就労継続支援B型の短時間利用完全ガイド|週1日・1日2時間から始める働き方

はじめに

「働きたいけれど、長時間は無理」「まずは短い時間から始めたい」「体調に自信がないので、少しずつ慣れていきたい」——そんな思いを持っている方は少なくありません。

精神障害や身体障害のある方の中には、「働く意欲はあるけれど、フルタイムで働く体力や精神力がない」という方が多くいらっしゃいます。症状の波、体力の限界、疲労の蓄積、対人関係への不安など、長時間働くことには様々なハードルがあります。

就労継続支援B型の大きな特徴の一つが、この「短時間から利用できる柔軟性」です。週1日、1日2時間からスタートできるため、無理なく働くことができます。そして、徐々に慣れてきたら、自分のペースで日数や時間を増やしていくことも可能です。

本記事では、就労継続支援B型の短時間利用について、基本的な仕組み、メリットとデメリット、実際の利用例、段階的なステップアップ方法、工賃の実態、そして成功事例まで、詳しく解説していきます。

就労継続支援B型の短時間利用とは

短時間利用の定義

就労継続支援B型には、法律上の「最低利用時間」の規定はありません。そのため、理論上は極めて短い時間からでも利用可能です。

一般的な短時間利用のパターン

  • 週1日、1日2時間
  • 週2日、1日3時間
  • 週3日、1日4時間
  • 週5日、1日2時間

これらはあくまで例であり、事業所と相談しながら、自分に合った時間設定ができます。

なぜ短時間から始められるのか

雇用契約がないから 就労継続支援B型は雇用契約を結ばないため、労働基準法の適用を受けません。そのため、労働時間に関する法的な制約がなく、極めて柔軟な働き方が可能です。

個別の状況に配慮する福祉サービスだから B型は「就労の機会を提供する」福祉サービスであり、一人ひとりの障害特性や体調に合わせた支援が前提となっています。

段階的なステップアップを支援するため 長期的には働く力を高めることが目標ですが、最初から無理をさせるのではなく、できる範囲から始めて徐々にステップアップすることを重視しています。

事業所ごとの違い

ただし、すべての事業所が極端に短い時間からの利用を受け入れているわけではありません。

受け入れやすい事業所

  • 精神障害や発達障害の方を多く受け入れている事業所
  • 個別支援に力を入れている事業所
  • 利用者数に余裕がある事業所

条件がある場合も

  • 「最低週2日は通所してほしい」
  • 「最初は短時間でもいいが、3ヶ月後には○時間を目指してほしい」

といった条件を設けている事業所もあります。見学時に確認しましょう。

短時間利用のメリット

無理なく働くことができる

短時間利用の最大のメリットは、無理をせずに自分のペースで働けることです。

体調の波に対応できる 精神障害や慢性疾患のある方は、日によって体調が大きく変動します。「今日は調子がいいから4時間」「今日は辛いから2時間だけ」といった柔軟な対応ができます。

疲労の蓄積を防げる 長時間働くと疲労が蓄積し、症状が悪化することがあります。短時間なら、疲れる前に終えられるため、症状の安定につながります。

プレッシャーが少ない 「長時間働かなければ」というプレッシャーがないため、精神的な負担が軽減されます。

続けやすい 無理をして短期間で辞めてしまうより、短時間でも長く続ける方が、結果的に多くの経験を積めます。

生活とのバランスが取りやすい

通院との両立 週1〜2回の通院がある方でも、短時間利用なら両立しやすくなります。

服薬の副作用への対応 精神科の薬の中には、眠気や倦怠感などの副作用があるものもあります。短時間なら、薬の影響が少ない時間帯に合わせて働けます。

家事や育児との両立 家事や育児の合間に短時間働くことで、生活とのバランスを保てます。

趣味やリフレッシュの時間を確保 短時間勤務なら、働く以外の時間を趣味や休息に使えます。メンタルヘルスの維持に重要です。

社会復帰への第一歩

長期間引きこもっていた方、休職していた方にとって、短時間利用は社会復帰への貴重な第一歩になります。

生活リズムを整える 週1日でも外出する予定があることで、生活リズムが整い始めます。

人との接点を持つ 完全に孤立した状態から、少しずつ人とのつながりを取り戻せます。

成功体験を積む 短時間でも「働けた」という成功体験は、自信の回復につながります。

段階的なステップアップの土台 短時間から始めて、徐々に増やしていくことで、無理なくステップアップできます。

経済的負担が少ない

利用料 多くの方は利用料が無料です(生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯)。短時間利用でも、利用料が変わることはありません。

