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大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)は、神奈川県伊勢原市の大山(標高1,252メートル)に鎮座する古社で、2000年以上の歴史を持つ関東屈指の霊山信仰の聖地です。山頂の本社と山腹の下社から成り、古くから「雨降山(あふりやま)」とも呼ばれ、雨乞いや五穀豊穣の神として篤い信仰を集めてきました。
江戸時代には「大山詣り」が庶民の間で大流行し、年間20万人とも言われる参詣者が訪れました。現在も、初詣や七五三で多くの参拝者が訪れるとともに、登山やハイキングのスポットとしても人気があります。また、山頂からの眺望は素晴らしく、富士山や相模湾、江の島を一望できる絶景ポイントとしても知られています。
本記事では、大山阿夫利神社の歴史、御祭神と御神徳、下社と本社それぞれの見どころ、大山詣りの文化、そして参拝のポイントについて詳しく解説していきます。神奈川の歴史や山岳信仰に興味のある方、大山阿夫利神社への参拝を考えている方にとって、有益な情報となれば幸いです。
大山阿夫利神社とは
霊峰大山の山岳信仰
大山阿夫利神社は、神奈川県伊勢原市の大山に鎮座する神社です。大山は、丹沢山地の東端に位置する独立峰で、古くから「雨降山(あふりやま)」と呼ばれ、雨を降らせる霊山として崇敬されてきました。
神社は、山頂(標高1,252メートル)の本社と、山腹(標高約700メートル)の下社から成ります。山腹の下社まではケーブルカーでアクセスでき、山頂の本社へは登山となります。
関東総鎮守
大山阿夫利神社は、「関東総鎮守」として、関東地方全体の守護神とされてきました。特に、農業に必要な雨を司る神として、五穀豊穣を願う農民たちから篤い信仰を集めました。
江戸時代の大山詣り
江戸時代には、「大山詣り」が庶民の間で大流行しました。江戸から徒歩で大山を訪れ、参拝することが一種のレジャーとして定着し、年間20万人とも言われる参詣者が訪れました。
「大山講」という講が組織され、集団で参拝する習慣がありました。
大山阿夫利神社の歴史
創建と古代の信仰
大山阿夫利神社の創建は非常に古く、第10代崇神天皇の時代(紀元前97年頃)に遡ると伝えられています。約2000年以上の歴史を持つ古社です。
古くから、大山は霊山として崇敬され、山岳信仰の対象でした。山頂に神が降臨すると信じられ、雨を降らせる山として「雨降山(あふりやま)」と呼ばれました。
奈良時代・平安時代
奈良時代には、良弁僧正によって大山寺が開かれ、神仏習合の形態で発展しました。「大山不動」「大山権現」として、仏教的要素も取り入れられました。
延喜式神名帳(927年編纂)には「相模国大住郡 阿夫利神社」として記載され、式内社として朝廷から認められていました。
中世の発展
鎌倉時代から室町時代にかけて、源頼朝をはじめとする武家の信仰を集めました。頼朝は、大山に参詣し、武運長久を祈願したと伝えられています。
江戸時代の隆盛
江戸時代には、「大山詣り」が庶民の間で大流行しました。特に夏の土用の丑の日前後に参詣する習慣があり、江戸から多くの人々が訪れました。
大山講が組織され、江戸だけでなく関東各地から参詣者が集まりました。参道には、宿坊や茶屋が立ち並び、大いに賑わいました。
「大山詣り」は、信仰と娯楽が結びついた庶民の楽しみであり、浮世絵にも多く描かれました。
明治の神仏分離
明治時代の神仏分離により、大山寺と大山阿夫利神社が分離されました。仏教的要素が取り除かれ、神社としての性格が強まりました。
現代
現在も、関東の霊山として、また雨乞い・五穀豊穣の神として、多くの参拝者を集めています。初詣や七五三、厄除けなどで年間約40万人が訪れます。
また、登山やハイキングのスポットとしても人気があり、自然を楽しみながら参拝する人々も多くいます。
御祭神と御神徳
主祭神
大山阿夫利神社の主祭神は、以下の三柱です。
**大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)**は、山を司る神で、山の神、水の神として崇敬されています。
**高龗神(たかおかみのかみ)**は、水を司る龍神で、雨を降らせる神として知られています。
**大雷神(おおいかづちのかみ)**は、雷を司る神で、雨や豊作をもたらす神とされています。
いずれも、山と水、雨に関わる神々であり、「雨降山」としての大山の性格を示しています。
御神徳
大山阿夫利神社に参拝することで期待される御神徳には、以下のようなものがあります。
五穀豊穣、商売繁盛、開運招福、厄除け、家内安全、海上安全、縁結び、心願成就、病気平癒などです。
特に、雨乞いや五穀豊穣の御神徳が強く、農業や水に関わる産業の人々から信仰されています。また、山頂からの眺望が素晴らしいことから、開運や展望開けの御神徳もあるとされています。
下社の見どころ
ケーブルカーでアクセス
大山ケーブルカーの終点「阿夫利神社駅」で下車すると、すぐに下社の境内です。ケーブルカーからの景色も美しく、参拝の楽しみの一つです。
拝殿
