.5万円の差は、大きいです。
メリット2: スキルが身につく
専門的なスキル 高工賃の事業所は、専門的な作業が多く、スキルが身につきます。
例:
- パソコンスキル
- デザインスキル
- 調理スキル
将来: これらのスキルは、一般就労にも活かせます。
メリット3: やりがいがある
達成感 高い工賃をもらえることで、やりがいや達成感があります。
モチベーション: 「頑張れば稼げる」というモチベーションが生まれます。
メリット4: 一般就労への近道
ステップアップ 高工賃の事業所で専門的なスキルを身につけることで、一般就労への道が開けます。
実績: 高工賃の事業所からは、一般就労に移行する人が多い傾向があります。
メリット5: 自己肯定感の向上
「稼げている」という実感 高い工賃をもらうことで、「自分は稼げている」という自己肯定感が高まります。
自信: 自信につながります。
メリット6: 生活の質の向上
余裕 収入が増えることで、生活に余裕が生まれます。
例:
- 趣味にお金を使える
- 欲しいものが買える
- 貯金ができる
メリット7: 障害年金との併用
合計収入 障害年金と高工賃を併用することで、生活がより安定します。
例:
- 障害年金(2級):月6.5万円
- B型工賃:月4万円
- 合計:月10.5万円
安定: これだけあれば、一人暮らしも可能です。
高工賃事業所のデメリット
デメリット1: 要求が高い
生産性を求められる 高工賃の事業所は、利用者に一定の生産性を求めます。
具体的:
- 作業スピード
- 品質
- 出席率
プレッシャー: プレッシャーを感じることがあります。
デメリット2: スキルが必要
ハードルが高い 専門的なスキルが必要な場合、初心者には難しいです。
例:
- プログラミング経験が必要
- Photoshopが使える必要がある
- 調理経験が必要
受け入れ: スキルがない人は、受け入れてもらえないことがあります。
デメリット3: 競争的な雰囲気
厳しい雰囲気 高工賃の事業所は、競争的で厳しい雰囲気のことがあります。
特徴:
- ノルマがある(または、実質的なノルマ)
- できない人への風当たりが強い
- ピリピリした雰囲気
ストレス: ストレスを感じやすいです。
デメリット4: 体力が必要
ハードワーク 高い生産性を求められるため、体力が必要です。
例:
- 長時間の立ち仕事
- 速いペースでの作業
- 休憩が少ない
疲労: 疲れやすい人には、厳しいです。
デメリット5: 柔軟性が低い
融通が利かない 高工賃の事業所は、利用者への要求が高い分、柔軟性が低いことがあります。
例:
- 週3日以上の通所が必須
- 遅刻・欠席に厳しい
- 体調不良でも休みにくい
制約: 自分のペースで通いたい人には、合わないことがあります。
デメリット6: 人間関係のストレス
能力主義 能力主義の雰囲気があり、できない人が肩身の狭い思いをすることがあります。
比較: 他の利用者と比較され、プレッシャーを感じることがあります。
デメリット7: 数が少ない
見つけにくい 高工賃の事業所は、全体の中では少数です。
競争: 人気があり、満員であることが多いです。
デメリット8: 遠い
立地 高工賃の事業所は、都市部に集中しており、地方では見つけにくいです。
通所: 遠い事業所に通うのは、負担です。
デメリット9: 「居場所」としての機能が弱い
ビジネス重視 高工賃の事業所は、「居場所」より「ビジネス」を重視する傾向があります。
雰囲気: アットホームさに欠けることがあります。
デメリット10: 期待とのギャップ
思ったより稼げない 「高工賃」といっても、一般企業の給料と比べれば低いです。
例:
- 高工賃の事業所:月4万円
- 一般企業(パート):月10万円
ギャップ: 期待とのギャップに失望することがあります。
工賃以外に重視すべきポイント
ポイント1: 雰囲気
居心地の良さ 工賃が高くても、雰囲気が悪ければ続きません。
確認: 見学時に、雰囲気をよく観察しましょう。
直感: 「ここなら続けられそう」という直感も大切です。
ポイント2: 支援員の対応
サポートの質 支援員の対応が良いかどうかは、非常に重要です。
確認:
- 親切か
- 話しやすいか
- 困った時にサポートしてくれるか
ポイント3: 作業内容
自分に合っているか 工賃が高くても、作業が合わなければ苦痛です。
確認:
- 作業は楽しいか
- 自分にできるか
- やりがいがあるか
ポイント4: 通いやすさ
継続性 遠い事業所は、続きにくいです。
確認:
- 自宅からの距離
- 交通手段
- 所要時間
- 送迎サービスの有無
ポイント5: 柔軟性
自分のペース 週何日から利用できるか、1日何時間からOKかなど、柔軟性は重要です。
確認:
- 週1日からでもOKか
- 短時間でもOKか
- 欠席や遅刻への対応
ポイント6: 人間関係
利用者との相性 他の利用者との相性も大切です。
確認:
- 年齢層
- 雰囲気
- 自分が馴染めそうか
ポイント7: スキルアップの機会
成長できるか 工賃だけでなく、スキルアップの機会があるかも重要です。
確認:
- 研修はあるか
- 新しいスキルを学べるか
- 一般就労へのサポートはあるか
ポイント8: 目的との一致
自分の目的 自分がB型を利用する目的と、事業所の特徴が一致しているかを確認しましょう。
目的の例:
- 工賃を稼ぎたい → 高工賃の事業所
- 居場所が欲しい → アットホームな事業所
- スキルを身につけたい → 専門的な作業がある事業所
ポイント9: 長期的な視点
将来を見据える 今だけでなく、将来を見据えて選びましょう。
質問:
- ここで長く働けそうか
- 一般就労を目指せそうか
- 自分の成長につながるか
ポイント10: 総合評価
バランス 工賃、雰囲気、作業内容、通いやすさなど、すべてを総合的に評価しましょう。
70%ルール: すべてが完璧な事業所はありません。70%満足できれば、良い選択です。
よくある質問(FAQ)
Q1: B型で一番工賃が高い事業所は、どれくらいもらえますか?
