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筑波山神社(つくばさんじんじゃ)は、茨城県つくば市の筑波山中腹に鎮座する神社で、筑波山そのものを御神体とする山岳信仰の聖地です。筑波山は標高877メートルの双耳峰で、男体山と女体山の二つの峰から成り、それぞれに男女の神を祀る独特の信仰形態を持っています。
「西の富士、東の筑波」と称され、古くから霊山として崇敬されてきました。万葉集にも詠まれ、『常陸国風土記』にも記される、約3000年の歴史を持つとされる関東屈指の古社です。
本記事では、筑波山神社の歴史、御祭神と御神徳、男体山・女体山それぞれの見どころ、ガマの油の伝説、そして参拝のポイントについて詳しく解説していきます。茨城の歴史や山岳信仰に興味のある方、筑波山神社への参拝を考えている方にとって、有益な情報となれば幸いです。
筑波山神社とは
関東の霊峰
筑波山神社は、茨城県つくば市筑波に鎮座する神社で、筑波山を御神体とする山岳信仰の聖地です。筑波山は、関東平野の北東端に位置し、平野の中に独立してそびえる美しい山です。
標高877メートルと比較的低い山ですが、関東平野のどこからでも見える象徴的な山として、古くから信仰を集めてきました。
双耳峰の男女二神
筑波山の最大の特徴は、男体山(標高871メートル)と女体山(標高877メートル)の二つの峰から成る双耳峰であることです。
男体山には男神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を、女体山には女神である伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀り、夫婦神を祀る山として知られています。
「西の富士、東の筑波」
江戸時代には、「西の富士、東の筑波」と並び称され、富士山と並ぶ名山として広く知られていました。
筑波山神社の歴史
創建と古代の信仰
筑波山神社の創建は非常に古く、約3000年前の神代の時代に遡ると伝えられています。筑波山そのものを御神体として崇拝する山岳信仰が起源です。
『常陸国風土記』(713年編纂)には、筑波山に関する記述があり、古くから神聖な山として崇敬されていたことが分かります。
万葉集にも詠まれた山
万葉集には、筑波山を詠んだ歌が25首も収録されています。古代から、筑波山は人々に親しまれ、文学の題材ともなっていました。
特に、「筑波嶺(つくばね)」という枕詞で知られ、恋歌にも多く詠まれました。
修験道の霊場
平安時代から鎌倉時代にかけて、筑波山は修験道の霊場として発展しました。神仏習合の時代には、筑波山大権現として、多くの修験者が修行に訪れました。
山中には、多くの寺院や修験道の施設が建てられました。
江戸時代の隆盛
江戸時代には、江戸から近い霊山として、多くの参詣者が訪れました。「筑波山詣り」が庶民の間で盛んになり、信仰と娯楽が結びついた参詣が行われました。
明治の神仏分離
明治時代の神仏分離により、仏教的要素が分離され、筑波山神社として再編されました。
現代
現在も、関東の霊山として、また縁結びの神として、多くの参拝者を集めています。登山やハイキングのスポットとしても人気があります。
御祭神と御神徳
主祭神
筑波山神社の主祭神は、以下の二柱です。
**筑波男大神(つくばおのおおかみ)**は、男体山に祀られる男神で、伊弉諾尊とされています。
**筑波女大神(つくばめのおおかみ)**は、女体山に祀られる女神で、伊弉冉尊とされています。
伊弉諾尊と伊弉冉尊は、日本神話における国生みと神生みの夫婦神です。
御神徳
筑波山神社に参拝することで期待される御神徳には、以下のようなものがあります。
縁結び、夫婦和合、家内安全、子授け、安産、開運招福、厄除け、商売繁盛、五穀豊穣などです。
特に、夫婦神を祀ることから、縁結びや夫婦和合の御神徳が強いとされています。男女二人で参拝すると、良縁に恵まれるとも言われています。
境内の見どころ
拝殿(中腹)
筑波山神社の拝殿は、筑波山の中腹(標高約270メートル)に位置しています。ケーブルカーやロープウェイの駅からアクセスできます。
拝殿は、立派な社殿で、多くの参拝者がここで参拝します。
随神門
拝殿へ続く参道には、随神門があります。江戸時代に建てられた門で、重厚な雰囲気を持っています。
男体山頂の本殿
男体山の山頂(標高871メートル)には、男体山本殿があります。伊弉諾尊を祀っています。
登山道を約60分から90分かけて登る必要があります。山頂からの眺望は素晴らしく、関東平野を一望できます。
女体山頂の本殿
女体山の山頂(標高877メートル)には、女体山本殿があります。伊弉冉尊を祀っています。
