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新卒として仕事を始めてから自分が無能だと感じる場面が続いている、周りと比べて自分だけできていない気がする、こんなこともできないのかと自分を責めてしまう、無能な自分がここにいていいのかという気持ちがあるという方は多くいます。この記事では、新卒で自分が無能だと感じてしまう理由とその思い込みの正体、自分を取り戻すための方法について解説します。
新卒で無能だと感じることは自然な反応である
新卒として仕事を始めた後に自分が無能だと感じることは非常に多くの方が経験することです。
仕事は入社前から完全にできて当然のものではなく経験と学習を通じて少しずつ習熟していくものです。新卒の時期はその習熟の最も初期の段階にあり誰もがわからないことだらけの状態から始まります。
わからないことが多い、うまくできないことが続くという状態は無能であることを意味するのではなく仕事を学んでいる正常なプロセスの中にいることを意味しています。
新卒で無能だと感じる主な理由
比較の対象が適切でない
自分が無能だと感じる大きな原因のひとつが比較の対象が適切でないことです。
数年の経験を積んだ先輩や上司と入社したばかりの自分を比較していませんか。経験値が全く異なる相手と自分を比べることは同じ土台での比較ではありません。
同期と比較している場合でも同期それぞれに得意なことと苦手なことがあり表面上うまくやっているように見えても内側では同じ辛さを感じていることがほとんどです。
失敗と学びを混同している
新卒の時期の失敗やミスは無能の証拠ではなく学びのプロセスの一部です。
失敗をしたことでこの仕事は向いていない、自分は無能だという結論を出すことは思考の飛躍です。失敗はその業務についての知識と経験が不足していたことを示しているにすぎません。
全ての仕事のできる人は過去に数え切れないほどの失敗を経験しています。失敗の数が多い人ほど多くのことを学んでいることがあります。
完璧主義的な基準を自分に課している
自分に対して非常に高い基準を課していることが無能感を強める原因になることがあります。
完璧にできなければダメだ、一度で全て理解できなければおかしい、ミスをするのは許されないという基準を新卒の自分に当てはめていませんか。
その基準は自分に対してだけでなく他者にも同様に適用されますか。もし他者には優しく自分には厳しい基準を適用しているとしたらその基準の歪みに気づくことが重要です。
成長している部分が見えていない
無能だという感覚が強いとき自分の成長している部分が全く見えなくなっていることがあります。
入社直後にはできなかったことが今はできるようになっている部分、先週よりも少し早く処理できるようになった業務、少しずつ覚えてきた知識といった成長の部分に意識が向かなくなります。
できていない部分にだけ意識が向いてできている部分が完全に見えなくなっているという認知の偏りが無能感を強めます。
職場環境や業務との不一致
自分が無能だと感じる原因が自分自身の能力ではなく職場環境や業務内容との不一致にある場合があります。
自分の特性に合っていない業務では誰でも本来の能力が発揮しにくくなります。特定の職場や業務で苦手意識があるからといってあらゆる場面で無能であることを意味するわけではありません。
精神的な消耗による能力の低下
慢性的な疲労、強いストレス、睡眠不足といった精神的身体的な消耗によって本来持っている能力が発揮できなくなっている場合があります。
消耗した状態での自己評価は実際の能力よりも著しく低くなりやすいため消耗時の自己評価は信頼性が低いことを理解しておくことが重要です。
無能感を強める思考パターン
全か無かの思考
完璧にできるか全くできないかという二択でしか物事を評価できない思考パターンが無能感を強めます。
完璧にはできなかったが七割方はうまくいったという評価ができずに完璧でなかったから全部ダメという評価になってしまうことがあります。
過度な一般化
一度の失敗から自分はいつも失敗する、自分には何もできないという広範な結論を出してしまう思考パターンが無能感を強めます。
一つの業務でミスをしたことは一つの業務でミスをしたという事実であり全ての業務でミスをするという意味ではありません。
マイナスフィルター
うまくいったことを全て無視してうまくいかなかったことだけに注目してしまう思考パターンが無能感を強めます。
今日十個の業務のうち九個はうまくいって一個だけ失敗したとしても一個の失敗だけが記憶に残り全部ダメだったという評価になってしまうことがあります。
心の読みすぎ
上司や先輩が自分のことを無能だと思っているに違いないという根拠のない確信が無能感を強めます。
実際には他者があなたのことをどう思っているかはわかりません。あなたが思っているほど他者はあなたの失敗やミスに注目していないことがほとんどです。
無能感から自分を取り戻すための方法
無能感を感じていることを正直に認める
