障がい者転職を検討中の方必読!
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急な浪費、何でもできるように感じたり、徹夜をしてしまったり、性的に奔放になってしまったり、かと思ったら急に落ち込んだり、という経験はありませんか。
仕事や日々の生活のなかで、気分の波の激しさ、活発な時期と落ち込みの時期の繰り返しなどに戸惑う方は少なくありません。
これらの感覚は、躁鬱、双極症と呼ばれる状態のサインの可能性があり、早期の主治医への相談が、長期就労と生活設計を支える基盤となります。
何でもできる気持ちは本人にとって不快ではないため、調子が良いと思っていることが多いです。
うつ病かと思ったら、うつ病のお薬が効かなくて、双極症のお薬を使ったら良くなって、実はうつ病ではなく双極症だったとわかるというケースが多いです。
最初から双極症と分かる場合は少ないです。
ここでは、躁鬱の主なチェックポイント、見逃せない心のサイン、受診への5つのステップを解説します。
なお、本記事は2026年5月時点の一般的な情報提供を目的とした参考情報です。
医学的な診断は必ず精神科医とご相談ください。
つらい気持ちが強くなったときは、24時間対応の窓口に相談してください。
双極症の基本
躁鬱と双極症の基本を整理しておきましょう。
医学的には双極症として整理されます。
双極症は、以前は躁うつ病、双極性障害と呼ばれていましたが、国際的な診断基準のICD-11では双極症という言葉も使われ始めており、呼び方が双極症へ移行しつつあります。
双極症には、双極症Ⅰ型、双極症Ⅱ型があります。
双極症Ⅰ型には躁状態があります。
家庭や仕事に重大な支障をきたし、社会的信用を失うなど社会的後遺症を残してしまいかねないため、入院が必要になるほどの激しい状態を「躁状態」と言います。
激しい浪費、性的に奔放になったり、何でもできる気持ちになって周囲と揉めたり、と社会的な信用を失うという点が大きな特徴です。
双極症Ⅱ型は、軽躁状態とうつ状態があります。
周囲から見て、明らかにいつもと違っていて、気分が高揚し、眠らなくても平気で、仕事もはかどるけれども、本人も周囲の人も、それほど困らない程度の状態を、「軽躁状態」といいます。
気分の波が主な特徴です。
活発で高揚した時期である躁状態と、落ち込んだ時期であるうつ状態の繰り返しが、主な特徴として位置づけられています。
双極症Ⅰ型では躁状態があればうつ状態が無くても診断がつきます。
医学的な診断は精神科医が行います。
医学的な診断は、精神科医、専門医による問診、心理検査、生育歴の確認などを通じて行われます。
セルフチェックの項目は、自分の状態を整理する参考情報に過ぎず、医学的な診断の代わりにはなりません。
主治医や支援者との対話が大切です。
気になるサインがある場合、主治医や支援者と相談することが大切です。
躁状態の主なチェックポイント
躁状態の主なチェックポイントを整理しておきましょう。
これらは参考情報であり、医学的な診断は主治医とご相談ください。
気分の高揚が続いている場合があります。
普段より明らかに気分が高揚している、興奮した感覚が続いている場合があります。
睡眠時間が短くても元気な場合もあります。
睡眠時間が3時間から4時間でも、徹夜でも疲労を感じず元気に活動できる状態が続く場合があります。
普段より話す量が増えていたり話が止まらない(多弁)、考えが次々と浮かぶ(観念奔逸(かんねんほんいつ))などの状態がある場合があります。
「自分は天才だ」「特別な使命がある」「大金持ちだ」「偉い権力者だ」と現実離れした自信を持ったり、周囲の反対や忠告を聞き入れず、何でもできると信じ込んでしまう、誇大妄想がある場合もあります。
衝動的な判断が増えている場合もあります。
衝動的な買い物、衝動的な転職の判断、衝動的な人間関係の判断などが増えている場合があります。
自信過剰な状態が続く場合もあります。
自分の能力への過度な自信、現実離れした計画への意欲などが続く場合があります。
集中力が散漫になる場合もあります。
複数の業務に同時に手を出す、業務の完了が難しくなるなどの状態が続く場合があります。
これらのサインが2週間以上続く場合、主治医への相談が大切です。
しかし、躁状態は本人にとって不快な状態ではないため、自分では気づきにくく、他人からの指摘によってわかることが多いです。
うつ状態の主なチェックポイント
うつ状態の主なチェックポイントを整理しておきましょう。
