はじめに:「遅刻してしまう」という悩み
就労継続支援B型事業所を利用している方の中には、「遅刻が多くて困っている」「朝起きられず、約束の時間に間に合わない」「遅刻を繰り返してしまい、自己嫌悪に陥っている」「スタッフや他の利用者に迷惑をかけているのではないか」という悩みを抱えている方が少なくありません。
遅刻は、本人の努力不足や怠けではなく、精神疾患(うつ病、双極性障害など)、発達障害(ADHD、ASDなど)、睡眠障害、薬の副作用、生活リズムの乱れ、体調の波など、様々な医学的・生理的な理由によって起こります。しかし、社会的には「遅刻=悪いこと」「遅刻=だらしない」という価値観が根強く、遅刻を繰り返す本人は、強い罪悪感、自己否定感、「また遅刻してしまった」という絶望感に苦しんでいます。
また、「遅刻が続くと、B型を辞めさせられるのではないか」「スタッフに嫌われるのではないか」「他の利用者から白い目で見られるのではないか」「一般就労なんて無理なのではないか」という不安も抱えています。家族からも「なぜ起きられないのか」「いい加減にしろ」と責められ、孤立感を深めている方もいます。
しかし、B型事業所は、一般企業とは異なり、遅刻に対して比較的寛容です。むしろ、遅刻が多い方を受け入れ、少しずつ改善していくことをサポートする場でもあります。遅刻の原因を理解し、適切な対策を講じることで、遅刻を減らすことは可能です。また、完全に遅刻をなくすことが難しくても、「遅刻してもいい」という柔軟な働き方ができるのがB型の強みです。
本記事では、遅刻が多い原因、B型事業所における遅刻の扱い、遅刻を減らすための具体的な対策、遅刻してしまった時の対処法、「遅刻が多くてもOK」という考え方、そして遅刻と向き合う心構えについて、詳しく解説していきます。遅刻が多くて悩んでいる方、朝起きられない方、ご家族や支援者の方々にとって、実践的な情報となれば幸いです。
遅刻が多い原因
なぜ遅刻が起こるのか、その原因を理解しましょう。
1. 精神疾患による症状
うつ病
気力が出ない、体が重い
- 朝起きようと思っても、体が動かない
- 布団から出られない
- 「起きなければ」と思うほど、プレッシャーで起きられなくなる
- 意欲の低下
双極性障害
うつ状態での起床困難
- うつ状態の時期は、朝起きられない
- 躁状態の時期は問題なく起きられる
- 波がある
統合失調症
陰性症状
- 意欲の低下
- 感情の平板化
- 起床が困難
社交不安障害・パニック障害
予期不安
- 「遅刻するかもしれない」という不安
- 不安で眠れない
- 結果的に朝起きられない
2. 発達障害の特性
ADHD(注意欠如・多動症)
時間管理の困難
- 時間感覚が弱い
- 「あと5分」が分からない
- 準備に時間がかかる
- 朝のルーティンで脱線する(スマホを見始めて止まらない)
- 夜更かししてしまう(衝動性)
例:
- アラームを止めて二度寝
- 準備しながらスマホを見て時間が過ぎる
- 「あと5分で家を出なければ」という感覚がない
ASD(自閉スペクトラム症)
予定外への対応困難
- いつもと違うことがあると、パニックになり遅れる
- 朝のルーティンが一つ崩れると、すべてが遅れる
感覚過敏
- 朝の光、音が辛く、起きられない
3. 睡眠障害
不眠症
眠れない
- なかなか寝付けない
- 途中で何度も目が覚める
- 朝早く目が覚める
- 結果、睡眠不足で朝起きられない
過眠症
起きられない
- 長時間眠っても、朝起きられない
- 日中も眠気が強い
概日リズム睡眠障害(昼夜逆転)
体内時計のズレ
- 夜型の体質
- 夜に眠くならない
- 朝に起きられない
- 徐々に就寝・起床時間がズレていく
睡眠時無呼吸症候群
睡眠の質が悪い
- 寝ている間に呼吸が止まる
- 深い眠りが得られない
- 朝起きても疲れている
4. 薬の副作用
眠気、だるさ 多くの向精神薬には、眠気やだるさの副作用があります。
- 抗うつ薬
- 抗精神病薬
- 抗不安薬
- 睡眠薬
特に、睡眠薬の効果が朝まで残ってしまう(持ち越し効果)ことがあります。
5. 生活リズムの乱れ
不規則な生活
- 休日と平日で起床時間が大きく違う
- 夜更かしの習慣
- 昼寝のしすぎ
- 食事の時間がバラバラ
生活リズムが乱れると、朝起きることが困難になります。
6. 体調の波
