はじめに
就労継続支援B型の利用を検討しているけれど、「どうやって探せばいいのか分からない」「たくさんある事業所の中から、どれを選べばいいのか迷っている」そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
事業所選びは、今後の働き方や生活の質に大きく影響する重要な決断です。自分に合った事業所を見つけることで、楽しく働きながらスキルを身につけ、工賃を得て、将来のキャリアにつなげていくことができます。
本記事では、就労継続支援B型事業所の探し方について、具体的な方法から見学時のチェックポイント、比較検討の仕方まで、実践的な情報を詳しく解説していきます。この記事を読めば、自分にぴったりの事業所を見つけるための道筋が見えてくるはずです。
B型事業所探しの基本的な流れ
ステップ1 情報収集(1〜2週間)
まずは、どのような事業所があるのか、幅広く情報を集めます。複数の方法を組み合わせることで、より多くの選択肢を知ることができます。
ステップ2 候補の絞り込み(1週間)
集めた情報をもとに、自分の希望や条件に合いそうな事業所を3〜5ヶ所程度に絞り込みます。
ステップ3 問い合わせ・見学予約(数日〜1週間)
絞り込んだ事業所に電話やメールで連絡し、見学の予約を取ります。
ステップ4 見学・体験(1〜2ヶ月)
実際に事業所を訪問し、雰囲気や作業内容を確認します。多くの事業所では数日間の体験利用も可能です。
ステップ5 比較検討(1〜2週間)
複数の事業所を見学した後、それぞれの特徴を比較して最終的に利用する事業所を決定します。
ステップ6 利用手続き(1〜2ヶ月)
受給者証の申請、サービス等利用計画の作成、利用契約などの手続きを進めます。
全体の目安期間 2〜4ヶ月程度
B型事業所の探し方 7つの方法
1. インターネット検索
最も手軽で、多くの情報を得られる方法です。
検索キーワードの例
- 「就労継続支援B型 〇〇市」
- 「B型事業所 △△区」
- 「就労支援 パソコン作業 ××県」
- 「就労継続支援B型 在宅 ○○市」
検索のコツ
- 地域名を具体的に入れる
- 希望する作業内容を入れる(例 「動画編集」「軽作業」)
- 複数の検索エンジン(Google、Yahoo!など)を使う
- 検索結果の2〜3ページ目まで確認する
主な情報源
- 事業所の公式ホームページ
- 福祉ポータルサイト(WAM NET、福祉のお仕事など)
- 自治体の福祉サービス検索システム
- 口コミサイト
メリット
- 自宅で好きな時間に調べられる
- 多くの事業所を一度に比較できる
- 事業所の雰囲気を写真で確認できることがある
デメリット
- ホームページがない事業所は見つけにくい
- 情報が古い場合がある
- 実際の雰囲気は分かりにくい
2. 市区町村の障害福祉課に相談
自治体の窓口には、地域のB型事業所のリストや詳しい情報があります。
相談できる場所
- 市役所・区役所の障害福祉課
- 福祉事務所
- 保健所・保健センター
相談時に聞けること
- 地域にあるB型事業所のリスト
- 各事業所の特徴や作業内容
- 受給者証の申請方法
- サービス利用までの流れ
- 利用料(自己負担額)について
相談時に伝えるべきこと
- 自分の障害の種類や状況
- 希望する作業内容
- 通所可能な範囲
- 利用したい日数・時間
- その他の希望や不安なこと
メリット
- 正確で最新の情報が得られる
- 専門の職員から丁寧な説明を受けられる
- 利用手続きについても同時に相談できる
- 自治体独自の支援制度も教えてもらえる
デメリット
- 平日の開庁時間に行く必要がある
- 予約が必要な場合がある
- 職員によって知識の差がある
利用のポイント
- 事前に電話で相談の予約を取っておくとスムーズ
- 障害者手帳や診断書を持参すると話が早い
- メモを取りながら聞く
- もらった資料は大切に保管する
3. 相談支援事業所を活用
相談支援事業所は、障害福祉サービスの利用全般をサポートする専門機関です。