交通費 週1日、1日2時間なら、月の交通費も最小限で済みます。

体調管理の医療費 無理をして体調を崩し、医療費が増えるより、短時間で無理なく続ける方が、長期的には医療費の節約にもなります。

短時間利用のデメリットと課題

工賃が少ない

短時間利用の最大のデメリットは、工賃が少ないことです。

現実的な金額 週1日、1日2時間なら、月の工賃は数千円程度になることが多いです。

時給制の場合 時給300円〜500円が一般的なので、週1日2時間なら、月8時間×400円=3,200円程度です。

出来高制の場合 作業量によりますが、短時間では作業量が少ないため、工賃も少なくなります。

対処法

  • 工賃だけでなく、「社会とのつながり」「スキルアップ」「生活リズム」など、金銭以外の価値を重視する
  • 障害年金や家族の支援と組み合わせて生活する
  • 将来的に時間を増やすことを視野に入れる

スキルアップに時間がかかる

短時間だと、スキルを習得するのに時間がかかります。

作業に慣れるまで時間がかかる 週1日2時間では、1ヶ月でも8時間しか作業しません。作業に慣れるまでに数ヶ月かかることもあります。

複雑な作業は難しい 短時間では、複雑な作業や時間のかかる作業に取り組むのが難しい場合があります。

対処法

  • 最初は簡単な作業から始め、徐々に難易度を上げる
  • 自宅でも復習や練習をする
  • 焦らず、長期的な視点で学ぶ

人間関係が築きにくい

週1日、短時間の利用だと、他の利用者やスタッフとの関係が深まりにくいことがあります。

顔と名前を覚えてもらえない 利用頻度が少ないと、他の利用者に覚えてもらえないことがあります。

会話の機会が少ない 短時間だと、作業に集中して終わってしまい、雑談や交流の時間がありません。

対処法

  • 無理に仲良くしようとせず、作業に集中する
  • スタッフとの定期的な面談で関係を築く
  • 少しずつ時間を増やして、交流の機会を増やす

習慣化しにくい

週1日だけだと、「働く習慣」が定着しにくいことがあります。

翌週までに気持ちがリセットされる 1週間空くと、前回のことを忘れたり、また一から気持ちを作る必要があったりします。

対処法

  • 週2日以上に増やす
  • 曜日と時間を固定して、ルーティン化する

実際の短時間利用のパターン

パターン1 週1日、1日2時間

こんな方に向いています

  • 長期間引きこもっていた方
  • 症状が不安定で、体調の波が大きい方
  • まずは外出する習慣をつけたい方
  • 通院頻度が高い方

1日のスケジュール例

  • 10 00 事業所到着、朝の挨拶
  • 10 10 作業開始(データ入力、軽作業など)
  • 11 00 休憩(10分)
  • 11 10 作業再開
  • 12 00 作業終了、帰宅

月の工賃目安 時給400円の場合 2時間×週1日×4週=8時間×400円=3,200円

利用者の声 「10年引きこもっていましたが、週1日2時間から始めました。最初は前日から不安で眠れませんでしたが、今では唯一の外出の機会として楽しみになっています」

パターン2 週2日、1日3時間

こんな方に向いています

  • 少しずつ社会復帰を進めたい方
  • 体力に不安があるが、週1日では物足りない方
  • 通院と両立しながら働きたい方

1日のスケジュール例

  • 9 30 事業所到着、朝の挨拶
  • 9 40 作業開始
  • 11 00 休憩(15分)
  • 11 15 作業再開
  • 12 30 作業終了、昼食(希望者)、帰宅

