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朝、家を出る時に何を持っていくか忘れる。
職場で上司に指示された内容を、自分の席に戻る頃には忘れている。
買い物に行ったのに、何を買いに来たか分からなくなる。
「さっき言ったでしょう」「何度同じことを聞くの」「メモを取りなさい」、こうした言葉を周囲から投げかけられて、深く傷ついている方が今この瞬間にもたくさんいます。
事故や脳卒中、脳腫瘍、低酸素脳症、こうした原因で高次脳機能障害を発症した方は、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害、こうした症状に日々苦しんでいます。
身体は元気でも、外見からは健康に見えても、脳の機能に変化が生じたことで日常生活と仕事に大きな影響が出ています。
「以前の自分とは違ってしまった」「もう元のように働けない」「家族にも迷惑をかけてばかり」、こうした思いで自分を責め続けている方も少なくありません。
高次脳機能障害は、見えない障害として理解されにくく、当事者と家族の苦しみは深いものです。
しかし、知ってほしい大切な事実があります。
メモアプリやリマインダーアプリ、こうしたデジタルツールを上手に活用することで、記憶や注意の困難を大きく補うことができます。
スマートフォンに搭載されたAI機能、音声入力、こうした技術の進化により、高次脳機能障害を抱える方の生活と仕事を支える環境が整いつつあります。
二〇二六年現在、無料または低額で使えるアプリが充実しており、自分に合ったツールを見つけることで、生活の質を大きく改善できます。
この記事では、高次脳機能障害を抱える方が活用できるメモアプリや関連ツール、それを使いこなす工夫についてお伝えしていきます。
高次脳機能障害とメモの重要性
最初に、高次脳機能障害の症状とメモが果たす役割を整理しておきましょう。
高次脳機能障害には、いくつかの典型的な症状があります。
一つ目の症状は、記憶障害です。
新しいことを覚えられない、少し前のことを思い出せない、約束を忘れる、こうした記憶の困難があります。
特に短期記憶が弱くなることが多く、聞いた直後でも忘れてしまうことがあります。
二つ目の症状は、注意障害です。
集中力が続かない、複数のことに注意を向けられない、こうした困難があります。
会議中に話の内容を追えなくなる、作業中に他のことに気を取られて元の作業に戻れない、こうしたことが起こります。
三つ目の症状は、遂行機能障害です。
計画を立てる、段取りを考える、優先順位をつける、こうした実行機能に困難があります。
「何から手をつけたらいいか分からない」状態になりがちです。
四つ目の症状は、社会的行動障害です。
感情のコントロールが難しい、対人関係でのトラブルが増える、こうした症状もあります。
五つ目の症状は、失語、失行、失認です。
言葉が出てこない、慣れた動作ができない、認識の困難、こうした特殊な症状もあります。
これらの症状の中で、メモを取ることが特に有効なのが記憶障害、注意障害、遂行機能障害です。
メモは、脳の外部記憶装置として機能します。
頭の中で覚えておけないことを、外部に書き留めておくことで、必要な時に確認できるようになります。
紙のメモも有効ですが、デジタルのメモアプリには、紙にはないいくつかの利点があります。
一つ目の利点は、検索機能です。
膨大なメモの中から、必要な情報をキーワードで検索できます。
二つ目の利点は、リマインダー機能です。
特定の時間に通知を出してくれる機能があり、忘れがちな予定を確実に把握できます。
三つ目の利点は、共有機能です。
家族や支援者とメモを共有することで、サポートを受けやすくなります。
四つ目の利点は、音声入力です。
文字を書くのが大変な時も、話しかけるだけでメモが残せます。
五つ目の利点は、複数のデバイスでの同期です。
スマートフォンで取ったメモを、パソコンやタブレットでも見られます。
六つ目の利点は、紛失リスクの低さです。
紙のメモは失くしやすいですが、デジタルメモはクラウドに保存されているため、デバイスを買い替えても引き継げます。
これらの利点を活用することで、高次脳機能障害の症状を大きく補えます。
基本となるメモアプリ
まず、基本的なメモアプリをいくつか紹介します。
それぞれ特徴があるので、自分に合うものを選ぶことが大切です。
一つ目のアプリは、Googleキープです。
無料で使える、シンプルで使いやすいメモアプリです。