相談支援事業所とは 障害のある方が適切な福祉サービスを利用できるよう、計画作成や相談支援を行う事業所です。相談支援専門員が、一人ひとりのニーズに合わせたサービス等利用計画を作成します。
相談できる内容
- 自分に合ったB型事業所の紹介
- 複数の事業所の比較アドバイス
- サービス等利用計画の作成
- 見学の同行(場合によって)
- 利用開始後のフォローアップ
メリット
- 専門家の視点からアドバイスがもらえる
- 個別のニーズに合わせた提案を受けられる
- サービス等利用計画の作成も依頼できる
- 中立的な立場からの情報が得られる
デメリット
- 相談支援事業所自体を探す必要がある
- 相談支援専門員との相性がある
- 地域によっては事業所が少ない
探し方
- 市区町村の障害福祉課で紹介してもらう
- インターネットで「相談支援事業所 〇〇市」と検索
- かかりつけの医療機関で紹介してもらう
4. 医療機関・主治医に相談
通院している病院やクリニックの医師、精神保健福祉士、ソーシャルワーカーに相談する方法です。
相談できる専門職
- 主治医
- 精神保健福祉士(PSW)
- 医療ソーシャルワーカー(MSW)
- 看護師
- 作業療法士(OT)
メリット
- 自分の病状や障害の状態をよく理解している人からのアドバイス
- 医療的な観点から適した事業所を提案してもらえる
- すでに信頼関係がある相手に相談できる安心感
- 同じ病院の患者が利用している事業所の情報が得られる
デメリット
- 医療機関によって情報量に差がある
- 特定の事業所に偏る可能性がある
- 診察時間内での相談になる
相談のコツ
- 診察の際に「B型事業所を探している」と伝える
- PSWやMSWがいる場合は、別途相談時間を設けてもらう
- 紹介状や診断書が必要な場合は依頼する
5. 地域活動支援センターやデイケアで情報収集
すでに地域活動支援センターやデイケアを利用している場合、そこで情報を得ることができます。
得られる情報
- 他の利用者が通っているB型事業所
- スタッフが知っている事業所の情報
- 実際の利用者の体験談
メリット
- リアルな体験談が聞ける
- 同じような状況の人の話が参考になる
- 複数の事業所の比較情報が得られる
デメリット
- 主観的な意見が多い
- 情報が偏っている可能性がある
- 人によって感じ方が違う
活用のポイント
- 複数の人の意見を聞く
- 良い点だけでなく、大変だった点も聞く
- 自分の状況と比較して判断する
6. 障害者就労支援センターに相談
ハローワークに併設されている、または独立した障害者就労支援センターでも情報が得られます。
相談できる内容
- B型事業所の情報
- 将来的な一般就労への道筋
- 就労移行支援との比較
- 訓練内容のアドバイス
メリット
- 就労の専門家からアドバイスがもらえる
- キャリアパスを考えながら事業所を選べる
- 就労に関する総合的な相談ができる
デメリット
- B型事業所に特化した情報ではない
- 一般就労を前提とした話になりがち
7. 知人・家族からの紹介
すでにB型事業所を利用している知人や、同じ障害のある家族がいる人からの紹介です。
メリット
- 信頼できる人からの情報
- 具体的で詳しい情報が得られる
- 見学に同行してもらえることもある
デメリット
- その人に合っていても自分に合うとは限らない
- 遠慮して本音が聞けないことがある
- 選択肢が限られる
活用のポイント
- 良い点だけでなく、大変な点も聞く
- 自分の希望と照らし合わせて判断する
- 紹介だからといって必ず選ぶ必要はない
事業所を選ぶ際の重要なチェックポイント
1. 作業内容
確認すべきこと
- どのような作業があるか(軽作業、パソコン作業、農作業など)
- 自分の興味や適性に合っているか
- 初心者でもできる作業があるか
- スキルアップできる作業があるか
- 作業の種類を選べるか、ローテーションか
良い事業所の特徴
