「初詣の参拝者数日本一」として知られる明治神宮は、東京都渋谷区に鎮座し、明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社です。本記事では、明治神宮の歴史と由来、境内の見どころ、正しい参拝方法、パワースポットとして注目される清正井、御朱印や御守り、アクセス方法、周辺観光スポット、参拝に適した服装や持ち物まで、明治神宮参拝の全てを詳しく解説します。
都会の真ん中にありながら、約70万㎡の広大な森に包まれた明治神宮は、訪れる人に静寂と癒しを与える特別な空間です。初めて訪れる方も、何度目かの方も、この記事を読めば明治神宮の魅力と参拝のポイントが理解でき、より充実した参拝ができるでしょう。
明治神宮とは
まず、明治神宮の基本情報を理解しましょう。
基本情報
正式名称
明治神宮(めいじじんぐう)
所在地
東京都渋谷区代々木神園町1-1
祭神
- 明治天皇(めいじてんのう)
- 昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)
創建
大正9年(1920年)11月1日
特徴
- 初詣の参拝者数日本一(毎年約300万人以上)
- 都心に広がる広大な人工の森(約70万㎡、東京ドーム約15個分)
- 全国から献木された約10万本の木々
- パワースポットとして有名な「清正井」
社格
旧官幣大社、別表神社
明治神宮の歴史
明治神宮の歴史を知ることで、参拝がより深いものになります。
明治天皇と昭憲皇太后
明治天皇(1852-1912)
- 第122代天皇
- 明治維新を経て、日本の近代化を推進
- 在位45年(1867-1912)
- 崩御後、京都の伏見桃山陵に埋葬
昭憲皇太后(1849-1914)
- 明治天皇の皇后
- 慈善事業、女子教育の発展に尽力
- 国際赤十字に多額の寄付(昭憲皇太后基金)
創建の経緯
国民の熱望
- 明治天皇崩御後、東京に神宮を創建する機運が高まる
- 全国から約11万人が奉仕し、延べ約11万本の献木
- 大正9年(1920年)11月1日、鎮座祭
人工の森
- 100年後を見据えた森づくり
- 全国から約365種、約10万本の木々を献木
- 当初は人工林だったが、100年経過した現在は自然の森に
戦災と再建
戦災
- 昭和20年(1945年)4月、空襲により本殿、拝殿など主要建築物が焼失
再建
- 全国からの寄付により再建
- 昭和33年(1958年)11月、復興完成
現在
- 2020年に鎮座100年
- 年間約300万人以上が初詣に訪れる(日本一)
- 都会のオアシスとして親しまれる
境内の見どころ
明治神宮の主な見どころを紹介します。
1. 大鳥居(第一鳥居)
日本最大級の木造鳥居
- 南参道入口にそびえる大鳥居
- 高さ12m、柱の直径1.2m
- 樹齢1500年の檜(台湾の阿里山から運ばれた)
- 昭和50年(1975年)再建
2. 参道
三つの参道
- 南参道 原宿駅から(最も賑やか)
- 北参道 代々木駅、北参道駅から
- 西参道 参宮橋駅から
特徴
- 玉砂利の道
- 両側に木々が茂る
- 都会の喧騒を忘れる静寂
3. 大鳥居(第二鳥居)
南参道の第二鳥居
- 第一鳥居よりさらに大きい
- 明治神宮のシンボル的存在
4. 手水舎
参拝前の清め
- 龍の口から水が流れる
- 柄杓で手と口を清める
5. 本殿・拝殿
明治神宮の中心
- 流造(ながれづくり)と神明造(しんめいづくり)の折衷様式
- 昭和33年(1958年)再建
- 檜造り
参拝作法
- 二拝二拍手一拝
6. 夫婦楠(めおとくす)
御神木
- 本殿前に並び立つ二本の大楠
- 夫婦円満、家内安全のシンボル
- 縁結びのパワースポット
7. 宝物殿
明治天皇・昭憲皇太后ゆかりの品々
- 御物、御写真、御遺品など
- 入館料 500円
- 開館時間 3月〜10月 9:00-16:30、11月〜2月 9:00-16:00
- 休館日 第3金曜日(祝日の場合は翌日)
8. 明治神宮ミュージアム
令和元年(2019年)開館
- 近代建築の美しい建物
- 御祭神ゆかりの品々
- 入館料 1000円
- 開館時間 10:00-16:30(最終入館16:00)
- 休館日 木曜日(祝日の場合は翌日)
9. 神楽殿
御祈祷・神楽奉納
- 御祈祷を受ける場所
- 結婚式も行われる
10. 清正井(きよまさのいど)
パワースポットとして有名
- 御苑の中にある井戸
- 加藤清正が掘ったとされる(伝承)
- 一年を通じて15℃前後の湧き水
