「見学予約の日が雨予報どうしよう」「雨の日に見学に行くのは大変」「キャンセルしたら印象が悪い?」
就労継続支援B型の見学予約日が雨になってしまった。外出が苦手な人、体調が不安定な人にとって、雨の日の見学は大きなハードルです。
本記事では、雨の日の見学をどうすべきか、変更の伝え方、雨の日に行く場合の対策、そして雨の日ならではのチェックポイントまで詳しく解説します。
雨の日の見学 基本的な選択肢
まず、どんな選択肢があるかを整理します。
選択肢1 予定通り行く
雨でも予定通り見学に行きます。
選択肢2 日程を変更する
雨が理由で、別の日に変更します。
選択肢3 オンライン見学に変更
対面見学からオンライン見学に切り替えます。
選択肢4 短時間見学に変更
通常の見学時間(1〜2時間)を短縮してもらいます。
選択肢5 送迎をお願いする
送迎サービスがある事業所なら、見学時も送迎してもらえないか相談します。
雨の日に見学を変更すべきケース
以下の場合は、無理せず変更を検討しましょう。
1. 体調・病状への影響が大きい
雨で体調が悪化する
- 気圧の変化で頭痛、めまい、だるさが出る(気象病)
- リウマチなど、雨で関節痛が悪化する
- 喘息など、湿度で呼吸が苦しくなる
- うつ症状が雨で悪化する
体調が悪い状態で見学しても、事業所の良さを正しく判断できません。
2. 移動が危険
身体障害がある
- 車椅子で雨の日の移動が困難
- 視覚障害があり、雨の日は危険
- 杖を使っており、濡れた地面で滑りやすい
転倒などのリスクがある場合、無理は禁物です。
公共交通機関が不安定
- 大雨警報が出ている
- 台風が接近している
- 交通機関の遅延・運休の可能性
安全第一です。
3. 精神的な負担が大きい
雨が苦手
- 雨の日は気分が落ち込む
- 雨音が不安を煽る
- 濡れることへの強い抵抗がある
ただでさえ緊張しているのに
初めての見学は緊張します。
その上、雨の不快感が加わると、精神的負担が大きすぎます。
4. 服装・身だしなみが整えられない
雨で服が濡れる、髪が乱れる、という状態で見学に行くことに強い抵抗がある場合。
第一印象を気にする人には、大きなストレスです。
5. 発達障害の特性
ASD(自閉スペクトラム症)
- 予定の変更(天候の変化)に対応しにくい
- 感覚過敏で、雨音、雨の感触が耐えられない
- 濡れた服の感触が不快
ADHD(注意欠如・多動症)
- 雨の日の準備(傘、タオルなど)ができない
- 予定を忘れやすい
6. 経済的な理由
雨の日はタクシーを使わざるを得ないが、その費用がない場合。
雨の日でも見学に行くべきケース
逆に、以下の場合は、雨でも行くことを検討してみましょう。
1. 体調・安全に問題がない
雨による体調への影響が少なく、移動も安全にできる場合。
2. 雨の日の事業所を見たい
雨の日だからこそ、以下を確認できます。
- 雨の日の利用者の出席率
- 雨の日の雰囲気
- 送迎の様子
- 雨対策(玄関マット、傘立てなど)
- 湿度管理(カビ、臭いなど)
3. 再スケジュールが難しい
- 次の空き日程が数週間先
- 早く利用を開始したい
- 何度も予定変更するのが申し訳ない
4. 小雨程度
大雨ではなく、小雨程度で、移動に支障がない場合。
5. 送迎がある
事業所が送迎してくれる、または家族が送迎してくれる場合。
6. 雨の日の練習になる
実際に利用開始したら、雨の日も通うことになります。
見学を「雨の日の練習」と考えることもできます。
見学の日程変更の伝え方
雨を理由に日程変更する場合の、適切な伝え方です。
タイミング できるだけ早く
前日、当日朝ではなく、天気予報を見て雨が確実なら、2〜3日前には連絡します。
ただし、当日の急な悪天候の場合は、当日朝でも仕方ありません。
方法 電話が基本
メールでも良いですが、電話の方が確実で、誠意が伝わります。
伝え方の例
例文1 体調を理由にする場合
「〇月△日に見学の予約をしている□□です。あいにく雨予報で、私は気圧の変化で体調が悪化しやすいため、誠に申し訳ありませんが、日程を変更していただけないでしょうか。」
例文2 移動の困難を理由にする場合
「〇月△日に見学予約をしております□□です。雨予報が出ており、車椅子での移動が困難なため、別の日に変更させていただきたいのですが、可能でしょうか。」
例文3 シンプルに伝える場合
「〇月△日に見学予約をしている□□です。雨予報のため、体調面で不安があり、できれば晴れた日に伺いたいのですが、日程変更は可能でしょうか。」
例文4 当日の悪天候の場合
「本日〇時に見学予約をしている□□です。大雨で移動が危険なため、誠に申し訳ありませんが、本日の見学をキャンセルさせていただきたいです。後日、改めて予約させていただけますでしょうか。」
ポイント
1. 謝罪を添える
「申し訳ありませんが」「恐れ入りますが」と謝罪を添えます。
