統合失調症でも働ける?仕事を続ける工夫・職場への伝え方と使える支援制度

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統合失調症と診断され、今の仕事を続けられるのか、新しく働き始めることができるのか不安を感じる方は少なくありません。
この記事では、統合失調症の特徴や、仕事を続ける上での工夫、利用できる支援制度について詳しく解説します。

統合失調症とはどのような病気か

統合失調症とは、思考や知覚、感情のまとまりに影響を与える精神疾患です。
幻覚や妄想といった陽性症状、意欲の低下や感情表現の乏しさといった陰性症状、また記憶力や集中力の低下といった認知機能の障害が見られることがあります。

症状の現れ方には個人差が大きく、急性期には強い症状が出ても、治療によって症状が落ち着き、安定した状態を長く維持できる方も多くいます。
適切な服薬治療を継続することで、症状をコントロールしながら社会生活を送ることは十分に可能とされています。

仕事を続ける上で直面しやすい困難

統合失調症のある方が仕事を続ける上では、いくつかの困難に直面しやすい傾向があります。

まず、認知機能の面での困難です。
複数の作業を同時に進めることや、優先順位を判断すること、新しい情報を素早く処理することに苦手さを感じる方がいます。

次に、対人関係の面での困難です。
症状の影響で周囲の言動を過敏に受け取ってしまったり、人とのやり取りに強い緊張を感じたりすることがあります。

また、服薬の副作用によって眠気やだるさを感じやすく、朝の出勤が負担に感じられることもあります。
体調の波があるため、毎日同じペースで働き続けることに不安を抱える方も少なくありません。

職場でできる工夫

統合失調症と仕事を両立させるためには、いくつかの工夫を取り入れることが助けになります。

まず、業務内容をできるだけ明確にしてもらうことです。
指示は口頭だけでなく文字でも確認できるようにしてもらう、一度に多くの指示を出さず一つずつ伝えてもらうといった配慮があると、認知機能の負担を減らすことができます。

次に、勤務時間や休憩の取り方を調整することです。
服薬の影響で朝が辛い場合は、始業時間を遅めに設定してもらう、こまめに短い休憩を取れるようにしてもらうといった工夫が助けになります。

体調に波がある場合は、あらかじめ調子が悪いときの対応方法を職場と共有しておくと、いざというときにも落ち着いて対応しやすくなります。

職場への伝え方

統合失調症について職場にどこまで伝えるかは、悩ましい問題です。

すべてを詳しく説明する必要はありませんが、どのような場面で困りやすいか、どのような配慮があれば安定して働けるかを、上司や人事担当者に事前に伝えておくと、いざというときに周囲も対応しやすくなります。

例えば、指示は一つずつ伝えてほしい、体調が優れないときは一時的に休憩を取らせてほしいなど、具体的な希望を伝えておくことをおすすめします。
障害者雇用枠での就職であれば、採用の段階から配慮事項をすり合わせておくことができます。

利用できる支援制度

統合失調症のある方が仕事を続ける、あるいは新しく仕事を探す際には、いくつかの支援制度を利用できる可能性があります。

精神障害者保健福祉手帳を取得することで、障害者雇用枠での就職や、税金の控除など、さまざまな支援を受けられる場合があります。
症状の程度に応じて手帳の等級が定められています。

就労を目指す場合は、就労移行支援を利用して、職業訓練や就職活動のサポートを受けることができます。
すでに雇用されている場合でも、就労継続支援A型やB型を通じて、自分に合ったペースで働くという選択肢もあります。

医療費の負担を軽減する自立支援医療の制度を利用すれば、通院にかかる費用の自己負担を抑えながら、治療を継続することができます。

体調不良で仕事を休む必要がある場合は、傷病手当金の申請も検討できます。
健康保険に加入している方であれば、一定の条件のもとで給与の一部が補償される制度です。

通院と治療の継続

統合失調症は、服薬治療を継続することで症状を安定させ、長期にわたって仕事を続けられる可能性がある病気です。

自己判断で服薬を中断すると、症状が再燃するリスクが高まるといわれています。
体調に変化を感じたときは早めに主治医に相談し、治療方針や仕事の負荷について一緒に考えていくことが、長く働き続ける上で大切です。

まとめ

統合失調症は、適切な治療を続けることで症状をコントロールしながら仕事を続けることが可能な病気です。
業務内容の明確化や勤務時間の調整といった職場での工夫、精神障害者保健福祉手帳や就労支援制度の活用など、自分に合った方法を組み合わせながら、無理のない働き方を見つけていきましょう。

いろとりどり編集部

この記事の監修・運営

就労継続支援B型 いろとりどり編集部

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