テイラーズ・ギルドの就労支援事業所を指定取り消し 4.4億円不正受給

絶対に読むべき必読記事

大阪府八尾市は2026年5月、特定非営利活動法人テイラーズ・ギルドが運営する障害福祉サービス事業所に対し、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づき、指定事業者の指定取り消し処分を決定しました。

八尾市が実施した行政監査において、就労移行支援および就労継続支援における給付費や加算金を、組織的かつ計画的に不正受給していた事実が確認されました。

具体的には、障害者の一般就労を促すための「就労移行支援体制加算」などの仕組みが悪用されていました。テイラーズ・ギルドは、実質的に経営を共にしている親族企業などを利用し、障害者を形式的に有期雇用させ、雇用期間が過ぎると別の親族企業へ移動させる手口を繰り返していました。

この身内企業間での雇用の付け替えにより、あたかも安定した一般就労が次々と成功し、定着しているかのような虚偽の実績を作り出し、高額な加算金を不当に得ていました。

さらに、これらの不正を隠蔽するため、自治体の監査時に提出する訓練実績の記録や、職員の勤務実態を示す書類などを組織的に改ざんしていたことも発覚しています。

八尾市が算定した不当請求の総額は、過去の経済的ペナルティにあたる加算金を含め、約4億4000万円にのぼります。八尾市は、この全額について同法に基づき、速やかに返還請求を行う手続きを開始しました。

福祉制度の趣旨を著しく逸脱した極めて悪質なケースとして、八尾市は利用者の新たな受け入れ先への転所を最優先で進めるとともに、組織的な詐欺行為の疑いもあるとして、刑事告発を視野に入れた厳格な調査を続けています。

関連記事