「住吉大社に行きたい」「どんなご利益があるのか」「初辰まいりとは?」――住吉大社は、大阪を代表する神社であり、全国約2,300社の住吉神社の総本社として、古くから「すみよっさん」と親しまれています。本記事では、住吉大社の歴史、御祭神とご利益、見どころ、正しい参拝方法、初辰まいり、アクセス、年間行事、そして参拝の際の注意点まで、住吉大社の全てを詳しく解説します。
住吉大社は、1800年以上の歴史を持ち、海の神様、お祓いの神様として、また商売繁盛、開運の神様として、多くの参拝者が訪れます。広大な境内には見どころも多く、一日かけてゆっくり参拝したい関西屈指のパワースポットです。
住吉大社とは
まず、住吉大社の基本情報を理解しましょう。
基本情報
正式名称:住吉大社(すみよしたいしゃ)
所在地: 〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
社格:
- 式内社(名神大社)
- 摂津国一宮
- 旧官幣大社
- 二十二社(上七社)の一社
- 別表神社
創建: 神功皇后摂政11年(西暦211年) ※約1800年以上の歴史
御祭神:
- 底筒男命(そこつつのおのみこと)
- 中筒男命(なかつつのおのみこと)
- 表筒男命(うわつつのおのみこと) 以上三神を総称して「住吉大神」
- 神功皇后(じんぐうこうごう)
社紋: 花菱(はなびし)
住吉大社の特徴
1. 全国2,300社の住吉神社の総本社
- 日本各地の住吉神社の総本山
- 「すみよしさん」「すみよっさん」と親しまれる
2. 海の神様
- 航海安全、海上安全
- 古代からの海運の守護神
3. お祓いの神様
- 禊祓(みそぎはらえ)の神
- 心身の浄化
4. 商売繁盛
- 大阪商人の信仰
- 商売繁盛、金運
5. 初辰まいり
- 毎月最初の辰の日の参拝
- 商売繁盛、家内安全
6. 初詣の人気スポット
- 関西の初詣参拝者数トップクラス
- 毎年約200万人以上
7. 広大な境内
- 約3万坪
- 多くの摂末社
- 国宝の本殿
8. 太鼓橋(反橋)
- 住吉大社のシンボル
- 美しいアーチ型の橋
御祭神とご利益
住吉大社の御祭神とご利益について詳しく解説します。
御祭神
住吉大神(すみよしおおかみ)
三柱の神様の総称:
1. 底筒男命(そこつつのおのみこと)
- 海の底の神
2. 中筒男命(なかつつのおのみこと)
- 海の中ほどの神
3. 表筒男命(うわつつのおのみこと)
- 海の表面の神
誕生神話
- イザナギの禊祓(みそぎはらえ)の際に誕生
- 海で身を清めた時に生まれた神
- だから、お祓い・浄化の神
4. 神功皇后(じんぐうこうごう)
- 第14代仲哀天皇の皇后
- 住吉大神のお告げで三韓征伐
- 住吉大社を創建
ご利益
1. 航海安全・海上安全
- 海の神様
- 船舶の安全
- 漁業の繁栄
2. 商売繁盛・事業成功
- 大阪商人が代々信仰
- 商売繁盛、金運
- 事業の発展
3. お祓い・浄化
- 禊祓の神
- 心身の浄化
- 厄除け
4. 開運・出世運
- 全般的な運気上昇
- 出世、昇進
5. 武運長久
- 神功皇后の三韓征伐
- 勝利、勝負運
6. 和歌・文芸
- 古来より歌人が参拝
- 芸能、文化
7. 農業守護
- 五穀豊穣
- 豊作
8. 安産
- 神功皇后が安産だった
- 安産祈願
9. 縁結び
- 良縁
- 夫婦円満
10. 厄除け
- あらゆる災厄除け
どんな人におすすめ?
