難病がある方の障がい者雇用枠が少ない理由と就職の選択肢を広げる方法

絶対に読むべき必読記事

難病を抱える方が障がい者雇用枠での就職を目指す際に求人の少なさに直面することは多く、その背景を理解した上で選択肢を広げる工夫をすることで道が開けます。

この記事では難病がある方の障がい者雇用枠が少ない理由と就職の選択肢を広げる方法を解説します。

難病の方の障がい者雇用枠が少ない主な理由

障がい者雇用枠が少ない主な理由を、把握しておきましょう。

第一の理由は、障がい者手帳の取得が難しいケースがあることです。

障がい者雇用枠での就職には、原則として障がい者手帳の所持が必要です。

しかし難病の中には、身体障がい者手帳の等級に該当しない症状の方が多くいます。

症状が変動する、数値上は基準を満たさない、日常生活への制限はあるが等級認定に至らないなどの理由で、手帳を取得できないケースがあります。

第二の理由は、企業側の難病への理解不足です。

身体障がいや知的障がいと比較して、難病は種類が多く症状も多様なため、企業の人事担当者に十分な知識がないことが多くあります。

「どのような配慮が必要か分からない」「急な体調悪化にどう対応すればよいか不安」という企業側の懸念が、採用をためらわせる要因となっています。

第三の理由は、症状の変動性への対応の難しさです。

難病の多くは症状が日によって変動し、安定した勤務が難しい場合があります。

企業にとって、出勤の安定性が読みにくいことが採用の障壁となります。

第四の理由は、法定雇用率の算定対象の問題です。

障がい者手帳を持たない難病の方を雇用しても、企業の法定雇用率にカウントされません。

企業が障がい者雇用に取り組む大きな動機の一つが法定雇用率の達成であるため、カウントされない方の採用は優先度が下がりやすい構造があります。

第五の理由は、外見からは分かりにくいことによる誤解です。

内部障がいと同様に、難病も外見からは分かりにくいことが多くあります。

「見た目は元気そうなのに配慮が必要なのか」という誤解が、職場での理解を妨げることがあります。

就職の選択肢を広げる具体的な方法

就職の選択肢を広げる方法を、見ていきましょう。

第一の方法は、障がい者手帳の取得を改めて検討することです。

症状が進行した場合や診断基準が変わった場合、以前は取得できなかった手帳が取得可能になっていることがあります。

主治医やソーシャルワーカーに相談して、最新の状況で再度検討することが推奨されます。

第二の方法は、障がい者雇用に特化した転職エージェントの活用です。

ディーディーケアレント、アットジーピー、ウェブサーナ、アビリティスタッフィング、パーソルダイバースなどのエージェントでは、難病の方の就職支援実績を持つ場合があります。

手帳がなくても登録可能なエージェントがあるため、まず相談することが推奨されます。

第三の方法は、一般枠での転職も並行して進めることです。

リクルートエージェント、マイナビ転職、デューダ、ハタラクティブ、ウズキャリ、就職Shopなどの一般枠のエージェントでも、在宅勤務や時短勤務が可能な求人が増えています。

合理的配慮の提供は、障がい者手帳の有無に関わらず、障がい者差別解消法により事業者に義務付けられています。

第四の方法は、就労移行支援事業所の活用です。

難病の方も、障がい福祉サービスの対象となる場合があります。

LITALICOワークス、ココルポート、ウェルビー、ミラトレ、atGPジョブトレなどの事業所では、難病の方の就職支援を行っている場合があります。

利用料は世帯所得に応じて設定されており、低所得世帯は無料です。

第五の方法は、難病患者就職サポーターの活用です。

全国のハローワークには、難病患者就職サポーターが配置されている場合があります。

難病の特性を理解した上で、配慮のある求人の紹介や企業との調整を行ってくれます。

第六の方法は、フリーランスや在宅勤務の検討です。

ランサーズ、クラウドワークス、ココナラなどのクラウドソーシングサービスでは、体調に合わせて自分のペースで働けます。

[公式] 障がい者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】で非公開求人を見る(無料)

障がい者向け転職エージェントの使い方と流れをわかりやすく解説

活用できる支援制度と相談先

活用できる支援制度と相談先を、見ていきましょう。

難病相談支援センターでは、難病に特化した就労相談を無料で受けられます。

地域障がい者職業センターでは、職業評価やジョブコーチ支援を無料で受けられます。

自立支援医療制度や難病医療費助成制度を活用すれば、通院医療費の負担を軽減できます。

障がい年金の申請は、社会保険労務士のサポートを受けることが推奨されます。

保険の見直しは、ほけんの窓口や保険見直し本舗で無料相談ができます。

引受基準緩和型保険として、オリックス生命のキュアサポートプラス、都道府県民共済、ぜんち共済なども選択肢です。

法テラスを活用すれば、合理的配慮の問題について弁護士に相談できます。

つらい気持ちが強まった時は、よりそいホットライン、いのちの電話、こころの健康相談統一ダイヤルに連絡できます。

まとめ

難病の方の障がい者雇用枠が少ない理由として手帳取得の困難さや企業の理解不足や法定雇用率の算定対象外であることなどがあり、手帳取得の再検討、ディーディーケアレントやアットジーピーなどの障がい者雇用エージェント、ハタラクティブなどの一般枠エージェント、LITALICOワークスなどの就労移行支援事業所、難病相談支援センター、ハローワークの難病患者就職サポーター、社会保険労務士、ほけんの窓口、法テラス、よりそいホットラインなどの支援を活用しながら、自分に合った働き方を見つけていきましょう。

いろとりどり編集部

この記事の監修・運営

就労継続支援B型 いろとりどり編集部

当メディアは、障がいを持つライターたちが自ら発信する、障がい者のための転職・就労支援情報メディアです。現役の就労継続支援B型事業所「いろとりどり」が福祉の現場視点から、信頼できる正確な就労ノウハウやリアルな体験談をお届けしています。

📍 住所:〒230-0001 神奈川県横浜市鶴見区矢向3丁目15−11 五月建設ビル 3F

関連記事