比々多神社 相模国三宮の古社

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神奈川県伊勢原市にある比々多神社は、相模国三宮として古くから崇敬を集めてきた古社です。大山の麓に鎮座し、古代の祭祀遺跡を持つなど、相模国の信仰において重要な位置を占めてきました。比々多神社の歴史、御祭神、見どころ、参拝方法について解説します。

比々多神社とは

比々多神社は、神奈川県伊勢原市三ノ宮に鎮座する神社です。

正式には比々多神社ひびたじんじゃと称します。地元では三之宮さんと親しまれています。

相模国三宮として、相模国で三番目に格式の高い神社とされてきました。相模国一宮は寒川神社、二宮は川勾神社です。

大山の麓に位置し、古くから大山信仰とも深い関わりを持っています。

延喜式神名帳に記載された式内社であり、古代から重要な神社であったことが分かります。

境内には縄文時代から続く祭祀遺跡があり、古代の信仰形態を今に伝える貴重な場所です。

相模国の古い歴史を今に伝える神社として、歴史的価値が高く評価されています。

御祭神と御利益

比々多神社の御祭神と御利益について説明します。

主祭神は豊国主尊とよくにぬしのみことです。大国主命の別名とも言われ、国造りの神として崇敬されています。

相殿神として、天明神あめのみょうじん、雨降神あめふらしのかみなどが祀られています。

雨降神は大山の神とされ、大山阿夫利神社との関わりを示しています。

古代には相模国の開拓や農耕に関わる神として信仰されてきました。

御利益は、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛、開運招福、厄除け、縁結びなどです。

国造りの神を祀ることから、地域の発展や産業の繁栄を祈る参拝者も多くいます。

大山信仰との関わりから、雨乞いや豊作祈願の信仰もありました。

比々多神社の歴史

比々多神社の歴史は非常に古く、創建年代は定かではありませんが、古代に遡ると考えられています。

境内からは縄文時代から古墳時代にかけての祭祀遺跡が発見されており、この地が古くから信仰の場であったことが分かっています。

延喜式神名帳927年編纂には相模国大住郡 比々多神社として記載されており、式内社として認められていました。

奈良時代から平安時代にかけて、相模国の有力神社として朝廷からの崇敬を受けました。

相模国三宮として、一宮の寒川神社、二宮の川勾神社に次ぐ格式を持ちました。

中世には相模国を治めた武士たちからも崇敬を受けました。

江戸時代には地域の氏神として、庶民の間にも広く信仰されました。

明治以降も相模国三宮として、地域の重要な神社として崇敬されています。

昭和から平成にかけて境内の発掘調査が行われ、古代祭祀遺跡の存在が明らかになりました。

境内の見どころ

比々多神社の境内には、参拝者が訪れるべき見どころがあります。

本殿は歴史ある社殿で、落ち着いた雰囲気を持っています。

拝殿は参拝者がお参りをする場所で、相模国三宮の格式を感じさせる造りです。

神池があり、美しい景観を作り出しています。

御神木の大きな杉の木があり、樹齢数百年の巨木として境内に聳えています。

比々多遺跡という古代祭祀遺跡が境内にあります。縄文時代から古墳時代にかけての遺跡で、土器や石器などが発見されています。この地が古代から聖地であったことを示す貴重な遺跡です。

