お子さんの将来を考え、B型施設を探している保護者の方へ
障害のあるお子さんに合った選択をするために、まず知っておきたい基本ガイド
初めての方は、基礎知識と不安解消をセットで押さえると安心です。
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施設選びでつまずきやすいポイント5記事
「夫が子どもの発達障害を理解してくれない」「障害を認めない」「育児を手伝わない」「私の育て方が悪いと言う」「俺は仕事で疲れていると逃げる」
「子どもを叱りつける」「療育に反対する」「離婚したい」「一人で抱え込んで限界」「どうすれば理解してもらえるのか」「夫婦関係が最悪」「味方がいない」。発達障害のある子を持つ母親の多くが、夫の無理解に悩んでいます。
夫が発達障害を理解しない理由は、知識不足、現実逃避、自分の責任を認めたくない、妻を責めることで自分を守る、男性の脳の特性、仕事優先の価値観、世間体、義理の両親の影響などです。
理解してもらう方法は、医師から説明してもらう、本や動画を見せる、療育に同行してもらう、具体的にお願いする、第三者を介入させる、夫婦カウンセリングなどです。
それでも理解しない場合、距離を置く、別居、離婚も選択肢です。
本記事では、夫が理解しない理由、理解してもらう方法、対処法、離婚の判断、そして一人で抱え込まない方法について詳しく解説します。
夫が理解しない理由
夫が発達障害を理解しない理由を説明します。
1. 知識不足
発達障害を知らない
発達障害について、全く知識がありません。
誤解
- 「わがままなだけ」
- 「しつけの問題」
- 「個性の範囲」
- 「そのうち治る」
2. 現実逃避
認めたくない
「自分の子どもが障害児」という現実を認めたくありません。
心理
- 「うちの子に限って」
- 「そんなはずがない」
- 「障害なんて大げさ」
3. 自分の責任を認めたくない
遺伝の可能性
発達障害には遺伝的要因があり、「自分のせい」と思いたくありません。
特に
夫自身に発達障害の傾向がある場合、認めることは自分の障害を認めることにもなります。
4. 妻を責めることで自分を守る
防衛機制
「妻の育て方が悪い」と妻を責めることで、自分を守ります。
モラハラ
これは、モラルハラスメントの一種です。
5. 男性の脳の特性
問題解決思考
男性は、問題を解決しようとしますが、発達障害は「解決」できないため、受け入れられません。
感情の共有が苦手
男性は、感情を共有することが苦手で、妻の苦しみを理解できません。
6. 仕事優先の価値観
育児は妻の仕事
「育児は妻の仕事、俺は仕事で疲れている」という価値観です。
平日は子どもと接触が少ない
平日は仕事で、子どもと接触が少なく、困りごとを実感していません。
7. 世間体
恥ずかしい
「障害児の親」ということを、世間に知られたくありません。
プライド
「うちの子は優秀」というプライドが傷つきます。
8. 義理の両親の影響
義理の両親が否定的
義理の両親(夫の親)が、「障害なんてない」「しつけの問題」と言っている場合、夫も同じ考えになります。
9. 過去のトラウマ
障害者への偏見
過去に障害者を見て、否定的な感情を持った経験があります。
10. 妻への不信感
妻を信用していない
妻を信用しておらず、「大げさに言っている」と思っています。
11. 変化を恐れる
現状維持
療育に通う、学校に配慮を求めるなど、変化を恐れます。
12. 夫自身の発達障害
自覚がない
夫自身に発達障害の傾向があり、「俺もそうだったけど普通に育った」と思っています。
理解してもらう方法
夫に理解してもらう方法を説明します。
1. 医師から説明してもらう
最も効果的
医師、専門家から説明してもらうことが、最も効果的です。
理由
妻が言うより、専門家が言う方が、信じます。
方法
- 夫を診察に同行させる
- 医師に、夫への説明を依頼する