慢性疲労、体調不良
- 慢性疲労症候群
- 線維筋痛症
- 自律神経失調症
- 月経前症候群(PMS)
体調に波があり、調子の悪い日は起きられません。
7. 環境要因
寝室の環境
- 寝室が暑すぎる、寒すぎる
- 騒音
- 光が入りすぎる
家族の生活リズム
- 家族が夜遅くまで起きていて、眠れない
- 家族の生活音で目が覚める
8. 心理的要因
通所への不安・ストレス
- 事業所に行きたくない
- 人間関係のストレス
- 作業へのプレッシャー
無意識に「起きたくない」という気持ちが働き、起きられません。
9. 朝の準備に時間がかかる
準備の困難
- 何を準備すればいいか分からない
- 選択に時間がかかる(服、持ち物)
- 忘れ物がないか何度も確認
- 結果、時間が足りなくなる
10. アラームの問題
起きられない
- アラームに気づかない(深い眠り)
- アラームを無意識に止めてしまう
- アラームを止めて二度寝
B型事業所における遅刻の扱い
B型事業所では、遅刻はどのように扱われるのでしょうか。
1. 一般企業とは異なる
寛容な傾向 B型事業所は、一般企業とは異なり、遅刻に対して比較的寛容です。
一般企業との違い:
| 一般企業 | B型事業所 |
|---|---|
| 遅刻は厳禁 | 遅刻は許容される傾向 |
| 遅刻で減給、懲戒 | 工賃は減るが、懲戒はない |
| 遅刻が続くと解雇も | 遅刻が続いても、基本的に退所にはならない |
| 「遅刻=悪」 | 「遅刻の背景を理解」 |
2. 工賃への影響
働いた分だけ 遅刻すると、その分の作業時間が減るため、工賃は減ります。
例:
- 9:00開始、15:00終了(6時間)、時給200円 = 1,200円
- 10:00に遅刻して到着(5時間)、時給200円 = 1,000円
ただし、「遅刻したから時給を下げる」という懲罰的な措置は、基本的にありません。
3. 退所になることはあるか
基本的にはない 遅刻が多いという理由だけで、退所(解雇)になることは、基本的にありません。
ただし、以下の場合は例外です。
- 連絡なしの無断遅刻を繰り返す
- 連絡さえすれば、遅刻自体は許容されることが多い
- 全く改善の意思がない
- スタッフが相談しても、全く協力しない
- 他の利用者への迷惑が大きい
- 遅刻によって、他の利用者の作業が大幅に遅れるなど
これらの場合でも、いきなり退所ではなく、まず相談、改善の試み、警告などの段階を経ます。
4. スタッフの対応
理解とサポート 多くのB型事業所のスタッフは、遅刻の背景を理解し、サポートしてくれます。
- 「なぜ遅刻が多いのか」原因を一緒に考える
- 改善策を一緒に考える
- 「遅刻しても大丈夫」という安心感を与える
- 無理なプレッシャーをかけない
5. 事業所によって方針が異なる
事前に確認 遅刻への対応は、事業所によって異なります。
- 寛容な事業所: 遅刻を気にしない、「来てくれただけでOK」
- 厳しめの事業所: 遅刻を減らすよう指導がある
見学・体験時に、「遅刻が多いのですが、大丈夫ですか?」と確認しましょう。
遅刻を減らすための具体的な対策
遅刻を減らすための、具体的な対策を紹介します。
1. 原因を特定する
まず分析 なぜ遅刻するのか、原因を特定しましょう。
- 朝起きられない → 睡眠の問題
- 準備に時間がかかる → 時間管理の問題
- 行きたくない → 心理的な問題
原因によって、対策が異なります。
2. 医療的アプローチ
主治医に相談
薬の調整
- 睡眠薬の種類を変える(持ち越し効果が少ないもの)
- 服薬時間を変える(早めに飲む)
- 抗うつ薬など、眠気の副作用が少ないものに変更
睡眠障害の治療
- 睡眠障害の専門的な治療
- 睡眠衛生指導
診断書の活用
配慮を依頼 主治医に診断書を書いてもらい、事業所に「遅刻しやすい体質」であることを医学的に説明してもらう方法もあります。
3. 睡眠環境の改善
寝室の環境
- 暗く、静かに
- 遮光カーテン
- 耳栓
- 適温
- 夏:26〜28度
- 冬:16〜19度
- 快適な寝具
- 自分に合った枕、マットレス
睡眠前のルーティン
- 就寝1時間前から
- スマホ、PCを見ない(ブルーライト)
- 明かりを暗めにする
- リラックスする(入浴、ストレッチ、読書)
- カフェイン、アルコールを控える
