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適応障害と診断されたものの「仕事を続けるべきか休むべきか判断がつかない」「休職すると復帰できなくなるのではないか」と悩んでいる方はいらっしゃいませんか。
適応障害は適切な対処をとることで回復できる疾患ですが判断を誤ると症状が長引くリスクがあります。本記事では適応障害と診断された方が仕事を続けるべきかどうかの判断基準と状況別の対処法を解説します。
適応障害とはどのような状態か
適応障害とはある特定のストレス因子に対してうまく適応できずに情緒的または行動的な症状があらわれる疾患です。
職場での人間関係や業務上のプレッシャー、環境の変化などが引き金となって発症することが多く働く世代に多くみられます。
適応障害の症状は抑うつ気分、強い不安感、焦り、意欲の低下、集中力の低下、不眠、身体症状など多岐にわたります。うつ病と似た症状があらわれることがありますが適応障害の場合はストレスの原因から離れることで症状が改善しやすいという特徴があります。
適応障害の診断を受けた場合に最も重要なのはストレスの原因となっている状況からの距離をとることです。
ストレス因子である職場環境を変えずに薬だけで症状を抑えようとしても根本的な改善にはつながりにくく症状が慢性化するリスクがあります。
仕事を続けることが難しい状態のサイン
適応障害の状態で仕事を続けることが難しい段階に達していることを示すサインがあります。
朝起き上がれない、会社に向かおうとすると強い身体症状が出るという状態が続いている場合は仕事を継続することがすでに限界を超えているサインです。体が職場に行くことを拒否している状態であり無理をして出勤し続けることは症状をさらに悪化させるリスクがあります。
日常生活の基本的な機能が著しく低下している場合も要注意です。食事がとれない、入浴や着替えができない、会話が困難になっているといった状態は症状が深刻な段階に達していることを示しています。
死にたいという気持ちや消えてしまいたいという感覚がある場合はすぐに医療機関を受診することが必要です。一人で抱え込まず主治医や信頼できる人に相談してください。
休日には症状が和らぐのに月曜日になると症状が強くなるというパターンが繰り返されている場合は職場がストレス因子であることが明確であり職場環境からの距離が必要な状態です。
状況別の判断基準
適応障害で仕事を続けるべきかどうかは状況によって異なります。いくつかの状況別の判断基準をご紹介します。
症状が比較的軽く業務の調整で対応できる場合は仕事を続けながら環境を整えることを優先します。業務量の軽減、部署異動、在宅勤務への切り替えなど職場環境を変えることでストレス因子を軽減できるのであれば休職せずに改善を図ることも選択肢のひとつです。
症状が中程度で業務の遂行に支障が出ている場合は短期の休職を検討することをおすすめします。数週間から数か月の休養をとってから状態を見直すことで症状の悪化を防ぎながら回復を目指すことができます。
症状が重く日常生活にも支障が出ている場合は速やかに休職することが必要です。この段階で仕事を続けることは症状の悪化につながるだけでなくうつ病への移行リスクも高めることになります。
仕事を続けながら症状を改善するための工夫
症状が比較的軽く仕事を続けながら改善を目指す場合の具体的な工夫をご紹介します。
ストレスの原因を明確にして対処することが基本です。人間関係が原因であれば担当の変更や部署異動を相談する、業務量が原因であれば上司に負荷の軽減を求めるなど具体的な環境調整を行うことが重要です。
産業医や人事担当者に相談することを躊躇わないようにしましょう。適応障害の診断を受けていることを伝えることで業務上の配慮を受けやすくなります。診断書を提出することで公式な形での配慮を求めることができます。
仕事以外の時間での回復を最優先にすることも大切です。帰宅後や休日はできるだけストレスとなる刺激を避け睡眠や休息を十分にとることで仕事を続けながらも少しずつ回復を図ることができます。
休職を選択した場合の過ごし方
休職を選択した場合はその期間の過ごし方が回復のペースに大きく影響します。
休職初期はとにかく休むことを最優先にしましょう。仕事のことを考えない、復職後のことを考えないという意識を持つことが大切です。何もしないことへの罪悪感を感じる方も多いですが休むこと自体が治療の一部であることを理解しておきましょう。
主治医との定期的な面談を継続することが回復の道筋を確認するうえで重要です。症状の変化を主治医に細かく伝えることで適切な治療方針が維持されます。
症状が落ち着いてきたら生活リズムを少しずつ整えることに取り組みましょう。決まった時間に起きる、軽い運動を取り入れる、外出する機会を増やすといった活動を段階的に増やすことで復職への準備を整えることができます。
職場復帰と再発防止に向けて
回復が進んで復職を検討する段階になったら焦らず段階的に準備を進めることが大切です。
リワークプログラムの活用を検討しましょう。医療機関や就労移行支援事業所が提供するリワークプログラムでは生活リズムの立て直しや職場でのストレス対処スキルの習得など復職に向けた準備を段階的に行うことができます。
復職後も同じ環境に戻ることで再発するリスクがあります。復職の際には産業医や人事担当者と連携しながら業務内容や職場環境の調整について事前に話し合っておくことが重要です。
再発防止のためにストレスのサインを早めに察知する習慣をつけることも大切です。自分がストレスを感じているときの体や気持ちの変化に気づいたら早めに主治医や信頼できる人に相談することが慢性化や再発の防止につながります。
適応障害で仕事を続けるべきかどうかは症状の重さや職場環境によって異なります。症状が軽い場合は環境調整を図りながら継続することも可能ですが症状が重い場合は速やかに休職して回復を優先することが重要です。いずれの場合も主治医のアドバイスをもとに無理のない判断をすることが長期的な回復と安定した就労への近道となります。


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