「縁結びの神様として有名な出雲大社に参拝したい」「大注連縄や神在月について知りたい」「正式な参拝方法は?」島根県出雲市の出雲大社への参拝を検討している方へ。本記事では、出雲大社の歴史、ご利益、独特の参拝作法、アクセス方法、周辺の見どころまで詳しく解説します。
出雲大社とは
基本情報
- 正式名称 出雲大社(いずもおおやしろ ※「いずもたいしゃ」も一般的)
- 所在地 〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195
- 電話 0853-53-3100
- 主祭神 大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)
- 創建 神代(神話の時代)
- 社格 旧官幣大社、出雲国一宮
出雲大社の特徴
1. 縁結びの聖地
出雲大社は、日本で最も有名な縁結びの神様です。
- 大国主大神 縁結びの神
- 男女の縁だけでなく、あらゆる良縁(仕事、友人、家族など)
- 全国から参拝者が訪れる
2. 神話の舞台
出雲大社は、日本神話の重要な舞台です。
- 国譲り神話 大国主大神が国を譲り、その代わりに建てられた壮大な宮殿
- 古事記・日本書紀に記述
3. 神在月(かみありづき)
旧暦10月(新暦11月頃)には、全国の八百万の神々が出雲大社に集まると言われています。
- 全国では「神無月」、出雲では「神在月」
- 神在祭 神々をお迎えする祭事
- 縁結び大祭
4. 巨大な注連縄(しめなわ)
出雲大社の神楽殿には、日本最大級の大注連縄があります。
- 長さ約13.6m、重さ約5.2トン
- 圧巻の迫力
- 出雲大社のシンボル
5. 二拝四拍手一拝
出雲大社の参拝作法は、一般的な神社と異なります。
- 一般的な神社 二拝二拍手一拝
- 出雲大社 二拝四拍手一拝
出雲大社の歴史
神話時代
- 国譲り神話 大国主大神が天照大御神に国を譲る際、その代償として壮大な宮殿を建ててもらった
- 天まで届く巨大神殿 古代の出雲大社は、高さ48m(約16丈)もあったと伝えられる
古代
- 平安時代 既に出雲大社として記録
- たびたびの造営 巨大な建築のため、倒壊と再建を繰り返す
中世以降
- 江戸時代 現在の規模に(高さ約24m)
- 明治時代 国譲り神話から「幽世(かくりよ)」を治める神として位置づけ
現代
- 平成の大遷宮 2008年〜2016年、60年に一度の大規模修造
- 2013年 本殿遷座祭(ご本殿に御神体が戻る)
出雲大社のご利益
主なご利益
1. 縁結び
出雲大社の最も有名なご利益です。
- 恋愛・結婚
- 良縁
- 復縁
- 夫婦円満
ただし、あらゆる良縁を結ぶ神様です。
- 仕事の縁
- 友人の縁
- 家族の縁
- チャンスとの縁
2. 子授け・安産
- 大国主大神は多くの子をもうけた神
- 子宝祈願
- 安産祈願
3. 商売繁盛
- 大国主大神は国造りの神
- 事業成功
- 商売繁盛
4. 病気平癒
- 因幡の白兎を助けた慈悲深い神
- 病気平癒
5. 開運・厄除け
- 開運招福
- 厄除け
どんな人におすすめか
- 良縁を求めるすべての人
- 人生の転機を迎えている人
- 新しい出会いを求める人
- 仕事・事業で成功したい人
- 日本神話に興味がある人
出雲大社へのアクセス
出雲大社は島根県出雲市にあります。
アクセス方法
方法1 飛行機+電車・バス
東京から
- 羽田空港 → 出雲縁結び空港(約1時間30分)
- 出雲縁結び空港 → 出雲大社
- 空港連絡バスで出雲大社まで約40分(直通バスあり)
- または一畑電車「出雲大社前駅」経由
大阪(伊丹)から
- 伊丹空港 → 出雲縁結び空港(約50分)
- 同上
方法2 新幹線+特急+電車
東京から
