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休職しているけれど何をすればいいかわからない、一日が長くて持て余してしまう、何もしていないことへの罪悪感がある、暇なのに何もする気になれないという状態が続いていませんか。
休職中にやることがないという感覚は多くの方が経験することです。この記事では、休職中の時間の使い方と回復のための過ごし方について解説します。
休職中にやることがないと感じる理由
休職中にやることがないと感じる背景にはいくつかの理由があります。
仕事が生活の大部分を占めていたことで仕事がなくなったとき何をすればいいかわからなくなることがあります。
メンタル不調の症状として意欲や興味が失われているため以前は楽しめていたことへの関心が湧かなくなっていることがあります。
何かをしなければならないというプレッシャーと何もできないという状態の間のギャップが罪悪感と焦りを生み出していることがあります。
休職中にやることがないという感覚は回復の過程で生じる自然な状態であり問題ではありません。
休職初期は何もしないことが正解
休職を始めたばかりの時期に最も重要なことは何もしないことを自分に許すことです。
休職初期に何か有意義なことをしなければという焦りから様々な活動を詰め込もうとすることが体と心への負担を増大させることがあります。
この時期は体と心が限界まで消耗した状態からの回復期です。何もしないことが最大の回復への貢献であるという視点を持つことが重要です。
やることがないという状態を不安に感じるのではなく体と心が必要としている休息を取れているという前向きな見方ができるようになることが回復を助けます。
回復の段階に合わせた過ごし方
休職中の過ごし方は回復の段階によって変えていくことが重要です。
休職初期の過ごし方
この時期はとにかく体と心を休めることを最優先にします。
睡眠を十分にとることが最も重要です。眠れるときに眠る、眠れない夜は横になっているだけでも構わないという姿勢が重要です。
食事は食欲がなくても少量でも口にすることが体のエネルギーを維持するうえで重要です。
テレビやラジオを流す、好きな音楽を聴く、ただぼーっと外を見るといったことで十分です。
仕事のことは考えない、SNSは見ない、刺激的な情報は避けるという姿勢が体と心の回復を助けます。
回復中期の過ごし方
体と心が少し安定してきたら少しずつ活動を取り入れていきます。
この時期は何か大きなことを達成しようとするのではなく日常の小さな活動を少しずつ回復させることを目標にします。
以下のような活動を無理のない範囲で少しずつ取り入れることが回復を助けます。
回復後期の過ごし方
日常生活が安定してきたら職場復帰に向けた準備として少しずつ社会活動への参加を増やしていきます。
図書館やカフェで過ごす時間をつくる、公共交通機関に乗る練習をする、人との交流を少しずつ増やすといった活動が職場復帰への橋渡しになります。
休職中に無理なく取り組める活動の例
体のケアに関わる活動
散歩は休職中の最も基本的かつ効果的な活動のひとつです。最初は家の周りを五分から十分歩くだけで構いません。徐々に距離と時間を増やしていくことが体力と気力の回復につながります。
ストレッチや軽い体操は体の凝りをほぐしてリラクゼーション効果があります。ベッドの上でできる簡単なストレッチから始めることができます。
入浴を丁寧に行うことも体のケアとして重要です。ゆっくりお風呂に入ることがリラクゼーションと気分のリセットにつながります。
食事と料理に関わる活動
食事を丁寧につくることが日常の活動を回復させるうえで有効です。
最初は簡単なものを温める、カップ麺をつくるといった簡単なことから始めて徐々に調理の難易度を上げていくことが回復の段階に合わせた活動になります。
食材の買い物に出かけることが外出の機会と生活の充実につながります。
創作と趣味に関わる活動
以前好きだったことや興味があることに少しずつ触れることが喜びと意欲の回復につながります。
読書として最初は短い記事やエッセイから始めて徐々に長い本へと移行することが無理のないアプローチです。文字を読む気力がないときは漫画や絵本から始めることも選択肢のひとつです。
絵を描く、写真を撮る、手芸、陶芸、音楽を演奏するといった創作活動が気分を整える助けになることがあります。
映画やドラマを見ることも回復中の楽しみとして活用できます。重い内容ではなく気軽に楽しめるものを選ぶことが回復期には適しています。
植物を育てることが日々の小さな変化への関心と生活への張りをもたらすことがあります。
自然との関わりに関わる活動
自然の中で過ごすことが心身の回復に効果的であることが多くの研究で示されています。
公園のベンチで空を眺める、木の葉が風に揺れるのを見る、鳥の声を聴くといったシンプルな自然との関わりが回復を助けます。
