時短勤務の障害者雇用率カウントと給料の関係

絶対に読むべき必読記事

「時短勤務でも雇用率にカウントされるのか」

「短時間勤務だと給料はどうなるのか」

「週何時間働けば雇用率の対象になるのか」

「短時間勤務で生活していけるのか」

と疑問を持つ障害者の方は少なくありません。

2024年から特定短時間労働者制度が始まり、より短い時間からの就労が雇用率の対象となるなど、制度が変化しています。

時短勤務と雇用率、給料の関係を理解することで、自分に合った働き方を選べます。

本記事では、雇用率カウントの仕組み、給料への影響、活用方法について整理します。

雇用率カウントの基本

障害者雇用率のカウント方法について理解しておきましょう。

法定雇用率は、2026年7月から2.7パーセントに引き上げられています。

従業員数37.5人以上の企業に、障害者雇用の義務があります。

カウント方法は、勤務時間と障害の程度によって異なります。

週30時間以上の勤務、いわゆるフルタイム勤務は、基本的に1人として、いわゆる1カウントとなります。

重度の身体障害、重度の知的障害の方は、2人としてカウント、いわゆるダブルカウントとなる場合があります。

週20時間以上30時間未満の短時間勤務は、0.5人としてカウントされます。

重度の方は、1人としてカウントされる場合があります。

2024年から、週10時間以上20時間未満の特定短時間労働者制度が始まりました。

これにより、より短時間の勤務でも雇用率の対象となります。

特定短時間労働者は、0.5人としてカウントされます。

精神障害者の方には、特例があります。

新規雇用から3年以内、または手帳取得から3年以内の精神障害者は、本来0.5人のところを1人としてカウントする特例があります。

精神障害者保健福祉手帳の有効期間内であれば、特例の延長措置もあります。

時短勤務の種類

時短勤務には、いくつかの種類があります。

週30時間未満の短時間勤務は、一般的な時短勤務です。

週20時間から30時間、または週20時間から25時間など、企業によって設定が異なります。

週10時間以上20時間未満の特定短時間勤務は、2024年から始まった制度です。

これまでカウントされなかった超短時間勤務が、雇用率の対象となりました。

1日6時間勤務、1日7時間勤務などの短縮も、時短勤務の一種です。

週4日勤務、週3日勤務など、勤務日数を減らす形の時短勤務もあります。

フレックスタイム制と組み合わせた、柔軟な時短勤務もあります。

自分の体調、希望に合わせて、最適な時短のパターンを選びます。

給料への影響

時短勤務の給料への影響を見ていきましょう。

基本的に、給料は勤務時間に比例して計算されます。

フルタイムの給料を100パーセントとすると、週30時間で75パーセント、週20時間で50パーセント、週15時間で37.5パーセント程度となります。

時給ベースで計算する企業もあります。

時給で計算する場合、勤務時間に応じて月給が変動します。

月給制で時短勤務を認める企業の場合、固定の時短月給が設定されることもあります。

ボーナス、賞与は、企業によって扱いが異なります。

フルタイムと同じ算定基準で計算する企業、勤務時間に応じて減額する企業、ボーナスなしとする企業など、多様です。

各種手当は、企業の規定により異なります。

通勤手当は、原則として支給されます。

住宅手当、家族手当などは、勤務時間に関わらず支給される企業もあれば、減額される企業もあります。

社会保険、健康保険、厚生年金は、勤務時間と勤務日数によって加入条件が決まります。

週20時間以上、月給8.8万円以上、雇用期間2か月超、学生でないなどの条件を満たすと、社会保険に加入します。

加入できない場合、国民健康保険、国民年金に自分で加入する必要があります。

時短勤務で生活する経済設計

時短勤務でも生活していくための経済設計を整理します。

複数の収入源を組み合わせる戦略が、基本となります。

本業の給料、障害年金、各種手当、副業の収入などを組み合わせます。

障害年金との組み合わせが、重要な選択肢です。

障害基礎年金、障害厚生年金を受給している方は、本業の給料と合わせて生活費を確保できます。

20歳前傷病による障害基礎年金には所得制限があるため、注意が必要です。

各種手当の活用も検討します。

特別障害者手当、障害児福祉手当、児童扶養手当などの、利用できる手当を確認します。

自立支援医療制度を活用することで、医療費の負担を軽減できます。

住居費の見直しも、生活設計の重要な要素です。

住宅手当のある企業、公営住宅、UR賃貸家賃補助のある自治体など、住居費を抑える選択肢を検討します。