- 診断書を見せる
内容
- 発達障害とは何か
- 子どもの症状
- 療育の必要性
- 親のサポートが重要
2. 本や動画を見せる
視覚的に理解
本や動画を見せることで、視覚的に理解できます。
おすすめの本
- 「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」栗原類
- 「ADHDでよかった」立入勝義
- 「自閉症の僕が跳びはねる理由」東田直樹
おすすめの動画
- YouTubeで「発達障害」で検索
- NHK「発達障害」特集
漫画
漫画は、読みやすくおすすめです。
- 「うちの子はADHD」かなしろにゃんこ
- 「リエゾン」ヨンチャン
3. 療育に同行してもらう
実感してもらう
療育に同行してもらい、専門家の話を聞いてもらいます。
効果
他の子どもを見て、「うちだけじゃない」と実感します。
4. 具体的にお願いする
曖昧ではダメ
「手伝って」ではなく、具体的にお願いします。
例
- 「日曜日の午前中、子どもを見ていて」
- 「週1回、お風呂に入れて」
- 「寝かしつけをして」
- 「療育の送迎をして」
5. 感情的にならない
冷静に
感情的になると、夫は聞く耳を持ちません。冷静に話します。
6. 夫の気持ちも聞く
否定しない
夫の気持ち(不安、恐れ、怒り)も聞き、否定しません。
7. 第三者を介入させる
仲介役
夫が信頼する第三者(夫の親、友人、カウンセラーなど)に仲介してもらいます。
8. 夫婦カウンセリング
専門家の介入
夫婦カウンセリングを受けます。
効果
カウンセラーが、客観的に説明してくれます。
費用
1回10,000円~20,000円程度
探し方
- インターネットで「夫婦カウンセリング ○○市」で検索
- 病院の精神科・心療内科
9. 文書で伝える
手紙、メール
口頭では伝わらない場合、手紙、メールで伝えます。
内容
- 子どもの困りごと
- 医師の診断
- 療育の必要性
- 夫にお願いしたいこと
- 感謝の気持ち
10. 時間をかける
焦らない
夫が理解するまで、時間がかかります。焦らず、少しずつ伝えます。
11. 小さな成功体験
できることから
夫に、子どもと一緒に遊ぶ、お風呂に入れるなど、小さなことから任せ、成功体験を積ませます。
12. 感謝を伝える
褒める
夫が少しでも協力してくれたら、感謝を伝え、褒めます。
夫が理解しない場合の対処法
夫が理解しない場合の対処法を説明します。
1. 夫に期待しない
諦める
夫に期待することを諦めます。
理由
期待すると、裏切られて傷つきます。
2. 他の支援を活用
夫以外に頼る
夫以外の支援(レスパイトケア、相談支援専門員、親の会、自分の親など)を最大限活用します。
3. 距離を置く
物理的・心理的距離
夫と距離を置きます。
方法
- 寝室を別にする
- 会話を最小限にする
- 夫の言葉を真に受けない
4. 自分の親に頼る
実家に頼る
自分の親に、育児を手伝ってもらいます。
5. 経済的自立
働く
可能であれば、働いて経済的に自立します。
理由
経済的自立があると、離婚の選択肢も持てます。
6. 夫婦関係の改善を諦める
割り切る
夫婦関係の改善を諦め、「子どものため」と割り切ります。
7. 別居
一時的に離れる
限界を感じたら、一時的に別居します。
方法
- 実家に帰る
- 子どもを預けて一人暮らし
8. 離婚
最終手段
夫が理解せず、モラハラ、DVがある場合、離婚も選択肢です。
詳細は後述
9. 夫の親に相談
味方になってもらう
夫の親(義理の両親)に相談し、味方になってもらいます。
ただし
義理の両親も理解がない場合、逆効果です。
10. 夫の友人に相談
男同士
夫の友人に相談し、夫に話してもらいます。
11. 自分を守る
心を守る
夫の言葉を真に受けず、自分の心を守ります。
方法
- 夫の言葉を右から左に流す
- カウンセリングを受ける
