尾山神社  金沢の前田家を祀る特別な神社

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石川県金沢市にある尾山神社は、加賀藩の藩祖前田利家公とその正室お松の方を祀る神社です。和洋中が混在する独特な神門や、金沢の中心部という立地から、多くの参拝者や観光客が訪れます。尾山神社の歴史、見どころ、参拝方法について解説します。

尾山神社とは

尾山神社は、金沢市の中心部、金沢城公園のすぐ近くに位置する神社です。

加賀百万石の礎を築いた前田利家公を主祭神として祀っています。明治6年1873年に創建された比較的新しい神社ですが、加賀藩の歴史と深く結びついた重要な神社です。

利家公とともに、正室のお松の方芳春院も祀られています。夫婦円満や縁結びの御利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。

最大の特徴は、国の重要文化財に指定されている神門です。和洋中の建築様式が融合した独特のデザインで、全国的にも珍しい造りとなっています。

金沢の主要観光地である金沢城や兼六園からも近く、観光ルートに組み込みやすい立地も魅力です。

御祭神と御利益

尾山神社の御祭神と御利益について説明します。

主祭神は前田利家公です。織田信長、豊臣秀吉に仕え、加賀百万石の基礎を築いた戦国武将です。

相殿神として、正室のお松の方芳春院が祀られています。利家公を支え、前田家の繁栄に貢献した賢夫人として知られています。

御利益は、家内安全、夫婦円満、縁結び、商売繁盛、学業成就、必勝祈願などです。

利家公は槍の名手として知られ、勝負運や武運長久の御利益もあるとされています。

お松の方は良妻賢母の鑑とされ、夫婦円満や家庭円満の御利益があるとされています。

尾山神社の歴史

尾山神社の創建から現在までの歴史を辿ります。

明治維新後、旧加賀藩士たちが藩祖前田利家公を祀る神社の創建を願い出ました。明治6年1873年、明治政府の許可を得て尾山神社が創建されました。

当初は金谷御殿の跡地に創建されましたが、明治8年1875年に現在地に移転しました。

神門は明治8年に建てられました。設計には津田吉之助などが関わったとされ、西洋建築の影響を受けた斬新なデザインとなりました。

昭和25年1950年、神門が国の重要文化財に指定されました。

平成9年1997年には、神門の大規模な修復工事が行われ、創建当時の姿がよみがえりました。

現在は金沢を代表する神社の一つとして、初詣や七五三、結婚式など、地域の人々の人生の節目を見守り続けています。

神門の魅力

尾山神社の最大の見どころは、国の重要文化財に指定されている神門です。

三層構造の門で、各層に異なる建築様式が取り入れられています。一層目は中国風、二層目は和風、三層目は洋風という、和洋中折衷の独特なデザインです。

最上部の三層目には、ギヤマンステンドグラスがはめ込まれています。色鮮やかなステンドグラスは、明治時代に日本で作られた貴重なものです。

かつては灯台の役割も果たしていたとされ、夜になるとステンドグラスを通して光が漏れ、遠くからでも目印となったと伝えられています。

現在も夜間はライトアップされ、ステンドグラスが美しく輝きます。昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