- 複数の作業内容を用意している
- 利用者のレベルに合わせた作業がある
- 段階的にステップアップできる仕組みがある
- 新しい作業にチャレンジする機会がある
2. 工賃
確認すべきこと
- 工賃の計算方法(時給制、出来高制、固定給など)
- 平均工賃月額
- 最低工賃と最高工賃
- 昇給の仕組み
- 支払い方法とタイミング(月払い、週払い、手渡し、振込など)
工賃に関する注意点
- 平均工賃はあくまで目安
- 利用日数や作業時間によって大きく変わる
- 最初は低くても、スキルアップで増える可能性がある
- 工賃だけでなく、学べる内容も重視する
質問例
- 「初心者が月に20日、1日4時間利用した場合の工賃の目安は?」
- 「スキルが向上すると工賃はどのくらい上がりますか?」
- 「最も工賃が高い利用者はどのくらい稼いでいますか?」
3. 通いやすさ
確認すべきこと
- 自宅からの距離と所要時間
- 利用可能な交通手段(徒歩、自転車、バス、電車など)
- 交通費の負担
- 送迎サービスの有無
- 駐車場の有無(自家用車や家族の送迎の場合)
理想的な通所時間
- 片道30分以内が望ましい
- 最大でも1時間以内
- 乗り換えが少ない経路
送迎サービスについて
- 送迎範囲
- 送迎時間
- 費用(無料か有料か)
- 送迎車両(車椅子対応など)
4. 利用時間の柔軟性
確認すべきこと
- 営業日と営業時間
- 週に何日から利用できるか
- 1日の利用時間(最短・最長)
- 遅刻・早退への対応
- 通院などでの欠席への対応
- 時間帯の選択肢(午前のみ、午後のみなど)
柔軟性の高い事業所の特徴
- 週1日、1日2時間からでも利用可能
- 体調に応じて利用時間を調整できる
- 通院日の確保に理解がある
- 遅刻や早退に寛容
5. 支援体制
確認すべきこと
- 支援員の人数と配置
- 支援員の資格や経験
- 個別支援計画の作成頻度
- 面談の頻度
- 緊急時の対応体制
- 生活面のサポートの有無
質の高い支援体制の特徴
- 利用者数に対して十分な支援員がいる
- 定期的な個別面談がある
- 困ったときにすぐ相談できる雰囲気
- 体調管理や生活リズムのサポートがある
- 就労移行への支援がある
6. 雰囲気・環境
確認すべきこと
- 事業所全体の雰囲気
- 利用者同士の関係性
- 支援員の対応
- 施設の清潔さ
- 作業スペースの広さ
- 休憩スペースの有無
- トイレの清潔さとバリアフリー対応
- 冷暖房設備
- 騒音レベル
良い雰囲気の事業所の特徴
- 利用者が生き生きと作業している
- 笑顔が見られる
- 支援員が優しく丁寧に対応している
- 整理整頓されている
- 適度な静けさがある
7. プログラム・イベント
確認すべきこと
- 作業以外のプログラム(レクリエーション、講座など)
- 季節のイベント
- 外出活動
- 資格取得支援
- スキルアップ研修
充実したプログラムの例
- パソコン講座
- ビジネスマナー研修
- コミュニケーション訓練
- 健康管理プログラム
- 趣味の活動
8. 設備・機材
作業に応じた設備
- パソコン作業 十分なスペックのPC、ソフトウェア
- 軽作業 作業台、必要な道具
- 農作業 畑、農機具、休憩所
- 調理 厨房設備、調理器具
共通設備
- ロッカー(貴重品を保管できる)
- 休憩室
- 給湯室
- バリアフリー対応
- エレベーター(2階以上の場合)
9. 食事
確認すべきこと
- 昼食の提供の有無
- 昼食代
- 食事の持ち込み可否
- 食物アレルギーへの対応
- 給湯設備の利用可否
昼食提供のメリット
- 準備の手間が省ける
- 栄養バランスが取れる
- 食事を通じた交流がある
10. 実績・安定性
確認すべきこと
- 運営年数
- 利用者数
- 定員と空き状況
- 一般就労への移行実績
- 継続利用率
- 受注状況(仕事の安定性)
安定した事業所の特徴
- 数年以上の運営実績がある
- 利用者数が安定している
- 一般就労への移行実績がある