下社の拝殿は、荘厳な雰囲気を持つ立派な建物です。多くの参拝者は、この下社で参拝します。
展望台
下社の境内には展望台があり、相模湾、江の島、三浦半島、房総半島などを一望できます。天気が良ければ、富士山も見ることができます。
特に、夕暮れ時や夜景は美しく、デートスポットとしても人気があります。
茶屋・休憩所
下社周辺には、茶屋や休憩所があり、軽食や甘味を楽しむことができます。名物の「大山豆腐」を使った料理もあります。
大山寺(隣接)
下社のすぐ近くには、大山寺(真言宗)があります。かつて神仏習合の時代には一体でした。不動明王を本尊とし、こちらも参拝する人が多いです。
本社への登山
登拝の道
下社から山頂の本社までは、登山道を約90分かけて登ります。石段が続く参道で、かなりの体力を要しますが、途中の景色も美しく、達成感があります。
本社
山頂の本社は、シンプルな社殿ですが、神聖な雰囲気に満ちています。ここまで登ってきた参拝者だけが味わえる、特別な参拝体験です。
山頂からの絶景
山頂からの眺望は圧巻です。富士山、相模湾、江の島、丹沢の山々、晴れた日には東京のビル群まで見渡せます。360度のパノラマは、登山の疲れを忘れさせてくれます。
特に、早朝の日の出や、夕暮れ時の景色は絶景です。
大山詣りの文化
江戸時代の庶民信仰
江戸時代、大山詣りは庶民の間で大流行しました。信仰と娯楽が結びついた一大イベントで、夏の風物詩でした。
江戸から大山までは、徒歩で数日かかりましたが、道中も楽しみの一つでした。仲間と連れ立って歩き、宿場で食事や宿泊を楽しみました。
大山講
大山講という講が組織され、集団で参拝する習慣がありました。講のメンバーは、お金を積み立て、順番に大山詣りに行きました。
宿坊と参道
大山の参道には、多くの宿坊(御師の宿)が立ち並びました。参詣者は、宿坊に泊まり、精進料理を食べ、お祓いを受けました。
現在も、参道には旅館や茶屋があり、当時の面影を残しています。
大山こま
大山の名物として「大山こま」があります。回すとよく回り、家内安全や無病息災の縁起物とされています。現在も、土産物として人気があります。
年中行事
春季例大祭
毎年4月に春季例大祭が執り行われます。
山開き
毎年7月27日に山開きの神事が行われます。この日から、本格的な登山シーズンが始まります。
初詣
新年には、関東の霊山として多くの初詣客が訪れます。下社まではケーブルカーが運行されます。
その他の行事
節分祭、七五三など、年間を通じて様々な行事が執り行われます。
参拝のポイント
下社のみか本社まで行くか
下社までは、ケーブルカーで簡単にアクセスでき、多くの参拝者は下社で参拝します。本社まで登るには、約90分の登山が必要で、体力と時間が必要です。
登山装備(運動靴、水分、雨具など)が必要ですが、山頂からの絶景と達成感は格別です。
参拝の作法
大山阿夫利神社を参拝する際は、基本的な神社参拝の作法に従いましょう。
手水舎で手と口を清めます。拝殿前で賽銭を入れ、二拝二拍手一拝の作法で拝礼します。展望台からの景色を楽しみましょう。
本社まで登る場合は、安全に注意して登山し、山頂で参拝します。
御朱印
下社と本社それぞれで御朱印をいただくことができます。両方登った記念に、両方の御朱印を集める人も多いです。
おすすめの参拝時期
大山阿夫利神社は年間を通じて参拝できますが、山開きの7月から紅葉の11月頃までが登山シーズンです。特に、紅葉の季節は美しく、おすすめです。
冬季は、積雪や凍結があるため、本社への登山は注意が必要です。
アクセス情報
公共交通機関
小田急線伊勢原駅から神奈川中央交通バス「大山ケーブル」行きで約25分、終点下車。そこから徒歩約15分で大山ケーブル駅。ケーブルカーで約6分、「阿夫利神社駅」下車すぐ。
自動車
東名高速道路厚木ICから約40分。大山ケーブル駅周辺に有料駐車場あり。
周辺の見どころ
大山寺
下社に隣接する真言宗の古刹。不動明王を本尊とし、紅葉の名所としても知られています。
こま参道
大山ケーブル駅までの参道。土産物店や飲食店が並び、大山こまや大山豆腐が名物です。
日向薬師
大山の麓にある古刹。国の重要文化財の本堂があります。
伊勢原市
大山の麓の町。大山豆腐や落花生が名物です。
まとめ
大山阿夫利神社は、2000年以上の歴史を持つ霊山信仰の聖地であり、関東総鎮守として崇敬されてきました。雨を司る神として五穀豊穣の御神徳があり、江戸時代には「大山詣り」が大流行し、年間20万人もの参詣者が訪れました。
山腹の下社まではケーブルカーでアクセスでき、展望台からは相模湾や富士山を望む絶景が楽しめます。山頂の本社まで登れば、さらに素晴らしい360度のパノラマが待っています。
神奈川県を訪れる機会があれば、ぜひ大山阿夫利神社に参拝してみてください。霊山の神聖な雰囲気と絶景の中で、心を落ち着け、新たな力を得る時間は、かけがえのない体験となるでしょう。
あなたが大山阿夫利神社を訪れ、その歴史と自然の中で心穏やかな時間を過ごし、御神徳を感じられることを心から願っています。

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