自分が無能だと感じているという事実を否定せずにそのまま認めることが向き合いの出発点になります。
今自分は無能だという強い感覚を持っているということを認めたうえでその感覚が本当に事実を反映しているかどうかを丁寧に検討することが重要です。
成長の記録をつける
毎日または毎週自分が少しできるようになったことを記録することが成長の可視化につながります。
今週初めて一人でこの業務を完了できた、先週よりも処理時間が短くなった、以前はわからなかったことが理解できるようになったといった小さな成長を書き留めることが無能感を和らげる助けになります。
記録を振り返ることで先月の自分よりも確実に成長しているという事実に気づくことができます。
比較の基準を変える
他者との比較をやめて過去の自分との比較に切り替えることが無能感の軽減において重要です。
一か月前の自分と今の自分を比べたとき何ができるようになったか、何が少し楽になったかという視点が適切な自己評価の基準になります。
信頼できる先輩や上司にフィードバックを求める
自分だけの評価に頼らず信頼できる先輩や上司から客観的なフィードバックをもらうことが偏った自己評価を修正する助けになります。
自分ではできていないと感じていても外から見ると十分に成長していると評価されているケースは少なくありません。
フィードバックをもらう際に自分が無能だと感じているという正直な気持ちを伝えることで具体的な改善のアドバイスと自分では気づけていない強みを教えてもらえることがあります。
できていることリストをつくる
毎日できていることを書き出すことが自分への否定的な評価を修正する助けになります。
今日出勤できた、朝礼に参加できた、この書類を完成させた、先輩に質問できたといった小さなことも含めて書き出すことが重要です。
無能感が強いときはこうした小さなことへの評価が全て消えてしまいます。意識的に書き出すことで自分がしていることの総量を把握しやすくなります。
完璧主義的な基準を修正する
新卒の自分に課している完璧主義的な基準を意識的に修正することが無能感の軽減において重要です。
新卒がこの業務を一発でできなくて当然、わからないことを質問するのは当然、失敗しながら覚えていくのが当然という基準に変えることが自分への不当な厳しさを和らげます。
自分の親友が同じ状況にいたとしたらどんな言葉をかけますかという問いを自分に向けることが自分への言葉を和らげる助けになります。
体と心の疲労を回復させる
消耗した状態での自己評価は実際の能力よりも著しく低くなります。
十分な睡眠、適切な食事、休日の休養といった基本的な体のケアを回復させることで本来の能力を発揮しやすくなり無能感が和らぐことがあります。
カウンセリングや専門家への相談
無能感が非常に強く日常生活への深刻な影響が出ている場合はカウンセリングへの相談が有効です。
認知行動療法的なアプローチで無能感を強めている思考パターンを修正することが根本的な改善につながります。
心療内科や精神科への受診として無能感がうつ病や適応障害の症状と関連している場合は適切な治療によって回復できます。
無能感が深刻なサイン
無能感が以下のような状態と重なっている場合は早めに専門家への相談が必要です。
無能感から消えてしまいたいという気持ちが浮かぶ場合は緊急のサインです。すぐに医療機関または相談窓口に連絡してください。よりそいホットライン(0120-279-338)は二十四時間無料で相談できます。
二週間以上強い無能感と気分の落ち込みが続いており改善しない場合、無能感から日常生活に深刻な支障が出ている場合は心療内科または精神科への受診を検討することが重要です。
新卒の時期に知っておきたい大切なこと
どんなに優秀に見える先輩や上司も新卒の時期には同じように無能感を感じていた経験を持っていることがほとんどです。
今できないことは将来もできないということを意味しません。今学んでいることが将来の能力の土台になります。
新卒の時期の自分への評価は将来の自分への評価ではありません。今の段階でできないことは多くて当然であり今の自分がこれからの自分の全てを決めるわけではありません。
まとめ
新卒で自分が無能だと感じる理由は比較の対象の不適切さ、失敗と学びの混同、完璧主義的な基準、成長への気づきのなさ、職場環境との不一致、精神的な消耗による能力低下といった様々なものがあります。無能感を強める全か無かの思考、過度な一般化、マイナスフィルターといった思考パターンに気づいて成長の記録をつける、比較の基準を過去の自分に変える、完璧主義的な基準を修正するといった方法を通じて自分を取り戻すことができます。無能感が深刻で消えてしまいたいという気持ちが浮かぶ場合はすぐに専門家に相談してください。新卒の時期にできないことは無能の証拠ではなく学んでいるプロセスにいることの証です。自分を必要以上に責めることなく少しずつ成長している自分を認めながら前に進んでいってください。


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