月の工賃目安 時給400円の場合 3時間×週2日×4週=24時間×400円=9,600円

利用者の声 「うつ病で休職後、週2日3時間から始めました。火曜日と金曜日に通うことで、週の真ん中に休息を取れます。徐々に体力がついてきているのを実感しています」

パターン3 週3日、1日4時間

こんな方に向いています

  • ある程度体調が安定してきた方
  • スキルアップを目指したい方
  • 週5日はまだ無理だが、働く習慣を作りたい方

1日のスケジュール例

  • 9 00 事業所到着、朝の挨拶
  • 9 10 作業開始
  • 10 30 休憩(15分)
  • 10 45 作業再開
  • 12 00 昼食休憩(1時間)
  • 13 00 午後の作業
  • 13 00 作業終了、帰宅

月の工賃目安 時給400円の場合 4時間×週3日×4週=48時間×400円=19,200円

利用者の声 「発達障害があり、最初は週1日から始めました。1年かけて週3日4時間まで増やせました。今ではWebデザインを学んでいて、将来の就職を目指しています」

パターン4 週5日、1日2時間

こんな方に向いています

  • 毎日の習慣を作りたい方
  • 長時間は疲れるが、頻繁に通いたい方
  • 短時間でも毎日外出したい方

1日のスケジュール例

  • 10 00 事業所到着、朝の挨拶
  • 10 10 作業開始
  • 11 00 休憩(10分)
  • 11 10 作業再開
  • 12 00 作業終了、帰宅

月の工賃目安 時給400円の場合 2時間×週5日×4週=40時間×400円=16,000円

利用者の声 「統合失調症があり、長時間は疲れてしまいます。でも毎日外出することで生活リズムが整います。午後は自宅でゆっくり休めるので、ちょうどいいバランスです」

パターン5 変動型(体調に合わせて)

こんな方に向いています

  • 体調の波が大きい方
  • 双極性障害など、症状の変動がある方
  • 柔軟な対応が必要な方

  • 調子がいい週 週3日、1日4時間
  • 普通の週 週2日、1日3時間
  • 調子が悪い週 週1日、1日2時間

利用者の声 「双極性障害で、気分の波があります。スタッフが『今日は調子どうですか?』と聞いてくれて、その日の体調に合わせて作業時間を調整してくれます。無理をしなくていいので、長く続けられています」

段階的なステップアップの方法

短時間利用の大きな利点は、無理なく段階的に増やしていけることです。

ステップアップの基本原則

焦らない 「早く普通に働けるようにならなければ」と焦る必要はありません。自分のペースが最優先です。

無理をしない 「もう少し頑張れるかも」と思っても、70%の力で続けることが長続きのコツです。

成功体験を積み重ねる 「今週も通えた」「2時間集中できた」という小さな成功を認識し、自信を積み重ねます。

体調の変化に敏感になる 時間を増やした後、体調に変化がないか観察します。疲労が蓄積したら、すぐに調整します。

具体的なステップアップ例

第1段階 週1日、1日2時間(1〜3ヶ月) まずは「通所する習慣」を作ることが目標です。作業内容よりも、「外出する」「人と会う」「決まった時間に活動する」ことに意義があります。

第2段階 週1日、1日3〜4時間(3〜6ヶ月) 通所に慣れてきたら、1日の時間を少し延ばします。昼食を事業所で取るようにすると、他の利用者との交流も生まれます。

第3段階 週2日、1日3〜4時間(6〜9ヶ月) 週の通所日数を増やします。曜日は固定し、ルーティン化します。

第4段階 週3日、1日4〜5時間(9〜12ヶ月) 働く習慣がしっかり定着したら、週3日に増やします。この段階で、月の工賃も2万円前後になります。

第5段階 週4〜5日、1日5〜6時間(1年以上) 一般就労やA型への移行を視野に入れる段階です。週20時間以上働けるようになれば、就労継続支援A型の条件も満たします。

重要な注意点 このステップアップは「目安」であり、全員がこの通りに進む必要はありません。週1日2時間のまま何年も続ける方もいれば、半年で週5日に到達する方もいます。自分のペースが正解です。

