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一日が絶望的に長く感じる苦しみ
今日を乗り切れる気がしない、この感覚は朝から絶望に包まれます。
今日一日が永遠に長く感じる、とてもじゃないが最後まで持たない、あと何時間も耐えられない、出社した時点で帰りたい、授業が始まった瞬間に終わってほしい、昼休みまでが遠すぎる、
夕方まで生きている自信がない、一日が山のように重い、今日という日が終わる気がしないという状態は、時間そのものが拷問になり、存在することが苦痛になります。
この感覚は具体的な症状として現れます。時計ばかり見る、一分一分が長い、終わりが見えない絶望、呼吸が浅くなる、動悸がする、涙が出そうになる、逃げ出したい衝動、消えたい気持ち、
トイレに逃げ込む、何度も深呼吸する、スマートフォンで時間を確認し続けるなど、一日を乗り切ることだけに全エネルギーを使います。
この状態が続くと、様々な問題が生じます。
欠勤や早退が増える、仕事や学業のパフォーマンスが著しく低下する、人間関係が悪化する、健康が損なわれる、うつ病や不安障害が悪化する、自殺念慮が強まる、引きこもりになるなど、生活そのものが崩壊していきます。
また周囲には理解されにくいです。一日くらい頑張れる、みんな同じ、気の持ちようと言われても、本人にとっては本当に耐え難い苦痛です。
精神的にも身体的にも限界に達している状態です。
うつ病の人、不安障害の人、パニック障害の人、適応障害の人、過度なストレス下にある人、燃え尽き症候群の人、トラウマを抱えている人などが、特にこの感覚に苦しみやすい傾向があります。
今日を乗り切れない感覚の背景
今日を乗り切れる気がしないという感覚には、深刻な背景があります。
まずうつ病が最も大きな要因です。うつ病では、将来どころか今日さえ乗り切れない、一時間先も見えない、今この瞬間が耐え難いという絶望感が特徴的です。
脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることで、時間の感覚も歪み、未来への希望が完全に失われます。
不安障害やパニック障害も大きな要因です。強い不安や恐怖が持続し、いつパニック発作が起きるかわからない、この状態が続くと思うと耐えられない、一日がサバイバルという感覚になります。
適応障害も影響します。耐え難い環境やストレス源があり、そこにいること自体が苦痛で、一日を乗り切ることが精一杯という状態です。職場、学校、家庭などの環境が原因です。
慢性的な疲労や燃え尽き症候群も関係します。心身のエネルギーが完全に枯渇し、一日を生きるだけの気力体力が残っていない、既に限界を超えているという状態です。
トラウマやPTSDも影響します。フラッシュバック、侵入思考、過覚醒などの症状が一日中続き、安心できる瞬間がない、常に危機的状況にいるような感覚が、一日を耐え難くします。
解離の問題もあります。現実感がない、自分が自分でない、時間の流れがおかしい、一日が夢のようで実感がないという解離症状が、乗り切れない感覚を生みます。
また具体的なストレス源も影響します。ハラスメント、いじめ、過重労働、家庭問題、経済的困窮など、明確な苦痛の原因があり、それに一日中さらされることが耐え難いという状態です。
これは緊急事態であるという認識
今日を乗り切れる気がしないという状態は、緊急事態です。すぐに対処が必要なサインであり、無理をすべきではありません。
まず今日は休むことを最優先します。仕事や学校を休む、予定をキャンセルする、義務を果たさないという選択が、命を守るために必要です。社会的な責任より、自分の命と健康が最優先です。
医療機関への受診も緊急対応です。今日中に、可能なら今すぐ、心療内科、精神科、かかりつけ医、救急外来などを受診します。予約がなくても、緊急性を伝えれば対応してもらえることがあります。
電話相談も選択肢です。いのちの電話、よりそいホットライン、各種相談ダイヤルなど、24時間対応の窓口に電話し、今の状態を伝えます。話すだけでも少し楽になります。
信頼できる人に連絡することも重要です。家族、友人、上司、誰でもいいので、今の状態を伝え、助けを求めます。一人で乗り切ろうとしないことが大切です。
安全な場所に移動することも必要です。職場や学校が苦痛なら、そこから離れる、帰宅する、実家に行く、安心できる場所に移動します。物理的に離れることで、少し楽になります。
自傷や自殺の衝動がある場合は、即座に助けを求めます。救急車を呼ぶ、救急外来に行く、家族に来てもらう、危険なものから離れるなど、命を守る行動を最優先します。
今日を乗り切るための緊急対処法
今日をどうにか乗り切るための、即効性のある対処法があります。
まず時間を細かく区切ることです。一日全体ではなく、次の休憩まで、あと一時間、あと30分、あと10分と、短い時間に分割します。小さな目標の方が達成しやすく、絶望感が減ります。
一つずつこなすことも有効です。今日やるべきこと全てではなく、今この瞬間の一つだけに集中します。次のタスク、次の行動、一歩ずつ進むことで、圧倒される感覚が減ります。
深呼吸や呼吸法を使うことも効果的です。4秒吸って、7秒止めて、8秒かけて吐くという4-7-8呼吸法、ゆっくりした腹式呼吸などが、自律神経を整え、不安を和らげます。