- 東京駅 → 岡山駅(新幹線で約3時間20分)
- 岡山駅 → 出雲市駅(特急やくもで約2時間30分)
- 出雲市駅 → 出雲大社
- 一畑バスで約25分
- 一畑電車で「出雲大社前駅」まで約25分
大阪から
- 新大阪駅 → 岡山駅(新幹線で約45分)
- 以下同上
広島から
- 広島駅 → 出雲市駅(特急やくもで約2時間30分)
- 以下同上
方法3 高速バス
東京から
- 夜行高速バス 東京駅八重洲口 → 出雲市駅(約11時間)
- 料金は新幹線・飛行機より安い
大阪から
- 夜行高速バス 大阪 → 出雲市駅(約5〜6時間)
方法4 自家用車
中国自動車道経由
- 中国自動車道 → 松江自動車道 → 出雲IC → 出雲大社(ICから約20分)
駐車場
- 出雲大社駐車場 複数あり、無料
- 大型駐車場 神門通り周辺
出雲大社周辺の交通
一畑電車「出雲大社前駅」
- レトロな駅舎 国の登録有形文化財
- 出雲大社まで徒歩約5分
路線バス
- 一畑バス 出雲市駅、松江方面から
出雲大社の参拝ポイント
正しい参拝順序
出雲大社には、正式な参拝順路があります。
1. 勢溜(せいだまり)の大鳥居
- 出雲大社の正門
- ここから参道が始まる
2. 祓社(はらえのやしろ)
- 参道途中、右手にある小さな社
- まず祓社で身を清めるのが正式な参拝
3. 手水舎
- 手と口を清める
4. 拝殿
- 二拝四拍手一拝で参拝
5. 八足門(やつあしもん)
- 拝殿の奥
- 通常はここまで(御本殿は見えない)
6. 御本殿を時計回りに参拝
御本殿の周りには、四つの拝所があります。
- 西側 大国主大神が祀られている方向(御神座は西向き)
- 東側
- 北側
- 南側
すべての拝所で参拝するのが丁寧です。
7. 摂社・末社の参拝
- 素鵞社(そがのやしろ) 御本殿の真裏、大国主大神の親神・須佐之男命を祀る
- 氏社
- 十九社 神在月に全国から集まった神々の宿舎
8. 神楽殿
- 大注連縄で有名
- 祈祷はここで受ける
参拝作法 二拝四拍手一拝
出雲大社の参拝作法は特殊です。
手順
- 二拝 深く2回お辞儀
- 四拍手 4回手を打つ(一般的な神社は2回)
- 一拝 深く1回お辞儀
注意 正月三が日など特別な日は「二拝四拍手一拝」が「二拝八拍手一拝」になります。
境内の見どころ
1. 大注連縄(神楽殿)
- 長さ約13.6m、重さ約5.2トン
- 日本最大級
- 写真スポット
お賽銭を投げて刺す?
かつては「お賽銭を大注連縄に刺すと願いが叶う」という俗信がありましたが、現在は非推奨です。注連縄を傷めるため、お賽銭は賽銭箱に入れましょう。
2. 御本殿
- 大社造り 日本最古の神社建築様式
- 高さ約24m 現在でも神社建築としては最大級
- 通常は八足門までしか入れない
3. 因幡の白兎像
- 大国主大神が白兎を助けた神話
- かわいらしい兎の像
4. ムスビの御神像
- 大国主大神の像
- 幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)を授かる場面
5. 宝物殿
- 出雲大社の宝物を展示
- 心御柱(しんのみはしら)の遺物
お守り・授与品
1. 縁結びのお守り
- 縁結守 最も人気
- えんむすび守
- しあわせの鈴
2. しめ縄守り
- 小さな注連縄のお守り
3. 御朱印
- 拝殿、神楽殿などで授与
参拝時間
- 参拝時間 境内は24時間開放(夜間は照明なし)
- 授与所 6:00〜20:00(季節により変動)
- 宝物殿 8:30〜16:30
所要時間
- 基本的な参拝 1〜2時間
- じっくり参拝 2〜3時間
出雲大社周辺の見どころ
1. 神門通り
- 出雲大社の門前町
- お土産店、飲食店が並ぶ
- スターバックス出雲大社店 和風建築のスタバ
