金刀比羅宮 1368段の石段を登る讃岐の守護神への参拝方法

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「金刀比羅宮に行きたい」「こんぴらさんとは何か」「1368段を登り切れるか不安」――金刀比羅宮は、香川県琴平町の象頭山中腹に鎮座する、「こんぴらさん」の愛称で親しまれる全国屈指のパワースポットです。本記事では、金刀比羅宮の歴史、御祭神とご利益、1368段の石段、見どころ、正しい参拝方法、アクセス、年間行事、そして参拝の際の注意点まで、金刀比羅宮の全てを詳しく解説します。

金刀比羅宮は、古くから海上交通の守護神として信仰され、「一生に一度はこんぴら参り」と言われるほど、多くの人々が憧れる聖地です。長い石段を登りきった先には、素晴らしい景色と、達成感、そして神様のご加護が待っています。

金刀比羅宮とは

まず、金刀比羅宮の基本情報を理解しましょう。

基本情報

正式名称:金刀比羅宮(ことひらぐう)

所在地: 〒766-8501 香川県仲多度郡琴平町892-1

社格

  • 旧国幣中社
  • 別表神社

創建: 不詳(古代から信仰の地) 社伝では、崇徳天皇の時代(1100年代)

御祭神

  • 大物主神(おおものぬしのかみ)
  • 崇徳天皇(すとくてんのう)

愛称: 「こんぴらさん」

神紋: 丸金(まるきん)

金刀比羅宮の特徴

1. 1368段の石段

  • 本宮まで785段
  • 奥社まで1368段
  • 石段を登る参拝が名物

2. 海上交通の守護神

  • 古くから船乗り、漁師の信仰
  • 海難除け、航海安全

3. 「一生に一度はこんぴら参り」

  • 江戸時代から庶民の憧れ
  • 一生に一度は参拝したい聖地

4. 讃岐の守護神

  • 香川県(讃岐国)の総鎮守

5. 象頭山(ぞうずさん)の中腹

  • 標高約251メートルの本宮
  • 標高約421メートルの奥社
  • 山全体が神域

6. 「金」の文字

  • 昔は「金毘羅宮(こんぴらぐう)」
  • 明治の神仏分離で「金刀比羅宮」に

7. 年間約400万人の参拝者

  • 四国屈指の観光地
  • 初詣、GW、夏休みは特に混雑

8. 表書院・高橋由一の襖絵

  • 重要文化財
  • 円山応挙の襖絵

御祭神とご利益

金刀比羅宮の御祭神とご利益について詳しく解説します。

御祭神

本宮

大物主神(おおものぬしのかみ)

  • 大国主命(おおくにぬしのみこと)の和魂(にぎみたま)
  • 国造りの神
  • 農業、商工業、医療の神
  • 海の神

崇徳天皇(すとくてんのう)

  • 第75代天皇
  • 保元の乱で讃岐に配流
  • 讃岐で崩御
  • 怨霊伝説もあるが、後に守護神として祀られる

奥社(厳魂神社・いづたまじんじゃ)

  • 天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
  • 高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
  • 神皇産霊神(かみむすびのかみ)

金刀比羅(こんぴら)の由来

金毘羅(こんぴら)

  • 元々は仏教の守護神「金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)」
  • 「クンビーラ」(インドの鰐の神、水の神)が由来
  • 仏教伝来とともに日本へ
  • 海上安全の神として信仰

神仏分離

  • 明治時代の神仏分離令
  • 仏教色を排除
  • 「金刀比羅宮」に改称
  • 御祭神を大物主神に変更

しかし庶民は「こんぴらさん」

  • 今も「こんぴらさん」と親しまれる

ご利益

1. 海上安全・航海安全(最大の特徴)

  • 船乗り、漁師の守護神
  • 海難除け
  • 豊漁

2. 交通安全

  • 現代では、車、飛行機など、あらゆる交通

3. 商売繁盛

  • 商工業の神
  • 事業成功

4. 五穀豊穣・農業守護

  • 農業の神

5. 医療・病気平癒

  • 医療の神
  • 健康

6. 開運・出世運

  • 人生の開運
  • 出世

7. 縁結び

  • 良縁

8. 学業成就

  • 学問

9. 厄除け

  • 災難除け

どんな人におすすめ?