グラウンディング技法も助けになります。5つ見えるもの、4つ触れるもの、3つ聞こえる音、2つ匂うもの、1つ味わうものを意識的に認識することで、今ここに意識を戻し、圧倒される感覚から抜け出します。
安全な場所に一時避難することも選択肢です。トイレ、外、車の中、誰もいない会議室など、一時的に逃げられる場所に行き、数分でも休息します。
水分補給や軽い食事も重要です。脱水や低血糖が症状を悪化させることがあります。水を飲む、甘いものを少し食べることで、少し楽になることがあります。
信頼できる人に連絡することも効果的です。メッセージ一つ、電話一本、辛いと伝えるだけでも、孤独感が和らぎ、少し力が湧きます。
自分に優しく語りかけることも大切です。よく頑張っている、もう少しだけ、大丈夫、助けは来ると、自分を励まし、労わります。
タスクと期待値を下げる
今日を乗り切れない状態では、通常のパフォーマンスは不可能です。タスクと期待値を大幅に下げることが必要です。
まず最低限だけやることです。全てのタスクではなく、絶対に必要なこと、他人に迷惑がかかることだけに絞り、それ以外は諦めます。完璧を捨て、サバイバルモードに入ります。
他人に助けを求めることも重要です。仕事を代わってもらう、期限を延ばしてもらう、サポートを依頼する、一人で抱え込まず、助けを求めます。
早退や中抜けも選択肢です。一日全部は無理でも、半日なら何とかなる、午前中だけ、数時間だけと、可能な範囲に調整します。
オンラインや在宅勤務に切り替えることも有効です。通勤や人との接触が負担なら、環境を変えることで、少し楽になります。
完璧主義を完全に手放すことも必要です。今日は60点でも50点でもいい、ミスがあってもいい、批判されてもいい、生き延びることが最優先という覚悟です。
自分へのハードルを下げることも大切です。今日できたことは、ただ生きていたこと、それだけで十分という基準に下げます。
環境からの一時的撤退
今日を乗り切れない原因が環境にある場合、一時的にでも撤退することが必要です。
早退や欠勤は正当な権利です。体調不良として早退する、欠勤する、診断書があればそれを使う、無理をして悪化させるより、今日だけでも休みます。
物理的に離れることも選択肢です。職場や学校から離れる、その場から出る、環境を変えることで、圧迫感が減ります。
実家や友人宅に避難することも有効です。一人でいることが危険なら、誰かのところに行く、一緒にいてもらう、孤立しない選択をします。
ホテルや図書館などの第三の場所も選択肢です。家でも職場でもない、中立的な場所で過ごすことで、少し気持ちが落ち着きます。
緊急避難的な休職も検討します。今日だけでなく、当面乗り切れる気がしないなら、診断書を取って休職することが、長期的には最善の選択です。
専門家の助けを即座に求める
今日を乗り切れない状態は、専門家の助けが必要なサインです。
医師への相談が最優先です。今すぐ受診できなくても、電話で相談する、オンライン診療を利用する、次の予約を早めてもらうなど、医療につながります。
診断書を取得することも重要です。うつ病、適応障害、パニック障害などの診断があれば、休職や配慮の根拠になります。
薬物療法も選択肢です。抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬などが、症状を軽減し、一日を乗り切る力をくれることがあります。医師の指示に従います。
カウンセリングや心理療法も有効です。話を聞いてもらうだけでも、負担が軽くなります。緊急のカウンセリング枠を使えることもあります。
産業医や保健師への相談も選択肢です。職場の産業保健スタッフに相談し、就業上の配慮、休職、配置転換などを検討します。
入院も選択肢として知っておきます。自殺のリスクが高い、自分を守れない、環境から離れる必要がある場合、入院という保護された環境が命を守ります。
今日を乗り切った後の対処
今日をどうにか乗り切れたとしても、根本的な対処が必要です。
まず今日乗り切れなかった原因を振り返ることです。何が辛かったのか、何がトリガーだったのか、パターンはあるかを確認します。
明日以降も同じ状態が続くかを考えることも重要です。一時的なものか、慢性的なものか、環境要因か、病気の症状かを見極めます。
継続的な治療や支援を受けることも必要です。今日だけ乗り切るのではなく、根本的に改善するために、医療、カウンセリング、環境調整などに取り組みます。
休職や退職も現実的に検討します。毎日が乗り切れない状態なら、環境を変えることが根本的な解決になります。
生活全体を見直すことも大切です。睡眠、栄養、運動、ストレス管理、人間関係など、生活の基盤を整えます。
サポートネットワークを構築することも重要です。家族、友人、医療者、支援者など、助けを求められる人とのつながりを持ちます。
今日を乗り切れる気がしないという状態は、心身が限界に達しているサインです。
無理をせず、休む、助けを求める、専門家につながる、環境から離れるという選択が、命を守ります。今日という一日を小さく分割し、一瞬一瞬を乗り切ることで、夜は必ず来ます。
そして明日は、今日とは違う日になる可能性があります。今日を生き延びることが最優先です。

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