- 親の会で吐き出す
12. 証拠を残す
将来のために
夫のモラハラ、DVの証拠を残します。
方法
- 日記をつける
- 録音する
- 写真を撮る
- メール、LINEを保存
離婚を考えるべきケース
離婚を考えるべきケースを説明します。
1. モラハラ
精神的虐待
夫が、妻や子どもに対してモラルハラスメント(精神的虐待)をしている。
具体例
- 「お前の育て方が悪い」
- 「この子は普通だ、お前が騒ぎすぎ」
- 「俺の子がおかしいわけがない」
- 「お前が甘やかすから」
- 人格否定
2. DV
身体的虐待
夫が、妻や子どもに対してDV(身体的虐待)をしている。
具体例
- 殴る、蹴る
- 物を投げる
- 子どもを叩く
3. 育児放棄
協力ゼロ
夫が、育児に全く協力しない。
4. 経済的DV
お金を渡さない
夫が、生活費を渡さない、妻の収入を奪うなど、経済的DVをしている。
5. 不倫
裏切り
夫が不倫をしている。
6. 夫の暴言が子どもに悪影響
子どもを傷つける
夫の暴言が、子どもの心を傷つけている。
7. 妻のメンタルヘルスの悪化
うつ病など
夫の無理解により、妻がうつ病、不安障害などになっている。
8. 子どもへの虐待
子どもを守る
夫が子どもを虐待している場合、すぐに離婚を検討します。
離婚の手続き
離婚の手続きを簡単に説明します。
1. 協議離婚
話し合い
夫婦で話し合い、合意の上で離婚します。
離婚届
離婚届を提出します。
2. 調停離婚
家庭裁判所
協議が成立しない場合、家庭裁判所に調停を申し立てます。
調停委員
調停委員が仲介します。
3. 裁判離婚
裁判
調停でも合意できない場合、裁判で離婚を求めます。
離婚の条件
話し合うこと
- 親権
- 養育費
- 面会交流
- 財産分与
- 慰謝料(DVなどの場合)
弁護士
相談
離婚を考える場合、弁護士に相談します。
法テラス
経済的に厳しい場合、法テラス(0570-078374)に相談します。
離婚後の生活
離婚後の生活について説明します。
1. シングルマザーの支援
児童扶養手当
シングルマザーは、児童扶養手当を受給できます。
金額(2024年度)
- 第1子:月約44,140円(全部支給)
- 第2子:月約10,420円加算
- 第3子以降:月約6,250円加算
所得制限
あり
2. ひとり親家庭医療費助成
医療費が無料または軽減
自治体により異なります。
3. 養育費
夫から
夫から、養育費をもらいます。
金額
夫の収入により異なります。目安は、子ども1人で月2万円~6万円程度。
強制執行
養育費を払わない場合、強制執行できます。
4. 公営住宅
優先入居
ひとり親家庭は、公営住宅に優先的に入居できます。
5. 就労支援
ハローワーク
ハローワークで、就労支援を受けられます。
6. 保育園の優先入園
入りやすい
ひとり親家庭は、保育園に入りやすいです。
一人で抱え込まない
一人で抱え込まない方法を説明します。
1. 相談支援事業所
相談
相談支援専門員に、夫の無理解について相談します。
サポート
レスパイトケアの手配など、サポートしてくれます。
2. 親の会
ピアサポート
同じ悩みを持つ母親と交流します。
夫の無理解
多くの母親が、夫の無理解に悩んでいます。
3. カウンセリング
個人カウンセリング
カウンセラーに、つらい気持ちを吐き出します。
4. 自分の親
実家に頼る
自分の親に、育児を手伝ってもらいます。
5. SNS
オンラインのつながり
SNSで、同じ悩みを持つ母親とつながります。
鍵アカウント
夫に見られないよう、鍵アカウントを作ります。
6. レスパイトケア
休む
短期入所、日中一時支援などで、休みます。
7. 夫以外の男性の理解者
味方
夫以外の男性の理解者(自分の父、兄弟、友人など)がいると、心強いです。
よくある質問
Q1: 夫が障害を認めません。どうすればいいですか?