ステップアップの判断基準

時間を増やすタイミングの目安は以下の通りです。

体調面

  • 通所後に極度の疲労を感じない
  • 翌日に体調を崩すことがない
  • 睡眠や食事に影響が出ていない

精神面

  • 通所前の不安が減ってきた
  • 事業所に行くことに抵抗がなくなった
  • 「もう少し働いてもいいかも」と思える

作業面

  • 作業に慣れてきた
  • 時間内に作業が終わらず、もう少し続けたいと感じる
  • もっと難しい作業に挑戦したいと思う

生活面

  • 生活リズムが整っている
  • 通所日以外の日も規則正しく過ごせている
  • 余裕を感じられる

これらの条件が揃ったら、スタッフと相談してステップアップを検討しましょう。

ステップダウンも選択肢

時間を増やした後、「やはり無理だった」と感じることもあります。その場合、元の時間に戻すこともできます。

ステップダウンは失敗ではない 自分の限界を知ることも、大切な学びです。無理をして体調を崩すより、適切な時間に戻す方が賢明です。

柔軟に調整する 「今月は体調が悪いので週2日に減らす」「来月また戻す」といった柔軟な調整も可能です。

短時間利用を成功させるコツ

曜日と時間を固定する

ルーティン化 毎週同じ曜日、同じ時間に通うことで、習慣化しやすくなります。

  • 毎週火曜日、10 00〜12 00
  • 毎週月曜日と木曜日、9 00〜12 00

準備がしやすい 曜日が固定されていると、前日から準備ができ、心の準備もしやすくなります。

前日の準備を大切にする

持ち物の準備 前日のうちに、持ち物を準備しておきます。当日の朝に慌てることが減ります。

服を選んでおく 着ていく服も前日に決めておくと、朝の負担が減ります。

心の準備 「明日は○時に起きて、○時に家を出る」と頭の中でシミュレーションしておくと、当日スムーズに動けます。

通所後の予定を空けておく

休息の時間を確保 短時間でも、作業後は疲れます。帰宅後は予定を入れず、休息の時間を確保しましょう。

無理をしない 「2時間だけだから、午後は別の用事を入れよう」と考えがちですが、最初は通所だけで十分です。

小さな成功を認識する

自分を褒める 「今日も通えた」「2時間集中できた」「スタッフと挨拶できた」など、小さなことでも自分を褒めましょう。

記録をつける カレンダーに「通所した日」をチェックしていくと、視覚的に成果が見えてモチベーションが上がります。

スタッフとのコミュニケーション

体調を正直に伝える 「今日は調子が悪い」「ちょっと疲れた」など、素直に伝えましょう。我慢は禁物です。

不安や悩みを相談する 「時間を増やしたいけど不安」「この作業は難しい」など、遠慮なく相談してください。

目標を共有する 「半年後には週3日にしたい」など、目標をスタッフと共有すると、適切なサポートが受けられます。

体験談

Qさん(40代、うつ病)

「10年勤めた会社でうつ病になり、退職しました。1年間自宅療養していましたが、このまま引きこもっていたら社会復帰できないと思い、B型を利用することにしました。

最初は週1日、1日2時間の軽作業から始めました。朝起きて、着替えて、外に出るだけでも大変でした。でも、『2時間だけ』と思うと何とか頑張れました。

3ヶ月後には週1日3時間、半年後には週2日3時間、1年後には週3日4時間まで増やせました。今は月2万円ほどの工賃を得ています。

短時間から始められたからこそ、挫折せずに続けられたと思います。焦らず、自分のペースで進むことの大切さを学びました」

Rさん(20代、発達障害)

「ADHDとASDがあり、長時間の集中が苦手です。一般企業では8時間働くことが求められ、毎日疲弊していました。

B型では、週3日、1日3時間だけ働いています。短時間なら集中力が持続し、質の高い仕事ができます。データ入力の正確性が評価されて、少し難しい作業も任されるようになりました。

『長時間働けない自分はダメだ』と思っていましたが、短時間でも自分に合った働き方があることを知りました。今は週3日3時間で月15,000円ほど稼いでいます。将来は在宅ワークで、自分のペースで働きたいです」

Sさん(50代、統合失調症)