- 継続的に仕事の受注がある
見学時の準備とチェックリスト
見学前の準備
1. 事前に質問リストを作成 聞きたいことをメモにまとめておきましょう。その場で思いつかないことも多いので、準備が大切です。
2. 持ち物
- メモ帳と筆記用具
- 質問リスト
- 障害者手帳(持っている場合)
- スリッパ(必要に応じて)
- 飲み物(必要に応じて)
3. 服装
- 清潔感のある普段着で問題ありません
- 作業を体験する場合は動きやすい服装
- アクセサリーは控えめに
4. 同伴者
- 家族や支援者と一緒に行ってもOK
- 事前に同伴者がいることを伝えておく
見学時のチェックリスト
□ 第一印象
- 施設は清潔か
- 明るい雰囲気か
- 整理整頓されているか
□ 利用者の様子
- 楽しそうに作業しているか
- 支援員との関係は良好か
- 自分と似た障害や年齢の人がいるか
□ 支援員の対応
- 丁寧に説明してくれるか
- 質問に誠実に答えてくれるか
- 利用者への接し方は適切か
□ 作業内容
- 実際の作業を見せてもらう
- 自分にできそうな作業があるか
- 興味が持てる作業があるか
□ 施設・設備
- 作業スペースは十分か
- トイレは清潔でバリアフリーか
- 休憩スペースはあるか
- 冷暖房は整っているか
□ 雰囲気
- 落ち着いて作業できそうか
- 騒音レベルは自分に合っているか
- 人間関係は良好そうか
□ アクセス
- 実際に通所できそうか
- 所要時間は許容範囲か
- 経路は安全か
見学時に聞くべき質問
作業について
- 「どのような作業がありますか?」
- 「初心者でもできる作業はありますか?」
- 「作業は選べますか?」
- 「スキルアップの機会はありますか?」
工賃について
- 「工賃の計算方法を教えてください」
- 「平均的な工賃はどのくらいですか?」
- 「初心者の工賃の目安は?」
- 「昇給の仕組みはありますか?」
利用条件について
- 「週に何日から利用できますか?」
- 「1日の利用時間は何時間からですか?」
- 「遅刻や早退はどのように対応していますか?」
- 「体調不良での欠席はどうすればいいですか?」
サポートについて
- 「支援員は何人いますか?」
- 「個別面談はありますか?」
- 「生活面の相談もできますか?」
- 「緊急時の対応はどうなっていますか?」
その他
- 「見学後に体験利用はできますか?」
- 「現在の空き状況は?」
- 「利用開始までの流れを教えてください」
見学後にすべきこと
1. 印象をメモする 見学直後に、感じたことをメモしておきましょう。時間が経つと忘れてしまいます。
2. 家族や支援者と共有 見学の内容を家族や相談支援専門員などと共有し、意見を聞きます。
3. 疑問点の確認 後から疑問が出てきたら、遠慮せず事業所に問い合わせましょう。
4. 他の事業所と比較 複数の事業所を見学し、比較検討します。
体験利用のススメ
見学だけでは分からないことも多いため、可能であれば数日間の体験利用をすることをお勧めします。
体験利用のメリット
実際の作業を経験できる 見学では分からない、作業の難易度や自分との相性が分かります。
1日の流れが分かる 朝の準備から作業、休憩、終了までの流れを体験できます。
利用者や支援員との交流 実際にコミュニケーションを取ることで、雰囲気がより分かります。
自分の体力や集中力を確認 実際に通所してみて、無理なく続けられそうか判断できます。
体験利用の期間
一般的な期間
- 1日〜1週間程度
- 事業所によっては2週間程度可能なところも
おすすめの期間
- 最低でも3日間
- できれば5日間(1週間)
1日だけでは分からないことも多いので、複数日の体験をお勧めします。
体験利用時の注意点
受給者証がなくても体験できる 多くの事業所では、受給者証がなくても体験利用を受け入れています。
複数の事業所を体験してもOK 1ヶ所に決める前に、2〜3ヶ所を体験することをお勧めします。