色分け、ラベル付け、リマインダー、音声入力、こうした基本機能が揃っています。
家族との共有もしやすく、初心者にもおすすめです。
二つ目のアプリは、Apple Notesです。
iPhoneやiPad、Macを使っている方には、標準で入っているメモアプリが便利です。
シンプルな操作で、写真や手書き、音声録音も組み合わせて記録できます。
iCloudで自動同期されます。
三つ目のアプリは、Evernoteです。
長年使われている定番のメモアプリです。
豊富な機能、強力な検索、こうしたものが特徴です。
ノートブック機能で、メモを分類して管理しやすくなっています。
無料版でも基本機能は使えます。
四つ目のアプリは、Microsoft OneNoteです。
WindowsやOfficeを使っている方に親和性が高いアプリです。
ノートを階層的に整理でき、長期的な記録に向いています。
五つ目のアプリは、Notionです。
メモだけでなく、タスク管理、データベース、こうした多機能を一つのアプリで管理できます。
慣れるまで時間がかかりますが、使いこなせば強力なツールになります。
六つ目のアプリは、Bear、Things、こうしたシンプルさを重視したアプリです。
機能が絞られている分、操作が直感的で迷いません。
これらのアプリの中から、自分に合うものを選ぶには、実際にいくつか試してみることをおすすめします。
操作性、見やすさ、必要な機能、こうしたものは個人の好みが大きく影響します。
最初は無料版で試して、必要に応じて有料版にアップグレードする形でよいでしょう。
リマインダーアプリの活用
メモアプリと並んで重要なのが、リマインダーアプリです。
時間や場所と連動して通知を出してくれるアプリは、高次脳機能障害の方には特に有用です。
一つ目のアプリは、スマートフォンの標準リマインダーです。
iPhoneのリマインダー、Androidの標準リマインダー、こうしたものは標準機能として使えます。
時刻指定、繰り返し設定、場所指定、こうした基本機能が揃っています。
二つ目のアプリは、Todoist、TickTick、こうしたタスク管理アプリです。
リマインダー機能だけでなく、タスクの優先順位付け、期限管理、こうしたこともできます。
業務のタスク管理にも活用できます。
三つ目のアプリは、Googleカレンダーです。
予定の管理だけでなく、リマインダー機能も備えています。
家族や同僚とカレンダーを共有することで、サポートを受けやすくなります。
四つ目のアプリは、薬の服薬管理アプリです。
毎日決まった時間に薬を飲む必要がある方には、薬の服薬管理アプリが便利です。
服薬時間にアラームを鳴らしてくれます。
五つ目のアプリは、習慣化アプリです。
毎日続けたい習慣、ルーティン、こうしたものを管理してくれます。
Habitica、Streaks、こうしたアプリがあります。
リマインダーは、設定の細かさが重要です。
「家を出る前に持ち物を確認する」「会議の十分前にメモを準備する」「毎週月曜の朝に週の予定を整理する」、こうした具体的な内容で設定することで、確実に行動につなげられます。
音声入力の活用
文字入力が苦手な方や、書き留める時間がない時には、音声入力が非常に有効です。
一つ目の音声入力ツールは、スマートフォンの音声入力機能です。
iPhoneのSiri、AndroidのGoogle音声入力、こうしたものは標準で使えます。
「Hey Siri」「OK Google」、こうした音声コマンドで起動できます。
二つ目の音声入力ツールは、Googleドキュメントの音声入力です。
パソコンでGoogleドキュメントを開き、音声入力モードにすれば、話した内容が文字化されます。
長文の作成にも対応できます。
三つ目の音声入力ツールは、音声録音アプリです。
スマートフォンの標準ボイスメモ、Notta、こうしたアプリで音声を録音し、後で聞き直すこともできます。
四つ目の音声入力ツールは、文字起こしAIです。
会議や講習の内容を録音し、後でAIに文字起こしさせるツールです。
Notta、Otter、Rimo Voice、こうしたサービスがあります。
これらの音声ツールを活用することで、メモを取る負担を大きく軽減できます。
スマートフォンに話しかけるだけで、必要な情報を残せます。
仕事で活用するための具体的な工夫
高次脳機能障害を抱えながら仕事を続けるために、メモアプリをどう活用すればよいか、具体的な工夫をいくつか紹介します。
一つ目の工夫は、業務のテンプレート化です。
