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就労継続支援B型に通いながら生活リズムを整えることに難しさを感じている方はいらっしゃいませんか。障害や病気の影響で睡眠が乱れやすかったり朝に起き上がれなかったりすることは珍しくありません。
本記事では就労継続支援B型への通所を続けるために生活リズムを整えるコツと工夫についてわかりやすく解説します。
生活リズムが乱れやすい理由と通所への影響
就労継続支援B型を利用している方のなかには精神障害や発達障害、身体障害など様々な障害や疾患を抱えている方が多くいます。これらの障害や疾患は生活リズムに直接影響を及ぼすことがあります。
精神障害のある方は薬の影響による過眠や不眠、気分の波による活動量の変動が生じやすいです。うつ状態のときは朝起き上がること自体が大きな困難となり、通所できない日が増えてしまうことがあります。
発達障害のある方は体内時計の調整が難しく昼夜逆転しやすい傾向があります。夜に眠れず朝に起きられないというパターンを繰り返しているうちに通所のリズムが崩れていくことがあります。
生活リズムが乱れると通所頻度が下がるだけでなく、食事や服薬のタイミングがずれることで体調がさらに悪化するという悪循環に陥りやすくなります。
生活リズムを整えることは通所を続けるためだけでなく全体的な体調管理においても非常に重要です。
起床時間を安定させるための工夫
生活リズムを整えるうえで最も基本となるのが起床時間の安定です。就寝時間を一定にすることが理想ですが、まず起床時間だけを固定することから始めるほうが取り組みやすいことが多いです。
アラームを複数設定することは多くの方に有効な方法です。一度アラームを止めてそのまま寝てしまうことが多い場合は5分から10分間隔で複数のアラームをセットしておくとよいでしょう。
スマートフォンの振動機能を活用することも感覚過敏のある方には有効です。
光を活用することも起床を助ける効果があります。起床時間に合わせて自動的に明るくなる光目覚まし時計や、カーテンを開けやすい環境をつくることで体内時計を整える助けになります。
朝の光を浴びることはセロトニンの分泌を促し気分の安定にもつながります。
家族と同居している方は起こしてもらうことをお願いすることも選択肢のひとつです。
一人では起きられない時期でも他者の助けを借りることで通所のリズムをつないでいくことができます。
通所前の準備を簡単にする工夫
朝の準備に時間がかかりすぎたり準備の途中で疲弊してしまったりすることが通所の妨げになることがあります。前日までに準備をできるだけ済ませておくことが有効です。
持ち物は前日の夜にまとめておくことを習慣にしましょう。バッグに必要なものをあらかじめ入れておくことで朝の頭が働きにくい時間帯に考える手間を省くことができます。
着ていく服も前日に決めて準備しておくことで朝の決断疲れを防ぐことができます。服を選ぶという小さな判断でもエネルギーを消耗しやすい方にとっては大切な工夫です。
朝食はできるだけシンプルなものを選びましょう。調理に手間のかかるものよりもすぐに食べられるものを用意しておくことで準備の負担を減らすことができます。食欲がないときでも水分だけでも摂ることを心がけましょう。
夜の過ごし方と睡眠の質を高めるポイント
生活リズムを整えるためには夜の過ごし方も重要です。就寝前の習慣を見直すことで睡眠の質を高めることができます。
就寝の1時間から2時間前にはスマートフォンやパソコンの画面を見る時間を減らすことが理想的です。
画面から発せられるブルーライトは眠りを促すメラトニンの分泌を妨げるため、夜遅くまで画面を見続けることは睡眠の質を低下させます。
入浴は就寝の1時間から2時間前に済ませることで体温の変化が眠気を誘いやすくなります。シャワーだけでも体を温めることで寝つきが改善する場合があります。
カフェインを含む飲み物は午後の早い時間以降は避けることをおすすめします。
コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは覚醒作用があり夜の睡眠を妨げることがあります。
調子が悪い日の対処法と支援員への相談
どれだけ工夫しても調子が悪く通所できない日は誰にでもあります。そのような日の過ごし方と対処法を事前に決めておくことが大切です。
通所できない日でも起床時間だけは守ることを意識しましょう。起き上がれなくてもカーテンを開けて光を浴びるだけでも体内時計のリセットに役立ちます。
自宅での軽い活動を日課にしておくことも有効です。ストレッチや短い散歩など体を少し動かすことで気分の切り替えになり翌日の通所につながりやすくなります。
生活リズムの乱れが続いている場合は支援員や主治医に相談することが重要です。
睡眠の問題については薬での対応が有効なケースもあり医師への相談で改善する場合があります。支援員には通所が難しい時期であることを伝えておくことで事業所側も適切なサポートを検討してくれます。
就労継続支援B型への通所を続けるためには生活リズムを整えることが土台となります。起床時間の固定や前日の準備、夜の過ごし方の見直しなど小さな工夫を積み重ねることが安定した通所につながります。
うまくいかない日があっても自分を責めずに支援員や主治医に相談しながら自分に合ったリズムを少しずつ作っていきましょう。


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