  • 船乗り、漁師、海運関係者(海上安全)
  • パイロット、客室乗務員(航空安全)
  • ドライバー(交通安全)
  • 旅行好き、出張が多い人(旅の安全)
  • 経営者、自営業(商売繁盛)
  • 開運したい人
  • 体力に自信がある人(1368段登山)
  • 四国を訪れる人
  • 一生に一度の思い出作り

金刀比羅宮の歴史

金刀比羅宮の歴史を紹介します。

古代〜中世

古代の信仰

  • 象頭山は古代から霊山として信仰
  • 山岳信仰

神仏習合

  • 仏教伝来後、金毘羅大権現として信仰
  • 修験道の聖地

崇徳天皇

  • 保元の乱(1156年)で敗北
  • 讃岐に配流
  • 讃岐で崩御(1164年)
  • 怨霊伝説
  • 後に金刀比羅宮に合祀

江戸時代

庶民の信仰

  • 「こんぴら参り」が大流行
  • 「一生に一度はこんぴら参り」
  • 全国から参詣者

代参・こんぴら狗

  • 遠方で参拝できない人が、犬に初穂料をつけて旅人に託す
  • 「こんぴら狗」と呼ばれる
  • 犬が代わりに参拝

海上安全の信仰

  • 船乗りの信仰が篤い
  • 船に「こんぴら」の旗
  • 絵馬を奉納

金毘羅大権現

  • 仏教の権現として隆盛

明治時代以降

神仏分離(1868年)

  • 明治政府の神仏分離令
  • 仏教色を排除
  • 「金刀比羅宮」に改称
  • 御祭神を大物主神に

官幣中社

  • 国家から認められた神社

現代

  • 年間約400万人の参拝者
  • 四国屈指の観光地
  • パワースポットとして人気

1368段の石段

金刀比羅宮の最大の特徴、石段について詳しく解説します。

石段の概要

本宮まで:785段

  • 所要時間:約30〜40分(登り)
  • 多くの参拝者はここまで

奥社まで:1368段

  • 本宮からさらに583段
  • 所要時間:本宮から約30分(登り)
  • 合計:約1時間〜1時間30分(登り)

石段の見どころ(主な地点)

大門(一の坂)

  • 参道入口
  • ここから石段スタート

365段目:大門

  • 最初の大きな門
  • ここまで約15分

参道のお店

  • 石段の両側に土産物店、食事処
  • 名物:讃岐うどん、和三盆

628段目:旭社(あさひしゃ)

  • 立派な社殿
  • 本宮と間違える人も
  • ここは摂社、本宮はさらに上

785段目:本宮

  • 多くの参拝者のゴール
  • 素晴らしい景色

本宮から奥社へ

  • さらに583段
  • こちらはより険しい
  • 体力に自信がある人向け

1368段目:奥社(厳魂神社)

  • 最終目的地
  • 達成感
  • 絶景

石段を登るコツ

1. 無理をしない

  • 自分のペースで
  • 休憩しながら
  • 水分補給

2. 休憩ポイント

  • 途中にベンチあり
  • お店で休憩も

3. 時間に余裕を持つ

  • 往復2〜3時間は見ておく

4. 歩きやすい靴

  • スニーカー推奨
  • ヒール、サンダルは避ける

5. 荷物は軽く

  • リュックが便利
  • 大きな荷物は預ける

6. 杖を借りる

  • 参道入口で無料貸し出し
  • 帰りに返却

7. 暑さ・寒さ対策

  • 夏:帽子、日焼け止め、水分
  • 冬:防寒着

8. 下りも注意

  • 下りは膝に負担
  • ゆっくり下りる

登れない人のための選択肢

駕籠(かご)

  • 人が担いで運んでくれる
  • 本宮まで:片道6,800円、往復13,600円(2名で担ぐ)
  • 体重制限:100kgまで
  • 予約推奨

本宮まででOK

  • 奥社まで行かなくても、本宮参拝で十分
  • 無理は禁物

境内の見どころ

金刀比羅宮の境内には、多くの見どころがあります。

参道〜本宮まで

1. 大門(365段目)

  • 最初の大きな門
  • ここから境内

2. 五人百姓(ごにんびゃくしょう)

  • 大門の手前
  • 境内で唯一、商売が許された五軒
  • 「加美代飴(かみよあめ)」を販売

3. 桜馬場(さくらのばば)

  • 桜の名所
  • 春は見事

4. 旭社(628段目)

  • 立派な社殿
  • 重厚な建築
  • 本宮と間違えやすい

5. 賢木門(さかきもん)

  • 旭社の先
  • ここから本宮エリア

6. 御本宮(785段目)