毎日同じような業務がある場合、その手順をメモアプリにテンプレート化します。
「朝のルーティン」「メール返信の手順」「会議準備のチェックリスト」、こうしたテンプレートがあれば、迷わず進められます。
二つ目の工夫は、即時記録の習慣化です。
何か指示や情報を受け取ったら、すぐにメモアプリに記録する習慣をつけます。
「後で書こう」と思うと忘れてしまうので、その場で記録することが大切です。
スマートフォンを常に手の届く場所に置いておくのも有効です。
三つ目の工夫は、会議のメモの取り方です。
会議中は、メモを取りながら話を聞くのが難しい場合があります。
録音許可を得て音声録音し、後で文字起こしする方法が有効です。
または、会議の最後に「今日の決定事項を確認させてください」と聞いて、重要な内容だけメモに残します。
四つ目の工夫は、優先順位の可視化です。
メモアプリのラベル機能や色分け機能を使って、優先順位を視覚的に示します。
「赤は今日中、黄色は今週中、緑は来週以降」、こうしたルールを自分で決めます。
五つ目の工夫は、定期的な見直しです。
朝の業務開始時、昼休み後、退勤前、こうしたタイミングでメモを見直す習慣をつけます。
「今日やること」「忘れていないこと」を確認することで、抜け漏れを防げます。
六つ目の工夫は、業務手順の写真記録です。
複雑な業務手順は、写真で記録するのが分かりやすいことがあります。
「機械の操作手順」「書類の記入例」、こうしたものを写真でメモアプリに残しておきます。
七つ目の工夫は、人と会う前の準備メモです。
打ち合わせや顧客訪問の前に、相手の名前、会う目的、話す内容、こうしたものをメモに整理しておきます。
会話中に詰まった時も、メモを確認できれば安心です。
八つ目の工夫は、終業時の引き継ぎメモです。
その日の業務の状況、明日やること、保留中の案件、こうしたものを終業時にメモに残します。
翌朝、このメモから始めることで、業務再開がスムーズになります。
これらの工夫を組み合わせることで、メモが仕事を支える強力なツールになります。
日常生活で活用する工夫
仕事だけでなく、日常生活でもメモアプリは大きな助けになります。
一つ目の活用は、買い物リストです。
家にないもの、必要なもの、こうしたものをメモアプリに記録しておきます。
買い物中に「何を買うんだっけ」となっても、リストを見れば思い出せます。
二つ目の活用は、薬の服用記録です。
朝、昼、晩、こうした服薬時間にリマインダーを設定します。
飲み忘れを防げるだけでなく、飲んだかどうかを記録することで、二重服用も防げます。
三つ目の活用は、家事のチェックリストです。
洗濯、掃除、ゴミ出し、こうした家事を曜日ごとに整理して、リマインダーで通知します。
四つ目の活用は、家族や友人との約束の記録です。
「来週の土曜日に病院」「再来週の日曜日に家族の誕生日」、こうした予定をカレンダーアプリに登録し、前日と当日にリマインダーを設定します。
五つ目の活用は、財布の中身の管理です。
「今日いくら使った」「カードで何を買った」、こうしたお金の流れをメモに残します。
家計管理アプリ、Money Forward、Zaim、こうしたものと組み合わせると便利です。
六つ目の活用は、医療情報の管理です。
通院日、検査結果、医師に聞きたいこと、薬の名前、こうした医療関連の情報をメモアプリに集約します。
通院時にすぐに確認できる状態にしておきます。
七つ目の活用は、感情と体調の記録です。
毎日の気分、体調、症状の変化、こうしたものを記録することで、自分の状態を把握しやすくなります。
主治医との診察時にも、客観的な情報として活用できます。
八つ目の活用は、よく行く場所の情報の記録です。
病院、行政窓口、銀行、こうした場所の住所、電話番号、必要な持ち物、こうした情報をメモにまとめておきます。
スマートフォンが手元にあれば、いつでも確認できます。
これらの活用法を組み合わせることで、日常生活がぐっと過ごしやすくなります。
家族や支援者との連携
高次脳機能障害の方の支援は、家族や支援者との連携が大切です。
メモアプリを使って、家族や支援者と情報を共有することで、サポートを受けやすくなります。
一つ目の連携方法は、共有メモの作成です。
GoogleキープやNotion、こうしたアプリでは、特定のメモを家族と共有できます。
「今日の予定」「買い物リスト」「困っていること」、こうしたものを共有して、家族からのサポートを受けられます。
二つ目の連携方法は、カレンダーの共有です。