- 夕方以降はカフェインを摂らない
- アルコールは睡眠の質を下げる
4. 生活リズムの確立
毎日同じ時間に起きる
休日も同じ
- 平日:7:00起床
- 休日:8:00起床(1時間程度の差はOK)
休日に寝坊しすぎると、生活リズムが乱れます。
朝日を浴びる
体内時計をリセット 起きたら、カーテンを開けて朝日を浴びましょう。体内時計がリセットされ、夜に眠くなります。
昼寝は短く
30分以内 昼寝は30分以内にしましょう。長すぎると、夜眠れなくなります。
5. アラームの工夫
複数のアラームを設定
5分おきに3〜5個
- 7:00、7:05、7:10、7:15、7:20
一つのアラームだけだと、止めて寝てしまいます。
アラームを遠くに置く
取りに行く必要がある ベッドから離れた場所にスマホや目覚まし時計を置きます。取りに行くために起き上がる必要があり、目が覚めやすくなります。
光で起きるアラーム時計
自然な目覚め 音ではなく、光で起きるアラーム時計もあります。徐々に明るくなるので、自然に目が覚めます。
振動アラーム
音が出ない 振動で起きるアラーム(スマホの振動、振動する腕時計など)もあります。
好きな音楽をアラームに
不快ではない音 不快なアラーム音ではなく、好きな音楽を設定すると、起きやすいという方もいます。
6. 家族のサポート
起こしてもらう 家族に、起こしてもらいましょう。
- 「7:00に起こして」と頼む
- 何度も起こしてもらう
- 起きるまで付き合ってもらう
家族の負担にならない範囲で、協力してもらいましょう。
7. 前日の準備
朝の負担を減らす
前日の夜にやること
- 明日の服を出しておく
- 迷わない
- カバンに必要なものを入れておく
- 忘れ物チェックも前日に
- 朝食の準備
- 食べるだけの状態にしておく
- 時計を確認
- 充電、時刻合わせ
朝のルーティンを簡素化
時間をかけない
- 洗顔は簡単に
- 朝食は簡素に(バナナ、ゼリー飲料など)
- 服装はシンプルに
- 化粧は最低限
朝の準備に時間がかかりすぎると、遅刻します。
8. 出発時刻の設定
余裕を持つ
バッファを持つ
- 事業所到着時刻:9:00
- 家を出る時刻:8:00(余裕を持って)
- 起床時刻:7:00
ギリギリの時間設定ではなく、余裕を持った時間設定にしましょう。
「少し早く着く」を目標に
「9:00ちょうどに着く」ではなく、「8:50に着く」を目標にすると、少しの遅れがあっても遅刻しません。
9. ご褒美システム
モチベーション
小さなご褒美
- 「今週、遅刻せずに通えたら、好きなお菓子を買う」
- 「1ヶ月、遅刻ゼロなら、欲しかったものを買う」
ご褒美を設定すると、モチベーションが上がります。
記録をつける
見える化 カレンダーに、「遅刻せずに通えた日」をシールで記録します。視覚的に達成感が得られます。
10. 「完璧」を求めない
60%でOK 毎日遅刻ゼロを目指すと、プレッシャーになります。
- 「週5日中、3日遅刻しなければOK」
- 「先月より遅刻が減ればOK」
完璧を求めず、少しずつ改善していきましょう。
11. 通所時間の調整
柔軟性
開始時間を遅くしてもらう
- 通常:9:00開始
- 相談して:10:00開始
朝が苦手な方は、開始時間を遅くしてもらえるか、事業所に相談しましょう。
午後からの通所
- 午前は休んで、午後から通所
午前中は起きられないなら、午後からの通所も選択肢です。
12. 通所方法の見直し
送迎サービス 送迎サービスがある事業所なら、利用しましょう。
- 決まった時間に迎えに来てくれる
- 「迎えが来るから起きなければ」というプレッシャー
- 自分で行くより楽
遅刻してしまった時の対処法
遅刻してしまった時、どうすればいいのでしょうか。
1. 必ず連絡する
最も重要 遅刻が分かった時点で、すぐに事業所に連絡しましょう。
連絡方法:
- 電話
- メール
- LINE(事業所が対応している場合)
- 家族に代わりに連絡してもらう
連絡内容: 「おはようございます。○○です。申し訳ありません、寝坊してしまい、遅刻します。10:00頃到着予定です。」
簡潔でOKです。詳しい理由を説明する必要はありません。
2. 無断遅刻は絶対にNG
連絡なしが最悪 遅刻しても、連絡さえすれば、多くの事業所は許容してくれます。