家計の見直しも大切です。

固定費の削減、保険の見直し、サブスクリプションの整理など、支出を最適化します。

ファイナンシャルプランナーに相談することで、自分の状況に合った経済設計を立てられます。

雇用率カウントを活用した転職戦略

雇用率カウントを活用した、効果的な転職戦略を見ていきましょう。

法定雇用率2.7パーセントへの引き上げにより、企業は障害者の採用に積極的です。

特定短時間労働者制度の活用で、これまで採用が難しかった超短時間勤務希望者にも、雇用の機会が広がっています。

精神障害者の雇用率カウントの特例により、企業は精神障害者の採用に積極的になっています。

これらの制度的な追い風を、転職活動で活用できます。

エージェントに、自分の希望する勤務時間を伝えます。

「週20時間勤務を希望」「週10時間から20時間の特定短時間勤務を希望」と、具体的に伝えます。

dodaチャレンジ、アットジーピー、サーナ、ランスタッドチャレンジド、LITALICOワークス、Manaby Worksなどの障害者専門エージェントに、時短勤務求人の希望を伝えます。

ハローワークの障害者専門窓口、地域障害者職業センターでも、時短勤務求人の相談ができます。

特例子会社は、時短勤務の柔軟性が高いことが多いものです。

リモートワーク可能な求人と組み合わせることで、通勤負担も軽減できます。

時短勤務から正社員への道筋

時短勤務から、正社員、フルタイムへとステップアップする道筋を整理します。

段階的な勤務時間の増加が、基本的なパターンです。

最初は週3、週20時間程度から始め、体調を見ながら徐々に勤務日数と時間を増やしていきます。

評価制度が明確な企業を選びます。

「勤務時間の増加とともに、評価と給与が上がる」「一定の基準を満たすと正社員登用される」など、道筋が明確な企業を選びます。

業務での貢献を積み重ねます。

短時間でも、業務での確実な貢献が、登用判断の重要な要素となります。

健康状態の安定を示します。

継続的な勤務、欠勤の少なさが、登用判断を後押しします。

評価面談で、勤務時間の増加、正社員登用への意思を伝えます。

ジョブコーチの支援を活用しながら、段階的にステップアップしていきます。

注意点

時短勤務の注意点を整理します。

給料が低くなることを、現実として受け入れる必要があります。

フルタイムと比べて、月給で数万円から十数万円の差が出ます。

ボーナス、退職金、各種手当への影響も考慮します。

社会保険に加入できない場合の対応を、事前に確認します。

国民健康保険、国民年金の自己負担、保険料の計算など、自己管理が必要です。

正社員登用の実績を、応募前に確認します。

時短勤務から正社員への道筋が、企業によって異なります。

書面での合意を求めます。

勤務時間、給与、合理的配慮などを、雇用条件通知書に明記してもらいます。

体調管理を最優先にします。

時短勤務でも、無理をすると症状が悪化します。

自分のペースで、無理なく続けられる勤務時間を選びます。

まとめ

法定雇用率2.7パーセントの時代、障害者の時短勤務に対する企業の理解と需要は広がっています。

雇用率カウントは、週30時間以上で1人、週20時間以上30時間未満で0.5人、週10時間以上20時間未満の特定短時間で0.5人となります。

重度の身体障害、重度の知的障害、精神障害者の特例など、ダブルカウントや特例的な扱いもあります。

給料は勤務時間に比例することが基本で、フルタイムより低くなりますが、障害年金、各種手当、副業などとの組み合わせで生活設計を立てられます。

dodaチャレンジ、アットジーピー、サーナ、ランスタッドチャレンジド、LITALICOワークス、Manaby Worksなどの障害者専門エージェント、ハローワーク、地域障害者職業センター、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーなどに相談しながら、自分に合った時短勤務を見つけていきましょう。

時短勤務から段階的に勤務時間を増やし、正社員登用を目指す道もあります。

法テラスを利用すれば、収入が一定以下の方は無料法律相談を受けられます。

明るい未来は、必ずあなたの前に開かれています。

いろとりどり編集部

この記事の監修・運営

就労継続支援B型 いろとりどり編集部

当メディアは、障がいを持つライターたちが自ら発信する、障がい者のための転職・就労支援情報メディアです。現役の就労継続支援B型事業所「いろとりどり」が福祉の現場視点から、信頼できる正確な就労ノウハウやリアルな体験談をお届けしています。

📍 住所:〒230-0001 神奈川県横浜市鶴見区矢向3丁目15−11 五月建設ビル 3F

関連記事