これらは参考情報であり、医学的な診断は主治医とご相談ください。
気分の落ち込みが続いている
気分の落ち込みが続いている場合があります。
普段より明らかに気分が落ち込んでいる、憂鬱だったり落ち込んだ気分が続いている場合があります。
楽しかったことへの興味が低下
楽しかったことへの興味が低下している場合もあります。
これまで楽しんでいた趣味、家族や友人とのつながりへの興味が減る状態が続く場合があります。
睡眠の変化
睡眠の質の低下や過剰な睡眠もあります。
入眠の難しさ(入眠困難)、夜中の覚醒(中途覚醒)、早朝に目覚める(早朝覚醒)、過剰な睡眠(過眠)などの睡眠の質の変化が続く場合があります。
食欲の変化
食欲の変化もあります。
食欲の極端な低下、過食、味覚の変化などの食欲の変化が続く場合があります。
疲労感や倦怠感
疲労感や倦怠感が続く場合もあります。
身体の疲労感、倦怠感、業務への集中力の低下などが続く場合があります。
死にたい気持ちや自分を傷つけたい気持ち
死にたい気持ち(希死念慮)や自分を傷つけたい(自傷したい)気持ちがある場合もあります。
希死念慮、自傷したい気持ち、消えてしまいたいという気持ちなどがある場合、いますぐ主治医や24時間対応の窓口に相談することが大切です。
これらのサインが2週間以上続く場合、主治医への相談が大切です。
見逃せない主な心のサイン
見逃せない主な心のサインを整理しておきましょう。
これらのサインがある場合、早期の主治医への相談が大切です。
本人が気づくのタイミングが、うつ状態のときが多いため、うつ病だと思って受診する場合が多いです。
うつ病の薬を使っても良くならず、双極症の薬を使って良くなることがあり、そこで初めて双極症とわかる事が多いです。
気分の波の激しさ
活発な時期と落ち込みの時期の繰り返しが続いている場合、双極性障害のサインの可能性があります。
業務への影響が生じている場合もあります。
気分の波による業務での集中力の低下、業務量の負担、業務での判断への影響などが生じている場合があります。
人間関係への影響
気分の波による人間関係への戸惑い、衝動的な判断による人間関係への影響などが生じている場合があります。
身体の症状
頭痛、めまい、吐き気、動悸、震えなどの身体の症状が続く場合があります。
希死念慮、自傷したい気持ち、消えてしまいたいという気持ち
希死念慮、自傷したい気持ち、消えてしまいたいという気持ちなどがある場合は、今すぐに主治医、24時間対応の窓口に相談することが大切です。
精神科救急医療情報窓口、いのちの電話、よりそいホットライン(0120-279-338)、いのちSOS(0120-061-338)などが使えます。
主治医や支援者に相談しましょう。
サインへの対応について、主治医や支援者と相談することが大切です。
受診への5つのステップ
受診への5つのステップを整理しておきましょう。
第1のステップ サインの整理
気分の波、睡眠の質、食欲、業務での影響、人間関係への影響などのサインを整理することが大切です。
第2のステップ 精神科の選択
成人の双極性障害の診断に対応する精神科、専門医を選ぶことが大切です。
医師が精神科専門医を持っているか、ホームページなどで確認しましょう。
第3のステップ 予約と受診
事前に予約を行います。
初診まで3週間以上かかるところが多いので、早めの予約がおすすめです。
初診時は、心理士などによる予診、医師による問診の他、心理検査がある場合があります。
第4のステップ 主治医との対話の継続
定期通院、服薬、相談などを継続することが、心身の安定の基盤となります。
双極症には薬物療法の効果があります。
血液中のお薬の濃度(血中濃度)を一定にすることが治療上で重要なため、定期通院、定期的な服薬が重要です。
第5のステップ 支援機関のサポートの活用
ジョブコーチ、就労移行支援事業所、障害者就業生活支援センター、精神保健福祉センターなどの支援機関のサポートを活用することが大切です。
これらのステップを、自分のペースで取り入れていきましょう。
心身の安定の整え方の主な工夫
心身の安定の整え方の主な工夫を整理しておきましょう。
定期的な通院と服薬
定期通院を継続しましょう。
定期通院、服薬、相談などを欠かさないことが、心身の安定の基盤です。
お薬の血中濃度を一定に保つため、タイマーなどを使って一定の時間に服薬するようにしましょう。
睡眠のリズム
睡眠のリズムを整えましょう。
就寝時間、起床時間、午前中の日光浴などを通じて、睡眠のリズムを整えることが大切です。