A: 一部の事業所では、月額10万円近くを支払うところもあります。ただし、非常に稀です。一般的な高工賃の事業所で、月額3万円〜5万円程度です。
Q2: 工賃が高い事業所は、厳しいですか?
A: 傾向として、生産性を求められるため、一般的な事業所より厳しいことが多いです。ただし、事業所によって異なります。見学・体験で確認しましょう。
Q3: スキルがなくても、高工賃の事業所に入れますか?
A: スキルが必要な事業所もあれば、未経験OKで研修を提供する事業所もあります。事業所によって異なります。
Q4: 工賃だけで事業所を選んでもいいですか?
A: お勧めしません。工賃だけでなく、雰囲気、作業内容、通いやすさなど、総合的に判断しましょう。工賃が高くても、続かなければ意味がありません。
Q5: 工賃が高い事業所は、どうやって見つけますか?
A: WAM NETで平均工賃を確認する、相談支援専門員に聞く、見学時に質問するなどの方法があります。
Q6: 工賃が高い事業所は、満員が多いですか?
A: はい、人気があるため、満員のことが多いです。空き待ちリストに登録するなど、根気よく探しましょう。
Q7: 地方でも、高工賃の事業所はありますか?
A: あります。ただし、都市部より少ない傾向があります。相談支援専門員に相談して、探してもらいましょう。
Q8: A型とB型、どちらが工賃が高いですか?
A: A型の方が高いです。A型は最低賃金が保証されており、月額7万円〜10万円程度です。B型は平均月額1.5万円〜2万円程度です。
Q9: 工賃が高い事業所に入るためには、どうすればいいですか?
A: スキルを身につける、体験利用で良い印象を与える、相談支援専門員から推薦してもらうなどの方法があります。
Q10: 工賃の交渉はできますか?
A: 基本的にできません。工賃は、作業量やスキルに応じて決まります。ただし、スキルを上げることで、高い工賃の作業を任されることはあります。
まとめ:工賃も大切、でもそれだけで決めないで
B型事業所の工賃には大きな差があり、高工賃の事業所も確かに存在します。月額3万円〜5万円、中には10万円近くを支払う事業所もあります。工賃が高いことは、大きなメリットです。
大切なポイント
- 工賃には大きな差がある 月額5,000円〜10万円まで、事業所によって大きく異なります。
- 高工賃の特徴 専門的なスキル、独自製品、企業との直接契約などが特徴です。
- WAM NETで確認 各事業所の平均工賃を確認できます。
- 相談支援専門員に聞く 最も効率的な方法です。
- 見学時に質問 遠慮せず、詳しく質問しましょう。
- 高工賃のメリット 収入増、スキルアップ、やりがい、一般就労への近道。
- 高工賃のデメリット 要求が高い、スキル必要、競争的、体力必要、柔軟性低い。
- 工賃だけで決めない 雰囲気、作業内容、通いやすさなど、総合的に判断しましょう。
- 70%満足できればOK 完璧な事業所はありません。バランスが大切です。
- 複数見学して比較 最低3ヶ所は見学し、比較しましょう。
あなたへのメッセージ
「少しでも工賃が高い事業所を利用したい」——その気持ちは、とても自然で、当然のことです。働く以上、少しでも多く稼ぎたいと思うのは、人として当たり前の感情です。
B型事業所の中には、月額3万円〜5万円、中には10万円近くを支払う高工賃の事業所も確かに存在します。こうした事業所を見つけて利用できれば、生活の質が大きく向上します。
しかし、工賃だけで事業所を選ぶことは、お勧めしません。工賃が高い事業所には、それなりの理由と条件があります。生産性を求められる、スキルが必要、競争的な雰囲気——工賃が高い分、利用者への要求も高くなる傾向があります。
もしあなたが、高い生産性を求められても大丈夫、スキルがある、競争的な環境でも頑張れる——そういう方なら、高工賃の事業所は素晴らしい選択です。スキルを活かし、高い工賃を得て、将来的には一般就労を目指せるかもしれません。
しかし、もしあなたが、自分のペースで働きたい、プレッシャーは避けたい、居場所が欲しい——そういう方なら、工賃は平均的でも、雰囲気が良く、柔軟性のある事業所の方が、長く続けられるかもしれません。
大切なのは、総合的に判断することです。工賃、雰囲気、作業内容、通いやすさ、支援員の対応——すべてを考慮して、自分に最も合った事業所を選んでください。
そして、複数の事業所を見学して、比較してください。工賃だけを見るのではなく、実際に事業所に行き、雰囲気を感じ、支援員と話し、他の利用者を見てください。「ここなら続けられそう」と思える事業所が、あなたにとって最適な事業所です。
あなたが、自分に合った事業所を見つけ、満足のいく工賃を得ながら、充実した日々を送れることを心から願っています。工賃は大切ですが、それがすべてではありません。あなたが心地よく、長く続けられる場所を見つけてください。その場所で、あなたらしく働き、成長し、人生を豊かにしてください。

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