簿記3級から始める障害者枠での経理未経験転職の進め方

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経理職への転職を考えている障害者の方の中には、簿記3級を取得したけれど未経験でも採用されるのか、障害者枠で経理の求人はあるのか、どうやって応募すればいいか分からないと、不安を抱えている方は少なくありません。 簿記3級は経理職への入り口として評価される資格で、未経験からの障害者枠転職でも十分にチャンスがあります。 ここでは、経理職の基本、簿記3級の価値、未経験から始める道筋、求人の探し方、応募時のコツ、利用できる支援について解説していきます。

経理職の基本

経理職は、企業のお金の流れを管理する仕事です。

主な業務として、日々の取引の記録、伝票処理、請求書発行、入出金管理、月次決算、年次決算、税務申告補助などがあります。

PCに向かって集中して作業する時間が多く、ASD、社交不安、HSPなどの特性がある方にも比較的働きやすい職種です。

業務の流れが明確で、ルーティンワークの要素もあるため、見通しを持ちやすい仕事です。

正確性と緻密性が、最も評価される能力です。

経理は、どの業界、どの企業でも必要な職種です。 求人が比較的安定しており、長期的なキャリアを築きやすい分野でもあります。

簿記3級の価値

簿記3級は、経理職への入り口として評価される資格です。

簿記の基本的な知識、仕訳、決算の流れなどを学ぶ資格です。

未経験者にとって、簿記3級は経理への意欲と基礎知識を示す証拠となります。

採用担当者は、簿記3級保有者を、経理に興味があり、自己学習ができる人材として評価する傾向があります。

簿記3級だけで、すぐに高度な経理業務ができるわけではありません。 しかし、入社後の業務習得の土台として、十分に活用できます。

将来的に、簿記2級、1級へのステップアップも可能です。 資格取得を続けることで、キャリアアップにつながります。

未経験から始める道筋

未経験から経理職を目指す道筋を、見ていきましょう。

まず、簿記3級の知識を、実務で使えるレベルまで深めます。 試験に合格しただけでなく、実際に仕訳ができるレベルまで習熟することが大切です。

会計ソフトの基本操作も、学んでおきます。 弥生会計、freee、マネーフォワード、勘定奉行などの基本的な操作を、独学で学べます。

Excel スキルも、磨きます。 SUM、IF、VLOOKUP、ピボットテーブルなどの基本機能は、必須です。

可能であれば、簿記2級も取得します。 2級まで取得すると、評価が大きく上がります。

実務経験を、積みます。 就労移行支援事業所、職業訓練校、インターンなどで、実務経験を積む機会があります。

経理関連の職種の幅

経理関連の職種の幅も、知っておきましょう。

経理職は、企業規模や業務内容によって、複数の職種に分かれます。

経理事務、経理アシスタントは、未経験から入りやすいポジションです。 伝票入力、書類整理、データ入力などが中心です。

会計事務は、税理士事務所、会計事務所での業務です。 複数の顧客企業の経理を、一括で担当します。

財務事務は、資金繰り、銀行対応、投資関連の業務です。

決算業務、税務業務は、より専門性が高い業務です。 経験を積んでから、ステップアップする領域です。

業務委託、フリーランスとして、経理業務を請け負う働き方もあります。

障害者枠での経理求人

障害者枠での経理求人の状況を、見ていきましょう。

経理事務、経理アシスタントの求人は、障害者枠でも比較的多くあります。

特例子会社、大企業の経理部門、中堅企業の経理部などで、求人が出ています。

完全在宅、ハイブリッド勤務の経理求人も、増えています。 データ入力中心の業務であれば、リモートワークが可能です。

時短勤務、週20時間勤務の経理求人も、見つけることができます。

給与水準は、一般の経理職より低めの傾向がありますが、長期勤続を前提とした安定した雇用が期待できます。

求人の探し方

経理求人の探し方を、見ていきましょう。

障害者専門の転職エージェントが、最も有力な情報源です。 DODAチャレンジ、アットジーピー、エージェントサーナ、ランスタッドチャレンジド、LITALICOキャリアなどに登録できます。