2. 理由を簡潔に
長々と説明せず、「雨で体調が心配」「移動が困難」と簡潔に。
3. 利用の意思を示す
「別の日にぜひ伺いたい」と前向きな姿勢を示します。
4. 代替日程を提案(できれば)
「来週の晴れた日は空いていますか?」と代替案を提案すると、スムーズです。
事業所の反応
ほとんどの事業所は、快く対応してくれます。
「分かりました。無理なさらず、体調の良い日にいらしてください」
もし嫌な対応をされたら、それは事業所の問題です。そのような事業所は、利用を再検討した方が良いかもしれません。
雨の日でも見学に行く場合の対策
雨でも見学に行くと決めた場合の、具体的な対策です。
事前準備
1. 持ち物
- 傘(できれば大きめ、または折りたたみ傘も予備に)
- タオル(顔、髪、服を拭く用、複数枚)
- 替えの靴下(靴が濡れた場合用)
- レインコート(両手が使える、傘より安全)
- ビニール袋(濡れたものを入れる)
- 替えの服(ひどく濡れた場合用、カバンに入れておく)
- 防水のカバン(書類や財布が濡れないように)
2. 服装
- 濡れても良い服
- 乾きやすい素材(ポリエステルなど)
- 防水性のある靴(レインブーツ、撥水加工の靴)
- 帽子(視界を確保)
- 明るい色の服(雨の日は視界が悪いため、明るい色の方が安全)
3. 身だしなみ対策
- 髪が濡れても大丈夫なヘアスタイル(帽子をかぶる、まとめるなど)
- ウォータープルーフのメイク(女性の場合)
- メイク直し用品
4. 交通手段の確認
- 公共交通機関の遅延情報をチェック
- 代替ルートを調べておく
- タクシーアプリをインストール(必要な場合)
- 余裕を持った出発時刻(普段の1.5倍の時間を見積もる)
当日の工夫
1. 早めに出発
雨の日は移動に時間がかかります。遅刻しないよう、早めに出発します。
2. 事業所に到着したら
玄関で身だしなみを整える
- 傘を畳む
- タオルで顔、髪、服を拭く
- 靴の水分を拭く
- 鏡があれば、身だしなみをチェック
スタッフに一言
「雨で濡れてしまい、申し訳ありません」と一言伝えます。
事業所は慣れているので、気にしなくて大丈夫です。
3. 見学中
濡れた服が不快な場合、正直に伝えます。
「少し濡れて不快なので、タオルをお借りできますか?」
4. 帰り
- 忘れ物(傘など)がないか確認
- 天候が悪化している場合、タクシーを呼ぶことも検討
メンタル面の対策
1. 「雨でも行けた」が自信になる
雨という困難な条件でも見学に行けたことは、大きな自信になります。
2. 完璧を求めない
髪が濡れた、服が乱れた、としても、完璧である必要はありません。
事業所のスタッフは、外見より、あなたの人柄や状態を見ています。
3. リラックス法
深呼吸、好きな音楽を聴く、お守りを持つ、などリラックス法を活用します。
オンライン見学・訪問見学への変更
雨を機に、見学方法自体を変更する選択肢もあります。
オンライン見学への変更
「雨予報なので、オンライン見学に変更できませんか?」と相談します。
コロナ禍以降、オンライン見学を実施する事業所が増えています。
訪問見学への変更
「雨で外出が困難なので、訪問見学は可能ですか?」と相談します。
事業所のスタッフが自宅を訪問し、説明してくれます。
雨の日だからこそのチェックポイント
雨の日に見学することで、晴れの日には見えないポイントをチェックできます。
1. 雨の日の出席率
雨の日は、利用者の出席率が下がることがあります。
「雨の日も、いつもと同じくらいの人数ですか?」と聞いてみます。
出席率が高ければ、利用者が通いやすい、または通いたいと思える事業所です。
2. 雨対策
玄関周り
- 玄関マットはあるか
- 傘立ては十分な数か
- 濡れた傘を入れる傘袋はあるか
- 雨よけの屋根はあるか
設備
- 濡れた服を乾かす場所(暖房、乾燥機など)はあるか
- タオルの貸し出しはあるか
スタッフの対応
- 「雨の中ありがとうございます」など、気遣いの言葉があるか
- タオルを出してくれるか
これらの対応から、事業所の細やかさが分かります。
3. 湿度・換気
雨の日は湿度が高くなります。
- カビ臭くないか
- 換気は適切か
- 除湿機やエアコンで湿度管理しているか
4. 床の安全性
- 濡れた床で滑りやすくないか
- 滑り止めマットはあるか
5. 送迎の様子
送迎サービスがある場合、雨の日の送迎の様子を確認できます。
- 送迎車の屋根から濡れずに乗り降りできるか
- スタッフが傘を差してサポートしてくれるか
6. 利用者の雰囲気
雨の日は、気分が沈みがちです。
それでも明るく作業している利用者が多ければ、雰囲気の良い事業所です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 雨を理由に日程変更するのは失礼ですか?