神門の上部には避雷針が設置されており、これは日本最古の避雷針の一つとされています。

神門全体が朱色に塗られており、金沢の街並みの中でひときわ目を引く存在です。

境内の見どころ

神門以外にも、境内には見どころがあります。

拝殿は木造の立派な建物で、前田家の家紋である梅鉢紋が随所に見られます。参拝者は拝殿でお参りをします。

摂社末社として、利家公の重臣を祀る金谷神社などがあります。

境内には前田利家公の銅像が建っています。槍を持った勇壮な姿が表現されています。

神苑庭園は日本庭園として整備されており、四季折々の花や緑を楽しむことができます。

庭園内には東照権現を祀る東神門があり、重厚な造りが印象的です。

授与所では御朱印やお守り、おみくじなどが授与されています。

宝物館では前田家ゆかりの品々が展示されています。利家公の遺品や甲冑などを見ることができます。

年中行事

尾山神社では年間を通じて様々な祭事が執り行われます。

正月三が日には多くの初詣客が訪れます。金沢市内でも人気の初詣スポットの一つです。

2月3日の節分には節分祭が行われ、豆まきが実施されます。

4月20日前後には春季例大祭が斎行されます。前田利家公の命日4月27日に因んだ重要な祭事です。

6月には百万石まつりの一環として、神事が執り行われます。金沢市の最大の祭りと関連した行事です。

11月には七五三の参拝で賑わいます。子供の健やかな成長を祈る家族連れが多く訪れます。

12月31日には除夜祭が行われ、新年を迎える準備が整えられます。

毎月1日と15日には月次祭が執り行われ、日々の感謝と祈りが捧げられます。

参拝方法

尾山神社での参拝の基本的な作法を説明します。

まず神門をくぐる前に一礼します。神域に入る際の礼儀です。

手水舎で心身を清めます。右手で柄杓を取り左手を清め、左手に持ち替えて右手を清め、再び右手に持ち替えて左手に水を受け口をすすぎ、最後に柄杓を立てて柄を清めます。

拝殿前で賽銭を入れ、二拝二拍手一拝の作法でお参りします。深く二度お辞儀をし、二度柏手を打ち、願い事を心の中で唱え、もう一度深くお辞儀をします。

参拝後、授与所で御朱印やお守りをいただくことができます。

境内の摂社末社にもお参りすると良いでしょう。

御朱印とお守り

尾山神社では様々な御朱印とお守りを授与しています。

御朱印は通常のものに加え、季節限定の御朱印なども用意されることがあります。御朱印帳を持参するか、その場で購入することもできます。

お守りは各種あり、夫婦円満、縁結び、家内安全、商売繁盛、学業成就、必勝祈願など、様々な御利益のものが揃っています。

前田家の家紋である梅鉢紋があしらわれたお守りもあり、尾山神社ならではのデザインです。

金沢の伝統工芸である金箔を使用したお守りや御朱印帳なども人気です。

絵馬も用意されており、願い事を書いて奉納することができます。

授与所の受付時間は午前9時から午後5時頃までが一般的です。

アクセス方法

尾山神社へのアクセスを説明します。

公共交通機関を利用する場合、JR金沢駅から徒歩約25分です。駅から歩くこともできますが、バスの利用が便利です。

金沢駅から北鉄バスに乗り、南町バス停または香林坊バス停で下車、徒歩約5分です。

金沢周遊バスを利用する場合、南町バス停で下車すると便利です。

自家用車の場合、北陸自動車道金沢西ICまたは金沢東ICから約20分です。

専用駐車場はありませんが、周辺にコインパーキングが複数あります。休日は混雑することがあるため、公共交通機関の利用がおすすめです。

住所は石川県金沢市尾山町11-1です。

金沢城公園や兼六園からも徒歩圏内で、観光の際に立ち寄りやすい立地です。

周辺の見どころ

尾山神社周辺には金沢を代表する観光スポットが集まっています。

金沢城公園は尾山神社のすぐ隣にあります。加賀百万石の居城だった金沢城の跡地で、石川門や五十間長屋などの建造物が復元されています。

兼六園は金沢城公園に隣接する日本三名園の一つです。四季折々の美しい景観が楽しめる大名庭園です。

長町武家屋敷跡は、加賀藩の武士が住んでいた地区で、土塀や武家屋敷が残る風情ある街並みです。

ひがし茶屋街は金沢を代表する観光地の一つで、江戸時代の面影を残す茶屋建築が並びます。

近江町市場は金沢の台所として親しまれる市場で、新鮮な海の幸や地元の食材が並びます。

これらの観光地を組み合わせて、金沢の歴史と文化を満喫できます。

尾山神社の魅力

尾山神社は、歴史と革新が融合した特別な神社です。

明治時代に創建された比較的新しい神社でありながら、加賀百万石の藩祖を祀る由緒ある神社として、地域の人々に深く愛されています。

和洋中が融合した独特の神門は、全国的にも類を見ない建築物で、重要文化財として高く評価されています。伝統を守りながらも新しいものを取り入れる、金沢の気風を象徴する建築です。

前田利家公とお松の方という夫婦を祀る神社として、夫婦円満や縁結びの御利益でも知られ、多くのカップルや夫婦が訪れます。

金沢の中心部という立地の良さも魅力です。観光の合間に気軽に立ち寄ることができ、金沢城や兼六園とセットで訪れる人も多くいます。

金沢を訪れた際には、ぜひ尾山神社に足を運んでみてください。美しい神門に感嘆し、加賀百万石の歴史に思いを馳せ、心静かに参拝することで、金沢の奥深い魅力を感じることができるでしょう。

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