障がい者転職を検討中の方必読!
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障害者転職の面接で、「一人では緊張して必要なことを伝えられるか不安」「配慮事項をうまく説明できるか心配」と感じる方は少なくありません。そのような時、就労移行支援事業所や就労継続支援事業所、ハローワーク、医療・福祉機関などの支援者に面接へ同席してもらえる場合があります。
ただし、支援者の同席は、企業へ事前に確認し、本人・企業・支援者で役割を共有して進めることが大切です。面接の中心はあくまで応募者本人であり、支援者は本人の考えや希望を補足する役割を担います。この記事では、障害者転職の面接で支援者同席を検討する場面、企業への頼み方、当日の役割分担、準備のポイントを解説します。
面接への支援者同席は事前に相談する
支援者の同席は、すべての面接で必要となるものではありません。また、企業が同席を受け入れるか、面接中にどこまで発言できるかは、選考方針や面接形式によって異なります。まずは面接日時が決まった段階で、採用担当者へ希望を伝え、可否と当日の進め方を確認しましょう。
JEEDは、本人との面接だけでは職務遂行能力や就職への考えを把握しにくい場合に、家族、支援機関の担当者、学校の担任教諭などの同席を得て補足してもらうことが有効な場合があると示しています。必要に応じた支援者同席は、採用選考での配慮の一つとして検討できます。[1]
支援者同席を検討しやすいケース
支援者同席を考える理由は人によって異なります。たとえば、慣れない場面で緊張が強く、質問の意図を確認しながら回答したい場合、障害特性や配慮事項を職務との関係で補足してほしい場合、面接後に振り返りをして次の選考へ生かしたい場合などです。
同席するか迷う時は、「支援者に何をしてほしいか」を先に考えましょう。面接中の回答を代わりにしてもらうためではなく、必要に応じて補足してもらう、要点の聞き漏らしを防ぐ、配慮事項の伝達を整理する、といった目的にすると役割が明確になります。
| 検討する場面 | 支援者に期待できる役割の例 |
|---|---|
| 緊張で説明が難しい | 面接の流れを事前に整理し、必要時に確認事項を補足する |
| 配慮事項を伝えたい | 本人が説明した内容について、事前に合意した範囲で補足する |
| 支援機関との連携が必要 | 就職後に利用できる支援や連絡方法を説明する |
| 面接経験が少ない | 面接後の振り返りを行い、次回の改善点を一緒に整理する |
企業へ同席を確認・依頼する手順
依頼は、面接案内を受け取った後、できるだけ早めに行います。メールでは、支援者の所属と氏名、同席を希望する理由、当日の役割を簡潔に伝えます。企業側の面接人数や会場の都合もあるため、同席を当然のこととして求めるのではなく、相談したい形で伝えるとよいでしょう。
お世話になっております。〇月〇日〇時より面接のお時間をいただいております〇〇です。
当日は、就労支援機関の担当者1名の同席をお願いできればと考えております。面接での回答は私自身が行い、必要な場合のみ、働くうえでの配慮事項や支援体制について補足していただく予定です。
同席の可否および当日の進め方について、ご確認いただけますでしょうか。
企業から同席は難しいと言われた場合は、すぐに諦める必要はありません。面接前に支援者と回答を練習する、配慮事項をメモに整理して持参する、面接後に支援者へ報告して次につなげるなど、別の方法を考えられます。必要に応じて、支援者から事前に情報を共有できるかを企業へ確認しましょう。
面接当日の本人と支援者の役割分担
面接では、志望動機、これまでの経験、できること、希望する働き方は、まず本人が自分の言葉で話すことが重要です。支援者がすべて説明すると、企業側が本人の考えや業務への意欲を把握しにくくなるためです。
支援者は、本人が事前に希望した場合に限り、配慮事項の補足、支援機関が就職後に提供できる支援の説明、確認事項の整理などを行います。発言するタイミングもあらかじめ決めておくと、本人の話す機会を守りながらスムーズに進めやすくなります。
- 本人:志望動機、経験、得意なこと、働くうえで希望することを説明する。
- 支援者:本人が求めた範囲で、配慮事項や支援内容を補足する。
- 企業:仕事内容、勤務条件、相談先、採用後の体制を説明し、質問へ回答する。
同席前に準備したい配慮事項と就労パスポート
面接前に、本人と支援者で「できること」「苦手になりやすいこと」「必要な配慮」「確認したい質問」を整理しておきましょう。伝える情報は、仕事や面接に必要な範囲に絞ることが大切です。障害名や診断名を詳しく説明することよりも、どのような工夫があれば力を発揮しやすいかを具体的に伝えるほうが、企業も理解しやすくなります。
整理には、厚生労働省の就労パスポートを活用する方法もあります。就労パスポートは、働くうえでの特徴、アピールポイント、希望する配慮を支援機関と整理し、事業主へ伝えるためのツールです。採用面接で職場担当者に説明する場面でも活用できますが、必須提出書類ではありません。[2]
支援者同席で気をつけたいこと
支援者同席では、共有する情報の範囲を本人が決めることが重要です。障害に関する情報は慎重な取扱いが必要な情報です。企業へ伝える内容、支援者が発言する内容、採用後に誰と情報を共有するかを事前に確認しましょう。JEEDも、社内外への共有内容と範囲について本人の同意を得る必要性を示しています。[1]
また、面接直前に役割を決めると、本人も支援者も戸惑いやすくなります。「基本は本人が答える」「答えに詰まった時は少し待つ」「配慮事項は最後に支援者が補足する」といったルールを、事前に短く決めておくと安心です。
まとめ
障害者転職の面接では、必要に応じて支援者に同席してもらえる場合があります。ただし、企業への事前確認が必要であり、面接の中心は応募者本人です。支援者には、本人が希望した範囲で配慮事項や支援体制を補足してもらう役割をお願いしましょう。
同席の目的と役割を整理し、伝える情報の範囲を決めておけば、面接への不安を減らしやすくなります。一人で抱え込まず、利用している支援機関に相談しながら、自分に合う選考の進め方を考えてみてください。