  • 金刀比羅宮の中心
  • 大物主神、崇徳天皇を祀る
  • ここで参拝

7. 展望

  • 本宮からの眺望
  • 讃岐平野、瀬戸内海

8. 絵馬殿

  • 多数の絵馬
  • 江戸時代から奉納された船の絵馬

9. 書院(重要文化財)

  • 円山応挙の襖絵「遊虎図」など
  • 高橋由一の絵画
  • 拝観料:800円

10. 宝物館

  • 国宝、重要文化財
  • 拝観料:800円

本宮〜奥社

11. 白峰神社(しらみねじんじゃ)

  • 本宮から奥社へ向かう途中
  • 崇徳天皇を祀る

12. 奥社(厳魂神社)(1368段目)

  • 最終目的地
  • 天御中主神など三柱を祀る
  • 標高約421メートル
  • 絶景
  • 達成感

13. 奥社からの眺望

  • 讃岐平野、瀬戸内海を一望
  • 天気が良ければ瀬戸大橋も

正しい参拝方法

金刀比羅宮の正しい参拝方法を紹介します。

参拝の順序

1. 大門(参道入口)

  • 一礼
  • 杖を借りる(必要なら)

2. 石段を登る

  • 自分のペースで
  • 休憩しながら

3. 365段:大門

  • 門をくぐる

4. 628段:旭社

  • 立派な社殿
  • ここは摂社なので、本宮を先に参拝

5. 785段:本宮到着

  • 手水舎で清める

6. 本宮で参拝

参拝作法(二拝二拍手一拝)

  1. お賽銭を入れる
  2. 鈴を鳴らす
  3. 二拝(深く2回お辞儀)
  4. 二拍手(2回拍手)
  5. 祈る(住所・名前→感謝→願い事)
  6. 一拝(深く1回お辞儀)

7. 願い事の伝え方

順番

  1. 住所と名前
  2. 感謝(登ってこられたことへの感謝も)
  3. 願い事

: 「香川県○○市○○町○○番地に住んでおります、山田太郎と申します。本日、1368段の石段を登り、金刀比羅宮に参拝できましたこと、心より感謝申し上げます。日頃より見守ってくださり、ありがとうございます。家族全員が健康で、安全に過ごせますよう、特に交通安全、旅の安全をお守りください。どうぞよろしくお願いいたします。」

8. 絵馬殿、書院など見学

  • 時間があれば

9. 旭社に参拝

  • 本宮参拝後

10. 体力があれば奥社へ

  • さらに583段
  • 白峰神社にも参拝
  • 奥社で参拝(二拝二拍手一拝)

11. お守り・御朱印

  • 本宮の授与所で
  • 参拝してから

12. 石段を下る

  • 膝に注意
  • ゆっくり

13. 杖を返却

  • 借りた場所に返す

お守り・御朱印

お守り

  • 交通安全守
  • 海上安全守
  • 開運守
  • 縁結び守
  • その他多数

「幸福の黄色いお守り」

  • 金刀比羅宮の人気お守り
  • 黄色=幸福

御朱印

  • 本宮の授与所でいただく
  • 初穂料:300円
  • 奥社の御朱印も(奥社で)

アクセス

金刀比羅宮へのアクセス方法を紹介します。

電車

JR土讃線「琴平駅」

  • 徒歩約15分で参道入口

高松琴平電気鉄道(ことでん)「琴電琴平駅」

  • 徒歩約10分で参道入口

岡山から

  • 岡山駅→(JR特急)→琴平駅:約1時間

高松から

  • 高松駅→(JR)→琴平駅:約1時間
  • または、高松築港駅→(ことでん)→琴電琴平駅:約1時間

大阪・神戸から

  • 新大阪・三ノ宮→(高速バス)→琴平:約3〜4時間

高松自動車道「善通寺IC」

  • 約15分

駐車場

  • 琴平町営駐車場(有料)
  • 参道周辺の民間駐車場(有料)

大阪から

  • 約3時間

広島から

  • 約2時間30分

おすすめのアクセス方法

電車

  • JR琴平駅、ことでん琴平駅から徒歩
  • 駐車場探しの手間なし

  • 家族連れ、荷物が多い場合
  • 四国周遊と合わせて

参拝のベストタイミング

金刀比羅宮を訪れるおすすめの時期や時間帯を紹介します。

おすすめの時期

春(3月〜5月)

  • 桜の季節(4月)
  • 気候が良い
  • GWは混雑

秋(9月〜11月)

