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茨城県大洗町の太平洋に面して鎮座する大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)。荒波の中に立つ「神磯の鳥居」は、日本屈指の絶景として知られ、SNSでも話題の人気スポットです。
この神社は、御祭神に大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)という国造りの神様をお祀りし、古くから人々の信仰を集めてきました。特に日の出と鳥居が重なる光景は神々しく、多くの参拝者や写真家を魅了し続けています。
本記事では、大洗磯前神社の歴史や御利益、見どころ、神磯の鳥居の絶景ポイント、アクセス方法、周辺観光まで、訪れる前に知っておきたい情報を詳しくご紹介します。
大洗磯前神社の基本情報
神社の概要
正式名称:大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)
所在地:〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
御祭神:
- 大己貴命(おおなむちのみこと)※大国主命の別名
- 少彦名命(すくなひこなのみこと)
創建:856年(斉衡3年)
社格:
- 旧県社
- 式内社(常陸国鹿島郡)
例祭日:
- 例大祭:5月17日
- 大洗磯前薬師祭:8月第3日曜日
参拝時間:
- 境内自由(24時間参拝可能)
- 社務所:8:30〜17:00
- 御朱印・お守り授与:8:30〜17:00
駐車場:
- 無料駐車場あり(約50台)
- 初詣や日の出時は混雑
公式サイト:http://oarai-isosakijinja.or.jp/
歴史と由緒
創建の伝説
平安時代、856年(斉衡3年)のこと。大己貴命と少彦名命の二柱の神様が、常陸国(現在の茨城県)の海岸に降臨されました。
降臨の地は、現在「神磯」と呼ばれる岩礁です。二柱の神は、この地に社を建てて祀るよう告げられたと伝えられています。これが大洗磯前神社の始まりです。
国造りの神々
大己貴命(大国主命)と少彦名命は、日本神話において国造りを行った神様として知られています。
出雲の国から日本各地を巡り、人々に医療、農業、酒造、温泉などの知恵を授けたとされています。二柱は固い絆で結ばれ、協力して国を豊かにしました。
海の向こうから来た神
少彦名命は小さな神様で、『古事記』では「天之羅摩船(あめのかがみのふね)」という小さな船に乗って海の向こうからやってきたとされています。
大洗磯前神社が海に面して鎮座し、神磯の鳥居が海に立つのは、この神話と深く関わっています。
歴史の変遷
- 平安時代:創建、朝廷から崇敬を受ける
- 戦国時代:戦乱により一時衰退
- 江戸時代:水戸藩主・徳川光圀により再興
- 明治時代:県社に列格
- 現代:絶景パワースポットとして人気に
徳川光圀の再興
江戸時代、水戸黄門として知られる徳川光圀は、荒廃していた大洗磯前神社の再興に尽力しました。
社殿を整備し、神社の格式を高め、現在の基礎を築いたとされています。
御祭神と御利益
大己貴命(おおなむちのみこと)
別名:大国主命(おおくにぬしのみこと)
神格:
- 国造りの神
- 縁結びの神
- 医療・医薬の神
- 農業の神
- 商業の神
神話での役割
出雲を中心に国造りを行い、日本の国土を開拓した神様です。因幡の白兎の物語でも知られ、困っている者を助ける優しい神様として描かれています。
多くの妻を持ち、子孫も多いことから、縁結びや子授けの神としても信仰されています。
少彦名命(すくなひこなのみこと)
神格:
- 国造りの神(大己貴命と共に)
- 医療・医薬の神
- 酒造の神
- 温泉の神
- 知恵の神
神話での役割
非常に小さな体の神様で、大己貴命と協力して国造りを行いました。医療や農業の知識を人々に授け、温泉や酒造の技術も伝えたとされています。