こちらも登山道を約60分から90分かけて登ります。女体山の方が男体山よりわずかに高く、筑波山の最高峰です。
両方の山頂に参拝
男体山と女体山の両方の山頂に参拝することで、夫婦神の御神徳を完全にいただけるとされています。体力と時間があれば、両方の山頂を目指すことをお勧めします。
大石重ね石
境内には、「大石重ね石」という巨石があります。ガマガエルの形に似ているとされ、ガマの油の伝説とも結びついています。
御幸ヶ原
男体山と女体山の鞍部にあたる場所で、ケーブルカーの山頂駅があります。茶屋や土産物店が並び、多くの登山者や観光客が休憩します。
ガマの油の伝説
筑波山とガマガエル
筑波山は、「ガマの油」の発祥の地として知られています。ガマの油とは、ガマガエルの分泌物を集めた薬とされ、切り傷や火傷に効くとされました。
口上
「ガマの油売り」は、江戸時代から続く伝統的な大道芸で、独特の口上(セリフ)を述べながら、ガマの油を売りました。
「さあさあお立会い、ご用とお急ぎでない方は…」で始まる口上は、日本の大道芸の代表として知られています。
現代
現在も、筑波山では「ガマの油売り」の実演が行われることがあります。また、土産物としてガマの油が販売されています(現代のものは、ガマガエルではなく、薬草などから作られた軟膏です)。
年中行事
年越祭
毎年4月1日と11月1日に年越祭が執り行われます。筑波山神社では、旧暦の正月と7月を新年としており、春と秋に年越祭を行います。
御座替祭(おざがわりさい)
毎年4月1日と11月1日に、男体山頂と女体山頂で執り行われる祭りです。男女二神の年に二度の婚礼を表す神事とされています。
例大祭
毎年春に例大祭が執り行われます。
初詣
新年には、関東の霊山として多くの初詣客が訪れます。
その他の行事
節分祭、七五三など、年間を通じて様々な行事が執り行われます。
参拝のポイント
拝殿のみか山頂まで登るか
拝殿までは、ケーブルカーやロープウェイで簡単にアクセスでき、多くの参拝者は拝殿で参拝します。
男体山頂・女体山頂の本殿まで登るには、登山が必要です(各60分から90分)。登山装備が必要ですが、山頂からの絶景と、夫婦神の両方に参拝できる充実感があります。
参拝の作法
筑波山神社を参拝する際は、基本的な神社参拝の作法に従いましょう。
手水舎で手と口を清めます。拝殿前で賽銭を入れ、二拝二拍手一拝の作法で拝礼します。
山頂まで登る場合は、安全に注意して登山し、男体山頂・女体山頂それぞれで参拝します。
御朱印
拝殿、男体山頂、女体山頂それぞれで御朱印をいただくことができます。三つの御朱印を集めることも、参拝の楽しみの一つです。
おすすめの参拝時期
筑波山神社は年間を通じて参拝できますが、新緑の美しい春や紅葉の秋が特におすすめです。
冬季は、積雪や凍結があるため、登山には注意が必要です。
アクセス情報
公共交通機関
つくばエクスプレスつくば駅から筑波山シャトルバスで約40分、「筑波山神社入口」下車、徒歩約10分。または、「つつじヶ丘」下車、ロープウェイ利用。
JR常磐線土浦駅から関鉄バス筑波山行きで約40分。
自動車
常磐自動車道土浦北ICから約40分。駐車場あり(有料)。
ケーブルカー・ロープウェイ
筑波山ケーブルカーは、宮脇駅から筑波山頂駅(御幸ヶ原)まで約8分。
筑波山ロープウェイは、つつじヶ丘駅から女体山駅まで約6分。
周辺の見どころ
筑波山梅林
約1,000本の梅が植えられた梅林。2月から3月にかけて、美しい梅の花が楽しめます。
筑波山頂からの眺望
晴れた日には、富士山、東京スカイツリー、関東平野が一望できます。特に、夜景や日の出が美しいとされています。
つくば市
科学の街つくば市。JAXA筑波宇宙センターや産業技術総合研究所などがあります。
霞ヶ浦
日本第二位の面積を持つ湖。筑波山から車で約30分。
まとめ
筑波山神社は、約3000年の歴史を持つ関東屈指の霊山信仰の聖地です。男体山と女体山の双耳峰から成る筑波山を御神体とし、夫婦神を祀る独特の信仰形態を持っています。
「西の富士、東の筑波」と称され、万葉集にも詠まれた美しい山で、縁結びや夫婦和合の御神徳で知られています。拝殿での参拝だけでなく、体力があれば男体山頂・女体山頂まで登り、両方の神に参拝することで、より深い御神徳をいただけます。
茨城県を訪れる機会があれば、ぜひ筑波山神社に参拝してみてください。霊峰の神聖な雰囲気と、山頂からの絶景の中で、心を落ち着け、良き縁と新たな力を得る時間は、かけがえのない体験となるでしょう。
あなたが筑波山神社を訪れ、その歴史と自然の中で心穏やかな時間を過ごし、夫婦神の御神徳に包まれることを心から願っています。

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