担当アドバイザーに、経理職を希望することを明確に伝えます。 簿記3級保有、PCスキル、未経験OKの求人を希望と、具体的に伝えます。

ハローワークの専門援助部門でも、経理求人を相談できます。

求人サイトで、経理事務、会計事務、データ入力などのキーワードで検索します。

就労移行支援事業所からの紹介も、選択肢です。 事務職特化型、簿記資格取得支援に力を入れている事業所が、経理職への就職実績があります。

応募時のコツ1 簿記3級のアピール

応募時のコツを、見ていきましょう。

簿記3級を、しっかりアピールします。 履歴書、職務経歴書に、簿記3級の取得を明記します。

取得時期、取得理由も、簡潔に書きます。 経理職を目指して、計画的に学習したことを伝えます。

学習過程での工夫、努力なども、面接で話せるように準備します。 資格取得への意欲は、入社後の成長への意欲としても評価されます。

会計ソフトの操作経験、Excelスキルも、併せて記載します。

応募時のコツ2 ポテンシャルの提示

未経験者として、ポテンシャルを提示することが大切です。

学ぶ意欲、向上心を、伝えます。 入社後も、簿記2級、1級へのステップアップを目指していることを伝えます。

ルーティンワークへの適性を、アピールします。 正確に、コツコツと業務に取り組める性格を強調します。

集中力、緻密性などの強みを、具体的なエピソードで示します。

数字への抵抗感がないこと、計算が苦にならないことも、伝えます。

長期勤続への意欲を、明確に示します。 経理職は、長く一つの会社で働くことが評価される職種です。

応募時のコツ3 障害特性の伝え方

障害特性の伝え方も、大切です。

経理業務での強みとなる障害特性を、ポジティブに伝えます。

ASDの方は、緻密性、集中力、正確性などが強みです。

精神疾患のある方は、症状の安定、自己管理能力を伝えます。

身体障害のある方は、在宅勤務での生産性、PC作業での集中力などを強調します。

合理的配慮の依頼は、具体的に伝えます。 通院、業務量、勤務時間など、必要な配慮を明確にします。

主治医からの意見書を、添えます。

入社後のキャリア形成

入社後のキャリア形成も、考えていきましょう。

最初の3ヶ月から半年は、基本業務の習得に集中します。 焦らず、確実にスキルを身につけます。

1年目で、日常業務を一通り経験します。 仕訳、伝票処理、月次決算の流れなどを、覚えていきます。

簿記2級の取得を、目指します。 業務外の時間で、計画的に学習を進めます。

3年から5年で、決算業務、税務関連業務に挑戦します。 徐々に、責任のある業務を任されるようになります。

経験を積んだ後、転職市場での価値も高まります。 経理経験者として、より条件の良い求人に挑戦できます。

最終的には、経理マネージャー、CFO候補など、上位ポジションも視野に入ります。

利用できる支援機関

経理未経験から障害者枠への転職で利用できる支援機関を、整理しておきましょう。

障害者専門の転職エージェントは、経理求人に詳しい専門家です。 DODAチャレンジ、アットジーピー、エージェントサーナ、ランスタッドチャレンジド、LITALICOキャリアなどに登録できます。

ハローワークの専門援助部門は、無料の就労相談窓口です。

地域障害者職業センターでは、職業評価や職業準備支援を受けられます。

就労移行支援事業所では、経理スキル習得と就職活動のサポートが受けられます。 事務職特化型、IT特化型の事業所も活用できます。

職業能力開発校では、経理関連の職業訓練が受けられます。 無料、または低価格で、簿記、会計ソフトの操作を学べます。

主治医、カウンセラーには、就労準備について相談できます。

精神保健福祉センターでは、無料で心の相談を受けられます。

社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーは、雇用契約と生活設計の専門家です。

自助グループ、当事者団体への参加も、心の支えになります。

家族や信頼できる人にも、相談します。

24時間対応の電話相談窓口も、頼れる存在です。 よりそいホットライン0120-279-338、いのちの電話、いのちSOS 0120-061-338などが、無料で利用できます。

これらの支援機関を活用しながら、未経験から経理職へのキャリアを築いていきましょう。

まとめ

経理職はPCに向かって集中して作業する時間が多く正確性と緻密性が評価される職種で、ASDや社交不安などの特性がある方にも比較的働きやすく、簿記3級は未経験者の経理への意欲と基礎知識を示す入り口として評価されます。 未経験から始めるには、簿記3級の知識を実務レベルまで深め、会計ソフト(弥生、freee、マネーフォワード)とExcelスキルを磨き、できれば簿記2級まで取得し、就労移行支援事業所などで実務経験を積むことが効果的です。 障害者枠の経理求人は特例子会社、大企業の経理部門、中堅企業などで多くあり、完全在宅やハイブリッド勤務、時短勤務の求人も増えており、長期勤続を前提とした安定雇用が期待できます。 応募時は簿記3級のアピール、学ぶ意欲とルーティンワークへの適性、緻密性などの障害特性をポジティブに伝え、障害者専門エージェント、ハローワーク、就労移行支援事業所、職業能力開発校などを活用しながら、長期的なキャリアを築いていきましょう。

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