その後、常世の国(異界)へ去ったとされています。
御利益
大洗磯前神社で期待できる御利益は多岐にわたります。
縁結び・恋愛成就
- 大己貴命は縁結びの神
- 良縁を求める人に
- 夫婦円満
家内安全・家族の絆
- 家族の健康と幸せ
- 和合と調和
商売繁盛・事業成功
- 国造りの知恵を授かる
- ビジネスの発展
- 新規事業の成功
健康祈願・病気平癒
- 医療の神としての御神徳
- 健康長寿
- 病気からの回復
海上安全・航海安全
- 海に鎮座する神社
- 漁業関係者の信仰
- 船の安全
厄除け・開運
- 悪い縁を断ち、良い縁を結ぶ
- 人生の転機に
- 運気上昇
知恵・学業成就
- 少彦名命の知恵
- 学問の向上
- 問題解決の知恵
境内の見どころ
神磯の鳥居(絶景スポット)
最大の見どころ
大洗磯前神社の最も有名なスポットが、海の岩礁に立つ「神磯の鳥居」です。
特徴
- 太平洋の荒波に立つ白い鳥居
- 二柱の神が降臨したとされる聖地
- 満潮時は海に浮かぶように見える
- 干潮時は岩礁を歩いて近づける(注意必要)
絶景の時間帯
- 日の出(最も人気)
- 鳥居の向こうから昇る朝日
- 神々しい光景
- 元旦は特に混雑
- 早朝4時〜6時頃(季節により変動)
- 夕暮れ時
- オレンジに染まる空と鳥居
- ロマンチックな雰囲気
- 比較的空いている
- 月夜
- 満月の夜は幻想的
- 波の音と月光
- 神秘的な体験
撮影のポイント
- 場所:神社境内から階段を降りて海岸へ
- ベストポジション:鳥居の正面やや左
- 三脚持参がおすすめ(日の出撮影時)
- 岩場は滑りやすいので注意
- 波が高い日は危険なので無理をしない
アクセス方法
- 本殿から徒歩約3分
- 階段を降りて海岸へ
- 案内板あり
- 足場が悪いので歩きやすい靴で
拝殿・本殿
建築様式
- 権現造
- 朱色の美しい社殿
- 江戸時代の様式を伝える
特徴
- 高台に建つ
- 太平洋を一望
- 風格ある佇まい
- 参拝の中心
参拝方法
- 二拝二拍手一拝
- 感謝と願いを込めて
- 海の神様への敬意
随神門
立派な門
- 境内入口にそびえる
- 朱色の美しい門
- 神域への入口
- 迫力ある佇まい
大鳥居
海を見渡す大鳥居
- 境内の入口
- 高台からの眺望
- 太平洋が一望できる
- 記念撮影スポット
手水舎
清めの場
- 参拝前に心身を清める
- 作法に従って
- 丁寧に
境内からの眺望
太平洋を一望
- 高台に位置する境内
- 雄大な太平洋の景色
- 水平線まで見渡せる
- 開放感抜群
- 清々しい海風
カエルの石像
あちこちにカエル
境内にはカエルの石像がいくつかあります。
理由:
- 大己貴命が白兎を助けた神話
- 「無事帰る」の語呂合わせ
- 旅行安全、交通安全
- 探してみるのも楽しい
参拝の作法とポイント
基本的な参拝の流れ
1. 鳥居をくぐる
- 一礼してから
- 中央を避けて左右を歩く
2. 手水舎で清める
- 正しい作法で
- 心身を清める
3. 拝殿へ進む
- 静かに、落ち着いて
4. お賽銭
- 静かに入れる
- 金額は気持ち
5. 鈴を鳴らす
- 神様への合図
6. 二拝二拍手一拝
- 深いお辞儀を2回
- 拍手を2回
- 深いお辞儀を1回
7. 感謝と願いを伝える
- まず感謝
- 自己紹介
- 具体的な願い
神磯の鳥居での参拝
特別な場所
神が降臨した聖地とされる神磯。
参拝のポイント
- 鳥居の前で一礼
- 手を合わせて祈る
- 写真撮影も可だが、敬意を持って
- 岩場に登る場合は十分注意
- 波の高い日は近づかない
- ゴミは絶対に捨てない
マナー
- 大声で騒がない
- 他の参拝者への配慮
- 神聖な場所という意識
- 自然を大切に
おすすめの参拝時間
早朝
- 静かで神聖な雰囲気
- 日の出が見られる
- 清々しい空気
- 人が少ない
平日午前中
- 落ち着いて参拝できる
