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伊雑宮(いざわのみや)は、三重県志摩市磯部町に鎮座する神社で、伊勢神宮内宮の別宮です。別宮とは、正宮に次ぐ格式を持つ神社で、伊勢神宮の125社の中でも特に重要な位置を占めています。
志摩半島の豊かな海と山に囲まれた静かな環境に鎮座し、天照大御神の御魂を祀る古社として、2000年以上の歴史を持つとされています。「志摩国一宮」とも称され、地元では「磯部の大神宮さん」として親しまれてきました。
また、毎年6月24日に執り行われる「御田植祭」は、日本三大御田植祭の一つに数えられ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
本記事では、伊雑宮の歴史、御祭神と御神徳、境内の見どころ、御田植祭の魅力、そして参拝のポイントについて詳しく解説していきます。伊勢神宮や志摩の歴史に興味のある方、伊雑宮への参拝を考えている方にとって、有益な情報となれば幸いです。
伊雑宮とは
伊勢神宮内宮の別宮
伊雑宮は、三重県志摩市磯部町上之郷に鎮座する神社で、伊勢神宮内宮の別宮です。伊勢神宮には14の別宮がありますが、伊雑宮はその中でも特に格式が高く、「遙宮(とおのみや)」として、内宮から最も遠く離れた場所に鎮座しています。
内宮から約20キロメートル離れた志摩半島に位置し、伊勢神宮の神域の広がりを示す重要な神社です。
志摩国一宮
伊雑宮は、「志摩国一宮」とも称されます。志摩国(現在の三重県志摩市周辺)において最も格式の高い神社として、古くから地域の人々の崇敬を集めてきました。
磯部の大神宮さん
地元では、親しみを込めて「磯部の大神宮さん」と呼ばれています。志摩地方の守護神として、海の幸、山の幸の豊かさに感謝し、五穀豊穣を祈る場として信仰されてきました。
伊雑宮の歴史
創建の伝承
伊雑宮の創建は非常に古く、約2000年前に遡ると伝えられています。『倭姫命世記(やまとひめのみことせいき)』によれば、垂仁天皇の皇女である倭姫命が、天照大御神の鎮座地を求めて各地を巡られた際、志摩国の伊雑の地を訪れ、ここに伊佐波登美命(いざわとみのみこと)を祀ったことが始まりとされています。
倭姫命は、この地で「美しい御饌(みけ、神様への食事)を奉る地」として伊雑宮を定められたと伝えられています。
御饌の地としての役割
伊雑宮は、古くから伊勢神宮に奉納する御饌(神様へのお供え物)を調進する地として重要な役割を果たしてきました。特に、志摩の海の幸である鰒(あわび)や魚介類が、伊勢神宮に奉納されました。
この御饌調進の伝統は、現在も続いています。
中世から近世
中世から江戸時代にかけて、伊雑宮は志摩国の総鎮守として、地域の人々の信仰を集めました。また、伊勢参りの際に、志摩まで足を延ばして伊雑宮に参拝する人々もいました。
近代以降
明治時代以降も、伊勢神宮内宮の別宮として、格式を保ってきました。現在も、20年に一度の式年遷宮において、正宮と同じく社殿が建て替えられます(平成25年の式年遷宮で最新の社殿となりました)。
御祭神と御神徳
主祭神
伊雑宮の主祭神は、天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)です。天照大御神の御魂、すなわち天照大御神の分霊を祀っています。
伊勢神宮内宮が天照大御神を祀るのに対し、伊雑宮はその御魂を祀る別宮として、内宮に次ぐ重要な位置を占めています。
御神徳
伊雑宮に参拝することで期待される御神徳には、以下のようなものがあります。
五穀豊穣、海上安全、大漁満足、家内安全、開運招福、商売繁盛、心願成就などです。
特に、志摩の海と深く結びついた神社として、海上安全や大漁を願う漁業関係者の信仰が篤く、また稲作の豊穣を祈る御田植祭が有名なことから、五穀豊穣の御神徳も強いとされています。
境内の見どころ
社殿
伊雑宮の社殿は、伊勢神宮と同じ神明造りの様式で、20年に一度の式年遷宮で建て替えられます。簡素ながら清浄な美しさを持つ社殿は、伊勢神宮の神域の一部であることを感じさせます。
御垣
社殿は、四重の御垣に囲まれています。一般の参拝者は、外玉垣の外から参拝します。
参道と鳥居
境内への参道は、静寂に包まれた美しい道です。鳥居をくぐり、玉砂利の敷かれた参道を進むと、心が清められていきます。
勾玉池
境内には、勾玉の形をした池があります。神聖な雰囲気を醸し出す美しい池です。