15分から30分の朝の日光浴はセロトニンを増やし気持ちを安定させるとともに、眠気を促すメラトニンを抑え、夜にメラトニン分泌が増えるため、睡眠の質が良くなります。
食事のリズム
食事のリズムも整えましょう。
朝食、昼食、夕食のリズム、栄養バランスなどを意識することが大切です。
まずは、3食食べることから始めれば大丈夫です。
運動
軽い運動を取り入れましょう。
散歩、ストレッチ、ヨガなどの軽い運動を生活に取り入れることが大切です。
楽しみの時間の確保
楽しみの時間を確保しましょう。
読書、音楽、映画、趣味などの楽しみの時間を意識的に確保することが大切です。
SNSと距離を取る
スマートフォンやSNSとの距離を取りましょう。
スマートフォンやSNSとの過度な接触は心身への負担となる場合があるため、意識的に距離を取ることが大切です。
助言に従う
主治医や支援者の助言を踏まえましょう。
心身の安定を整える工夫について、主治医や支援者の助言を踏まえることが大切です。
無理のないペース
無理のないペースを保ちましょう。
回復を急がず、自分の体調と状況に応じたペースで進めることが大切です。
注意したいポイント
躁鬱のチェックへの対応の注意点を押さえておきましょう。
セルフチェックを絶対視しないようにしましょう。
セルフチェックは参考情報であり、医学的な診断は必ず主治医とご相談ください。
サインを軽視しないようにしましょう。
気分の波、睡眠の質の抑え、食欲の変化などのサインを軽視せず、早期の主治医への相談が大切です。
ひとりで判断しないようにしましょう。
服薬の調整、休職や退職の判断などを、主治医との相談なしに進めることは避けることが大切です。
主治医や支援者と相談しながら進めましょう。
ひとりで判断せず、専門家や支援者と相談することが大切です。
ひとりで抱え込まないようにしましょう。
気分の波への戸惑い、心身の状態の変化などを、主治医、支援者、家族と共有することが大切です。
希死念慮、自傷したい気持ちがある場合は、今すぐに主治医、24時間対応の窓口に相談することが大切です。
服薬の自己判断は避けましょう。
服薬の量やタイミングの自己判断は避け、主治医の処方を踏まえて活用することが大切です。
調子が落ち着いているからと勝手に服薬をやめたり、量を減らしたりしないようにしましょう。
長期的な視点を持ちましょう。
短期的なサインだけでなく、長期就労、長期的な生活設計を支える視点が大切です。
つらい気持ちが強くなったときは、よりそいホットライン、いのちの電話、こころの健康相談統一ダイヤルなど、24時間対応の窓口に相談してください。
心と体を守る視点
サインへの対応の期間中、心と体を守る視点が何より大切です。
主治医とのつながりを継続しましょう。
定期通院、服薬、相談などを欠かさないことが、心身の安定の基盤です。
家族や信頼できる人とのつながりを大切にしましょう。
気分の波への戸惑い、心身の状態の変化などを共有できる相手を持つことが、心の支えになります。
支援機関のサポートを継続的に活用しましょう。
ジョブコーチ、就労移行支援事業所、障害者就業・生活支援センター、精神保健福祉センターなど、長期的に寄り添ってくれる支援者とのつながりを大切にしましょう。
休息と楽しみの時間を確保しましょう。
サインへの対応に集中しすぎず、自分が心地よいと感じる時間を生活に取り入れることが、心の余裕を支えます。
無理のないペースを保ちましょう。
回復を急がず、自分の体調と状況に応じたペースで進めることが大切です。
ピアサポートのつながりも支えになります。
同じような状況にある方々とのつながりが、励まし合いの場となります。
まとめ
躁鬱のチェックには、気分の高揚、睡眠時間が短くても元気な状態、話す量の増加、衝動的な判断、自信過剰、集中力の散漫などの躁状態のチェックポイント、気分の落ち込み、楽しみへの興味の抑え、睡眠の質の変化、食欲の変化、疲労感、希死念慮や自傷の気持ちなどのうつ状態のチェックポイントがあります。
主治医、家族や信頼できる人、支援機関、休息と楽しみの時間、無理のないペース、ピアサポートなど、心と体を守る視点を何より大切にしながら、サインの整理、精神科や心療内科の選択、予約と受診、主治医との対話の継続、支援機関のサポートの活用の5つのステップを進めることで、長期就労と生活設計を支える基盤を整えることは十分に可能です。
つらい気持ちが強くなったときは、24時間対応の窓口に相談してください。
焦らず、自分のペースで、納得のいく判断と長期就労を進めていきましょう。

