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調神社(つきじんじゃ)は、埼玉県さいたま市浦和区に鎮座する神社で、「鳥居がない」という非常に珍しい特徴を持つ神社です。また、狛犬の代わりにうさぎの像があり、境内の至る所にうさぎのモチーフが見られることから、「うさぎの神社」としても親しまれています。
社名の「調(つき)」が月と同じ読みであることから、月待信仰と結びつき、月の使いとされるうさぎが神使として祀られるようになったと伝えられています。地元では「つきのみや」の愛称で親しまれ、さいたま市の代表的な神社の一つです。
本記事では、調神社の歴史、御祭神と御神徳、鳥居がない理由、うさぎとの関わり、境内の見どころ、そして参拝のポイントについて詳しく解説していきます。埼玉の歴史や珍しい神社に興味のある方、調神社への参拝を考えている方にとって、有益な情報となれば幸いです。
調神社とは
鳥居のない珍しい神社
調神社は、埼玉県さいたま市浦和区岸町に鎮座する神社で、最大の特徴は「鳥居がない」ことです。日本全国の神社のほとんどに鳥居がある中で、鳥居を持たない神社は非常に珍しく、調神社はその代表例の一つです。
参道には鳥居がなく、直接境内に入ることができます。この独特の形態には、歴史的な理由があります。
うさぎの神社
調神社のもう一つの特徴は、狛犬の代わりにうさぎの像が置かれていることです。手水舎、本殿の彫刻、石灯籠など、境内の至る所にうさぎのモチーフが見られます。
社名の「調(つき)」が月と同じ読みであることから、月待信仰と結びつき、月の使いとされるうさぎが神使として祀られるようになったと伝えられています。
調神社の歴史
創建と古代の信仰
調神社の創建は古く、第10代崇神天皇の勅命により創建されたと伝えられています。紀元前の創建とされ、約2000年以上の歴史を持つ古社です。
延喜式神名帳(927年編纂)には「武蔵国足立郡 調神社」として記載されており、平安時代には既に式内社として朝廷から認められていました。
租税の調を納める場所
「調(つき)」という社名は、古代の税制である「調(ちょう)」に由来するとされています。調とは、地方から朝廷に納める特産物のことで、武蔵国から朝廷に納める調を、一時的に集積する倉庫がこの地にあったと伝えられています。
調を納める神聖な場所であったため、伊勢神宮の内宮・外宮と同様に、鳥居を設けなかったという説があります。
月待信仰との結びつき
中世以降、「調(つき)」という読みが「月」と同じであることから、月待信仰と結びつきました。月待信仰とは、特定の月齢の夜に集まり、月の出を待って拝む民間信仰です。
月の使いとされるうさぎが、神使として祀られるようになり、「うさぎの神社」としての性格を持つようになりました。
中世から近世
戦国時代から江戸時代にかけて、調神社は浦和宿の鎮守として、地域の人々に親しまれました。浦和は中山道の宿場町として栄え、多くの旅人も参拝しました。
近代以降
明治時代には県社に列せられました。現在も、さいたま市浦和区の氏神として、地元の人々に「つきのみや」の愛称で親しまれています。
御祭神と御神徳
主祭神
調神社の主祭神は、以下の三柱です。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、日本神話における最高神で、太陽神、皇室の祖神です。
豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)は、食物・穀物を司る神で、伊勢神宮外宮の主祭神です。
素盞嗚尊(すさのおのみこと)は、天照大御神の弟神で、厄除けの神として知られています。
御神徳
調神社に参拝することで期待される御神徳には、以下のようなものがあります。
開運招福、家内安全、商売繁盛、厄除け、安産、子授け、縁結び、学業成就、五穀豊穣などです。
特に、うさぎは多産であることから、安産や子授けの御神徳があるとされています。また、月の満ち欠けのように、物事が満ちていく(ツキがある)という縁起から、開運招福の御神徳も強いとされています。
鳥居がない理由
諸説ある由来
調神社に鳥居がない理由については、いくつかの説があります。
租税の調を納める説:古代、武蔵国から朝廷に納める調(税)を集積する倉庫がこの地にあり、調を運搬する際に鳥居があると邪魔になるため、鳥居を設けなかったという説です。
伊勢神宮との関係説:調を伊勢神宮に納めていたことから、伊勢神宮と同様に鳥居を設けなかったという説です。
いずれにしても、非常に古い時代から鳥居がなかったことは確かで、その独特の形態が現代まで受け継がれています。
うさぎとの関わり
月の使い
「調(つき)」という読みが「月」と同じであることから、月待信仰と結びつき、月の使いとされるうさぎが神使として祀られるようになりました。