2. 稲佐の浜
- 出雲大社から徒歩約15分(車で約5分)
- 国譲り神話の舞台
- 弁天島
- 神在月には、ここから神々が上陸すると言われる
- 浜の砂を持ち帰り、素鵞社で交換する習慣
3. 古代出雲歴史博物館
- 出雲大社に隣接
- 古代の出雲大社復元模型
- 巨大な柱の遺構
- 出雲の歴史
4. 日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)
- 出雲大社から車で約20分
- 「日沈宮(ひしずみのみや)」 夕日の神社
- 朱塗りの美しい社殿
5. 一畑薬師
- 一畑電車沿線
- 眼病に霊験
6. 松江
- 出雲市から車で約30分
- 松江城 国宝
- 宍道湖 夕日の名所
参拝時期・シーズン
おすすめの時期
神在月(旧暦10月、新暦11月頃)
- 全国の神々が集まる
- 神在祭
- 最も御利益が高いと言われる
- 混雑します
正月(1月1日〜3日)
- 初詣
- 大混雑
春(4月〜5月)
- 気候が良い
- 桜
秋(10月〜11月)
- 紅葉
- 神在月
比較的空いている時期
- 1月中旬〜2月
- 6月〜7月
- 平日
出雲そば・出雲グルメ
出雲に来たら、出雲そばは必食です。
出雲そば
- 割子そば 丸い器に盛られたそば
- 釜揚げそば 茹で汁ごと供される
- 黒いそば 殻ごと挽くため黒っぽい
有名店
- 荒木屋
- かねや
- 八雲庵
その他
- 出雲ぜんざい 出雲が発祥と言われる
- 宍道湖七珍 しじみ、すずき、うなぎなど
よくある質問(FAQ)
Q1. 出雲大社の正式な読み方は?
A. 正式には「いずもおおやしろ」ですが、「いずもたいしゃ」も一般的に使われており、どちらでも問題ありません。
Q2. 参拝作法が特殊と聞きましたが?
A. はい、出雲大社は二拝四拍手一拝です(一般的な神社は二拝二拍手一拝)。4回手を叩くことを覚えておいてください。
Q3. 縁結びは恋愛だけですか?
A. いいえ、あらゆる良縁を結ぶ神様です。恋愛・結婚だけでなく、仕事、友人、家族、チャンスなど、すべての良縁にご利益があります。
Q4. 神在月とは何ですか?
A. 旧暦10月(新暦11月頃)に、全国の八百万の神々が出雲大社に集まり、人々の縁組などを話し合うと言われています。この期間、全国では「神無月」、出雲では「神在月」と呼ばれます。
Q5. 稲佐の浜の砂は持ち帰っていいですか?
A. はい、稲佐の浜の砂を持ち帰り、素鵞社(御本殿裏)の砂と交換する習慣があります。素鵞社の床下に砂を置き、代わりに砂をいただきます。この砂をお守りにします。
Q6. 日帰りで参拝できますか?
A. 飛行機利用なら日帰り可能ですが、せっかくなら1泊2日をおすすめします。出雲大社周辺、松江、玉造温泉などを巡れます。
Q7. 御朱印はもらえますか?
A. はい、拝殿、神楽殿などで御朱印がいただけます。
Q8. 大注連縄にお賽銭を投げて刺すのは?
A. かつての俗信ですが、現在は非推奨です。注連縄を傷めるため、お賽銭は賽銭箱に入れましょう。
まとめ
出雲大社は、日本で最も有名な縁結びの神様を祀る、神話の聖地です。
- 主祭神 大国主大神
- ご利益 縁結び(恋愛、仕事、友人など)、子授け、商売繁盛
- 特徴 巨大な注連縄、二拝四拍手一拝、神在月
- アクセス 飛行機で出雲縁結び空港、または電車で出雲市駅経由
- 参拝のポイント 祓社から参拝開始、御本殿を一周、稲佐の浜の砂を素鵞社で交換
出雲大社への参拝は、単なる観光ではなく、日本神話の世界に触れ、良縁を願う神聖な体験です。
正しい参拝作法で、心を込めて参拝してください。
そして、出雲そば、稲佐の浜、松江など、出雲・島根の魅力も楽しんでください。
素晴らしいご縁がありますように。

コメント