近所の公園への散歩、植物園や庭園への外出、海や山への短い旅行といった自然環境への参加が回復の段階に合わせて活動の幅を広げる機会になります。
学びに関わる活動
回復が進んできたら新しいことを学ぶことが意欲の回復と生活への充実感をもたらすことがあります。
オンラインの学習サービスを活用して興味のある分野を少しずつ学ぶことが可能です。
語学学習、料理の学習、趣味に関する知識の深化といった学びが回復期の充実した時間の使い方として有効なことがあります。
ただし学習への取り組みは回復中期以降に行うことが重要であり回復初期に無理に勉強しようとすることは体と心への負荷が大きくなりすぎることがあります。
社会とのつながりに関わる活動
適度な社会とのつながりを保つことが孤立感の軽減と回復を助けます。
家族や友人との会話、メッセージのやりとりといった緩やかなつながりを保つことが社会との接点を維持するうえで重要です。
地域のコミュニティ活動や趣味のグループへの参加が回復後期の社会活動への慣れとして活用できることがあります。
ボランティア活動への参加が社会との関わりと自己有用感の回復につながることがあります。
一日の時間を構造化するためのヒント
やることがないという感覚を和らげるために一日の時間に緩やかな構造をつくることが有効です。
一日を大きなブロックに分けることとして午前中は体のケア、午後は好きなことや趣味、夕方は散歩や外出といった大まかなブロックを設定することが時間の見通しを持ちやすくする助けになります。
毎日のルーティンをつくることとして起床時間、食事の時間、就寝時間といった基本的なルーティンを毎日繰り返すことが生活リズムの安定と一日の構造化につながります。
達成可能な小さな目標を設定することとして今日は散歩に行く、今日は一冊本を読むといった達成可能な小さな目標を毎日一つ設定することが達成感と充実感をもたらします。
翌日の簡単な計画を立てることとして寝る前に翌日の簡単な計画を立てることが翌朝の漠然とした不安を軽減する助けになります。
やることがないことへの罪悪感への対処
何もしていないことへの罪悪感は休職中の多くの方が感じることです。
休んでいることは回復のための必要な時間であり怠けではないという視点を繰り返し自分に言い聞かせることが罪悪感を和らげる助けになります。
職場で元気に働いている人と自分を比べることが罪悪感を強める原因になります。今の自分の状況と他者の状況は全く異なるものであり比較することに意味はありません。
今日も生きていること、今日も食事をとれたこと、今日も少し体を動かせたことといった小さなことを自分で認めることが罪悪感を和らげる助けになります。
スマートフォンやSNSとの付き合い方
休職中にやることがないとスマートフォンやSNSを見続けてしまうことがあります。
スマートフォンの長時間使用は情報の過剰摂取、他者との比較、ブルーライトによる睡眠への影響といった問題を生じさせることがあります。
一日の使用時間を意識的に制限する、就寝前の一時間は使用しない、ネガティブな情報を提供するアカウントをミュートするといった工夫が休職中のスマートフォンとの健全な付き合い方につながります。
回復の記録をつける
毎日の体調、気分、活動したことを簡単に記録することが回復の変化を可視化する助けになります。
記録を振り返ることで先週よりも少し外出できるようになった、先月より睡眠が安定してきたといった回復の変化に気づきやすくなります。
回復の変化に気づくことがやることがないという無力感を和らげて回復への自信をもたらすことがあります。
主治医との通院を活用する
定期的な通院は治療の継続だけでなく休職中の過ごし方について相談できる重要な機会です。
今の段階でどの程度の活動が適切か、何か取り組んでみたほうがいいことはあるかといったことを主治医に相談することで自分の回復段階に合った活動のアドバイスをもらうことができます。
休職中の過ごし方についての不安や罪悪感も主治医に伝えることで適切なサポートにつながります。
まとめ
休職中にやることがないという感覚は多くの方が経験することですが回復の段階によって適切な過ごし方が異なります。
休職初期は何もしないことを自分に許すことが最も重要であり回復中期以降に散歩、趣味、創作、学びといった活動を少しずつ取り入れていくことが回復を助けます。
一日に緩やかな構造をつくる、小さな達成を認める、罪悪感を手放すといった考え方が休職中の時間を安心して過ごすうえで助けになります。
やることがないという状態を不安に感じるのではなく体と心が回復するために必要な時間を過ごしているという前向きな視点で向き合いながら自分のペースで回復を進めてください。


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