- 携帯の待ち受けにすると良いという噂から一時大ブームに
御苑拝観
- 拝観料 500円
- 開苑時間 季節により異なる(おおむね9:00-16:30)
- 清正井まで徒歩約10分
11. 明治神宮御苑
広大な庭園
- 面積約8万3000㎡
- 明治天皇が昭憲皇太后のために整備
- 四季折々の花(特に6月の花菖蒲が有名)
- 拝観料 500円
12. 菖蒲田
6月が見頃
- 約150種、1500株の花菖蒲
- 明治天皇が昭憲皇太后のために植えられた
13. 大酒樽
本殿近くに並ぶ
- 全国の酒造メーカーから奉納された酒樽
- 圧巻の光景
14. ワイン樽
西洋からも
- フランス・ブルゴーニュ地方のワイン樽
- 明治天皇がワインを嗜まれたことから
正しい参拝方法
明治神宮の正しい参拝方法を知りましょう。
参道の歩き方
真ん中を避ける
- 参道の中央は神様の通り道
- 左右どちらかに寄って歩く
鳥居のくぐり方
一礼してからくぐる
- 鳥居は神域への入口
- 一礼してからくぐる
- 帰る時も鳥居をくぐった後、振り返って一礼
手水の作法
手水舎での清め方
- 右手で柄杓を持ち、左手を清める
- 左手に柄杓を持ち替え、右手を清める
- 再び右手に柄杓を持ち、左手に水を受けて口をすすぐ(柄杓に直接口をつけない)
- 口をつけた左手を清める
- 柄杓を立てて、柄に水を流して清める
- 柄杓を元に戻す
参拝の作法
二拝二拍手一拝
- お賽銭を入れる
- 鈴を鳴らす(鈴緒がある場合)
- 深く二回礼をする(二拝)
- 胸の高さで二回拍手(二拍手)
- 手を合わせて祈る
- 深く一回礼をする(一拝)
願い事の仕方
具体的に祈る
- まず感謝を伝える
- 自分の名前と住所を心の中で伝える
- 具体的な願い事を祈る
御朱印・御守り
御朱印
拝受場所
- 神楽殿の授与所
- 南神門を入ってすぐ左
初穂料
- 500円
受付時間
- 開門〜閉門まで(季節により異なる)
注意点
- 参拝後にいただく
- 御朱印帳を持参(その場で購入も可)
御守り
種類
- 開運守
- 縁結び守
- 交通安全守
- 学業成就守
- 厄除守
- 安産守
- その他多数
人気の御守り
- こだま守 夫婦楠にちなんだ御守り、縁結び
- 幸守(さちまもり) 開運招福
初穂料
- 500円〜1000円程度
おみくじ
大御心(おおみごころ)
- 明治天皇・昭憲皇太后の御製(和歌)が書かれている
- 吉凶はない
- 和歌の意味を読み取り、人生の指針とする
- 初穂料 200円
パワースポット
明治神宮はパワースポットとして有名です。
清正井(きよまさのいど)
最も有名なパワースポット
- 御苑内にある井戸
- 一年中涸れない湧き水
- 水温が一定(約15℃)
- 携帯の待ち受けにすると良いと話題に
- 早朝がおすすめ(人が少ない)
夫婦楠(めおとくす)
縁結び・夫婦円満
- 本殿前の二本の大楠
- 夫婦が寄り添うように立つ
- 縁結び、夫婦円満のパワースポット
亀石
北参道の入口付近
- 亀の形をした石
- 長寿のパワースポット
明治神宮の森全体
癒しのパワー
- 都会の中の静寂な森
- マイナスイオン
- 森林浴効果
年中行事
明治神宮の主な年中行事を紹介します。
初詣(1月1日〜3日)
- 参拝者数日本一(約300万人以上)
- 大晦日の夜から大混雑
- 三が日は終日混雑
春季大祭(5月2日・3日)
- 明治天皇の誕生日に関連
- 舞楽、能、狂言などの奉納
秋の大祭(11月1日〜3日)
- 明治神宮鎮座記念日(11月1日)
- 舞楽、能、狂言などの奉納
- 全国から多くの参拝者
七五三(11月)
- 境内は華やかな着物姿の子供たちで賑わう
流鏑馬(11月3日)
- 文化の日に開催
- 馬に乗って的を射る伝統行事
初宮詣(通年)
- お宮参り
- 生後30日前後
結婚式(通年)
- 明治神宮は結婚式でも有名
- 神楽殿で挙式
アクセス方法
明治神宮へのアクセス方法を紹介します。
電車
原宿駅(JR山手線)
- 南口から徒歩約1分(南参道入口)
- 最もアクセスしやすい
明治神宮前駅(東京メトロ千代田線・副都心線)
- 2番出口から徒歩約1分(南参道入口)
代々木駅(JR山手線、都営大江戸線)
- 北参道入口まで徒歩約5分
北参道駅(東京メトロ副都心線)
- 北参道入口まで徒歩約5分
参宮橋駅(小田急線)
- 西参道入口まで徒歩約5分
バス
- 都営バス、渋谷区コミュニティバスなど
車
駐車場
- 明治神宮第一駐車場(北参道) 普通車50台
- 明治神宮第二駐車場(代々木) 普通車30台
- 明治神宮第三駐車場(参宮橋) 普通車85台