Googleカレンダーで予定を家族と共有することで、家族が予定を把握できます。
「今日は通院だから送迎が必要」「来週は会社の懇親会」、こうした予定が家族にも見えれば、サポートしやすくなります。
三つ目の連携方法は、緊急連絡先の登録です。
スマートフォンに、家族、主治医、職場、ケースワーカー、こうした緊急連絡先を登録しておきます。
緊急時に迷わず連絡できる状態にしておきます。
四つ目の連携方法は、医療情報の共有です。
主治医との診察時に、家族にも同席してもらい、診察内容をメモに残します。
そのメモを家族と共有することで、家族も病状を把握できます。
五つ目の連携方法は、進捗の共有です。
仕事の進捗、リハビリの状況、こうした情報を家族と共有することで、励ましや具体的なサポートを得られます。
家族や支援者との連携は、本人の負担を軽減し、家族の不安も和らげる効果があります。
職場での合理的配慮を求める
高次脳機能障害は、身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳の対象になることがあります。
職場に対して合理的配慮を求めることができます。
合理的配慮として求められることをいくつか紹介します。
一つ目の配慮は、メモアプリやリマインダーアプリの業務利用許可です。
スマートフォンを業務中に使うことが、職場で原則禁止されている場合もあります。
メモアプリ使用のための例外を認めてもらいます。
二つ目の配慮は、指示の方法の調整です。
口頭での指示だけでなく、メールや書面、こうした形でも指示してもらうことで、後から確認できます。
三つ目の配慮は、業務量の調整です。
複数のタスクを同時並行で進めるのが難しい場合、一つずつ集中できるよう業務量を調整してもらいます。
四つ目の配慮は、休憩時間の確保です。
集中力が続かない、疲労が蓄積しやすい、こうした症状に対応するために、定期的な休憩を取れるよう調整してもらいます。
五つ目の配慮は、勤務時間の柔軟化です。
時差出勤、短時間勤務、こうした制度を活用することで、自分のペースで働けます。
六つ目の配慮は、職場環境の整備です。
静かな場所での業務、個別の作業スペース、こうした集中しやすい環境を整えてもらいます。
七つ目の配慮は、ジョブコーチの活用です。
地域障害者職業センターのジョブコーチが、職場を訪問してサポートしてくれる制度があります。
これらの配慮を求める際は、主治医の意見書があると説得力が増します。
合理的配慮は、企業の法的義務として定められています。
不当に拒否された場合は、各都道府県の労働局の総合労働相談コーナー、こうした行政機関に相談できます。
障害者手帳と支援制度の活用
高次脳機能障害の方が活用できる障害者手帳と支援制度について整理しておきましょう。
一つ目は、身体障害者手帳です。
身体機能の障害がある場合、身体障害者手帳の対象になります。
医療費の助成、税金の控除、公共交通機関の割引、こうしたメリットがあります。
二つ目は、精神障害者保健福祉手帳です。
高次脳機能障害の認知面の症状が中心の場合、精神障害者保健福祉手帳の対象になります。
主治医に「手帳を取得したい」と相談すれば、診断書を書いてもらえます。
三つ目は、障害年金です。
高次脳機能障害で日常生活や就労に支障が出ている場合、障害年金の対象になります。
月数万円から十万円以上の年金を受け取れる可能性があります。
申請には医師の診断書や病歴申立書が必要で、社会保険労務士のサポートを受けるとスムーズに進みます。
四つ目は、自立支援医療制度です。
精神科の通院費の自己負担を一割程度に軽減できます。
五つ目は、介護保険です。
四十歳以上で、特定疾病に該当する場合、介護保険のサービスを利用できます。
六つ目は、障害福祉サービスです。
居宅介護、就労継続支援、こうしたサービスを利用できます。
七つ目は、地域障害者職業センター、ジョブコーチ支援です。
職業評価、ジョブコーチによる職場でのサポート、こうした包括的な支援を無料で受けられます。
八つ目は、就労移行支援、就労継続支援です。
一般就労を目指す方は就労移行支援、自分のペースで働きたい方は就労継続支援、こうした選択肢があります。
これらの制度を組み合わせて活用することで、生活と仕事を支える基盤を作れます。
当事者会や家族会の活用
高次脳機能障害の当事者会、家族会、こうした場所に参加することで、心の支えと実践的な情報を得られます。
日本高次脳機能障害友の会、各地の家族会、こうした団体があります。
同じ経験を持つ仲間と話すことで、孤独感が和らぎます。