「統合失調症と診断されて20年です。症状は薬でコントロールできていますが、長時間働くと疲れて症状が悪化します。

週5日、1日2時間だけ通っています。毎日外出することで生活リズムが整い、症状も安定しています。午後はゆっくり休めるので、無理なく続けられます。

工賃は月16,000円ほどですが、障害年金と合わせて生活できています。『毎日働いている』という実感が、生きがいになっています」

Tさん(30代、パニック障害+子育て中)

「パニック障害があり、電車に乗るのが怖いです。また、3歳の子どもを育てています。

週2日、保育園に預けている間の2時間だけ、徒歩圏内の事業所に通っています。短時間だからパニック発作を起こさずに済みますし、子どものお迎えにも間に合います。

工賃は月6,000円ほどですが、お金よりも『社会とつながっている』『自分の時間を持てる』ことが嬉しいです。子どもが小学校に上がったら、もう少し時間を増やしたいと思っています」

よくある質問

Q1  週1日、1日2時間でも本当に受け入れてもらえますか?

事業所によります。精神障害や発達障害の方を多く受け入れている事業所では、短時間利用に理解があります。見学時に「週1日2時間から始めたい」と正直に伝え、対応可能か確認しましょう。

Q2  短時間だと、事業所に迷惑ではないですか?

適切な事業所なら、迷惑とは思いません。B型は一人ひとりのペースを尊重することが前提の福祉サービスです。遠慮する必要はありません。

Q3  短時間利用でも個別支援計画は作られますか?

はい、作られます。「週1日2時間から始め、徐々に増やす」といった目標が設定されます。

Q4  短時間だと、どんな作業ができますか?

2時間あれば、データ入力、軽作業(箱折り、袋詰めなど)、清掃、簡単な事務作業などができます。ただし、複雑で時間のかかる作業は難しい場合があります。

Q5  短時間から始めて、どのくらいで時間を増やせますか?

人によって大きく異なります。3ヶ月で増やせる方もいれば、1年かかる方もいます。焦らず、自分のペースで進むことが大切です。

Q6  短時間のまま何年も続けてもいいですか?

もちろんです。無理にステップアップする必要はありません。週1日2時間が自分に合っているなら、それが正解です。

Q7  短時間だと工賃が少なすぎて、交通費にもならないのでは?

その通りです。工賃だけを目的にすると、割に合わないと感じるかもしれません。しかし、B型の価値は工賃だけではありません。生活リズム、社会とのつながり、スキルアップ、自信の回復など、金銭では測れない価値があります。

Q8  短時間利用から一般就労に移行できますか?

できます。最初は週1日2時間から始め、数年かけて週5日6時間まで増やし、一般就労に移行した方もいます。焦らず、段階的に進めましょう。

Q9  短時間だと、スタッフや他の利用者と仲良くなれないのでは?

短時間でも、スタッフは丁寧に対応してくれます。他の利用者との交流は、無理に求めなくても大丈夫です。作業に集中することも立派な利用の仕方です。

Q10  体調が悪くて、予定していた時間も働けなかった場合はどうなりますか?

早退しても問題ありません。「今日は調子が悪いので1時間で帰ります」と伝えれば、理解してもらえます。工賃は実際に働いた時間分が支払われます。

まとめ

就労継続支援B型の短時間利用は、「働きたいけれど長時間は無理」という方にとって、貴重な選択肢です。

週1日、1日2時間から始められる柔軟性は、B型の大きな魅力の一つです。無理をせず、自分のペースで働くことで、体調を維持しながら社会とのつながりを保つことができます。

短時間利用は「逃げ」でも「甘え」でもありません。自分の状態を正しく理解し、適切な選択をする賢明な判断です。

工賃は少なくても、得られるものはたくさんあります。生活リズム、人とのつながり、作業スキル、自信、そして「自分にもできる」という実感——これらは、金銭では測れない貴重な財産です。

そして、短時間から始めても、将来的に時間を増やし、一般就労やA型に移行することも可能です。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。

あなたのペースで、あなたに合った働き方を見つけてください。短時間でも、働くことは素晴らしいことです。一歩ずつ、前に進んでいきましょう。応援しています。

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