お子さんの将来を考え、B型施設を探している保護者の方へ
障害のあるお子さんに合った選択をするために、まず知っておきたい基本ガイド
初めての方は、基礎知識と不安解消をセットで押さえると安心です。
まず読むべき基礎知識5記事
施設選びでつまずきやすいポイント5記事
障がいがあって派遣社員として働くことを考えているのに「障がい者枠の派遣にはどのようなデメリットがあるか知りたい」「派遣と正社員のどちらを選ぶべきか判断できない」という方はいらっしゃいませんか。障がい者枠の派遣社員という働き方にはメリットもありますがデメリットと注意点を正しく理解したうえで選択することが重要です。本記事では障がい者枠の派遣社員のデメリットと注意点をわかりやすく解説します。
障がい者枠の派遣社員とはどのような働き方か
障がい者枠の派遣社員という働き方の仕組みを正しく理解しておくことが重要です。
障がい者枠の派遣社員は派遣会社に雇用されながら派遣先の企業で働くという雇用形態です。雇用契約は派遣会社と結び派遣先の企業の指揮命令のもとで業務を行います。
障がいをオープンにして派遣会社に登録することで障がいへの理解と配慮が前提となった就労環境での派遣先紹介を受けることができます。
派遣会社によっては障がいのある派遣社員への就労支援や定着サポートを提供しているところもあります。
障がい者枠の派遣社員の主なデメリット
障がい者枠の派遣社員として働く場合の主なデメリットを理解しておくことが重要です。
雇用の不安定さが最も大きなデメリットのひとつです。派遣契約は有期契約が基本であり契約期間の終了とともに雇用が終了するリスクがあります。派遣先との契約が更新されない場合や派遣先が見つからない場合は就労が途切れることがあります。精神障がいのある方にとって雇用の不安定さは精神的なストレスの原因となりやすいため特に注意が必要な点です。
収入の不安定さもデメリットのひとつです。派遣契約が更新されない期間や次の派遣先が見つかるまでの期間は収入が途切れることがあります。安定した生活設計を立てることが難しくなる場合があります。
昇給やキャリアアップの機会が限られやすいことも重要なデメリットです。派遣社員は同じ職場で長期的にキャリアを積み重ねることが難しい場合があります。専門スキルの習得や昇進の機会が正社員と比べて限られる傾向があります。
福利厚生が正社員と比べて限られることもデメリットのひとつです。賞与や退職金、各種手当など正社員向けの福利厚生が派遣社員には適用されないことが多いです。ただし一定の条件を満たせば社会保険や有給休暇は適用されます。
派遣先との人間関係を築きにくいこともデメリットとなることがあります。契約期間が限定されていることや派遣社員という立場から派遣先の職場に完全に溶け込むことが難しく居場所のなさを感じることがあります。
同じ派遣先での就労期間に上限があることも理解しておく必要があります。労働者派遣法の規定により同じ派遣先での就労は原則として3年を上限としています。
障がい者枠の派遣が向いている方と向いていない方
障がい者枠の派遣社員という働き方が向いている方と向いていない方の特徴があります。
派遣が向いている方の特徴として様々な職場を経験しながら自分に合った職場環境を探したい方が挙げられます。短期間で複数の職場を経験することで自分の特性に合った業務内容や職場環境を把握することができます。
体調が安定するまでの過渡期として派遣での就労を活用したい方にも向いている場合があります。いきなりフルタイムの正社員として就労することが難しい状況において派遣という形で就労経験を積みながら体調管理の方法を確立することができます。
特定の専門スキルを活かして柔軟に働きたい方にも向いている場合があります。
派遣が向いていない方の特徴として雇用の安定性を強く求める方が挙げられます。契約更新への不安が精神的なストレスの原因となりやすい方にとって派遣という働き方は精神症状の悪化につながるリスクがあります。
長期的な職場での人間関係と信頼関係を築くことが就労継続のモチベーションとなっている方にも向いていない場合があります。
派遣と正社員どちらを選ぶべきかの判断基準
障がい者枠での就労において派遣と正社員のどちらを選ぶべきかの判断基準があります。
体調の安定性が判断の重要な基準のひとつです。体調が安定していてフルタイム勤務が可能な状態であれば正社員として就労することで雇用の安定と待遇の充実を得ることができます。体調が不安定な時期には短時間勤務の派遣や就労継続支援を活用しながら段階的に正社員を目指すという選択肢が現実的です。
就労経験の有無も判断基準のひとつです。長期のブランクがある場合や初めて障がい者雇用枠で就労する場合は派遣という形で就労経験を積んでから正社員を目指すという段階的なアプローチが有効なことがあります。
希望する職種や業種によっても最適な選択肢が異なります。事務補助などの職種では正社員の障がい者雇用枠の求人が多くある一方でIT系などの職種ではスキルがあれば正社員での就労機会も広がります。
派遣から正社員を目指すためのアプローチ
障がい者枠の派遣社員から正社員を目指すための具体的なアプローチがあります。
派遣先での実績を積み重ねながら直接雇用または正社員登用を打診することが有効です。派遣先の企業から評価を得て直接雇用に切り替えてもらうという形で正社員を目指すことができる場合があります。
派遣での就労経験とスキルを積み重ねながら正社員の障がい者雇用枠への転職活動を並行して進めることも有効なアプローチです。
就労移行支援事業所のサポートを活用することで派遣就労から正社員就労への移行を支援してもらうことができます。
派遣会社を選ぶ際の注意点
障がい者枠の派遣会社を選ぶ際の注意点があります。
障がい者への就労支援の体制が整っているかどうかを確認することが重要です。定着支援、就労中の相談窓口、体調悪化時の対応など派遣社員へのサポート体制を事前に確認することが大切です。
取り扱っている求人の質と量を確認することも重要です。希望する職種や勤務条件に対応した求人が豊富にあるかどうかを確認することが自分に合った派遣先を見つけるうえで重要です。
派遣会社の障がい者雇用への理解の深さも選択基準のひとつです。担当者が障がいの特性への理解が深く配慮事項を丁寧に確認してくれる派遣会社を選ぶことが就労定着につながります。
障がい者枠の派遣社員という働き方は雇用の不安定さや収入の不安定さ、キャリアアップの機会の限定性などのデメリットがあります。体調が安定している場合は正社員の障がい者雇用枠を優先的に検討することが長期的な就労安定につながります。就労移行支援事業所や障がい者専門の転職エージェントのサポートを活用しながら自分の体調と状況に合った雇用形態を選んでいきましょう。

コメント