視覚的に訴求できるInstagramは、自社の商品やサービスを魅力的にアピールする絶好のツールです。
「運用方法がわからない」、「運用のコツを知りたい」という方も多くいらっしゃるでしょう。
本記事では、実際にInstagramで成功している企業の事例を参考に、成功のコツや注意点を解説します。
ぜひ自社のInstagramアカウントの運用にお役立てください。
企業がInstagram(インスタグラム)をはじめるべき理由
SNSの利用が増加し、企業がInstagramを活用することはもはや必須事項になりました。
企業がInstagramを始めるべき理由と、特に相性のいい業界について解説していきます。
企業がインスタグラムで得られる10の効果
Instagramは写真や動画を使って訴求できることから、自社商品やサービスのアピール以外に、次のような効果が期待できます。
- ブランド認知度の上昇
- 顧客とのエンゲージメント強化
- ターゲット層へリーチ
- Webサイトへの誘導
- 販売促進
- 口コミの拡散
- 顧客の声の収集
- 競合との差別化
- 企業イメージの向上
- データ分析による改善
インスタグラムと相性がいい業界
Instagramは20代~30代の利用者が特に多く、過半数が女性です。
ターゲット層が一致し、ビジュアル訴求できる業界であればInstagramの活用がおすすめです。
ファッション・美容・飲食・旅行・観光
インテリア・雑貨・フードデリバリー
ハンドメイド・フィットネス・ヨガ・ペット関連
企業のInstagram(インスタグラム)成功事例5選
ここからはInstagramで成功した企業の事例を5つ厳選し、そのコツを解説します。
自社のInstagram運用に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
魅力的なビジュアルで新商品を効果的に宣伝【スターバックス】
「スターバックス公式」の投稿は、高品質で季節感をとりいれたビジュアルが購買意欲を刺激します。
ハッシュタグキャンペーンや新商品情報をいち早く発信しており、フォロワー獲得にもつながります。
随所に多様なマーケティング手法が活用されています。
各ブランドの世界観に合わせた発信【花王】
さまざまなブランドを展開している「花王」は、各ブランドの世界観やユーザー層に合わせた発信が好評です。
Instagramの利用者に多い20代~30代のユーザーをターゲットに、ライフスタイルや悩みに沿った投稿が響きます。
商品の使い方やキャンペーン情報を、タイムリーに発信している点も成功のコツです。
ウェディングに関する役立ち情報が満載【ファルベ】
「ファルベ」は結婚のイメージをポジティブに表現し、多様な結婚の形を紹介することで共感を得ています。
UGCウェディングプランナーによる専門的な知識や経験に基づいた発信で、ユーザーに有益性を与えているのもポイントです。
情報発信も独自の世界観がぶれない【小楽園】
和洋菓子を扱う「小楽園」は、独自の世界観で投稿が統一されています。
イベント告知でも、統一感を残しながら内容がきちんと伝わるデザインが魅力的です。
プロフィールとハイライトがわかりやすく、ユーザーが困らない導線になっています。
実際に使用するシーンが想像できる【ideaco】
生活雑貨を展開する「ideaco」は、ベネフィットの訴求がうまいアカウントです。
実際に使用しているシーンを投稿することで、このアイテムを使えば魅力的な暮らしができると想像が膨らみます。
企業がInstagram(インスタグラム)で成功するコツ8つ
ここからは、Instagramで成功するための8つのコツを解説します。
フォロワー数や売上を伸ばしたい企業の担当者様必見です。
1.明確な目標設定
Instagramを通して達成したいことを明確に決めます。
投稿を始める前に、目標設定とリサーチに基づいたコンセプト設計をします。
目標とコンセプトが投稿内容などの軸となるため、時間をかけて決めたい重要なポイントです。
2.魅力的なプロフィール作成
プロフィールは目標達成につながる導線のひとつです。
単に企業の紹介を載せるのではなく、ユーザーからの見え方を意識した効果的なプロフィールを作成します。
またハイライトもプロフィールのひとつと考え、ユーザーが必要とする情報、アピールしたい情報を効果的に配置しましょう。
3.ビジュアル重視のコンテンツ作成
ブランドイメージに合った統一感のあるコンテンツを作成しましょう。
これからは画像だけでなく、動画の編集技術も必要になります。