日本の伝承では、月にはうさぎがいて餅をついているという言い伝えがあり、これも調神社とうさぎの結びつきを強めました。
狛犬の代わりのうさぎ
調神社では、通常の神社にある狛犬の代わりに、うさぎの像が置かれています。拝殿前の左右には、石造りのうさぎ像があり、参拝者を迎えます。
境内の至る所にうさぎ
手水舎にはうさぎの像があり、口から水が出ています。本殿の彫刻にもうさぎが刻まれています。石灯籠の台座にもうさぎの彫刻があります。
境内を散策すると、様々な場所でうさぎのモチーフを見つけることができ、訪れる人々を楽しませています。
境内の見どころ
参道(鳥居なし)
調神社の参道には、通常の神社にあるような鳥居がありません。直接境内に入ることができる、非常に珍しい形態です。
狛犬ならぬ狛うさぎ
拝殿前の左右には、狛犬の代わりにうさぎの像が置かれています。このうさぎ像は、調神社の象徴的な存在です。
手水舎のうさぎ
手水舎には、うさぎの像があり、口から水が流れ出ています。参拝前に、このうさぎの水で手と口を清めます。
本殿の彫刻
本殿には、見事な彫刻が施されており、その中にうさぎの彫刻も見られます。
石灯籠のうさぎ
境内の石灯籠の台座にも、うさぎの彫刻が施されています。細部にまでうさぎのモチーフが行き渡っています。
池と橋
境内には池があり、趣のある橋が架かっています。落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと散策できます。
七不思議の伝承
調神社には、「調神社の七不思議」という伝承があります。鳥居がない、松の木がない、ハエがいない、蚊がいないなど、不思議な言い伝えが残されています。
年中行事
例大祭
毎年9月に例大祭が執り行われます。神輿渡御や奉納行事が行われます。
十二日まち
毎年12月12日に行われる伝統的な祭りです。「十二日まち」は、旧暦11月の酉の日に行われていた大市が、新暦に変わって12月12日になったもので、熊手や縁起物を売る露店が並び、多くの参拝者で賑わいます。
初詣
新年には、地元の氏神として多くの初詣客が訪れます。うさぎの神社として、卯年には特に多くの参拝者が訪れます。
その他の行事
節分祭、七五三など、年間を通じて様々な行事が執り行われます。
参拝のポイント
参拝の作法
調神社を参拝する際は、基本的な神社参拝の作法に従いましょう。
鳥居がないため、参道から直接境内に入ります。手水舎のうさぎの水で手と口を清めます。拝殿前で賽銭を入れ、二拝二拍手一拝の作法で拝礼します。
うさぎ探し
境内の至る所にうさぎのモチーフがあります。狛うさぎ、手水舎のうさぎ、石灯籠のうさぎなど、様々なうさぎを探しながら散策するのも楽しみの一つです。
御朱印
調神社では御朱印をいただくことができます。うさぎのスタンプが押されることもあり、記念になります。
うさぎのお守り
社務所では、うさぎをモチーフにしたお守りや絵馬が販売されています。特に、安産や子授けのお守りが人気です。
おすすめの参拝時期
調神社は年間を通じて参拝できますが、十二日まち(12月12日)や初詣の時期は特に賑わいます。また、卯年の初詣は、うさぎの神社として特に多くの参拝者が訪れます。
アクセス情報
公共交通機関
JR京浜東北線・宇都宮線・高崎線浦和駅西口から徒歩約10分。
自動車
首都高速埼玉大宮線浦和南出口から約10分。専用駐車場はありませんが、周辺にコインパーキングがあります。
周辺の見どころ
浦和駅周辺
浦和駅周辺は、商業施設や飲食店が充実しています。
浦和うなぎ
浦和はうなぎの名所として知られています。参拝後に、老舗のうなぎ店で食事を楽しむこともできます。
浦和くらしの博物館民家園
江戸時代から明治時代の民家が移築・復元されている野外博物館。
別所沼公園
浦和駅の南側にある公園。美しい池と緑があり、散策に適しています。
まとめ
調神社は、鳥居がないという非常に珍しい特徴を持つ神社であり、約2000年以上の歴史を持つ古社です。社名の「調(つき)」が月と同じ読みであることから、月の使いであるうさぎが神使として祀られ、「うさぎの神社」として親しまれています。
狛犬の代わりのうさぎ像、手水舎のうさぎ、境内の至る所に見られるうさぎのモチーフなど、他の神社では見られない独特の魅力があります。開運招福、安産、子授けなどの御神徳があるとされ、地元の人々に「つきのみや」の愛称で親しまれています。
さいたま市を訪れる機会があれば、ぜひ調神社に参拝してみてください。鳥居のない珍しい神社で、可愛らしいうさぎに囲まれながら、心を落ち着け、新たな力を得る時間は、かけがえのない体験となるでしょう。
あなたが調神社を訪れ、その独特の雰囲気の中で心穏やかな時間を過ごし、「ツキ」を授かることができますように、心から願っています。

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