しかし、連絡なしの無断遅刻は、非常に印象が悪く、トラブルの元です。
3. 到着したら謝罪
簡潔に 事業所に到着したら、スタッフに謝罪しましょう。
「遅刻して申し訳ありませんでした。」
簡潔でOKです。長々と言い訳する必要はありません。
4. 言い訳しない
理由を聞かれたら スタッフから「なぜ遅刻したのか」聞かれることがあります。
答え方:
- 「寝坊してしまいました」
- 「体調が悪くて」
- 「準備に時間がかかってしまいました」
正直に、簡潔に答えましょう。長々と言い訳しないことが大切です。
5. すぐに作業に入る
切り替え 謝罪したら、すぐに作業に入りましょう。
遅刻を引きずらず、気持ちを切り替えます。
6. 繰り返さないよう努力する
改善の意思 遅刻を繰り返さないよう、努力しましょう。
ただし、完璧を求めず、「少しずつ減らす」ことを目指します。
7. スタッフに相談する
サポートを求める 遅刻が続く場合、スタッフに相談しましょう。
「遅刻が多くて困っています。どうすればいいでしょうか?」
一緒に対策を考えてくれます。
「遅刻が多くてもOK」という考え方
遅刻を減らす努力は大切ですが、同時に「遅刻が多くてもOK」という柔軟な考え方も重要です。
1. B型は「リハビリの場」
完璧を求めない B型は、一般就労ではなく、リハビリや訓練の場です。
- 遅刻ゼロを目指す必要はない
- 少しずつ改善していけばOK
2. 「遅刻しても通所できた」が重要
来たことが大事 遅刻しても、通所できたこと自体が素晴らしいです。
- 遅刻したけど、来た → 成功
- 遅刻して、結局休んだ → 残念だが、次がある
3. 遅刻の背景を理解する
病気や障害の症状 遅刻は、あなたの怠けではなく、病気や障害の症状です。
- うつ病で起きられない
- ADHDで時間管理ができない
- 睡眠障害で眠れない
自分を責めすぎないことが大切です。
4. 「午後からでもOK」
柔軟な働き方 午前中に起きられないなら、午後から通所する選択肢もあります。
- 9:00開始に間に合わない → 13:00から通所
B型は、こうした柔軟な働き方ができる場所です。
5. 「週3日、遅刻なし」を目指す
現実的な目標 「毎日、遅刻なし」は難しくても、「週3日、遅刻なし」なら達成できるかもしれません。
現実的な目標を設定しましょう。
6. 自分を責めない
自己肯定感 遅刻を繰り返すと、自己嫌悪に陥りがちです。
しかし、自分を責めすぎると、さらに調子を崩します。
- 「遅刻してしまった」→ 事実
- 「自分はダメだ」→ 過度な自己否定
事実を受け止め、自己否定しないことが大切です。
7. 長期的な視点
少しずつ改善 今月は週5日中4日遅刻したけれど、来月は週5日中3日に減らす。
少しずつ、長期的に改善していけばOKです。
遅刻と向き合う心構え
遅刻と向き合う上での、心構えです。
1. 完璧主義を手放す
60%でOK 「毎日、時間通りに通所」という完璧を求めると、プレッシャーで潰れます。
60%できればOK、と考えましょう。
2. 小さな成功を認める
昨日より良ければOK
- 昨日:10:30到着(1.5時間遅刻)
- 今日:10:00到着(1時間遅刻)
昨日より改善していれば、それは成功です。
3. 「遅刻=悪」という価値観を疑う
社会の価値観 「遅刻=悪」という価値観は、社会が作ったものです。
あなたにとって、本当に「遅刻=悪」なのか、考え直してみましょう。
4. 他人と比較しない
自分のペース 「他の利用者は遅刻しないのに、自分だけ」と比較しないことです。
人は人、自分は自分。自分のペースで進みましょう。
5. 「できない」を受け入れる
できないこともある どんなに努力しても、朝起きられない日はあります。
「できない」を受け入れることも、大切です。
6. サポートを求める
一人で抱え込まない 遅刻の問題を、一人で抱え込まないことです。
- スタッフに相談
- 主治医に相談
- 相談支援専門員に相談
- 家族に協力してもらう
7. 「遅刻」以外の価値を見つける
遅刻だけが評価基準ではない あなたの価値は、「遅刻するかしないか」だけで決まりません。
- 作業を丁寧にできる
- 他の利用者に優しい
- 笑顔が素敵
- 頑張っている
遅刻以外の価値を見つけましょう。
よくある質問
Q1: 遅刻が続くと、B型を辞めさせられますか?