Canvaなどのツールを使うと、手軽に編集できおすすめです。
またビジュアルをよくするために、テーマカラー・フォント・言葉遣いなどを統一するのがコツです。
4.効果的なハッシュタグ戦略
関連性の高いハッシュタグを活用することで、どのような投稿か認識され、おすすめに表示されやすくなります。
人気のハッシュタグから、自社の商品やサービスに関係あるものを選択しましょう。
ハッシュタグは、たくさんつければ良いというものではなく、5〜15個ぐらいがベストです。
5.エンゲージメントの向上
Instagramを効果的に活用すれば、ユーザーとのエンゲージメント向上が期待できます。
- 運用初期は毎日投稿
- ストーリーズを使って積極的にコミュニケーション
- リアクションやDMをもらう工夫
- 投稿に人間味を持たせる
またユーザーとのやりとりでは、コメントを使い回さない、返信を放置しないといった最低限のマナーは守りましょう。
6.分析と改善
Instagramを伸ばすために欠かせないのが分析です。
日々の投稿に対する反応や、ユーザーの動きを分析し改善に向け検証してみましょう。
投稿した2日後(閲覧数が伸びやすい)と、1~3週間後(おすすめ表示されやすい)の2度、数値をチェックするのがおすすめです
難しく感じる分析ですが、コツをつかめば高品質な投稿が作りやすくなるので、ぜひ取り組んでみてください。
7.アルゴリズムを理解する
Instagramのアルゴリズムは、頻繁にアップデートされ続けています。
アルゴリズムは全て公表される訳ではないので、公表された内容をもとに検証する必要があります。
Meta社、Instagram責任者:Adam Mosseri氏|Instagram
8.インスタグラム運用代行を依頼する
企業がInstagramで成功するためには、アカウントが安定するまでは通常業務の片手間ではなく、Instagramに専念するのがおすすめです。
専門知識やライティング技術、撮影・編集技術をもって、運用にあたるのがベストです。
もし社内で人材不足な場合は、Instagram運用代行を利用するのがおすすめです。
Instagram運用代行であれば、最短で成果につながります。
立ち上げ期間~運用初期の一部だけ、依頼することも可能ですのでぜひ検討して見てください。
企業のInstagram(インスタグラム)運用における注意点
ここからは、企業がInstagramを運用する際に気をつけたい点を解説します。
間違った運用をしてしまうと、かえって企業のイメージを損ねてしまう可能性もあるため、必ず把握しておきましょう。
適切なタイミングで投稿する
ひとつめの注意点は、Instagramの投稿時間・頻度です。
投稿の時間は、ターゲットがInstagramを見る時間の少し前がベストです。
ユーザーの利用時間はインサイトで確認できます。
運用初期段階であれば、ターゲットがInstagramを利用しそうな時間を予測し投稿しましょう。
また投稿頻度が多すぎると質の低下やフォローを外される恐れがあります。
フィード投稿は1日1~3回、ストーリーズは1日1、2回程度がおすすめです。
ユーザー目線での投稿づくり
投稿づくりは必ずターゲット目線で、ターゲット層の興味・感心のあるコンテンツを作成しましょう。
ユーザーが有益性や面白みを感じることで、反応をもらえ、UGCの促進などにつながります。
動画の使用や内容の伝え方・デザインにこだわるなどして、ユーザーが理解しやすいものをつくりましょう。
トレンドに対応する
新機能の活用、コミュニティ内でのトレンド、ユーザー行動の変化といったInstagramにおけるトレンドの変化に対応しましょう。
近年は、ショート動画の流行(リールなど)や、ライブコマースの成長(インスタライブを活用)がありました。
トレンドをいち早くとりいれることで、競合との差別化にもつながります。
炎上や法規制の対策も重要
Instagramは、誤った情報の発信や不適切な言動などが原因で、炎上する可能性もあります。
炎上対策として、第三者による投稿の確認制度、炎上トラブルの事例を知っておく、ガイドラインの制定といった対策があります。
また著作権や肖像権の侵害にあたらないよう、運用担当者は規制内容やガイドラインに必ず目を通しましょう。
まとめ
本記事では、企業がInstagramに成功した事例や、コツ・注意点について解説しました。
成功事例を参考に自社の商品やサービスにあった投稿方法を見つけ、効率良く運用しアカウントの成長につなげましょう。