御料田(ごりょうでん)
伊雑宮には、「御料田」と呼ばれる神田があります。ここで毎年6月24日に御田植祭が執り行われます。この御料田で収穫された稲は、伊勢神宮に奉納されます。
静かな環境
伊雑宮は、内宮や外宮に比べて参拝者が少なく、静かな環境です。ゆっくりと参拝し、神聖な雰囲気を感じることができます。
御田植祭
日本三大御田植祭
伊雑宮の御田植祭は、毎年6月24日に執り行われる伝統的な祭りで、日本三大御田植祭の一つに数えられます(他は、大阪の住吉大社、香取神宮など諸説あります)。
国の重要無形民俗文化財に指定されており、約800年以上の歴史を持つとされています。
竹取神事
御田植祭の最大の見どころは、「竹取神事」です。御料田の中央に立てられた高さ約6メートルの青竹に、白い扇が取り付けられています。
この竹を倒し、扇を奪い合う勇壮な神事が行われます。扇を手に入れた人には、豊作や大漁の福がもたらされると信じられています。
多くの男たちが泥だらけになりながら竹に登り、扇を奪い合う様子は圧巻です。
早乙女による田植え
竹取神事の後、白い装束を身にまとった早乙女(さおとめ)たちが、御料田で田植えを行います。太鼓や笛の音色に合わせて、優雅に田植えが進められます。
見学
御田植祭は、一般の方も見学することができます。6月24日には、多くの観光客や参拝者が訪れ、伝統的な神事を見守ります。
年中行事
御田植祭
毎年6月24日に執り行われる最も重要な祭りです。
例祭
毎年6月と12月に例祭が執り行われます。
月次祭
毎月、伊勢神宮と同様に月次祭が執り行われます。
参拝のポイント
参拝の作法
伊雑宮を参拝する際は、伊勢神宮と同様の参拝作法に従いましょう。
鳥居をくぐる前に一礼します。手水舎で手と口を清めます。外玉垣の前で賽銭を入れ、二拝二拍手一拝の作法で拝礼します。
伊勢神宮の別宮として、私幣禁断(個人的なお願い事をしない)の習わしがあります。感謝の気持ちを捧げることを中心に参拝しましょう。
静寂な雰囲気を味わう
伊雑宮は、内宮や外宮に比べて参拝者が少なく、静かな環境です。ゆっくりと時間をかけて参拝し、神聖な雰囲気を感じましょう。
御朱印
伊雑宮では御朱印をいただくことができます。伊勢神宮内宮の別宮の御朱印は、記念になります。
御田植祭の見学
6月24日に訪れることができれば、御田植祭を見学することを強くお勧めします。伝統的な神事と、竹取神事の迫力を体験できます。
おすすめの参拝時期
伊雑宮は年間を通じて参拝できますが、御田植祭が行われる6月24日は特別です。また、新緑の美しい春や初夏、紅葉の秋もおすすめです。
アクセス情報
公共交通機関
近鉄鵜方駅から三重交通バス「御座港」行きで約15分、「伊雑宮前」バス停下車、徒歩すぐ。または、鵜方駅からタクシーで約10分。
自動車
伊勢自動車道伊勢西ICから国道167号線経由で約40分。駐車場あり(無料)。
周辺の見どころ
伊勢神宮内宮・外宮
伊雑宮を訪れるなら、伊勢神宮の内宮と外宮も併せて参拝することをお勧めします。
志摩スペイン村
志摩市にあるテーマパーク。スペインの雰囲気を楽しめます。
志摩マリンランド
水族館。志摩の海の生き物を展示しています。
英虞湾(あごわん)
美しいリアス式海岸。真珠の養殖で有名です。
横山展望台
英虞湾を一望できる絶景スポット。
賢島
英虞湾に浮かぶ島。サミットが開催されたことで有名です。
まとめ
伊雑宮は、伊勢神宮内宮の別宮として、約2000年の歴史を持つ古社です。志摩半島の静かな環境に鎮座し、天照大御神の御魂を祀る神聖な場所です。
志摩国一宮として地域の守護神でもあり、海の幸、山の幸の豊かさに感謝し、五穀豊穣を祈る場として信仰されてきました。毎年6月24日に執り行われる御田植祭は、日本三大御田植祭の一つで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
伊勢神宮を訪れる機会があれば、ぜひ志摩まで足を延ばして伊雑宮にも参拝してみてください。内宮や外宮とは異なる、静寂で神聖な雰囲気の中で、心を落ち着け、新たな力を得る時間は、かけがえのない体験となるでしょう。
あなたが伊雑宮を訪れ、その歴史と神聖な雰囲気の中で心穏やかな時間を過ごし、御神徳を感じられることを心から願っています。

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