氷川女體神社 武蔵国三氷川の一社

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埼玉県さいたま市緑区にある氷川女體神社は、武蔵国一宮である氷川神社、中氷川神社とともに武蔵国三氷川を構成する古社です。見沼の守り神として、また安産や縁結びの御利益で知られ、古くから地域の人々に崇敬されてきました。氷川女體神社の歴史、御祭神、見どころ、参拝方法について解説します。

氷川女體神社とは

氷川女體神社は、埼玉県さいたま市緑区宮本に鎮座する神社です。

正式には氷川女體神社ひかわにょたいじんじゃと称します。地元では女體さまと親しまれています。

武蔵国一宮である氷川神社大宮氷川神社、中山神社中氷川神社とともに、武蔵国三氷川を構成する重要な神社の一つです。

かつて存在した見沼という大きな沼の畔に鎮座しており、見沼の守り神として信仰されてきました。

延喜式神名帳に記載された式内社であり、古代から重要な神社であったことが分かります。

女性の神様を祀ることから、安産、子宝、縁結びなど、女性に関わる御利益で特に知られています。

境内には樹齢数百年の御神木や、歴史を感じさせる社殿があり、静謐な雰囲気に包まれています。

御祭神と御利益

氷川女體神社の御祭神と御利益について説明します。

主祭神は奇稲田姫命くしなだひめのみことです。須佐之男命の妃神として知られる女神です。

奇稲田姫命は、日本神話において須佐之男命が八岐大蛇やまたのおろちから救った姫として知られています。

配祀神として、三穂津姫命みほつひめのみこと、大己貴命おおなむちのみことが祀られています。

武蔵国三氷川の関係では、氷川神社大宮に須佐之男命が祀られており、氷川女體神社の奇稲田姫命とは夫婦の関係にあたります。中氷川神社には御子神の大己貴命が祀られています。