  • 紅葉
  • 涼しい
  • 過ごしやすい

正月(1月1日〜3日)

  • 初詣
  • 非常に混雑

避けた方が良い時期

  • 真夏(7月〜8月):非常に暑い、熱中症注意
  • 梅雨(6月):雨で石段が滑りやすい

おすすめの時間帯

早朝

  • 開門:6:00(4月〜9月)、6:30(10月〜3月)
  • 人が少ない
  • 涼しい

平日の午前中

  • 土日祝より空いている

避けた方が良い時間

  • GW、夏休み、正月三が日:非常に混雑
  • 昼頃:暑い(夏)、混雑

所要時間

本宮まで往復

  • 約2〜3時間(参拝、休憩含む)

奥社まで往復

  • 約3〜4時間

周辺の観光スポット

金刀比羅宮の周辺には、他にも見どころがあります。

旧金毘羅大芝居(金丸座)

日本最古の芝居小屋

  • 琴平町にある
  • 重要文化財
  • 歌舞伎公演も

中野うどん学校

讃岐うどん作り体験

  • うどん県・香川
  • 自分で作って食べる

こんぴら温泉郷

温泉

  • 参拝後、温泉でリラックス
  • 日帰り温泉施設も

丸亀城

現存天守

  • 琴平から車で約30分
  • 美しい石垣

栗林公園

国の特別名勝

  • 高松市
  • 琴平から車で約50分
  • 美しい日本庭園

瀬戸大橋

本州と四国を結ぶ橋

  • 琴平から車で約1時間

参拝の際の注意点

金刀比羅宮を参拝する際の注意点をまとめます。

服装・持ち物

歩きやすい靴

  • スニーカー必須
  • ヒール、サンダルNG

動きやすい服装

  • カジュアルでOK
  • 汗をかくので、吸湿速乾素材

持ち物

  • 水分:必須(特に夏)
  • タオル:汗拭き用
  • 帽子:日差し対策
  • 雨具:天気が不安定な時
  • 小銭:お賽銭、自動販売機用
  • リュック:両手が空く

健康・体調

体力

  • 1368段(または785段)を登れる体力
  • 無理をしない
  • 持病がある人は医師に相談

熱中症対策

  • 夏は特に注意
  • 水分補給
  • 無理をしない

  • 下りは膝に負担
  • 不安な人は杖を借りる

マナー

静かに

  • 神聖な場所
  • 大声で騒がない

写真撮影

  • 境内は基本的に撮影OK
  • 本殿内部は撮影禁止
  • 他の参拝者への配慮

追い越し

  • 石段で追い越す時は声をかける
  • 譲り合い

その他

混雑

  • GW、夏休み、正月三が日は非常に混雑
  • 早朝、平日がおすすめ

トイレ

  • 参道途中、本宮にあり
  • 奥社までの途中は少ない

飲食

  • 参道に食事処、カフェ
  • 本宮以降は少ない
  • 水分は持参

荷物預け

  • 大きな荷物は琴平駅周辺のコインロッカー

まとめ

金刀比羅宮は、「こんぴらさん」の愛称で親しまれる、1368段の石段を登る四国屈指のパワースポットです。海上交通の守護神として古くから信仰され、「一生に一度はこんぴら参り」と言われる聖地です。

金刀比羅宮参拝のポイント

  1. 御祭神:大物主神、崇徳天皇
  2. ご利益:海上安全、交通安全、商売繁盛、開運
  3. 1368段:本宮785段、奥社まで1368段
  4. 見どころ:旭社、本宮、奥社、絵馬殿、書院
  5. 参拝方法:石段を登る→本宮で二拝二拍手一拝→(体力あれば奥社へ)
  6. アクセス:JR琴平駅、ことでん琴平駅から徒歩
  7. おすすめ:早朝、平日、春・秋
  8. 所要時間:往復2〜4時間

金刀比羅宮はこんな人におすすめ

  • 船乗り、漁師、海運関係者
  • 旅行好き、出張が多い人
  • 商売をしている人
  • 開運したい人
  • 体力に自信がある人
  • 四国を訪れる人
  • 一生の思い出を作りたい人

1368段の石段を登りきり、こんぴらさんのご加護をいただきましょう。長い石段は大変ですが、登りきった時の達成感と、美しい景色、そして神様のご加護は、一生の思い出になります。

素晴らしい参拝となりますように。こんぴらさんのご加護がありますように。

「一生に一度はこんぴら参り」――さあ、あなたも金刀比羅宮へ!

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