A. いいえ、失礼ではありません。
体調や安全を理由にした変更は、正当です。
ほとんどの事業所は、快く対応してくれます。
Q2. 何度も日程変更したら、印象が悪くなりますか?
A. 1〜2回なら問題ありませんが、3回以上になると、「本当に利用する気があるのか?」と思われる可能性があります。
どうしても外出が難しい場合、オンライン見学や訪問見学など、別の方法を相談してください。
Q3. 当日の朝、雨がひどくなりました。キャンセルしても良いですか?
A. はい、安全第一です。
当日朝でも、できるだけ早く連絡してキャンセルしましょう。
「大雨で移動が危険なため、申し訳ありませんが、本日はキャンセルさせてください」
Q4. 雨で服が濡れたまま見学するのは失礼ですか?
A. いいえ、失礼ではありません。
玄関で身だしなみを整え、「雨で濡れてしまい申し訳ありません」と一言伝えれば十分です。
事業所も理解してくれます。
Q5. 雨の日の見学は、晴れの日より短縮できますか?
A. 相談してみましょう。
「雨で体調が心配なので、30分程度の短時間見学にしていただけますか?」と聞けば、対応してくれることもあります。
Q6. 雨でタクシーを使いたいですが、お金がありません。
A. 正直に事業所に相談してみましょう。
「雨で公共交通機関が不便なのですが、タクシー代の補助などはありますか?」
事業所によっては、見学時の交通費を補助してくれることもあります。
難しい場合、日程変更、オンライン見学、訪問見学などの代替方法を検討します。
Q7. 傘を持って見学するのは邪魔ですか?
A. 事業所には傘立てがあるので、大丈夫です。
もし心配なら、折りたたみ傘を持参すると、コンパクトで邪魔になりません。
まとめ
就労継続支援B型の見学が雨の日になった場合、体調・病状への影響が大きい、移動が危険、精神的な負担が大きい、服装が整えられない、発達障害の特性、経済的な理由などがあれば、無理せず日程変更を検討しましょう。
逆に、体調・安全に問題がない、雨の日の事業所を見たい、再スケジュールが難しい、小雨程度、送迎がある、雨の日の練習になるという場合は、雨でも見学に行くことを検討できます。
日程変更の伝え方は、できるだけ早く(2〜3日前)、電話で、謝罪を添え、理由を簡潔に、利用の意思を示し、代替日程を提案する、という流れです。
雨でも見学に行く場合の対策は、事前準備(傘、タオル、替えの靴下、レインコート、防水カバン、濡れても良い服、早めの出発)、当日の工夫(玄関で身だしなみを整える、スタッフに一言、完璧を求めない)、メンタル面の対策(「雨でも行けた」が自信になる)です。
雨を機に、オンライン見学や訪問見学への変更を相談することもできます。
雨の日だからこそのチェックポイントは、雨の日の出席率、雨対策(玄関マット、傘立て、タオル)、湿度・換気、床の安全性、送迎の様子、利用者の雰囲気、です。
雨の日の見学は大変ですが、無理をせず、自分に合った方法を選んでください。
事業所は、あなたの事情を理解してくれます。安心して相談してください。応援しています!

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