- 商売をしている人(商売繁盛)
- 経営者、自営業(事業成功)
- 海運・漁業関係者(海上安全)
- 浄化されたい人(お祓い)
- 厄年の人(厄除け)
- 開運したい人(全般的な運気上昇)
- 妊婦(安産祈願)
- 関西在住の人(初詣、初辰まいり)
- 全ての人(総合的なパワースポット)
住吉大社の歴史
住吉大社の長い歴史を紹介します。
創建(211年)
神功皇后の三韓征伐
- 仲哀天皇の死後、神功皇后が新羅遠征
- 住吉大神のお告げで大勝利
- 無事帰国
住吉大社の創建
- 神功皇后摂政11年(211年)
- 住吉大神のお告げにより、現在地に創建
- 「住吉」=「住み良い吉い場所」
古代
朝廷の崇敬
- 大和朝廷から特に重視
- 遣唐使の航海安全を祈願
- 国家的な神社
歌人の参拝
- 多くの歌人が参拝
- 万葉集、古今和歌集に住吉が詠まれる
平安時代
二十二社の一つ
- 平安時代、朝廷から特に崇敬された22の神社
- 住吉大社は「上七社」の一つ(最高位)
貴族の参拝
- 多くの貴族が参拝
- 歌会、和歌
中世
武士の信仰
- 武家からも崇敬
- 戦勝祈願
近世(江戸時代)
大坂商人の信仰
- 大坂(大阪)が商業の中心地に
- 商人たちが商売繁盛を祈願
- 「大坂の繁栄は住吉大社のおかげ」
初辰まいりの始まり
- 毎月最初の辰の日に参拝
- 商売繁盛、家内安全
庶民の参拝
- 「住吉詣り」が盛んに
- 多くの人が参拝
近代(明治以降)
官幣大社
- 明治時代、官幣大社に列格
- 国家から重視
現代
- 初詣の人気スポット
- 商売繁盛の神様
- パワースポットとして注目
境内の見どころ
住吉大社の広大な境内には、多くの見どころがあります。
1. 太鼓橋(反橋・そりはし)
住吉大社のシンボル
- 美しいアーチ型の橋
- 池に架かる
- 最大傾斜約48度(かなり急)
意味
- この橋を渡ることで、お祓い
- 神様に近づく
写真スポット
- 非常に絵になる
- 多くの人が写真撮影
渡れる
- 実際に渡ることができる
- 注意して渡る(急勾配)
2. 本殿(第一本宮〜第四本宮)
国宝
- 四つの本殿
- 全て国宝
住吉造(すみよしづくり)
- 神社建築最古の様式の一つ
- 直線的で力強い
- 切妻造、妻入
配置
- 第一本宮、第二本宮、第三本宮:縦一列
- 第四本宮:第三本宮の横
参拝順序
- 第一本宮(底筒男命)
- 第二本宮(中筒男命)
- 第三本宮(表筒男命)
- 第四本宮(神功皇后)
全ての本宮を参拝
- 四つ全てに参拝することが大切
3. 石舞台(いしぶたい)
国の重要文化財
- 日本三大石舞台の一つ
- 舞楽を奉納する舞台
- 慶長年間(1600年頃)、豊臣秀頼が奉納
4. 五所御前(ごしょごぜん)
パワースポット
- 第一本宮の奥
- 住吉大神が最初に降臨した場所とされる
五・大・力(ごたいりき)の石
- 小石に「五」「大」「力」の文字
- この三つの石を探して持ち帰ると、願いが叶う、力が授かる
- 願いが叶ったら、自分で「五」「大」「力」と書いた石を三つ、倍返しで六つ戻す
探し方
- 玉砂利の中から探す
- 根気よく
5. おもかる石
第一本宮の近く
- 三つの石
- 願い事を念じながら石を持ち上げる
- 予想より軽ければ、願いが叶いやすい
- 予想より重ければ、もう少し努力が必要
6. 楠珺社(なんくんしゃ)
初辰まいりの社
- 商売繁盛、家内安全
- 宇迦魂命(うかのみたまのみこと)=お稲荷さん
招福猫(しょうふくねこ)
- 左手を挙げた猫(人を招く)
- 右手を挙げた猫(お金を招く)
- 毎月初辰の日に授与
- 48回(4年間)参拝して48体集めると、満願成就
7. 浅澤社(あさざわしゃ)
初辰まいりの社
- 芸能、美容、女性の守護
8. 大歳社(おおとししゃ)
初辰まいりの社
- 集金、仕事運
9. 種貸社(たねかししゃ)
初辰まいりの社
- 子授け、商売の元手(種銭)