A: 基本的に辞めさせられません 連絡さえすれば、遅刻が多いという理由だけで退所になることは、基本的にありません。
Q2: 無断遅刻を繰り返したらどうなりますか?
A: 注意や相談があります 無断遅刻を繰り返すと、スタッフから注意や相談があります。それでも改善されず、事業所の運営に支障が出る場合は、退所を検討されることもあります。
Q3: 遅刻すると、工賃はどうなりますか?
A: 減ります 遅刻した分、作業時間が減るため、工賃は減ります。ただし、懲罰的に時給を下げられることは、基本的にありません。
Q4: 毎日午後から通所することはできますか?
A: 事業所による 柔軟な事業所なら、可能です。見学時に確認しましょう。
Q5: 遅刻の理由を詳しく説明しなければいけませんか?
A: 簡潔でOK 「寝坊しました」「体調が悪くて」など、簡潔な説明でOKです。
Q6: 家族に起こしてもらうのは、甘えですか?
A: 甘えではありません サポートを受けることは、甘えではありません。必要なサポートです。
Q7: 遅刻が減らないので、B型を辞めるべきでしょうか?
A: 辞める必要はありません B型は、遅刻が多い方も受け入れる場所です。辞める必要はありません。ただし、「午後から通所」など、働き方を調整することは検討しましょう。
Q8: 遅刻を繰り返すと、一般就労は無理ですか?
A: 今は無理でも、将来は分かりません 今は遅刻が多くても、B型で少しずつ改善していけば、将来的に一般就労も可能かもしれません。焦らず、一歩ずつ進みましょう。
Q9: 遅刻しないために、何が一番効果的ですか?
A: 原因によります 人によって原因が異なるため、「これが一番」というものはありません。自分の原因を特定し、それに合った対策を講じることが重要です。
Q10: 遅刻を減らす努力をしていますが、全く改善しません
A: 主治医に相談を 医学的な問題(睡眠障害、薬の副作用など)の可能性があります。主治医に相談しましょう。
まとめ:遅刻は改善できる、でも完璧を求めない
遅刻が多い原因は、精神疾患(うつ病、双極性障害、統合失調症、社交不安障害)、発達障害(ADHD、ASD)、睡眠障害(不眠症、過眠症、概日リズム睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群)、薬の副作用、生活リズムの乱れ、体調の波、環境要因、心理的要因、朝の準備に時間がかかる、アラームの問題など、様々です。
B型事業所における遅刻の扱いは、一般企業とは異なり寛容で、工賃は減りますが懲罰的措置はなく、基本的に退所にはならず、スタッフは理解とサポートをしてくれますが、事業所によって方針が異なります。
遅刻を減らすための対策は、原因を特定し、医療的アプローチ(主治医に相談、薬の調整)、睡眠環境の改善、生活リズムの確立、アラームの工夫、家族のサポート、前日の準備、出発時刻の設定、ご褒美システム、完璧を求めない、通所時間の調整、通所方法の見直しなどがあります。
遅刻してしまった時は、必ず連絡し、無断遅刻は絶対にせず、到着したら謝罪し、言い訳せず、すぐに作業に入り、繰り返さないよう努力し、スタッフに相談することが大切です。
「遅刻が多くてもOK」という考え方も重要で、B型はリハビリの場であり、遅刻しても通所できたことが重要で、遅刻の背景を理解し、午後からでもOKで、現実的な目標を設定し、自分を責めず、長期的な視点を持つことが大切です。
遅刻と向き合う心構えは、完璧主義を手放し、小さな成功を認め、「遅刻=悪」という価値観を疑い、他人と比較せず、「できない」を受け入れ、サポートを求め、遅刻以外の価値を見つけることです。
遅刻は、あなたの怠けや甘えではなく、病気や障害の症状です。自分を責めすぎず、少しずつ改善していきましょう。完璧を求めず、自分のペースで進むことが大切です。B型は、そんなあなたを受け入れてくれる場所です。安心して、一歩ずつ前に進んでください。応援しています。

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