- 御朱印もスムーズ
避けたい時間
- 土日祝の午後(混雑)
- 初詣の三が日(大混雑)
- GW、お盆(観光客多数)
御朱印・お守り・授与品
御朱印
御朱印の特徴
- 力強い墨書
- 「大洗磯前神社」の文字
- 神社の印
- 日付入り
初穂料:300円
受付時間:8:30〜17:00
受付場所:社務所
御朱印帳
大洗磯前神社オリジナルの御朱印帳も授与されています。
デザイン:
- 神磯の鳥居と日の出
- 波のモチーフ
- 美しいデザイン
初穂料:約1,500円〜2,000円
お守り
主なお守り
- 縁結び守
- 恋愛成就
- 良縁祈願
- ピンク色が人気
- 健康守
- 健康長寿
- 病気平癒
- 医療の神の御神徳
- 交通安全守
- 車用、バイク用
- 旅行安全
- カエルのモチーフ
- 学業成就守
- 受験合格
- 学力向上
- 商売繁盛守
- 事業成功
- 仕事運アップ
- 海上安全守
- 航海安全
- 漁業関係者に
- 厄除け守
- 厄年の方に
- 魔除け
おみくじ
- 一般的なおみくじ
- 恋愛おみくじ
- 初穂料:各種あり
その他の授与品
絵馬
- 願い事を書いて奉納
- 神磯の鳥居のデザイン
お札(神札)
- 家に祀る
- 神棚に
破魔矢・熊手
- 正月や祭礼時
- 縁起物
年中行事・祭事
主な祭事
1月
- 元旦祭(1月1日)
- 初詣で賑わう
- 日の出を拝む人多数
2月
- 節分祭
- 豆まき
- 厄払い
5月
- 例大祭(5月17日)
- 最も重要な祭典
- 神輿渡御
8月
- 大洗磯前薬師祭(第3日曜日)
- 海の祭り
- 花火大会と連動することも
11月
- 七五三詣
- 家族連れで賑わう
初日の出
元旦の特別な風景
大洗磯前神社の初日の出は、関東屈指の人気スポットです。
特徴
- 神磯の鳥居と初日の出
- 神々しい光景
- 多くの参拝者
- 新年のスタート
混雑状況
- 元旦は大混雑
- 駐車場は早朝から満車
- 公共交通機関推奨
- 寒さ対策必須
日の出時刻
- 元旦:6:45〜7:00頃(年により変動)
- 2時間前には到着推奨
アクセス方法
電車・バスでのアクセス
最寄り駅
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「大洗駅」
東京方面から:
- JR常磐線「水戸駅」まで
- 特急で約70分
- 普通で約2時間
- 水戸駅から鹿島臨海鉄道に乗り換え
- 「大洗駅」まで約15分
- 大洗駅からバスまたはタクシー
- 循環バス「海遊号」で約15分
- タクシーで約5分、1,000円程度
- 徒歩約30分(2.5km)
バス
大洗駅から:
- 海遊号(循環バス)
- 「大洗磯前神社下」下車すぐ
- 運賃:200円
- 本数少ないので事前確認
水戸駅から:
- 茨城交通バス
- 「大洗」行き
- 約40分
車でのアクセス
高速道路利用
東京方面から:
- 常磐自動車道「水戸大洗IC」
- 約15分(約7km)
カーナビ設定:
- 電話番号:029-267-2637
- 住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
一般道
国道51号線経由で大洗町へ
駐車場
神社駐車場
- 無料
- 約50台
- 境内に隣接
- 初詣や日の出時は満車必至
周辺の駐車場
- 大洗町営駐車場(有料)
- 繁忙期は早めの到着を
- 徒歩圏内に複数あり
駐車場の混雑状況
平常時:余裕あり 土日祝:混雑 初詣(元旦〜三が日):大混雑、早朝から満車 日の出時:混雑
周辺観光スポット
大洗海岸
絶景ビーチ
- 神社のすぐ近く
- 美しい砂浜
- サーフィンスポット
- 散策に最適
大洗マリンタワー
高さ60mの展望塔
- 展望台から360度のパノラマ
- 大洗磯前神社を上から眺められる
- 晴れた日は富士山も
- 徒歩約10分
営業時間:9:00〜17:00 入場料:大人340円