一粒万倍の御利益
- 少しのものが何倍にも
10. 御文庫(おぶんこ)
重要文化財
- 徳川家康が寄進
- 宝物を収蔵
11. 神館(しんかん)
結婚式場
- 住吉大社での結婚式
12. その他の摂末社
境内には多数の摂末社があります:
- 大海神社(だいかいじんじゃ)
- 船玉神社(ふなたまじんじゃ)
- 市戎大国社(いちえびすだいこくしゃ)
- その他多数
正しい参拝方法
住吉大社の正しい参拝方法を紹介します。
参拝の順序
1. 鳥居(正面鳥居)
- 鳥居の前で一礼
- 「お邪魔します」
2. 太鼓橋(反橋)
- 渡ることで、お祓い
- 注意して渡る(急勾配)
- 渡らずに横の道でもOK
3. 手水舎
- 心身を清める
- 正しい手水の作法
4. 本殿(第一本宮〜第四本宮)へ
参拝順序は重要
- 第一本宮(底筒男命)
- 第二本宮(中筒男命)
- 第三本宮(表筒男命)
- 第四本宮(神功皇后)
各本宮での参拝作法
- 二拝二拍手一拝
- 住所・名前→感謝→願い事
5. 五所御前
- 第一本宮の奥
- 「五」「大」「力」の石を探す
6. おもかる石
- 願い事を念じて持ち上げる
7. 楠珺社(初辰まいりの場合)
- 商売繁盛、家内安全
8. その他の摂末社
- 時間があれば
9. お守り・御朱印
- 授与所で
- 参拝してから
10. 鳥居を出る
- 振り返って一礼
願い事の伝え方
各本宮で
- 住所と名前
- 感謝
- 願い事(具体的に)
例: 「大阪府○○市○○町○○番地に住んでおります、山田太郎と申します。日頃より見守ってくださり、ありがとうございます。商売が繁盛し、家族全員が健康で幸せに暮らせますよう、お導きください。どうぞよろしくお願いいたします。」
お守り・御朱印
お守り
- 授与所で
- 商売繁盛守、開運守、厄除守など多数
御朱印
- 授与所でいただく
- 初穂料:300円
- 住吉大社のほか、摂末社の御朱印も
御朱印帳
- 住吉大社オリジナルの御朱印帳も
初辰まいり(はったつまいり)
住吉大社の名物、初辰まいりについて詳しく解説します。
初辰まいりとは
毎月最初の辰の日
- 「辰(たつ)」=「発達(はったつ)」
- 毎月最初の辰の日に参拝
- 商売繁盛、家内安全
江戸時代から
- 大坂商人が始めた習慣
- 現代も多くの経営者、商売人が参拝
参拝する社
四つの社を巡る
- 楠珺社(なんくんしゃ)
- 商売繁盛、家内安全
- 招福猫を授与
- 浅澤社(あさざわしゃ)
- 芸能、美容、女性守護
- 大歳社(おおとししゃ)
- 集金、仕事運
- 種貸社(たねかししゃ)
- 子授け、資本(種銭)
招福猫(しょうふくねこ)
初辰まいりの象徴
種類
- 奇数月:左手挙げ(人を招く)
- 偶数月:右手挙げ(お金を招く)
- 小(3,000円)と中(6,000円)
48体集めると満願
- 毎月初辰の日に参拝して、招福猫を授与
- 48回(4年間)で48体
- 「始終発達(しじゅうはったつ)」
- 48体集めたら、大きな猫と交換
ご利益
- 商売繁盛
- 家内安全
- 開運
初辰まいりの日程
毎月最初の辰の日
- 12日に一度巡ってくる
- カレンダーで確認
- 土日に当たることもあれば、平日のこともある
2025年の初辰まいり(例)
- 1月6日、1月18日、1月30日… (最初の辰の日は1月6日)
確認方法
- 住吉大社のホームページ
- カレンダーの干支
初辰まいりの流れ
- 早朝から参拝可能
- 四つの社を巡る
- 各社で参拝
- 楠珺社で招福猫を授与
- お守り、御朱印
所要時間
- 約1時間
アクセス
住吉大社へのアクセス方法を紹介します。
電車
南海本線「住吉大社駅」
- 徒歩3分(最も近い)
南海高野線「住吉東駅」
- 徒歩5分
阪堺電気軌道(路面電車)「住吉鳥居前駅」
- 徒歩すぐ
大阪メトロ御堂筋線「あびこ駅」
- 徒歩約15分
大阪・梅田方面から