体験後に断ってもOK 体験したからといって必ず利用する必要はありません。合わないと感じたら、正直に伝えて大丈夫です。
複数の事業所を比較する方法
比較表を作成する
見学や体験した事業所の情報を表にまとめると、比較しやすくなります。
比較項目の例
| 項目 | A事業所 | B事業所 | C事業所 |
| 作業内容 | パソコン作業 | 軽作業 | 農作業 |
| 平均工賃 | 15,000円 | 12,000円 | 18,000円 |
| 通所時間 | 30分 | 45分 | 20分 |
| 送迎 | あり(無料) | なし | あり(有料) |
| 雰囲気 | ◎ | ○ | ○ |
| 支援体制 | ◎ | ○ | △ |
| 設備 | ◎ | △ | ○ |
| 総合評価 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
優先順位をつける
すべての条件を満たす事業所はなかなかありません。自分にとって何が最も重要かを考えましょう。
優先順位の例
- 作業内容(自分の興味に合っている)
- 通いやすさ(自宅から近い)
- 雰囲気(落ち着いて作業できる)
- 支援体制(相談しやすい)
- 工賃(高いに越したことはないが、最優先ではない)
家族や支援者の意見も参考に
自分一人で決めるのが不安な場合は、家族や相談支援専門員などの意見も聞いてみましょう。ただし、最終的には自分の意思で決めることが大切です。
「完璧な事業所」を求めすぎない
すべての条件を満たす事業所を探し続けると、いつまでも決められません。70〜80点の事業所があれば、まずは利用してみるのも一つの方法です。
よくある失敗例と対策
失敗例1 工賃だけで選んでしまった
問題点 工賃が高い事業所を選んだが、作業内容が合わず、通所が苦痛になってしまった。
対策 工賃も大切ですが、作業内容や雰囲気、通いやすさなど、総合的に判断しましょう。長く続けられることが最も重要です。
失敗例2 通所の負担を軽視した
問題点 作業内容は良かったが、片道1時間以上かかり、通所自体が負担になってしまった。
対策 実際に通所する負担を具体的に想像しましょう。可能であれば、契約前に実際のルートで通ってみることをお勧めします。
失敗例3 見学だけで決めてしまった
問題点 見学時の印象は良かったが、実際に利用してみると雰囲気が違った。
対策 必ず体験利用をしてから決めましょう。数日間実際に通ってみることで、見学では分からなかったことが見えてきます。
失敗例4 1ヶ所しか見ずに決めた
問題点 比較対象がないため、その事業所が本当に自分に合っているのか判断できなかった。
対策 最低でも2〜3ヶ所は見学・体験してから決めましょう。比較することで、それぞれの特徴がより明確になります。
失敗例5 雰囲気に流されてしまった
問題点 見学時の支援員の対応が良く、その場の雰囲気で決めてしまったが、実際には作業内容が合わなかった。
対策 その場の雰囲気だけで決めず、一度持ち帰って冷静に考える時間を作りましょう。比較表を使って客観的に判断することが大切です。
利用開始後に合わないと感じたら
事業所選びに十分時間をかけても、実際に利用してみたら「合わない」と感じることはあります。そんな時は以下の対応を検討しましょう。
1. まずは支援員に相談
何が合わないのか、どうすれば改善できるのかを支援員に相談してみましょう。作業内容の変更や利用時間の調整など、柔軟に対応してくれる場合があります。
2. 一定期間は様子を見る
利用開始直後は誰でも緊張や不安があります。最低でも1〜2ヶ月は様子を見てから判断しましょう。
3. 事業所の変更も選択肢
どうしても合わない場合は、事業所を変更することも可能です。相談支援専門員に相談し、別の事業所を探しましょう。
変更時の注意点
- 現在の事業所にきちんと退所の意向を伝える
- トラブルにならないよう、円満に退所する
- 次の事業所が決まってから退所する
よくある質問(FAQ)
Q1 事業所の見学に行くのが不安です。一人で行かなければいけませんか?