駐車料金
- 普通車 最初の1時間500円、以降30分ごと200円
注意点
- 初詣期間や行事の際は駐車場が閉鎖される場合あり
- 公共交通機関の利用がおすすめ
参拝時間
開門・閉門時間
季節により異なる
- 1月 6:40〜16:20
- 2月 6:20〜16:50
- 3月 5:40〜17:20
- 4月 5:10〜17:50
- 5月 5:00〜18:10
- 6月 5:00〜18:30
- 7月〜8月 5:00〜18:20
- 9月 5:20〜17:40
- 10月 5:40〜17:00
- 11月 6:10〜16:30
- 12月 6:40〜16:00
年末年始
- 大晦日から元旦にかけては終夜開門
おすすめ参拝時間
早朝
- 開門直後(人が少なく、静か)
- 清々しい空気
- 森林浴に最適
平日の午前中
- 比較的人が少ない
避けた方が良い時間
- 初詣期間(1月1日〜3日)
- 七五三シーズンの週末(11月)
- 祭事の日
参拝の所要時間
本殿参拝のみ
- 約30分〜1時間
本殿+御苑
- 約1時間30分〜2時間
本殿+御苑+ミュージアム
- 約2時間〜3時間
じっくり散策
- 半日
服装・持ち物
服装
基本
- 清潔な服装
- カジュアルでもOK
- 露出の多い服は避ける
参拝時
- 帽子・サングラスは外す
歩きやすい靴
- 参道が長い(玉砂利)
- スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめ
持ち物
- 御朱印帳(御朱印を受ける方)
- カメラ
- 飲み物(夏場)
- 雨具(折りたたみ傘)
- 小銭(お賽銭、御朱印、御守りなど)
周辺観光スポット
明治神宮周辺の観光スポットを紹介します。
原宿・竹下通り
- 若者文化の発信地
- ファッション、スイーツ
- 明治神宮から徒歩約5分
表参道
- おしゃれなブティック、カフェ
- 表参道ヒルズ
- 明治神宮から徒歩約10分
代々木公園
- 広大な都市公園
- イベント、フリーマーケット
- 明治神宮の隣
新宿御苑
- 広大な庭園
- 四季の花々
- 明治神宮から電車で約10分
渋谷
- 渋谷スクランブル交差点
- ハチ公像
- ショッピング、グルメ
- 明治神宮から電車で約5分
よくある質問
Q1 初詣はいつまでに行けばいいですか?
一般的には1月中、または節分(2月3日頃)までとされますが、決まりはありません。いつでも参拝できます。
Q2 お賽銭はいくら?
決まりはありません。5円(ご縁)、10円、50円、100円など、気持ちの額で構いません。
Q3 ペット同伴は可能ですか?
基本的に不可です。盲導犬・介助犬は可。
Q4 車椅子でも参拝できますか?
可能です。スロープや多目的トイレが整備されています。砂利道が多いため、介助者と一緒がおすすめです。
Q5 結婚式は一般の人もできますか?
はい、できます。神楽殿で挙式が行われます。事前予約が必要です。明治神宮社務所に問い合わせましょう。
Q6 写真撮影はできますか?
境内は撮影可能です。ただし、結婚式が行われている場合など、配慮が必要な場面もあります。
Q7 清正井へはいつ行くのがおすすめですか?
早朝が最もおすすめです。人が少なく、静かに参拝できます。土日祝日や午後は混雑します。
Q8 御朱印は何時から何時まで受けられますか?
開門から閉門まで受けられます(季節により開門・閉門時間が異なります)。
まとめ
明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする、東京を代表する神社です。都会の真ん中にありながら、約70万㎡の広大な森に包まれた境内は、訪れる人に静寂と癒しを与える特別な空間です。
参拝のポイント
- 早朝参拝がおすすめ(静かで清々しい)
- 正しい参拝作法 手水、二拝二拍手一拝
- パワースポット 清正井、夫婦楠
- 御苑 花菖蒲(6月)、清正井
- 御朱印・御守り 神楽殿の授与所
- アクセス 原宿駅、明治神宮前駅から徒歩約1分
- 所要時間 本殿のみ約30分〜1時間、御苑含め約2時間
- 周辺観光 原宿、表参道、代々木公園
初詣日本一の明治神宮は、初詣だけでなく、一年を通じて多くの人に親しまれています。都会の喧騒を離れ、静かな森の中で心を落ち着け、新たな気持ちで前に進む力をもらえる場所です。
明治神宮への参拝が、あなたにとって素晴らしい体験となりますように。

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