- 大阪駅→(JR環状線)→新今宮駅→(南海本線)→住吉大社駅:約20分
難波から
- 難波駅→(南海本線)→住吉大社駅:約10分
バス
大阪シティバス
- 「住吉大社」「住吉鳥居前」バス停
車
阪神高速15号堺線「住吉出口」
- すぐ
駐車場
- 住吉大社駐車場(有料)
- 約200台
- 正月三が日、初辰まいりの日は混雑
大阪市内から
- 約15〜30分
おすすめのアクセス方法
電車が便利
- 南海本線「住吉大社駅」が最も近い
- 大阪市内からアクセス良好
路面電車も風情あり
- 阪堺電気軌道(チンチン電車)も楽しい
参拝のベストタイミング
住吉大社を訪れるおすすめの時期や時間帯を紹介します。
おすすめの日
毎月初辰の日(初辰まいり)
- 特に運気が高い
- 招福猫を授与
- 商売繁盛
正月(1月1日〜3日)
- 初詣
- 非常に混雑(約200万人)
- エネルギーが高い
住吉祭(7月30日〜8月1日)
- 大阪三大夏祭りの一つ
- 神輿渡御
おすすめの時期
春(3月〜5月)
- 桜、新緑
- 気候が良い
秋(9月〜11月)
- 紅葉
- 涼しい
正月
- 初詣
- 混雑覚悟
おすすめの時間帯
早朝
- 開門:6:00(10月〜3月)、6:30(4月〜9月)
- 人が少ない
- 清々しい
平日の午前中
- 土日祝より空いている
避けた方が良い時間
- 正月三が日:非常に混雑
- 初辰まいりの日:やや混雑
年間行事
1月1日:元旦祭、初詣 1月最初の辰の日:初辰まいり 2月3日:節分祭 4月:卯之葉神事 5月:御田植神事 7月30日〜8月1日:住吉祭(夏祭り) 毎月1日、中旬、晦日:月次祭 毎月初辰の日:初辰まいり
周辺の観光スポット
住吉大社の周辺には、他にも見どころがあります。
大阪市立美術館
天王寺公園内
- 住吉大社から車で約10分
- 東洋美術のコレクション
通天閣・新世界
大阪のシンボル
- 住吉大社から車で約15分
- 串カツ、大阪グルメ
あべのハルカス
日本一高いビル
- 展望台
- ショッピング、グルメ
住吉公園
住吉大社の隣
- 桜の名所
- 散策
参拝の際の注意点
住吉大社を参拝する際の注意点をまとめます。
服装
清潔な服装
- カジュアルでも可
- 露出の多い服は避ける
歩きやすい靴
- 境内が広い
マナー
静かに
- 神聖な場所
- 大声で騒がない
写真撮影
- 境内は基本的に撮影OK
- 本殿内部は撮影禁止
- 他の参拝者への配慮
太鼓橋
- 急勾配、注意して渡る
- 混雑時は横の道を
その他
正月三が日
- 非常に混雑(約200万人)
- 早朝または平日がおすすめ
初辰まいりの日
- やや混雑
- 早めに行く
トイレ
- 境内にあり
飲食
- 境内に飲食店はない
- 周辺に飲食店多数
まとめ
住吉大社は、約1800年の歴史を持つ、全国2,300社の住吉神社の総本社であり、大阪を代表するパワースポットです。海の神様、お祓いの神様、商売繁盛の神様として、多くの参拝者が訪れます。
住吉大社参拝のポイント:
- 御祭神:住吉大神(三神)、神功皇后
- ご利益:商売繁盛、海上安全、お祓い、開運、厄除け
- 見どころ:太鼓橋、本殿(国宝)、五所御前、おもかる石
- 参拝方法:第一〜第四本宮を全て参拝、五所御前で石探し
- 初辰まいり:毎月初辰の日、招福猫、48体で満願
- アクセス:南海本線「住吉大社駅」徒歩3分
- おすすめ:初辰まいり、早朝、平日
- 初詣:関西トップクラス、約200万人
住吉大社はこんな人におすすめ:
- 商売をしている人
- 経営者、自営業
- 開運したい人
- 浄化されたい人
- 厄年の人
- 関西在住の人
- 大阪観光と合わせたい人
住吉大神の強力なご加護をいただき、商売繁盛、開運、幸福を引き寄せましょう。「すみよっさん」の愛称で親しまれる大阪の守護神に、心を込めて参拝してください。
素晴らしい参拝となりますように。住吉大神のご加護がありますように。