A: 医師から説明してもらいましょう。
診察に同行させ、医師から説明してもらうことが最も効果的です。
Q2: 夫が「お前の育て方が悪い」と言います。
A: モラハラです。距離を置く、離婚を検討しましょう。
これはモラルハラスメントです。夫に期待せず、他の支援を活用します。限界なら、離婚も選択肢です。
Q3: 夫が育児を手伝いません。
A: 具体的にお願いする、夫婦カウンセリングを受けましょう。
「手伝って」ではなく、具体的にお願いします。それでもダメなら、夫婦カウンセリングを受けます。
Q4: 離婚を考えています。
A: 弁護士に相談しましょう。
離婚を考える場合、弁護士に相談します。経済的に厳しい場合、法テラス(0570-078374)に相談します。
Q5: 夫と距離を置きたいです。
A: 寝室を別にする、会話を最小限にするなど、距離を置きましょう。
物理的・心理的に距離を置き、自分の心を守ります。
Q6: 夫の無理解で、うつ病になりました。
A: すぐに精神科・心療内科を受診してください。
うつ病の治療を受け、レスパイトケアを最大限活用します。限界なら、別居、離婚も検討します。
Q7: どうやって一人で乗り越えればいいですか?
A: 一人で乗り越える必要はありません。
相談支援事業所、親の会、自分の親、カウンセラー、レスパイトケアなど、夫以外の支援を最大限活用しましょう。
まとめ
夫が発達障害を理解しない理由は、知識不足、現実逃避、自分の責任を認めたくない、妻を責めることで自分を守る、男性の脳の特性、仕事優先の価値観、世間体、義理の両親の影響、過去のトラウマ、妻への不信感、変化を恐れる、夫自身の発達障害などです。
理解してもらう方法は、医師から説明してもらう(最も効果的)、本や動画を見せる、療育に同行してもらう、具体的にお願いする、感情的にならない、夫の気持ちも聞く、第三者を介入させる、夫婦カウンセリング、文書で伝える、時間をかける、小さな成功体験、感謝を伝えることです。
夫が理解しない場合の対処法は、夫に期待しない、他の支援を活用、距離を置く、自分の親に頼る、経済的自立、夫婦関係の改善を諦める、別居、離婚、夫の親に相談、夫の友人に相談、自分を守る、証拠を残すことです。
離婚を考えるべきケースは、モラハラ、DV、育児放棄、経済的DV、不倫、夫の暴言が子どもに悪影響、妻のメンタルヘルスの悪化、子どもへの虐待です。離婚の手続きは、協議離婚、調停離婚、裁判離婚で、弁護士に相談します。
離婚後の生活は、児童扶養手当、ひとり親家庭医療費助成、養育費、公営住宅、就労支援、保育園の優先入園などの支援があります。
一人で抱え込まず、相談支援事業所、親の会、カウンセリング、自分の親、SNS、レスパイトケアなど、夫以外の支援を最大限活用しましょう。
夫の無理解は、多くの母親が抱える問題です。あなたは一人ではありません。夫に期待しすぎず、他の支援を活用し、自分の心を守りましょう。限界を感じたら、別居、離婚も選択肢です。
主な相談窓口
夫婦カウンセラー
- 夫婦関係の改善
弁護士(法テラス)
- 0570-078374
- 離婚の相談
相談支援事業所
- 育児の相談、レスパイトケアの手配
親の会
- ピアサポート
カウンセラー
- 個人カウンセリング
DV相談ナビ
- 0570-0-55210
- DV被害の相談
一人で悩まず、必ず相談してください。夫の無理解は、あなたのせいではありません。自分を守ることを最優先にしましょう。

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