A 家族や支援者と一緒に行っても全く問題ありません。むしろ、複数の視点で見ることができるので、一緒に行くことをお勧めします。見学予約の際に同伴者がいることを伝えておきましょう。
Q2 見学や体験に費用はかかりますか?
A 見学は無料です。体験利用も基本的には無料ですが、昼食を提供する場合は食事代が必要なことがあります。事前に確認しましょう。
Q3 複数の事業所を見学してもいいのでしょうか?
A もちろん大丈夫です。むしろ、複数の事業所を見学・体験してから決めることをお勧めします。2〜3ヶ所を比較検討するのが理想的です。
Q4 見学や体験をしたら、必ず利用しなければいけませんか?
A いいえ、見学や体験をしても、利用を断ることは全く問題ありません。「検討します」と伝えれば大丈夫です。
Q5 事業所の定員が満員の場合、どうすればいいですか?
A 空きが出るまで待つか、他の事業所を探すことになります。複数の事業所に同時に見学予約を入れておくことをお勧めします。
Q6 受給者証がまだないのですが、見学や体験はできますか?
A できます。見学や体験に受給者証は不要です。むしろ、事業所を決めてから受給者証の申請をする流れが一般的です。
Q7 自宅から遠い事業所でも利用できますか?
A 制度上は可能ですが、継続して通うことを考えると、通所の負担が大きすぎる場合は避けた方が無難です。自治体によっては、遠方の事業所利用に制限がある場合もあります。
Q8 事業所を変更することはできますか?
A できます。現在の事業所に退所の意向を伝え、相談支援専門員に新しい事業所探しを相談しましょう。ただし、頻繁な変更は避け、できるだけ一つの事業所で継続することが望ましいです。
Q9 見学の予約はどのくらい前にすればいいですか?
A 1週間〜2週間前が目安です。事業所によっては当日や数日前でも対応してくれる場合がありますが、余裕を持って予約することをお勧めします。
Q10 どのくらいの期間をかけて事業所を探すべきですか?
A 一般的には2〜4ヶ月程度です。情報収集に1〜2週間、複数の事業所の見学・体験に1〜2ヶ月、比較検討と手続きに1〜2ヶ月が目安です。焦らず、じっくりと自分に合った事業所を探しましょう。
まとめ 自分に合った事業所を見つけるために
就労継続支援B型の事業所探しは、今後の生活に大きく影響する重要な決断です。時間をかけて、慎重に選ぶことが大切です。
事業所探しの成功のポイント
- 複数の方法で情報収集する インターネット、自治体、相談支援事業所など、様々な情報源を活用しましょう。
- 必ず見学・体験をする 実際に足を運んで、自分の目で確かめることが最も重要です。
- 複数の事業所を比較する 最低でも2〜3ヶ所を見学・体験してから決めましょう。
- 優先順位を明確にする 自分にとって何が最も重要かを考え、優先順位をつけましょう。
- 焦らず、じっくりと決める 「早く決めなければ」と焦る必要はありません。納得できるまで時間をかけましょう。
- 家族や支援者の意見も参考に 一人で抱え込まず、周りの人の意見も聞きながら決めましょう。
- 完璧を求めすぎない すべての条件を満たす事業所はないと考え、70〜80点の事業所があれば前向きに検討しましょう。
自分に合った事業所を見つけることができれば、楽しく働きながらスキルを身につけ、充実した日々を送ることができます。この記事が、あなたにとって最適なB型事業所を見つけるための一助となれば幸いです。
新しい一歩を踏み出す勇気を持って、自分らしい働き方を見つけてください。あなたの可能性が大きく開花することを願っています。

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