アクアワールド茨城県大洗水族館
関東最大級の水族館
- 約580種、68,000点の生物
- イルカ・アシカショー
- サメの飼育種類数日本一
- 家族連れに人気
営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:00) 入場料:大人2,300円 神社から車で約5分
大洗リゾートアウトレット
ショッピング
- アウトレットモール
- 約80店舗
- グルメも充実
- 神社から車で約5分
那珂湊おさかな市場
新鮮な海の幸
- 海鮮市場
- 食事処多数
- お土産に最適
- 神社から車で約10分
大洗磯前神社と酒列磯前神社
対となる神社
酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ):
- 大洗磯前神社と同時に創建
- 少彦名命を主祭神
- 約3km離れた場所
- セットで参拝する人も
大洗グルメ
海鮮料理
新鮮な魚介
- あんこう鍋(冬の名物)
- 海鮮丼
- 刺身定食
- しらす丼
おすすめ店:
- 大洗海鮮市場内の食堂
- 那珂湊の市場
- 神社周辺の食事処
大洗名物
ほしいも
- 茨城の特産品
- お土産に最適
- 甘くて美味しい
参拝時の注意点
服装と持ち物
服装
- 歩きやすい靴(岩場あり)
- 海風が強いので防寒対策
- 夏は日焼け対策
- 帽子は鳥居前で脱ぐ
持ち物
- カメラ(絶景撮影)
- 三脚(日の出撮影時)
- 御朱印帳
- お賽銭
- 防寒具(冬)
安全上の注意
神磯の鳥居周辺
- 岩場は滑りやすい
- 波が高い日は近づかない
- 転落事故に注意
- 子供から目を離さない
- 満潮時は水没する場所も
天候
- 台風や荒天時は危険
- 波浪警報時は立ち入り禁止の場合も
- 安全第一で
マナー
- ゴミは持ち帰る
- 大声で騒がない
- 他の参拝者への配慮
- 神聖な場所という意識
- 自然を大切に
- 駐車場では譲り合い
よくある質問
Q1: 初めて行くなら、どの時期がおすすめ?
A: 初めての方には、4月〜5月、9月〜11月の晴れた日がおすすめです。混雑が少なく、気候も穏やかで、海の景色も美しい時期です。日の出を見たいなら元旦以外の日が良いでしょう。
Q2: 神磯の鳥居まで行けますか?
A: 鳥居の近くまで行くことは可能ですが、岩場なので十分注意が必要です。波が高い日は危険なので、遠くから眺めるにとどめましょう。干潮時の方が近づきやすいですが、滑りやすいので慎重に。
Q3: 御朱印は何時からいただけますか?
A: 社務所が開く8:30からいただけます。日の出を見に早朝に来た場合は、社務所が開くまで待つ必要があります。
Q4: 駐車場は有料ですか?
A: 神社の駐車場は無料です。ただし、初詣や日の出時は満車になるので、早めの到着をおすすめします。
Q5: 所要時間はどれくらい?
A: 参拝だけなら30分〜1時間程度。神磯の鳥居での写真撮影や周辺散策を含めると1.5〜2時間。水族館など周辺観光を含めると半日〜一日。
まとめ:海と神が出会う聖地
大洗磯前神社は、太平洋の荒波と神々の神話が交わる特別な場所です。海に立つ神磯の鳥居は、まさに神々しく、訪れる人々に深い感動を与えます。
この神社の魅力は、絶景だけではありません。国造りの神様である大己貴命と少彦名命の御神徳により、縁結び、健康、商売繁盛、海上安全など、様々な御利益をいただけます。
特に日の出の時刻、鳥居の向こうから昇る太陽は、人生で一度は見るべき光景です。新しい一日の始まり、新しい年の始まりを、この神聖な場所で迎えることは、きっと特別な体験となるでしょう。
茨城県を訪れる際は、ぜひ大洗磯前神社に足を運んでみてください。海の神様、国造りの神様が、あなたを温かく迎えてくださるはずです。
そして神磯の鳥居の前に立った時、遠い昔、神様がこの地に降り立った神話の世界を、きっと感じることができるでしょう。
あなたの参拝が、素晴らしい体験となりますように。