三之宮郷土博物館が隣接しており、比々多神社の歴史や比々多遺跡から出土した遺物などを展示しています。

境内社として、稲荷社、天神社などがあります。

社務所では御朱印やお守り、おみくじなどが授与されています。

境内は静かで、緑豊かな環境です。大山の麓という立地から、清々しい空気が漂っています。

相模国三宮について

比々多神社が属する相模国三宮について説明します。

相模国には一宮、二宮、三宮という社格の序列がありました。

一宮は寒川神社寒川町で、相模国で最も格式の高い神社です。

二宮は川勾神社二宮町で、相模国二番目の格式を持ちます。

三宮は比々多神社伊勢原市で、相模国三番目の格式を持ちます。

なお、四宮は前鳥神社平塚市、五宮は平塚八幡宮平塚市、六宮は身延神社小田原市とされています。

一宮から六宮まで相模国府祭さがみこうのまちという祭りで集まる伝統がありましたが、現在は一部の神社のみが参加しています。

年中行事

比々多神社では年間を通じて様々な祭事が執り行われます。

正月三が日には初詣の参拝者が訪れます。相模国三宮として多くの参拝者で賑わいます。

2月3日には節分祭が執り行われます。

4月には春季例大祭が斎行されます。

9月には秋季例大祭が執り行われます。比々多神社の重要な祭りで、神事や神楽が奉納されます。

11月には七五三の参拝で賑わいます。

大晦日には除夜祭が行われ、新年を迎える準備が整えられます。

毎月の月次祭も執り行われています。

参拝方法

比々多神社での参拝の基本的な作法を説明します。

鳥居をくぐる前に一礼します。神域に入る際の礼儀です。

手水舎で心身を清めます。右手で柄杓を取り左手を清め、左手に持ち替えて右手を清め、再び右手に持ち替えて左手に水を受け口をすすぎ、最後に柄杓を立てて柄を清めます。

拝殿前で賽銭を入れ、二拝二拍手一拝の作法でお参りします。深く二度お辞儀をし、二度柏手を打ち、願い事を心の中で唱え、もう一度深くお辞儀をします。

境内社にもお参りすると良いでしょう。

御神木の杉の木の前で、その生命力を感じることもおすすめです。

三之宮郷土博物館を見学すれば、比々多神社の歴史や古代祭祀について深く学ぶことができます。

参拝後、授与所で御朱印やお守りをいただくことができます。

御朱印とお守り

比々多神社では御朱印とお守りを授与しています。

御朱印は相模国三之宮の印が押され、美しい書体で書かれます。御朱印帳を持参するか、書き置きの御朱印をいただくこともできます。

相模国一宮から六宮まで巡る相模国府祭巡りをする人もおり、各宮で御朱印をいただくことができます。

お守りは各種あり、家内安全、商売繁盛、開運招福、厄除け、縁結びなど、様々な御利益のものが揃っています。

絵馬も用意されており、願い事を書いて奉納することができます。

授与所の受付時間は午前9時から午後5時頃までが一般的です。

アクセス方法

比々多神社へのアクセスを説明します。

公共交通機関を利用する場合、小田急線伊勢原駅からバスで約15分、比々多神社バス停下車、徒歩約3分です。

伊勢原駅からタクシーを利用する場合、約10分です。

自家用車の場合、東名高速道路厚木ICから約20分、または小田原厚木道路伊勢原ICから約10分です。

境内に参拝者用の駐車場があります。

住所は神奈川県伊勢原市三ノ宮1472です。

周辺の見どころ

比々多神社周辺には伊勢原市の観光スポットがあります。

大山阿夫利神社は大山の山頂と中腹に鎮座する神社で、古くから信仰を集めています。比々多神社から車で約15分で大山ケーブルカー乗り場に到着します。

大山は標高1252メートルの山で、登山やハイキングが楽しめます。山頂からの眺望は素晴らしく、天気が良ければ富士山や相模湾を一望できます。

日向薬師は古刮で、国の重要文化財に指定された建造物があります。

寒川神社は相模国一宮で、比々多神社から車で約30分です。相模国府祭巡りをする場合は合わせて参拝できます。

比々多神社の魅力

比々多神社は、古代から続く歴史と相模国の信仰を今に伝える魅力ある神社です。

相模国三宮として、相模国の歴史において重要な位置を占めてきました。

縄文時代から続く祭祀遺跡があり、この地が古代から聖地であったことを示す貴重な場所です。

大山の麓に位置し、大山信仰とも深い関わりを持つ歴史ある神社です。

静かで緑豊かな境内は、心を落ち着けて参拝できる環境です。

三之宮郷土博物館で古代の歴史を学ぶこともでき、歴史好きにとって興味深い場所です。

神奈川県伊勢原市を訪れた際には、ぜひ比々多神社に参拝してみてください。相模国三宮の格式ある社殿に手を合わせ、縄文時代から続く聖地の歴史に思いを馳せることで、相模国の深い歴史と文化に触れることができるでしょう。大山参拝と合わせて訪れることで、相模国の信仰の歴史をより深く理解することができます。古代から続く聖地で、心静かに祈りを捧げてください。

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