御利益は、安産、子宝、子育て、縁結び、夫婦円満、家内安全、厄除けなどです。

特に安産と子宝の御利益が有名で、安産祈願や子授け祈願に訪れる女性が多くいます。

女性の神様を祀ることから、女性特有の願いごとに御利益があるとされています。

氷川女體神社の歴史

氷川女體神社の歴史は非常に古く、創建年代は定かではありませんが、古代に遡ると考えられています。

延喜式神名帳927年編纂には武蔵国足立郡 氷川女體神社として記載されており、式内社として認められていました。

見沼という大きな沼の畔に鎮座し、見沼の守り神として崇敬されてきました。見沼は現在は干拓されていますが、かつては武蔵国最大の沼でした。

平安時代には武蔵国の有力神社として、朝廷からの崇敬を受けました。

中世には武士からの信仰も厚く、社領を寄進されるなど保護を受けました。

江戸時代には見沼田んぼの開発が行われ、見沼は干拓されましたが、氷川女體神社は引き続き地域の守り神として崇敬されました。

明治以降も地域の重要な神社として、安産や子宝の御利益で広く信仰されています。

現在は見沼田んぼという広大な緑地の近くに位置し、自然豊かな環境の中に佇んでいます。

境内の見どころ

氷川女體神社の境内には、参拝者が訪れるべき見どころがあります。

本殿は江戸時代の建築で、歴史を感じさせる社殿です。

拝殿は参拝者がお参りをする場所で、落ち着いた雰囲気を持っています。

神門は朱塗りの美しい門で、境内への入口となります。

御神木の大きな欅があります。樹齢数百年とされる巨木で、その生命力は参拝者に力を与えてくれます。

磐船祭遺跡という古代の祭祀遺跡が境内にあります。国の史跡に指定されており、古代の祭祀形態を知る上で貴重な遺跡です。

境内社として、稲荷社、天神社などがあります。

見沼通船堀という江戸時代の閘門式運河の遺構が近くにあり、国の史跡に指定されています。見沼の歴史を知る上で重要な遺構です。

社務所では御朱印やお守り、おみくじなどが授与されています。

境内は静かで、緑豊かな環境です。

武蔵国三氷川について

氷川女體神社が属する武蔵国三氷川について説明します。

武蔵国三氷川とは、氷川神社大宮氷川神社、中氷川神社中山神社、氷川女體神社の三社を指します。

氷川神社さいたま市大宮区には須佐之男命男神が祀られています。武蔵国一宮として最も格式が高い神社です。

氷川女體神社さいたま市緑区には奇稲田姫命女神が祀られています。

中氷川神社さいたま市浦和区には大己貴命御子神が祀られています。

三社は家族の関係にあり、父神、母神、子神を祀る形になっています。

古代には三社を巡拝する習慣があったとされ、現在も三社を参拝する人がいます。

三社はそれぞれ見沼の周辺に位置しており、見沼信仰と深く関わっていると考えられています。

年中行行事

氷川女體神社では年間を通じて様々な祭事が執り行われます。

正月三が日には初詣の参拝者が訪れます。安産や子宝を祈願する人々で賑わいます。

2月3日には節分祭が執り行われます。

4月には春季例大祭が斎行されます。

5月には磐船祭が行われます。古代の祭祀を再現した神事で、氷川女體神社の重要な祭りです。

8月には例大祭が執り行われます。

11月には七五三の参拝で賑わいます。子供の健やかな成長を祈る家族連れが訪れます。

大晦日には除夜祭が行われ、新年を迎える準備が整えられます。

参拝方法

氷川女體神社での参拝の基本的な作法を説明します。

鳥居をくぐる前に一礼します。神域に入る際の礼儀です。

手水舎で心身を清めます。右手で柄杓を取り左手を清め、左手に持ち替えて右手を清め、再び右手に持ち替えて左手に水を受け口をすすぎ、最後に柄杓を立てて柄を清めます。

拝殿前で賽銭を入れ、二拝二拍手一拝の作法でお参りします。深く二度お辞儀をし、二度柏手を打ち、願い事を心の中で唱え、もう一度深くお辞儀をします。

安産や子宝を祈願する場合は、心を込めてお祈りしましょう。

境内社にもお参りすると良いでしょう。

御神木の欅の前で、その生命力を感じることもおすすめです。

磐船祭遺跡を見学し、古代の信仰に思いを馳せることもできます。

参拝後、授与所で御朱印やお守りをいただくことができます。

御朱印とお守り

氷川女體神社では御朱印とお守りを授与しています。

御朱印は美しい書体で書かれます。御朱印帳を持参するか、書き置きの御朱印をいただくこともできます。

武蔵国三氷川の三社すべてで御朱印をいただく人も多くいます。

お守りは各種あり、安産、子宝、縁結び、家内安全、厄除けなど、様々な御利益のものが揃っています。

特に安産のお守りや腹帯が人気で、妊婦さんが多く授与しています。

子宝のお守りも、子供を授かりたい人々に人気があります。

絵馬も用意されており、願い事を書いて奉納することができます。

授与所の受付時間は午前9時から午後5時頃までが一般的です。

アクセス方法

氷川女體神社へのアクセスを説明します。

公共交通機関を利用する場合、JR武蔵野線東浦和駅から徒歩約20分です。

東浦和駅からバスを利用する場合、国際興業バスで氷川女體神社前バス停下車すぐです。

自家用車の場合、首都高速埼玉大宮線浦和南ICから約10分です。

境内に参拝者用の駐車場があります。

住所は埼玉県さいたま市緑区宮本2-17-1です。

周辺の見どころ

氷川女體神社周辺にはさいたま市の観光スポットがあります。

見沼田んぼは広大な緑地で、散策やサイクリングを楽しむことができます。かつての見沼の名残を感じられる場所です。

見沼通船堀は江戸時代の閘門式運河の遺構で、国の史跡に指定されています。氷川女體神社から徒歩圏内です。

氷川神社大宮氷川神社は武蔵国一宮で、氷川女體神社から車で約20分です。三氷川巡りをする場合は合わせて参拝できます。

中氷川神社中山神社も車で約15分の場所にあります。

浦和レッズの本拠地である埼玉スタジアム2002も近くにあります。

氷川女體神社の魅力

氷川女體神社は、古代から続く歴史と女性の守り神としての信仰が息づく神社です。

武蔵国三氷川の一つとして、武蔵国の信仰において重要な位置を占めてきました。

女性の神様を祀ることから、安産や子宝など、女性に関わる願いに特に御利益があるとされています。

磐船祭遺跡という古代の祭祀遺跡があり、古代の信仰形態を今に伝える貴重な場所です。

見沼という武蔵国最大の沼の守り神として、長い歴史を持っています。

静かで緑豊かな境内は、心を落ち着けて参拝できる環境です。

さいたま市を訪れた際には、ぜひ氷川女體神社に参拝してみてください。女性の神様に安産や子宝、良縁を祈り、古代の祭祀遺跡に思いを馳せることで、日本の古い信仰の形に触れることができるでしょう。武蔵国三氷川を巡る旅も、武蔵国の歴史を知る上で興味深い体験となります。見沼の守り神として、今も地域を見守り続ける氷川女體神社で、心静かに祈りを捧げてください。

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