実践的なツールの使い方、サポート機関の情報、こうしたものも共有できます。
オンラインで参加できるコミュニティも増えています。
経済的な不安への対処
高次脳機能障害で就労に困難があり、収入が不安定な場合、利用できる支援制度があります。
雇用保険に加入していた方は、ハローワークで失業保険の手続きをしてください。
家賃が払えない、または払うのが難しい状況であれば、住居確保給付金で家賃を最長九か月間支給してもらえます。
社会福祉協議会の緊急小口資金は、当面の生活費を最大十万円まで無利子で借りられる制度です。
働けない状態が続く場合は、生活保護の申請も視野に入れます。
会社員時代に病気で退職した方は、傷病手当金を最長一年六か月間受給できます。
借金がある方は、法テラスを通じて債務整理で法的に解決できます。
これらの制度を組み合わせて活用することで、生活基盤を安定させながらリハビリと社会復帰を進められます。
申請に不安がある方は、つくろい東京ファンド、NPO法人もやい、こうした支援団体に同行を依頼してください。
心と体のケアを優先
高次脳機能障害を抱える方は、症状による日々の負担と、自分の変化への戸惑いから、メンタル面でも疲弊しがちです。
主治医との相談を継続し、必要に応じて服薬の調整やカウンセリングの頻度を増やしてください。
各自治体の精神保健福祉センターでは、無料で相談を受けられます。
夜中に強い苦しさを感じる時は、よりそいホットライン、いのちの電話、こうした二十四時間対応の電話相談窓口に連絡してください。
NPO法人あなたのいばしょのチャット相談、こうした文字での相談窓口も利用できます。
体の健康も大切です。
栄養バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、こうした基本的な健康管理を意識してください。
「以前の自分とは違ってしまった」という思いに苦しむ時、新しい自分との出会いとして受け止めていく時間も必要です。
メモアプリは、新しい自分のための新しい習慣の一部です。
「メモを見ること」を恥ずかしいことではなく、自分の強みとして捉え直してみてください。
メガネが視力を補うように、メモが記憶を補うのは当然のことです。
まとめ
高次脳機能障害の記憶障害、注意障害、遂行機能障害には、メモアプリが大きな助けになります。
メモアプリには、検索機能、リマインダー、共有機能、音声入力、複数デバイス同期、紛失リスクの低さ、こうした紙にはない利点があります。
基本のメモアプリとして、Googleキープ、Apple Notes、Evernote、Microsoft OneNote、Notion、こうしたものから自分に合うものを選びます。
リマインダーアプリとして、スマートフォン標準リマインダー、Todoist、TickTick、Googleカレンダー、服薬管理アプリ、習慣化アプリ、こうしたものが活用できます。
音声入力として、スマートフォン標準機能、Googleドキュメント音声入力、音声録音アプリ、文字起こしAI、こうしたものが負担を軽減します。
仕事での活用として、業務のテンプレート化、即時記録、会議メモの工夫、優先順位の可視化、定期的な見直し、業務手順の写真記録、人と会う前の準備、終業時の引き継ぎ、こうした工夫が有効です。
日常生活では、買い物リスト、薬の服用記録、家事のチェックリスト、約束の記録、家計管理、医療情報、感情と体調、よく行く場所の情報、こうしたものを管理できます。
家族や支援者との連携として、共有メモ、カレンダー共有、緊急連絡先、医療情報共有、進捗共有、こうしたものが大切です。
職場での合理的配慮として、アプリ使用許可、指示の方法、業務量、休憩、勤務時間、職場環境、ジョブコーチ、こうしたものを求められます。
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害年金、自立支援医療制度、介護保険、障害福祉サービス、地域障害者職業センター、就労移行支援、こうした制度を活用できます。
当事者会や家族会、こうした繋がりも大切です。
経済的な不安には、失業保険、住居確保給付金、緊急小口資金、生活保護、傷病手当金、こうした制度を活用できます。
なお、もし今、精神的に追い詰められて死にたいといった気持ちが強く湧いている場合は、よりそいホットラインの「0120279338」やいのちの電話などの二十四時間対応の窓口に、どうか一度連絡してみてください。
あなたが今この瞬間を生き延びてくれることを、心から願っています。
